2018年カレンダー  「野の花」発売中

   師走を迎え、何かとあわただしいことと思います。    今年もカレンダーの季節となりました。    毎年、本屋さんで販売するカレンダーはいくつか作っていますが    私のカレンダー「野の花」の紹介です。    このカレンダーはもう20年以上も続いているもので    山と渓谷社の定番ミニカレンダーです。        植物写真家の平野さんと私が…

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スミレシリーズその4   マキノスミレ

   マキノスミレの花の色は、私のケイタイではどうしても実物に近い色が出ないので    今回の画像はすべてデジカメでの撮影である。    サイズがやや大きいので、スムースに画面が動かないと思うがご容赦いただきたい。        マキノスミレの特徴は、ホソバスミレという別名があるように    細…

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スミレシリーズその3   アリアケスミレ

   花の色を有明の空に例えてこの名が付けられた。    上の画像のように、白い花びらに紫色の筋が入るものが多いが    花びらの筋が赤紫色だったり、花弁が紫色に色づくものなど、変異が多い。    だが、どのような色になるにせよ、一様にかすれたような筋がつくのがアリアケスミレの特徴でもある。    花の色としては赤紫系の色の方が有明のイメー…

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スミレシリーズその2   ヒメスミレ

   植物の名前でよく使われるヒメ(姫)とは    小さいとか、可愛らしいものに付けられる名前である。    ヒメスミレ(姫菫)とは、小さくて可愛らしいスミレという意味である。    花の直径は1センチ5ミリほどで、スミレ類の中では小輪である。    どのくらい小さいのか    ヒメスミレの株の真ん中に、前回紹介したスミレを1輪置いて…

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スミレシリーズその1   スミレ

   各地から様々な種類のスミレの花便りが届くようになった。    日本にはスミレの種類が多く70種ほどが自生している。    そのどれもがスミレ科スミレ属に分類され、花の色こそ違うものの皆同じ顔つきをしている。    庭で栽培されるパンジー形のものは自生しない。    最初にスミレのごく基本的な部分の名称を覚えて欲しい。 …

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   カラスノエンドウ

   カラスノエンドウが花盛りになってきた。    花は小さいながらよく目立つ美しい花である。    私は野生のスイトピーと呼んでいる。    道端など、いたる所に生えてくる。        いかにも庶民的でありながら    素晴らしい輝きを持っている花であると思う。    蝶々が飛んでいるよう…

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    ニオイタチツボスミレ

   花にかすかな香りがあるところからの名前である。    香りは時に強く匂い立つこともあるが、咲いている花に顔を近づけないと感じられないほどの    わずかな香りである。    だから、人によってはこの花の匂いを感じ取れない、という人もいる。    エイザンスミレのような強い香りではない。     …

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水温む   レンゲ

   青森の友人からは「吹雪です。寒いです。」のメール    沖縄の友人からは「天気が良いので、海岸で裸になって日光浴をしました。」とのメール    南北に長い日本列島を、今の季節は特に感じる。    そして、私が住む愛知県の知多半島は、春の花が咲きだしています。    まさに水温む季節の到来なのです。     …

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青天の霹靂   オオイヌノフグリ

   ユーラシア大陸原産の帰化植物。    日本には明治のはじめ頃にはすでに帰化しており、今や日本の春の春告げ花的役割をになっている。    青空色にパッチリと無数に咲く姿は、誰からも愛されている。    日本在来のイヌノフグリより、知名度ははるかに高い。     …

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春を押し上げて  ツクシ

   風はまだ冷たいのに、光りは日に日に強くなって、春の気配がする。    枯れ草の中からいつの間にかツクシが顔をだしていた。    あっちにも、こっちにも    まだニョキニョキというほどではないが    それでも、ここにも、そこにも     …

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日替わり携帯写真教室10  冬のタンポポを撮る

   携帯写真教室の最終回である。    テーマはタンポポの綿毛    昨日も書いたがタンポポの果実というのは、被写体としてはかなり魅力的である。    果実にも色々なステージがあるので、自分が面白いと思ったものには    どんどんと挑戦しよう。    携帯電話に付いているカメラで写真を撮ろうとする場合    最も難しいのがボケの効…

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日替わり携帯写真教室9  冬のタンポポを撮る

   タンポポの綿毛は花よりもフォトジェニックである。    咲いている花よりもはるかに色々な表情を持っている。    この果実を活かさない手はない。    という訳で今回のテーマは綿毛と花である。    写真には常に見る人に訴えかける強さが必要である。    強さというのは形だったり、大きさだったり、光りだったり、様々なものがある。…

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日替わり携帯写真教室8  冬のタンポポを撮る

   再びテーマは枯れ草である。    野生の植物を写す場合、撮ろうとする花の周りを整理する人が多いが、自然はなるべくそのままに    手は加えない方が良い。    植物の周りにあるもので不要なものは何ひとつないのだ。    もし、あるとするなら、それは人間が捨てたゴミくらいである。    花や葉を目立たせるために、周りの枯れ草を取り…

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日替わり携帯写真教室7  冬のタンポポを撮る

   私の写真で最も気をつけていることは、例えアップで写す場合でも生えている環境を捉えることである。    自然の中で写せば、意識するしないにかかわらず、生えている環境は自ずと入り込むのだが、生える環境を意    識してシャッターを押している。    今回はその失敗例である。    近くには工場が立ち並ぶ、そんな中にある水田の土手や道端で撮って…

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日替わり携帯写真教室6  冬のタンポポを撮る

   冬のタンポポは花茎が伸びず、みな地面に張り付くように咲いているので    花を捉えようとすると、どうしても上からの俯瞰写真になる。    いつもいつも上からばかりだと、画面の中に空を入れることは不可能だ。    なんとか冬晴れの青空を入れたいと、携帯カメラを地面に押し付けてみた。    自分が腹ばいにならないと画面が良く見えないので …

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日替わり携帯写真教室5  冬のタンポポを撮る

   セイヨウタンポポは単為生殖をするので、他の花の花粉を貰う必要がない。    花粉を運んでくれるポリネーターを必要としない花だ。    自家受粉をして多量の種子を作るので、あっという間に日本全国に広まった。    だが、花を訪れる昆虫がいないわけではない。    蝶々をはじめとし、様々な虫も訪れる。    花を写す場合、これらの昆虫を…

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日替わり携帯写真教室4  冬のタンポポを撮る

   冬を表現するには、小道具としての枯れ草や雪や霜といった自然現象のほかに    色でも表現できる。    冷たく感じる色や暖かく感じる色などがあるように、色によって季節を表現するのである。    一般に赤や黄色などは暖色系と呼ばれ、色そのものが暖かく感じられる。    逆に青などの寒色系の色は、冷たさを感じる色なので、このブルー系の色を…

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日替わり携帯写真教室3  冬のタンポポを撮る

   昨日は東京でも雪が積もったらしいが、雪も降らず霜も降りない中途半端な当地では    冬の重要なアイテムである雪とも霜とも縁がない。    雪や霜は冬の一級の素材で、平凡な写真をグレードの高い作品に仕上げてくれる。    だが、それらと縁のない地域に住んでいるので、一級の素材こそないが    冬を象徴する素材を探さなければならない。…

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日替わり携帯写真教室2  冬のタンポポを撮る

   セイヨウタンポポの多くは道端に生える。    今日のテーマは道端である。    主役はもちろんタンポポであるが、さりげなく入れた道によって、その生えている環境を表現したのである。    この場合、画面に道を入れすぎてはいけない。    道を入れすぎると間の抜けた画面になる。    誰もが、ああセイヨウタンポポってこんな場所に生えてい…

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日替わり携帯写真教室1   冬のタンポポを撮る

   1月から2月にかけては、1年のうちでも最も寒い季節である。    咲く花の種類は少ない。    だが、セイヨウタンポポなどは結構冬の間でも見られるので    冬のタンポポをテーマにどれだけ違った感じで見せられるか挑戦してみた。        冬の間の葉は画像のように赤くなっていることが多い。    なるべくキレイな葉を選ん…

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菜の花畑

   きょうは大寒、1年のうちで最も寒い頃と言われる。    だが、どうしたわけか今日は全国的に気温が高く、当地方では4月上旬頃の陽気とか。    日中の気温は15度ちかくにも上がったらしい。    体感温度はもっと高かったような気がする。    きょうは菜の花畑を見に渥美半島に行ってきた。     …

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冬のスミレ

   深い雪に閉ざされている日本海側の地域から見れば    私が住んでいる知多半島はかなり暖かい場所である。    雪を見ることは年に数回あるかないか、名古屋に雪が舞っていても、こちらでは降らない。    冬でもチラホラと花が見られるので、その点ではお気に入りである。    今日のような暖かな日には、どうしても野外を散策してみたくなる。 …

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ハーフと言えば聞こえはいいけれど

   年が明けた1月4日、定点観察を続けている畑の土手に行きました。    いつものように、もうタンポポがたくさん咲いていました。    タンポポは多年草ですから、毎年同じ場所に同じように咲いているのが普通なのですが    今年はちょっと様子がいつもと違っていました。   …

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疑わしき者  汝の名は

   フリースを着て歩いていると、汗ばむほどでした。    すっきりとした青空に、風もほとんどない穏やかな1日。散歩日和とは今日のような日のことを言うのでしょう。    ハイ、今日はパッチリと咲いていましたよ。    イヌノフグリ(上左画像)も、オオイヌノフグリ(上右画像)もね。 …

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謹賀新年

                       あけまして おめでとう ございます。                                                今年もよろしくお願いいたします。    当地方は穏やかな新年を迎えました。風は強いものの青空が広がっています。今年1年が皆様にとって    より素晴らしい年…

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タイキンギク

   南北に長い日本列島は、今の季節、場所によって大きな差がある季節である。    日本海側や北海道などでは、すっぽりと雪に覆われているようだが    今の季節に野生の花が咲いている場所もあるのである。    タイキンギクは11月から12月にかけてが花の季節である。    和歌山県の南部と四国の高知県だけに分布するが、自生地ではかなり広範囲に分…

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オオバボンテンカ

   日本では屋久島以南に生える。    屋久島では山麓の路傍で見られる。    空き地などに群生していることもあるが、それほど個体数が多いわけではない。    アオイ科ボンテンカ属の多年草。    木とも草とも取れるような姿形をしている。    日本には九州や四国以南に生えるボンテンカと、このオオバボンテンカの2種がある。    …

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温暖化のせいではない

   きょうは立冬    いよいよ冬が本格化してくる季節である。    冬の花ともいえるヒイラギ(上左画像)やサザンカ(上右画像)が咲きはじめてきた。    だが当地方では昼間の気温が20度以上もある暖かさである。    急激に寒くなったとは言え、まだ冬を実感するほどではない。…

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アレチヌスビトハギ

   近頃、ものすごい勢いで分布を広げている帰化植物である。    原産は北アメリカ南東部。    1940年に大阪で採られた標本があるので、日本への侵入はそれ以前と考えられる。    60年以上の長きにわたって日本に居座り、今や日本全国にすっかり定着した感がある。    かつてはそれほど身近な存在ではなかったが、ここ10年ほどで見事に日本を席…

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オニツリフネソウ

   夏から秋にかけてはツリフネソウが花盛りになる季節である。    日本にはツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネ、エンシュウツリフネの4種類が自生する。    その他に帰化種として、オニツリフネソウ、ハナツリフネソウ、アカボシツリフネソウの3種がある。    日本在来種では、ツリフネソウとキツリフネは一般的だが、ハガクレツリフネは四国、九州に…

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