みかんの花日記

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zoom RSS ハイビスカス   Hibiscus

<<   作成日時 : 2018/08/02 15:04   >>

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   南国の花として、すっかりイメージが定着しているが

   そもそもが日本の植物ではない。

   沖縄の夏の花と言ったら、誰もが真っ赤なハイビスカスやブーゲンビレアを連想するだろう。

   それほど沖縄では、どこでも見られる代表的な花である。

   沖縄市の市の花にも選定されている。


   
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   だがハイビスカスはマレーシアの国花、ハワイの州花でもある。

   もともとはっきりとした原種があるわけではなく

   ブッソウゲやフヨウ属などの多数の野生種を親として生まれた園芸種なのである。

   言わば人間が作り出した花なのである。

   だからハイビスカスという呼び名は、多くの園芸種の総称名として使われる。

   じつにたくさんの園芸種があるが、その多くはハワイで作出された。


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   画像はいずれも我が家で栽培しているハイビスカスである。

   私が大好きなのは、よく沖縄などで多量に栽培されているシベがつんと長く突きだした花

   いわゆるブッソウゲと呼ばれている花である。

   下に与那国島で撮影した花を置いてみる。


   
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   花びらにやや切れ込みがあるものの

   こんなごく普通の赤い花が、ハイビスカスらしくて大好きなのである。

   ところが花屋の店頭などで売られているものは

   いずれも品種改良された園芸種ばかりで

   私の好きなブッソウゲはなかなか売っていない。

   そこで園芸屋さんにフウリンブッソウゲを取り寄せてもらった。

   お店から届きましたとの連絡を貰い取りに行くと

   普通のハイビスカスよりは値段が少しばかり高かった。

   つぼみは付いていたが花は1輪も咲いていなかった。

   これでやっと自分の欲しい花が手に入ったと喜んだのだが

   花が咲いてビックリ。下の画像のような花が咲いたのである。


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   私はブッソウゲとフウリンブッソウゲは同じものと思っていたのだが

   ブッソウゲとフウリンブッソウゲは違うものだったのである。

   上の画像は、小さな鉢植えで買ってから3年が経過しているので

   我が家で2メートルほどに大きく育って、今咲いている花である。

   最初に咲いた花を見た時は、アレッ違う、と思ったのと同時に

   なんて奇妙な形なんだろう。

   最近はこんな品種改良も進んでいるのかと、驚くと同時に

   これはこれで面白いと思った。


   
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   だが、フウリンブッソウゲ(Hibiscus schizopetalus)は立派な原種だったのである。

   インド洋のザンジバル島原産で、複雑に切れ込んで反り返る花弁が特徴の原種。

   そのせいか枝振りもあまりよくなく、好き勝手な方向に伸びる。

   花はつぼみの頃から垂れ下がり、枝の下方で花をたくさん咲かせる。

   庭に植えるには、どちらかと言うと余り見栄えがしないのである。

   だが、この原種が加わることによって、ハイビスカスの園芸種は

   さらに飛躍的な発展をとげたのである。


   
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   そもそも日本でハイビスカスが栽培されはじめたのはいつ頃かと言うと

   1641年に薩摩藩が徳川家康に献上した記録があり、これが最初と考えられている。

   この時の花は赤の一重で、沖縄(琉球国)で栽培されていたブッソウゲだと考えられる。

   当時の状況を考えれば、献上されたハイビスカスは、おそらく江戸では育たなかったであろう。

   献上品と言うのは、ともかく珍しいもの、江戸ではみることのできない名産品というのが定番であった。

   さてさて、私の好きなブッソウゲに話しを戻そう。

   園芸品店ではブッソウゲは手に入らないので、こうなったら沖縄で手に入れるしかない。

   年に何回かは沖縄に撮影に行くので、5年ほど前に西表島に行った時に、

   ごく普通の赤いブッソウゲの枝を何本か貰って来た。

   ブッソウゲ(ハイビスカス)は挿し木で簡単に活着するからである。


   
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   上の画像は今年の7月26日の我が家のブッソウゲの状態である。

   大きな鉢に3本を挿し木して、それが2メートル以上に育って

   毎日、毎日たくさんの花を咲かせている。

   ご存知の通りハイビスカスの花は1日花。

   朝咲いた花は夕方にはしぼんでしまうのである。

   この日は15輪ほどの花が咲いていたので、朝、窓の外を見ると赤く見え、あわてて撮影した。


   
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   同じ鉢のブッソウゲを、たった今撮影してきたのが上の画像である。

   きょうは5輪ほどしか咲いていないので、少し淋しい感じである。

   形のいい花を1輪だけアップにしてみた。

   赤はもちろん素敵なのだが、こうなると白も欲しくなる。

   ハワイには白花の原種、つまり野生のハイビスカスが2種あって

   交配に多大な貢献をした。それはH.arnottianusとH.waimeaeである。

   どちらも花弁は白く、つんと突き出したシベは赤い。

   原種は手に入る術もないが、似たような白花は大事に育てている。

   これも沖縄から枝をいただいてきて挿し木した。


   画像画像






















   ことしは思い通りに大きく成長してくれて、開花を今か今かと待っていたのである。

   先日の迷走台風12号は、思わぬ進路をたどり、当地を襲撃した。

   大事なハイビスカスの大鉢は、いくつも家の中に持ち込んで、なんとか難を避けたので

   今は赤も白もオレンジも、毎日順調に咲きつづいている。

   それにしても暑い。台風が過ぎた後も、連日の猛暑が続いている。

   この暑さ、勘弁してよ、と言いたいほどだが、水やりさえ欠かさなければ

   我が家のハイビスカス達は、この暑さを悠々と過ごしているかにみえる。

   さすが、南国育ちである。

   それにしても、ハイビスカスには青空が良く似合う。


   
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   画像は与那国島で撮影した1点以外は、すべて我が家で栽培しているハイビスカス達である。

   撮影は2018年8月2日はじめ、ここ2週間ほどの間である。

   我が家は知多半島の半田市、マンションの屋上なのですべて鉢植え。

   温暖化が進んでいるとはいえ、さすがに野外では越冬できない。冬はすべて家の中に持ち込む。

   大きく育ちすぎて家の中に持ち込めない株を外に放置したら、さすがにそれらは枯れてしまった。

   ブーゲンビレアやマングローブは野外でも何とか越冬するが、さすがにハイビスカスは無理。

   今年も家の中に持ち込めない大株があるので、今から挿し木で維持をはからないと。

   撮影はすべてスマホのカメラです。クリックすると大きくなります。

   花好きなあなたのコメントを歓迎します。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
殺人的な暑さが続きますが、真っ赤なハイビスカスやブーゲンビレアを見ると
南国の夏を思います。
本日 東山植物園へタンヨウパナマとパナマソウを見に行きましたが、フウリン
ブッソウゲが3輪 風に揺れていました。

先日は有難うございました。
目の前で見ることが出来るマツグミを写して来ました。
silk
2018/08/02 17:40
今晩ニャ(ΦωΦ)
ハイビスカスが原種が判らないほど色々な奴をかけ合わせて出来た園芸品種をまとめてドンでハイビスカスと呼んでいるなら・・・
オクラもハイビスカスで良いのかな?
(ΦωΦ)ふふふ…
アライグマ
2018/08/03 00:02
ハイビスカスがブッソウゲというのは、以前、「咲くやこの花館」という、こちらにある温室で知りました。
ブッソウゲという名前は、ブッシュカンという柑橘類のイメージが強くて、ハイビスカスのイメージと結びつかなかったんですが。(^^ゞ
でも、ハイビスカスが園芸品種で、多くが、ハワイで作り出されたとは知りませんでした。
どうしても、沖縄のイメージがあるので、沖縄及びその周辺の島には、昔から、自然に咲いていたんやと思ってました。(^^ゞ
フウリンブッソウゲも、「咲くやこの花館」で見ました。
ハイビスカス(ブッソウゲ)のコーナーにあり、名前も、フウリンブッソウゲ…つまり、仲間という事なんですが、その姿を見ると???でした。
でも、風鈴のようにさがってる姿はとても面白い。(^^)
それが、みかんさんのご自宅にあるんですね!
ホンマ、みかんさん家には珍しい植物がありますね。
ハイビスカスって、挿し木で簡単に着く程強いんですね。
以前、ハイビスカスの鉢植えを買ったんですけど、結局、失敗してしまいました。(^^ゞ
今度、又、トライしてみます。
yoppy702
2018/08/03 11:42
silkさん こんにちは。
コメント返しが遅くなりました。
マツグミ間に合ったようで何よりでした。赤い果実の頃もあそこなら撮りやすいと思います。東山動植物園にはこの所なかなか行く機会がないですね。たまには植物園ものぞきたいとは思うのですが、こう毎日が暑いと、出掛けるのが億劫になります。
みかん
2018/08/08 11:29
アライグマさん こんにちは。
重版の件で色々とバタバタしてまして、コメント返しが遅くなりました。
やっと一段落したので、ホッとしている所です。
さすがにオクラは違うでしょ。オクラはトロロアオイ属ですから、と従来なら答えていたのですが、最近の分子系統解析の結果では、まだ情報量が十分ではないもののフヨウ属、つまりハイビスカスと呼ぶのが妥当になってきたようです。
近い将来にはオクラもトロロアオイもハイビスカスと呼ぶようになるかも、ですよ。
みかん
2018/08/08 11:45
yoppy702さん こんにちは。
「咲くやこの花館」にはオープンした頃に1度行っただけで、その後すっかりご無沙汰しています。最近はかなり色々な面で充実してきたようなので、是非またとも思うのですが、なかなか足が向きません。
きょうも我が家はハイビスカスが豪華に咲いています。特に白い花が最盛期で、2メートルほどの木が1本だけなのですが、数えてみたら15輪も咲いていました。フーリンブッソウゲは大きな木が2本あるのですが、きょう咲いてるのは2輪だけ、つぼみがたくさん出て来ているので、これから最盛期を迎えそうです。
ハイビスカスは鹿沼土のような用土に挿し木すると、簡単に発根します。冬を暖かい場所で越すことができれば、栽培は非常に易しいですよ。
みかん
2018/08/08 11:57

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ハイビスカス   Hibiscus みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
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