テーマ:山の花

新版 『山に咲く花』 ができました

   初版から17年が経過して、このたびやっと新版が完成しました。    今回のいちばんの特徴は、DNAによる新分類を採用した点です。    今までの分類とはガラリと変わっているので    戸惑いを覚える人も多いことと思います。    消えてしまった科がある反面、新しくできた科もあります。 …

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アサギリソウ  Artemisia sericea var.schmidtiana

   植物の名前、というのは、人間が識別するために付けたものだが    随分とえこひいきがあるような気がする。    例えばこのアサギリソウは、なんとも優雅で素敵な名前をつけてもらったことか。    漢字で表記すれば朝霧草である。    名は体を現すというが、銀白色の細かく切れ込んだ葉は、…

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オオハナウド  Heracleum dulce

   セリ科ハナウド属の大きな多年草。    高さは1メートルから2メートルになる。    深山から高山にかけて生え、6~8月にかけて花が咲く。    高山植物と言っていい種類である。    台風6号の影響で道路が決壊した伊吹山は    やっと8月6日になって復旧し、道路が通れるよう…

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シコクバイカオウレン

   シコクバイカオウレンは2004年に発表された新顔の植物である。    バイカオウレンの変種である。    両種の違いは花弁にある。    バイカオウレンは花弁の舷部が皿状になるが、シコクバイカオウレンは花弁の舷部がコップ状になる。    コップ状という表現はややオーバーな気も…

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リンドウ

   リンドウの花は、高原などでは9月頃から花が見られるが    最盛期は10月から11月頃にかけてである。    どちらかというと晩秋の花のイメージが強い。時々は霜が降りる初冬の頃でも咲いている。    山では最後を飾る花のひとつでもある。    リンドウは本州、四国、九…

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9月の白馬岳花紀行   その1

   以前から気になっていた植物の調査を兼ねて、北アルプスの白馬岳に行ってきた。    期間は9月13日~16日までの3泊4日、予定より1日早い下山となった。    久し振りに大雪渓から登ったが、今回の山行はアクシデントからはじまった。    9月に入っても連日の猛暑日に…

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紅葉の季節

   志賀高原では早くもヤマウルシやツタウルシの紅葉がはじまっている。    きょうから10月、紅葉の季節がはじまる。    紅葉は高い山から低い山へと降りてくる。    北海道の大雪山では、紅葉が真っ赤に色づく前に雪が降った。    今年の大雪の紅葉は、テレビの画面で見ただけだが …

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エゾノホソバトリカブト

   少し植物を知っている人ならば、トリカブトは見ただけで誰もがトリカブトとわかる花である。    ところが、それが何という種類のトリカブトか、となると    とても難しい。    一筋縄でいかないのが、トリカブトのトリカブトたるゆえんである。    数多くある植物の中でも、もっとも分…

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菅平の夏の花 13    コオニユリ

   コオニユリは山地の多様な環境に生える夏のユリである。    草原、湿地、樹林下、時には笹原の中でも見ることがある。    乾いていても、湿っていても、日当たりさえよければ    あまり場所を選ばない。    裸地的な環境では、種子によって大量に発芽し、それが生長して …

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菅平の夏の花 12    スキー場はお花畑

   菅平の夏のスキー場はお花畑に変身します。上の画像のみデジカメ。    今回は少し手抜きするため、これはサービスショットです。エヘッ    クリックしてお楽しみください。    スキー場の斜面には、夏、様々な花が咲きます。         …

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菅平の夏の花 8    カセンソウ、カワラマツバ、イブキジャコウソウ

   菅平を訪ねた最初の日は、7月30日だった。    着いたその日の夕方、すぐにもユウスゲが見たくてスキー場の斜面に行った。    またたく間に咲き出してくるユウスゲを夢中で写した。    そろそろ帰ろうか、という6時近くになって    ユウスゲの咲く斜面に来るまでに、カセンソウやカワラ…

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菅平の夏の花 7    イケマ

       変な名前だが、イケマというのはアイヌ語である。    『大きな根』とも『神の足』の意味とも言う。    イケマの太い根は牛皮消根(ごひしょうこん)と呼び、かつては強心利尿薬として使われたが    現在ではむしろ有毒植物として扱われ、漢方では用いないという。    アイヌ民族は植…

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菅平の夏の花 6    トモエソウ

   花が巴のような形にねじれて咲くところからこの名があるが    画像の個体は、その特徴があまりよく出ていない。    ひとつの花はわりに大きく直径が7センチくらいはある。    オトギリソウ科オトギリソウ属の中では、いちばん大きな花を咲かせる。    高さも1メートル以上になる…

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菅平の夏の花 5    シシウド

   シシウドはダイナミックな花である。    高さは1メートル以上になる。大きなものは2メートルを越す。    草原に高々とそぴえて、夏を謳歌する。    日本の特産種で、セリ科シシウド属に分類されている。    属を代表する花なのである。     …

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菅平の夏の花 4    シキンカラマツ

   なんとも素敵な花なのだが、思うように撮れたことが一度もない。    撮影するのがとても難しい花である。    と言うのは、草丈が2メートル以上にも伸びること、    背高ノッポの割りに、ひとつひとつの花が小さいこと    咲いた花は割りと早くパラパラと散ってしまうこと、など  …

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菅平の夏の花 3    オオバギボウシ

   菅平にはいくつものスキー場があるが、今の季節、どのスキー場の斜面に行っても    必ず、と言ってよいほど普通に咲いているのがオオバギボウシである。    つぼみがふくらんでくると、橋の欄干につけられている擬宝珠の形に良く似ているので    名前の元となった。    オオバとは大きい葉…

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菅平の夏の花 2   ユウスゲ

   菅平に行ったら、私がまず最初に見たいのがユウスゲである。    好きな花なので自宅で栽培もしているが    やはり自然の中で見たい。それも毎年見たいなぁ、と思う花なのである。    ユウスゲを含む Hemerocallis 属は、その大部分が昼咲きで    花の色は黄色からオ…

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菅平の夏の花 1    キキョウ

   7月30日から8月2日まで長野県の菅平に行ってきました。    花友達の別荘に滞在して、避暑を兼ねての花の撮影です。    いつもですと1週間以上は滞在するのですが    今回は少し短めでした。    「日にちが少ないですから、効率よく遊びましょう」 と言うのが彼からのメールです…

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再び花の伊吹山

   花の最盛期はすぎているのだが、伊吹山の頂上付近には画像のようなアザミが多い。    刺が鋭く、茎の白毛が多い。ノアザミと区別しない学者もいるが、ノアザミが石灰岩地に適応した変種で    ミヤマコアザミと呼ばれる。伊吹山の固有種である。    伊吹山には、日本ではここだけにしか生えていな…

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スパモシリーズ 4    ユウスゲ

   夕闇が忍び寄る頃に咲き出すユウスゲは    夜に咲き、朝には萎れてしまう1日花である。    ワスレグサ科ワスレグサ属の中では、唯一の夜咲きの花である。    花は6月の末頃から咲き出し、7月から8月の中旬頃までが最盛期。    秋の気配が濃厚になる頃に終盤を迎える。    個体差…

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ブログ開設3周年記念    花の伊吹山

   何とはなしにはじめた 「みかんの花日記」 が、きょうでちょうど3年目を迎えました。    いつも訪問いただいている皆さんに感謝です。    アクセス数は 15万5千を越えています。    沢山の訪問に感謝すると共に、これからもマイペースでやって行きますので    どうぞ今後も、よろしくお願いいたします。 …

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撮れたて特急便 6   濃霧の伊吹山

   2010年8月4日 午前9時13分 気温19度 濃霧、視界 5~10メートル    山頂の駐車場はまだ空きが目立つ    上下の雨具をつけ、ねじり鉢巻で出発    霧雨が髪の毛を濡らす    歩きなれた西遊歩道は結構滑りやすい。     …

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スパモシリーズ1   ササユリ

   新しいシリーズのはじまりです。    このシリーズはすべてデジカメで撮影したものを載せます。    大きな画面で、じっくりと観賞してもらうのが目的です。    スパモとはSuper Model の略です。    つまり、植物として完璧な状態の花のことを指します。    咲きは…

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アクセス数 13万突破記念 特別バージョン   オオミスミソウ

   2007年8月に、軽い気持ちではじめたこのブログも    今では多くの花好きの皆さんが、楽しみに待っていてくれるブログへと変貌した。    2年と8ヶ月が経過して、アクセス数も13万5千件を越えている。    本当は10万件をすぎた段階で特別バージョンを考えていたのだが    モタモタしているうちに、いつの…

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写真差し替えのお知らせ   コショウノキ

   きょう3月12日三重県の藤原岳に行って来ました。    コショウノキが花盛りでした。    2月に訪ねた時は、まだ咲きはじめだったので、前々回のブログ、コショウノキの画像を    大部分差し替えました。    どうぞもう一度コショウノキに戻って    最新の画像をご覧ください。 …

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やっぱりニセモノだった  リシリヒナゲシ

   2007年8月25日のブログ、リシリヒナゲシで、私は利尻島の平地で無数に栽培されているものは    リシリヒナゲシではないのではないか、という疑問を投げかけた。    その結果がはっきりと出た。    DNA鑑定の結果、ニセモノとわかったのである。     …

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ツチトリモチ

   ツチトリモチをはじめて見た人は、誰もがキノコかと思うようですが、これ立派な被子植物です。    地面からいきなり出ていると少し不気味な感じがしますが、この赤いのが花が咲いている状態なのです。    上の画像ではまだ出てきたばかりで少しわかりにくいですが、もう少し経てば   …

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ヤクシマノギク

   ヤクシマノギクの撮影に屋久島を訪れるのは、これで4回目である。    最初に来た時は花には早く、まだみんなつぼみだった。    2回目に来た時は季節が遅すぎて、咲き終わっていた。    3回目は最初に来た時よりも遅く来たのに、まだ咲いていなかった。    ヤクシマノギクは…

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ヤッコソウ

   この植物にヤッコソウの名前を付けたのは牧野富太郎である。    うまい命名だと思う。    まさに奴さんが練り歩く姿に似ている。    ヤッコソウは寄生植物である。    シイノキの根に寄生する。    それも小さな木ではなく、樹齢何百年というような大木の根に寄生する。 …

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