森はステキだ   西表島

       5月14日から21日まで沖縄に行ってきた。    西表島ははじめてという友人を連れて、主に南西諸島の西表島をメインに    石垣島や本島にも少しだけ寄り道して    亜熱帯の森を楽しんできた。        那覇で乗り換えて、石垣空港に着く頃に…

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マツグミ   Taxillus kaempferi var.kaempferi

   マツグミは松の木に寄生する常緑低木である。    アカマツ、クロマツ、ヒメコマツなどの松の木ほか、    モミやツガなどの針葉樹にも寄生する。    大きな木の枝の部分に寄生して育つ、小さな木なのである。    だから、松の木の枝で、違う種類の木が育っているという    ちょっと変わった景観を作り出す。        あまり小さな木…

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ヒメカイウ   Calla palustris

   北半球の冷温帯に広く分布する植物だが    日本では北海道と本州中北部の、ごく限られた場所だけに生えている。    寒冷な水湿地に群生するが    日本ではそれほど大きな群落にはならない。        気の早い人だとミズバショウと勘違いする人もいるが    ミズバショウほどの群生はしないし、それほど簡単に見られる植物でもない。 …

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スズメナスビ   Solanum torvum

   植物名としてよく使われるスズメは、可愛らしいものや、小さなものに使われることが多い。    スズメハコベやスズメウリなどがそうである。    また大きさの比喩として使われることもある。    カラスノエンドウに対して、スズメノエンドウというように。    ところが、上の画像のスズメナスビについては、一体なぜスズメなのか    はかり知れないでいた。…

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ユキワリイチゲ  Anemone keiskeana

   早春の頃から花を咲かせるので、雪割り一華の名前がある。    花は稀には1月末頃に咲くものもあるが、普通は2月中旬から3月中旬にかけてが    最も花の数が多くなる。    どこに生えても群生するのが普通である。        根茎は横に這い、普通は栄養繁殖によって増える。    生えている場所が日陰になると、日当りの良い方へと根茎を…

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この生き方は、凄絶すぎるーーーー樹の命

   凄まじい形相をしているが、枯れ木ではない。    この樹は今も生きている。    この地に芽生えて幾星霜、何百年か何千年か    樹齢さえも定かではないこの樹は    Cupressus sempervirens var. horezontalis (サイプレスス センペルビレンス ホリゾンタリス)である。    日本で言えば屋久杉に匹敵するク…

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霜 葉

   温暖な当地は滅多に霜が降りることがない。    というより、私の住んでいる辺りに限ってかも知れないが    朝、霜の降りている状態を見たことがない。    隣町や、家からほんの数キロ離れた場所では    頻繁に霜が降りるというのに    これは一体どうしたことだろう。    霜の状態を撮りたい、撮りたい、撮りたいといつも思い続けているので …

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2018年 元旦

                                 明けまして                                      おめでとう                                      ございます                                       …

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初冬点描

   今季最大の冷え込みだったという一昨日    当地は朝から良い天気だった。    写真は常に撮っていないとヘタになる。というのは私の持論だが    11月のはじめに甑島で撮影した以降    デジカメでの撮影を全くしていなかったので    感覚を鈍らせないためにも、三脚を持って外に出た。    何しろ寒いのが大の苦手なので、こんな日でもないと …

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ミカワマツムシソウ   Scabiosa japonica var. breviligula

   はじめて見た人は    「エッ、これがマツムシソウなの」と疑問に思ったことでしょう。    そうなんです。ミカワマツムシソウは坊主頭のような    こんな花の形をしているのです。    もう少し花に近づいてみましょうか。        1輪の花に近づいてみました。    正確には1輪の花ではなく、多数の小花の集まりですが …

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末期的な危機か、鹿の食害

   この所、外に撮影に出る気がまったく起こらない。    理由は簡単、あまりにも動物による食害がひどくて    どこに出掛けても、山が丸坊主なのである。    特に鹿による食害がひどく、いろんな場所が末期的な危機にさらされている。        上の画像は先日(9月6日)に出掛けた滋賀県大津市の葛川上流の山林である。    クリックして見…

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暑中見舞い

   毎日暑い日が続いていますね        遅い台風5号は迷走気味ですが、被害がないことを祈るばかりです。        みなさん夏バテしていませんか        気温差が激しいので体調を崩しやすいですから        充分お気を付けください。        暑い愛知の地より、…

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グンバイヒルガオ  Ipomoea pes-caprae

   葉の形が行司の持つ軍配に似ているので、この名がある。        熱帯から亜熱帯にかけてが、分布の中心地である。        沖縄などでは花は一年中咲いているが、花の最盛期は夏である。        海岸の砂浜に生え、這って縦横無尽に広がる。        砂に埋もれてしまうこともあるが、そんな…

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シラネアオイ  Glaucidium palmatum

   シラネアオイは、日本が世界に誇ることのできる名花である。    日本だけに分布している特産種である。    1属1種という特異性に加えて    誰が見ても好感を持てるその花は    なんとも優雅である。        シラネアオイの分類は、様々な紆…

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里山の現状   ササユリを例に

http://48986288.at.webry.info/200906/article_2.html 先ず上のアドレスをクリックして かつての里山の状況を見て欲しい。 これは隣町にある私の大好きな里山である。    2009年6月10日に、ササユリを撮りに行った時のものである。    山の中にある水田は、まるでゴルフ場の芝生のように    水田の土手は見…

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スミレシリーズその6   トウカイスミレ Viola tokaiensis

   スミレ類の中では、比較的最近になって種として認識されたものである。    日本スミレ同好会の山田直毅等によって、愛知県産のものに着目し研究され    新種として発表された。    それゆえ名前に東海(トウカイ)が使われているが、分布は広く    神奈川県から四国にまで及んでいる。        花期が極めて早く、山でいちばんに咲く。 …

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大群生 オオバナノエンレイソウ(昨年の旅から) 

   前回のカタクリの大群落を撮影しながら、ふと考えた。    一体、群落って何だろう。    広辞苑を引いてみる。    生物の群集のうち、植物だけをとり出したもの。構成する植物の相観の均一性や種類・組成の共通性に基    づいて、群系・クラス・オーダー・群集などの諸段階に分類する。    とある。    なるほど、納得である。    思う…

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渥美半島   春隣る

   今年も初歩きは渥美半島となった。        天気の良い日を狙って、春の兆しを感じ取りに行ってきたのである。    我が家の恒例行事になりつつある。        愛知県の中でも    渥美半島は特に暖かく、例年春の訪れは早い。    菜の花などは12月から咲いている。        ヤブツバキ、スイセ…

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2017年   謹賀新年

                     あけまして おめでとう ございます。                          今年も よろしく お願いいたします。                            「みかんの花日記」は今年も引き続き                                マ…

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師走  今年も1年間ありがとうございました

   クリスマスも終わり、今年も残り少なくなりました。    誰もが慌ただしい日々の毎日だと思います。    1年の年中行事の大掃除がこれからだったり    お正月の準備も何かと慌ただしい。    やはり師走なのですね。        山の木々も葉を落とし、すっかり冬支度です。    少し標高の高い場所では    すでに根雪とな…

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ハガクレツリフネ  Impatiens hypophylla

   花が葉の陰に隠れるように咲くので、葉隠れの名がついた。    四国や九州に住む人にとっては、それほど珍しい花ではないが    北海道や本州、沖縄に住む大部分の日本人にとっては    見ることが少ないツリフネソウの仲間である。    日本には5種類のツリフネソウがある。…

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サガリバナ  Barringtonia racemosa

   サガリバナは夜に咲く花である。    夕方になるとつぼみがほぐれはじめ    陽が沈むころから    たくさんのオシベがふわぁっと広がるように伸びだしてくる。        花は夜通し咲いて    翌朝には散ってしまう何ともはかない花である。    花の最盛期は真夜中の上に、誰もがすぐ見られるような場所には生えていない。   …

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高原の花野で   夏から秋へ

   高原にすっくと立って咲くコオニユリは    まだまだ夏の盛りを思わせるが    8月も中旬を過ぎれば    高原はすっかり秋の気配となる。    天候が今年のような不順な年でも    花たちは季節に従順に咲く。        マツムシソウは高原に咲く花の中で    最も秋の気配を敏感に感じ取って花ひらく。    マツ…

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サクユリ   Lillium auratum var. platyphyllum

   日本の野草の中で、いちばん大きな花を咲かせるのがサクユリである。    花の直径は、大きなものでは30㌢ほどもある。    ともかく巨大な花を咲かせるのである。    サクユリは伊豆七島だけに分布する。    七島の中でも、特に利島、御蔵島、青ヶ島に多い。    今回のサクユリの撮影地は神津島だが    神津島でも個体数はかなりのものがある。…

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スカシユリの咲く島

   スカシユリは海岸の岩場や砂浜に生える海辺のユリである。    花を真上から眺めると    花びらと花びらの間に隙間があるので    スカシユリの名前が生まれた。        分布は青森県から愛知県にかけてであるが    日本海側で見られるものと、太平洋側で見られるものには    花期などに大きな違いがあり    日本海側…

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イジュの花咲くころ     沖縄の梅雨

   イジュは奄美大島以南に分布する常緑の高木である。    日本での分布は鹿児島県の南部と沖縄県だけである。    一般にはなじみのない花ではあるが、沖縄県民にとっては    それほど珍しい花ではない。        花は南西諸島では4月の中頃から咲くが    沖縄本島のヤンバルでは5月中頃から6月はじめにかけて満開となる。    …

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北海道花スケッチ

   これは2016年5月14日から17日までの4日間の記録である。    場所は北海道。    雪解け跡に咲く花を追って    友人と2人で    各地をレンタカーで移動した。                        カタクリ   5月14日 11時35分   定山渓温泉の奥で                            …

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ヒダカイワザクラ  Primula hidakana

   その名の通り、北海道の日高地方だけに生える固有種である。    漢字で表記すると、日高岩桜と書く。    名は体を表すで、日高地方の岩場だけに生えている。        花期は5月から6月にかけて。    この花が見られる最もポピュラーな場所は    アポイ岳だろうか。        上の画像のように、岩壁の割れ目…

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今年の北海道  カタクリとエゾエンゴサク

   懲りもせず、毎年カタクリとエゾエンゴサクの競演を見に出かけている。    雪の解け具合によって微妙に花期がずれるので    なかなか自分がイメージしているような場面に出会うことができない。    上の画像のような場所に出会ったら    それで満足、と言いたいところなのだが    過去に、この場面の100倍は素晴らしい時に遭遇したことがあり  …

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晴れ男、鹿児島を行く   きょうからスマホ写真家

   晴れ男とか、雨男とか    実際にはそんなことはありえないと思っている。(これがみかんの本音)    だが、しかし、巡りあわせというものはある。    運悪く出かけるたびに雨にたたられる人もいる。    逆に私のように、奇跡的な晴れ男もいるのである。    鹿児島地方の天気予報は、午前中も午後も雨100%だった。    確かにホテルで目覚めた時は、外は雨…

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