みかんの花日記

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zoom RSS ヒメカイウ   Calla palustris

<<   作成日時 : 2018/07/06 16:54   >>

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   北半球の冷温帯に広く分布する植物だが

   日本では北海道と本州中北部の、ごく限られた場所だけに生えている。

   寒冷な水湿地に群生するが

   日本ではそれほど大きな群落にはならない。


   
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   気の早い人だとミズバショウと勘違いする人もいるが

   ミズバショウほどの群生はしないし、それほど簡単に見られる植物でもない。

   ミズバショウと同じサトイモ科だが、ミズバショウ属ではなく、独自のヒメカイウ属となる。

   日本では準絶滅危惧植物に指定されている。


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   花びらのように見える白い大きな部分は、葉が変化してできた仏炎苞(ぶつえんほう)で

   大事な花を包んで守る役目をしている。

   花はその中心に伸びている棒状の部分にたくさん着いている。

   もう少し花に近づいて、花の部分を見てみよう。


   
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   クリックして拡大して見てください。

   緑色のメシベを白いオシベが取り囲んでいます。これが1輪の花。

   それらがたくさん付いています。
   
   花びらはありません。



   このような花の形を肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ぶ。

   ミズバショウやザゼンソウなど

   サトイモ科に共通した花の構造である。


   
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   葉や花が目立つようになるのは6月から7月。

   長く横に這う根茎から、雪解けとともに芽が伸びだして

   はっきりとした太い柄の先に、ハート形の光沢のある葉を広げる。

   花が咲いていなくても、この葉の形を見れば、ミズバショウとは区別がつくはずである。


   
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   画像の撮影地は北海道の釧路湿原である。

   本州では東北地方や上信越などの山間部の湿地で見られるが

   見るためにはある程度の登山を強いられる。

   その点、ビジターセンターがあり、木道が敷設されている釧路湿原では

   誰もが簡単にヒメカイウを見ることができる。

   植物に興味がない人だと、釧路湿原はだだっ広い緑の草原にしか見えないようだが

   少し花に興味がある人なら、そこはまさに植物の宝庫なのである。


   
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   撮影は2018年6月9日 北海道釧路湿原で。画像はすべてスマホでの撮影です。

   同じ日に釧路湿原では、こんな花たちも咲いていました。

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   左画像  他ではあまり見ることのできないハナタネツケバナ。珍品です。
   右画像  どこでも群落となるミツガシワもたくさん咲いていました。


   コメントを歓迎します。お気軽にどうぞ。   




















   

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ヒメカイウとういものはどこかで聞いたことがあるような程度で
ほぼ認識していないので見たらまちがいなくミズバショウと
間違えそうですね。ミツガシワも山の湿原などで葉は見たことがあるのですが
花にはお目にかかったことがありません。
話は違いますが、昔東北から就職してきた女の子が
家の近所にミズバショウがたくさんあってままごとの
材料にしていたとはなしていたのを覚えています。
私の田舎でもいまだにカタクリを食用に採取しているようです。
都会に住むとなんということを!とおもってしまいますが・・・
K.o
2018/07/07 15:24
K.oさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
人は育った環境によって、植物に対する思いも様々だと思います。ミズバショウと遊ぶのも、カタクリを食べるのも、地域に根ざしていることなんだと思います。
都会で育った友人が、夏休みになると田舎に帰省する友達がうらやましくて仕方なかった。と言っていたことを思い出しました。
私が育った田舎も自然が豊かで、小学生の頃から学校の先生が、自然の中に連れ出して川遊びをしたり、木の実を食べたりの、素敵な教育を受けました。それらが今に影響しているような気もしています。
みかん
2018/07/08 08:40
カラーのような姿をしてるんですね。
中の棒状は違いますが。(^^ゞ
カラーもサトイモ科ですが、チェックすると、オランダカイウ属ってなってました。
という事は、ヒメカイウ属とは、ミズバショウ属よりも近い?(^^ゞ
ヒメカイウってとんな字を書くのかチェックしたら、「姫海芋」ってなってました。
やっぱり、語源は、サトイモ科やからですか?(^^ゞ
花のアッブ、拡大して見ました。
ホンマ、花弁がないんですね。
それより驚いたのが、これも、スマホでの撮影なんですか?
スゴイ鮮明ですね!
湿原やから、時期になるとお花が一杯なんでしょうが、釧路湿原と聞くと、(行った事が無いので)、トドワラのイメージがあって、お花がイメージできませんでした。(^^ゞ
植物の宝庫で、こんな貴重な花が咲いているんですね。
yoppy702
2018/07/17 01:04
yoppy702さん こんにちは。
毎日うだるような暑さに辟易しています。涼しい高山や北海道にでも飛んで行きたい気分です。
さて、ヒメカイウですが、学名で言えばカラーです。ですから花屋で売っているカラー(オランダカイウ)とよく似た形をしています。ですが花屋で売っているカラー(オランダカイウ)はZantedeschia属という別な属になります。こちらは南フフリカ原産ですが、今では世界各国に帰化していて、湿地などで大繁殖しています。みかんはオーストラリアで大群落を撮影しましたが、その時はてっきり自生だとばかり思っていました。
ヒメカイウの画像はすべてスマホでの撮影です。スマホでも少し大きなサイズで撮影すると、結構拡大に耐えられるようになりましたね。
みかん
2018/07/18 13:18
こんにちは〜〜(^^♪
丁度4日ほど前に尾瀬ヶ原に行って来たばかりでした
この時期に、水芭蕉か??と思いきや
やはり違いましたね・・・葉っぱもなるほど違います
尾瀬は葉っぱがオバケのように大きくなってまして
ちょうど刈られた日でした
あまりに大きすぎて木道がふさがれるほどですものね
植物や花はその姿も楽しめますが
花を付けた後の人生というか・・生き方というか
葉っぱも面白いと思って帰って来ました
こちらでタイムリーにヒメカイウ見せて頂いて
今日も感謝感激です、有難う御座いました



タコ
2018/07/21 16:10
タコさん 今晩は。
ミズバショウは花が終わると葉がお化けのように巨大になります。
その大きく茂った葉が芭蕉に似ているので、水芭蕉という名前が付きました。
ヒメカイウの葉は、花の時と変わりません。そんな所も違いのひとつですね。どのような植物でも、花の頃は注目されますが、花が終わってしまうと余り注目されなくなりますが、植物を1年を通して眺めると、また違った面白さが見えてきます。
何でもそうなのでしょうが、突き詰めると奥はますます深くなります。
みかん
2018/07/22 22:24

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