菅平の夏の花 4    シキンカラマツ

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   なんとも素敵な花なのだが、思うように撮れたことが一度もない。

   撮影するのがとても難しい花である。

   と言うのは、草丈が2メートル以上にも伸びること、

   背高ノッポの割りに、ひとつひとつの花が小さいこと

   咲いた花は割りと早くパラパラと散ってしまうこと、など

   撮りにくい要素は色々あるのだが、要はバランスがあまり良くないのである。

   だから葉と共に図鑑的に撮ろうとすると、とても厄介な撮りにくい植物ということになる。




   
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   分布がごくわずかに限られていて、自生が確認されているのは

   福島、群馬、長野の3県だけである。

   そうどこでも見られる花ではない。

   菅平は昔から知られたシキンカラマツの自生地ではあるが、過去に何度も訪れているのに

   今まで菅平では撮影したことがなかった。

   生える環境は良く知っている。

   水辺の近くである。それも薄暗いような樹林下で、足元はぐちゃぐちゃしているような湿った場所に多い。

   数本がまばらに生え、他の草の中から伸びだすように咲いている。

   花期は夏なので、今回はどこかで撮影したいと考えていた。




   
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   菅平に到着した日に、いつもの道とコースを変えて沢沿いを走ってみた。

   そしたら車の中からすぐに咲いているのがわかった。

   車を停めてもらい、沢の向こう岸に咲いている株を確認する。

   花まではよくわからないのだが、全体の色と雰囲気で、知っている人ならばそれとわかるのである。

   花期としてはやや遅い。だが最盛期の花もあるようである。

   明日の撮影が楽しみになった。




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   シキンカラマツとは漢字で表記すると紫錦唐松である。

   花の雰囲気をよく捉えたうまい命名だと思う。

   非常に良く似た名前に、シギンカラマツというのがある。

   こちらは白い花が咲く。

   キかギで全く違う植物になってしまうので、名前を呼ぶ時は要注意である。

   シキンカラマツのひとつの花は、直径が1センチほどとごく小さい。

   花弁のように見える美しい紫色の部分は萼片である。

   この花に花弁はない。











   撮影は2010年7月31日 長野県菅平で

   クリックすると大きくなります。大きな画面でも見てくださいね。

   このシリーズの写真は、すべて携帯電話に付いているカメラで撮っています。




   

   




   

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