新春初歩き  菜の花畑を訪ねて

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   我が家では恒例となっている新春初歩きは

   今年も渥美半島一周だった。

   季節的にはまだ菜の花の季節ではないのだが

   所々にはこのような菜の花畑が広がっているのである。


   
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   前日の天気予報とにらめっこしながら

   今年も1月7日に歩いてきた。

   いちめんの菜の花畑は、ひと足早い春を感じさせるのである。

   この日のいちばんの目的は菜の花畑ではない。

   渥美半島だけに自生するハギクソウの紅葉が目的なのだが

   いちめんの菜の花畑に出会うと、なんとか駐車スペースを探して

   ともかく車を停めてしまうのである。


   
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   毎年、同じ場所に広がる菜の花畑もあるのだが

   突然にその年だけに出現する小さな畑もあったりして

   そんな出会いに一喜一憂するのである。

   民家の少ない海辺や山の近くだったりすると

   菜の花畑を撮影しながら、ついつい周りの花々も探してしまうので

   なかなか思うようには進まないのである。


   
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   太平洋に突きだした渥美半島は

   愛知県の東南端から西南西に長く伸びている。

   私の住んでいる知多半島とは、三河湾をはさんでカニのツメのような形になっている。

   海辺なので、自然林は照葉樹が多い。

   だから随所に真っ赤なヤブツバキも咲いている。

   ヤブツバキのあれこれを見るのも楽しいのである。

   目的のハギクソウの自生地に到着して

   第一声は「アリャー」だった。


   
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   ご覧の通り、まだ青々とした葉が茂っていたのである。

   温暖化の影響で、ハギクソウの色づく季節が、年々遅くなっているのである。

   特にここ数年はひどく、紅葉は年明けが普通で、お正月過ぎに見事に色づいていたのである。

   何十年も見続けていると、その違いが顕著にわかる。

   かつては12月になれば鮮やかな紅葉が見られたのに。

   気を取り直して、あちこち探してみた。


   
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   紅葉していてもこの程度

   真っ赤に色づくのはまだ先のようである。

   それでも折角やって来たのだからと、違う自生地を探す。

   どうにか赤く色づいたハギクソウを見つけたものの、やや貧弱な小さな個体だった。


   
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   ハギクソウとは、紅葉した葉の状態が菊の花のように見えることから生まれた名前である。

   春に咲く目立たない花と比べると、紅葉した状態の方が、はるかに花のように見える。

   特に花の少なくなった季節に色づくだけに、ひときわ目立つのである。

   温暖化が長く続くと植物の生理も狂うので、これから先、無事に生き延びられるのか

   個体数が少ない植物だけに、いささか気になるのである。


   
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   上の画像は伊良湖岬の先端、恋路ヶ浜である。

   長い砂浜がつづく。

   椰子の実が流れ着いたという美しい砂浜に

   静かに波が打ち寄せていた。

   振り返れば洋上には小さな三角形の島、神島が浮かぶ。


   
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   伊良湖にしては風も静かで、穏やかだった。

   正月もすぎたせいか人も少なく、駐車場もガラガラ。

   めぼしい花はないけれど、押し寄せる砂に埋もれ、風に常にさらされ

   それでも必死で生きている砂浜の植物の、冬の小さなロゼットを眺めながら

   ゆっくり、ゆっくり歩いて行く。


   
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   テリハノイバラの光沢のある葉が、赤く色づいていた。

   「ふぅ~ん、テリハノイバラも紅葉するのか」なんて独りごとを言いながら

   ツルウメモドキやマサキの赤くはじけた実を見ながら

   観光客も来ない先端の砂浜を歩く

   強い風さえ吹かなければ、海岸は思いのほか暖かい。

   手にしたスマホだけがパチパチと大活躍する。


   
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   ぐるっと半島を一回りしながら、帰りもまた菜の花畑を探している。

   海が見えるお気に入りの場所は、今年はすっかり整地されて

   駐車場へと変身していた。

   そんな事実にも遭遇しながら、アロエのオレンジ色の花や

   土手に咲きつづくスイセンなども眺めながら、比較的のんびりした速度で移動する。

   最後に車を停めた場所は、朝いちばんに車を停めた菜の花畑だった。

   やや盛りを過ぎたかに見えるこの菜の花畑が

   やはり今回の中ではピカイチの菜の花畑だった。

   最後にもう一度その菜の花畑をお目にかけよう。


   
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   撮影は2019年1月7日 愛知県渥美半島で

   画像はクリックすると大きくなります。大きくして菜の花畑を楽しんでください。

   撮影はいつものスマホと携帯に便利な軽いキャノンEOS M 3で撮りました。

   コメント歓迎します。


   


   


   


   


   

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この記事へのコメント

はるこ
2019年01月11日 15:36
「観光客も来ない砂浜」歩き,私も好きです。風があると大変だけど。
冬は海に漂う海ガモなどを眺めたり。
足元に葉だけになっている海浜植物があったり。

それにしても,やはりハギクソウの紅葉は目を引きます。放射状に出る葉が色をさらに引き立てています。
真っ赤もいいけど,オレンジ色の状態も素敵です。
みかん
2019年01月12日 09:18
はるこさん おはようございます。
観光用の菜の花畑は、まだ随分先にならないと咲かないせいか、正月すぎの観光地はとても静かでした。
道の駅で鮮度抜群の野菜や花も購入して、楽しい1日となりました。
2019年01月12日 12:05
何度か、「伊良湖岬の菜の花ウォーク」という日帰りツアーに行った事があります。
菜の花畑の中に入って自撮りをしたり、菜の花を10本摘んで持ち帰ったり。
あっ、10本はツアーに付いてるんです。
5本は蕾で帰宅後天麩羅に。
5本は自宅の花瓶で元気を与えてくれてました。(^^ゞ
で、ウォークのツアーなので、恋路ヶ浜や灯台を巡って海沿いを歩きました。
天気も良くて、とても気持ちの良い一日でした。

ハギクソウの、この画像って葉っぱなんですね。
緑やと、そのまま行き過ぎても、紅葉してると絶対に目が止まります。
植物って、スゴイなぁ…
葉っぱの紅葉が名前の由来という事なので、きっと、花はつまらない(?)んやろとチェックしてみたら、花も可愛いいじゃないですか。
しかも、黄色。
ハギクソウ、イイなぁ。(^^)

菜の花畑にポツンと立っている一本の木…
こんな写真、大好きです。(^^ゞ

各写真が大きくなるので、画面一杯にして楽しみました。
これを見てたら、又、「伊良湖岬の菜の花ウォーク」に行きたくなりました。(^^ゞ
なな
2019年01月12日 21:58
明けましておめでとうございます。今年も色々と勉強させて下さい。
渥美半島の何処かにあるはずと去年はハマサジを探しました。無事ご対面が済みました。今年は多分まだ出会いがないハマウツボを探してうろうろしている事と思います。どうして出会えないのでしょうか(・・? 花探しのこつ教えて下さい。
もう一つお聞きしたいのですがカンアオイの紅葉(?)葉が銅色になるのはなぜですか?最近初めて見て不思議に思ったのですが多分ヒメカンアオイと思うのですが何株かあっても1株だけ色を変えてました。とても素敵な葉色で感動したのですが
理由がわからず? ? ?モヤモヤでした。質問ばかりでごめんなさい。
みかん
2019年01月14日 13:25
yoppy702さん こんにちは。
菜の花畑は日本では本当に少なくなりました。みかんが子供の頃は、春になればどこもかしこも一面の菜の花畑だったのですが。渥美半島でも観光用に植えられている場所がほとんどになりました。先端の伊良湖岬周辺には特に多く植えられていますが、まだ花は咲いていませんでした。2月から3月にかけてが花盛りになりそうです。以前に観光用ではない一面の菜の花畑を撮影したことがあるのですが、調べてみたらそれは10年も前のことでした。
観光用に植えられているものは草丈が低く、園芸的に改良されたもののようです。
みかん
2019年01月14日 13:38
ななさん こんにちは。
コメントありがとうございます。ハマウツボは渥美半島では砂浜のカワラヨモギに寄生しますので、カワラヨモギが茂っているような所を探せば見つかると思います。みかんは以前に本当にハマヨモギに寄生しているのか調べたくて、丁寧に砂浜を掘ったことがあります。そしたら確かに先端はハマヨモギの根に食い込んでいました。
カンアオイの仲間は日陰のものほど緑色の葉は濃く、日あたりの良い場所のほど赤く灼けることが多いですが、銅色と言えるほどのものはまだ見たことがありません。継続して観察してみると良いと思います。年間を通して同じような葉色をしていれば、それは突然変異かも知れませんね。
なな
2019年01月14日 21:36
ご親切なアドバイスありがとうございます。
カワラヨモギが早速どこにあるか調査ですね。諦めずもう少し我が家からは遠いですが渥美半島に通ってみます。
カンアオイも通年観察だと気にかけて通います。
なかなか植物が難しくて悩んでますが少し頭と行動力を増やさないと老化へ突き進みそうです。先日クルマアザミが初めて見れました。アザミの仲間も難しいですね。
みかん
2019年02月12日 17:59
ななさん 今晩は。
コメント返しが大変遅くなりました。
渥美半島でカワラヨモギが多いのは、やはり先端の渥美湾寄り小中山あたりの砂浜を探すと目的の花に出会えるかも。近年砂浜はどこでも減少傾向にありますので、自然の砂浜がまだ残っている渥美半島は、大変貴重な場所だと思います。