菅平の夏の花 3    オオバギボウシ

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   菅平にはいくつものスキー場があるが、今の季節、どのスキー場の斜面に行っても

   必ず、と言ってよいほど普通に咲いているのがオオバギボウシである。

   つぼみがふくらんでくると、橋の欄干につけられている擬宝珠の形に良く似ているので

   名前の元となった。

   オオバとは大きい葉、という意味である。

   ギボウシの仲間も日本全国に沢山の種類がある。

   日本で専門に取り組んでいる学者がいないせいか、地方変異などはなおざりにされてるのが現状で

   専門的な図鑑でもギボウシの仲間、Hosta属はあまり種類が載っていない。




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   スキー場の斜面では、どこでも群生しているのが普通である。

   オオバギボウシが生えるのは、やや湿った場所なので、沢筋のような場所だとか

   林縁部の日陰などに生え、カンカン照りの場所には生えてこない。

   ギボウシ類の中では草丈も高く、1本の花茎につく花の数が最も多い。

   花は下から順に上へと咲いてゆく。




   
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   一般にはほとんど知られていないが

   この花はユウスゲやニッコウキスゲなどと同じ1日花である。

   花がキレイに開いているのは1日だけ

   翌日にはうなだれるように下を向く。

   それらがつぼみも交えて、ずらずらと花茎についているので

   何日も咲いているように錯覚するのである。




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   オオバギボウシは山菜としても知られる。

   春先の若葉の葉柄を食べる。

   あまり一般的な山菜ではないが、地方によってはウルイ、あるいはウリッパの名で親しまれ

   少しヌルヌルした食感を、漬物などで楽しむ。

   いつだったか山の仲間を招待して、山小屋でオオバギホウシの花を振舞ったことがある。

   花やつぼみを摘んでサッと湯をくぐらせ、酢の物に仕立てる。

   酢に漬けると花の色の紫がより濃くなって、実物の花の色より見事に変身するのである。

   カニ肉を添えて出すと、ちょっとした高級料亭の雰囲気を醸しだす。

   女性陣には大好評であった。












   撮影は菅平のスキー場の斜面で7月30日と31日に撮影。

   クリックして少し大きな画面でもお楽しみください。他の花々も写っていますよ。
   ユウスゲ、ノハラアザミ、ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコなどが見つかるはずです。

   カメラはいつもの携帯電話で撮っています。

   明日につづく

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