悲しいできごと

 

 植物以外のことを、このブログに書くことは最初で最後かも知れません。



 


 私がここで使っている みかん というハンドルネームは

 家で飼っているネコの名前からとったものです。

 植物仲間からは、私は普段 みかんさん と呼ばれています。

 そんな所から、ブログをはじめる時に躊躇することなく

 「みかんの花日記」というタイトルにしました。




 
画像







   相棒が私の誕生日にプレゼントしてくれたのです。

   それがみかんとの最初の出会いでした。

   当時、我が家にはマイケルという日本猫がおりました。

   そのマイケルとも、まるで親子のようにすぐに仲良くなって

   後に小太郎というオス猫も加わるのですが

   賑やかで楽しい3匹と2人の日々が長いこと続きました。

   そしてマイケルが老衰で17年という生涯を閉じたのが

   今から4年前の6月のことでした。



   そして昨日6月27日

   私が最も愛していたみかんが天国へと旅発ちました。

   癌でした。

   摘出手術も無事終り、抜糸もすんでお腹の毛も生え揃ってきた頃に

   呼吸が変なことに気がつきレントゲンを撮ると、癌が肺に転移していて

   もうどうにも手の施しようがない状態でした。

   獣医さんに後2週間の命と宣告された時は

   まさに晴天の霹靂でした。

   この時に涙は出し切ったはずなのに、覚悟は出来ていたはずなのに

   いざ亡くなってしまうと、涙はとどまるところをしりませんでした。

   


   2週間の命と聞かされてからは、残された時間をこの子とすべて一緒に過ごそうと決め

   断れる仕事はすべて断って、みかんと一緒にすごしました。

   日に日に痩せ細って、苦しそうな呼吸を続けるみかんの背中をなでながら

   頑張れ、とは言えませんでした。

   ただただ、ありがとう、と感謝の言葉しか出てきませんでした。


   亡くなった27日は水を飲みたそうに目で訴えるので、水を側に置くと

   やっとの思いで水を少し飲み、もう声も出なくなっていましたが

   ご機嫌の時に尻尾をビタンビタン振るように、同じ動作をしてくれました。

   力はない弱い振りかたでしたが、私にはしっかりと伝わりました。

   私の腕の中で、呼吸が少しずつ静かになっていきました。




   我が家に来てから15年と8ヶ月

   みかんは数え切れないほどの幸せをくれました。



   今朝、家中の花を切ってみかんの棺にいれました。

   栽培している胡蝶蘭や百合、今朝咲いたハクウンキスゲをはじめ、キキョウ、ヒメフウロ、

   イリオモテイワタバコ、サツママンネングサなどなど

   永田みかんにふさわしい花々で飾って

   そして、みかんが何よりお気に入りだったキャットフードも少し入れて



   
画像








   とてもおだやかな顔をしていました。

   まるで普通に眠っているような・・・・・・・

   先ほど斎場から戻り、このブログを書いています。



   もう天国で待っているマイケルや

   猫が大好きだった私の母と再会している頃でしょうか。

   
   みかんちゃん 山ほどの楽しい思い出をほんとにありがとう。














   本来なら今回はカギカズラの予定でした。待っていてくれた皆さんごめんなさい。
   私のわがままで、どうしてもみかんのことを書き残しておきたくて、変更してしまいました。

   7月1日の早い便で、しばらくチベットに出かけます。次回のアップは少し遅れますが
   カギカズラのことを書きますね。

   みかんの画像を生前のものに変えました。
   2枚目はお気に入りの場所でお昼寝中の姿です。亡くなる9日前のものです。


   

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この記事へのコメント

さなえ(花の庵)
2009年06月28日 14:36
こんにちは。

みかんは猫ちゃんの名前だったのですね。
私ははじめ女の方かと思っていました。

永田みかんちゃん、沢山のお花に囲まれ本当に安らかなお顔です。
きっと沢山愛されたからだと思います。

くしくも同じ日、山仲間さんの猫も天国へ行きました。
私の畑の花壇の隅には、我が家の家族だった犬の3と、猫の快が眠っています。
その隣に早朝、皆で埋めに行きました。

花壇に行くたび、手を合わせています。それは未練ではなく、楽しい想い出をくれた感謝の気持ちからです。お仲間さんの猫ちゃんもその仲間になりました。

永田みかんちゃんは、きっと幾千の風になり、みかんさんがチベットで良いお仕事ができますよう見守ってくれると信じます。
アライグマ
2009年06月28日 16:40
(*_ _)人 合掌

青いものでも撮りに行かれるのかな。
チベットでお怪我の無いようにニャンの「みかんちゃん」も見ていますよ。
上州花狂い
2009年06月28日 17:43
みかんちゃんの訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
23日に重症とお聞きしてからずっと心配していました。
今回のツアーはとっても辛いでしょうが、頑張ってください。
みかんちゃんのご冥福をお祈り致します。
人士
2009年06月28日 18:46
みかんさん
お悔やみ申し上げます。
うちにも昔、どこへでも一緒に出かけた犬がいました。
2009年06月28日 20:22
はじめまして
ネコちゃんと暮らしていると、必ず悲しい別れがやってきます。ネコちゃんに貰った癒しの大きさが泪になって表れてきます。
摘出手術したのに転移していたとは、悔しかったですね。泣きながら前を向きましょう。
fu-co
2009年06月28日 22:13
みかんさん、こんばんは!

みかんちゃんの訃報に涙が止まりません。
我家には12歳のワンコがいるので、みかんさんの悲しみが痛いほどわかります。
美しい花々に囲まれて天国に行ったみかんちゃん、どうか安らかにお眠りください!!
合掌。
2009年06月29日 11:16
みかんちゃんのご冥福を祈ります。
身近な愛するものとの別れは辛いものですね。我が家にも老猫がいますがもう家族ですね。その日がいつかは来るのかなあと思ったりして・・・。
穏やかな顔のみかんちゃんの遺影がいっそう心に残ります。
恙無いチベットの旅願っております。お元気で。
みかん
2009年06月29日 13:40
さなえさん こんにちは。
明日はもう出発だというのに、なんだか気持ちが落ち着きません。
みかんがいなくなったというだけで、家の中が暗く感じます。外から帰っても、みかんが出迎えてくれない玄関は寂しいものです。ひとり残された小太郎が急に甘えだして、小太郎のショックも大きかったことが伺えます。
さなえさんのお花畑の隅で永眠されてる猫ちゃんや犬ちゃん達は幸せですね。いつも次から次へと咲き続くお花と一緒にいられるのですから。私もせめて庭に咲く花たちをせっせと仏壇に供えることにします。
みかん
2009年06月29日 13:45
アライグマさん こんにちは。
チベットのメインは青いケシですが、私がいつも一番楽しみにしているのはレウム・ノビレなんですよ。
今回はみかんも天から撮影を応援してくれているでしょうから、頑張って良い作品をものにしてきますね。
みかん
2009年06月29日 13:50
上州花狂いさん いつもお気にかけていただいて恐縮です。
みかんと一緒に過ごした日々は、私にとってかけがえのないものでした。いつも出掛ける時は、みかんちゃん、あんたの餌代稼いでくるからね。が私の口癖でした。返ってくると尻尾をまっすぐに立てて、お帰りなさい、と出迎えてくれるみかんでした。
みかん
2009年06月29日 13:54
人士さん ありがとうございます。
人士さんの所のワンちゃんは櫛形山に眠っているのでしたね。ご主人の大好きな山に眠れるのは、ワンちゃん冥利に尽きるのではないでしょうか。
私もこれからは、いつもみかんの魂を連れて一緒に行動したいと思います。
みかん
2009年06月29日 14:01
公園管理人さん はじめまして。
温かいコメントありがとうございます。ネコちゃんに貰った癒しの大きさが泪になって表れてきます。ほんとにその通りだと思います。まだしばらくは、時々はべそをかきそうです。皆様からの温かいコメントを読むだけで、つい涙腺がゆるんでしまいます。でも泣きながら前に向かって進んでいますよ。
みかん
2009年06月29日 14:09
fu-coさん こんにちは。
長く一緒に生活していると、ネコでもイヌでも立派な家族ですよね。私はペットという言葉が好きではありません。少なくとも家では人間同様の家族でした。みかんはまるで自分の子供のような存在でした。悪いことをした時は思いきり叱り、嬉しいことがあった日は、共に喜びを分かち合いました。生き物には悲しい別れはつきものですが、癌で亡くなったことが悔やまれます。
みかん
2009年06月29日 14:23
庵主さん こんにちは。
生者必滅、会者定離、頭ではわかっていても、やはり辛いですね。いつも私と一緒に寝起きをしていただけに、余計に辛いです。私が遅くまでパソコンに向かっていても、あくびをしながら足元におりました。それが夜中の2時でも3時でも、お待たせ、さぁ寝るよ、と私が声をかけると、私より先に私の布団に向かうような子でした。いつも私の腕の中で丸くなっていました。
トイレも一緒でした。便所の戸を閉めると、外でカリカリと戸に爪を立て、開けて開けてと請求します。私が用を済ませてトイレットペーパーを廻すと、自分から戸を開けて外に出て行く子でした。ともかく私が家に居る時は、片時も離れたくない、というような子だっただけに、みかんは私にとっても特別な存在だったのです。
でも、いつまでもメソメソしていると逆にみかんに叱られそうですから、少しでも前向きに、元気良く、と思っています。
みかん
2009年06月29日 14:35
コメントをいただいた皆様、気持ち玉をいただいた皆様、また、このブログを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様のやさしいお心遣いをひしひしと感じております。まだお顔も存じ上げない方々も多いのですが、野草好きな皆様の、心の優しさを改めて知った思いです。みかんちゃんも喜んでいてくれることと思います。

みかんちゃんとのお別れの画像、少しロングのに変えました。気にする方がいるといけないので。
やまそだち
2009年06月29日 21:05
大変悲しい出来事ですね。

我が家に毎日来ては縁側で寝ていた野良猫のとらちゃんを思い出しました。
10年くらい毎日やってきては我が家の猫のようになついていました。
最後も縁側につくってやった布団の中で息を引き取り庭の隅に葬りました。

2009年06月30日 01:08
みかんちゃんとの別れは悲しいですね。
最後は大好きな永田さんの腕の中で静かに天国に旅立ったのですね。
沢山のお花に囲まれて永田みかんちゃん、幸せだったと思います・・。
短い命と解っていても辛いです。
これからチベットにお出掛けだそうですね。
お気をつけて・・。
みかんちゃんも、良い作品が出来ますようにと、きっと見守ってると思います。
みかん
2009年06月30日 07:19
やまそだちさん おはようございます。
亡くなる命もあれば、新しく生まれてくる命もあります。みかんは本当にたくさんの楽しい思い出を残してくれました。
今はただ、感謝の気持ちのみです。みかんと一緒に暮らせた年月を誇りに思います。みかんは亡くなりましたが、私のハンドルネームとしてずっと残りますし、私の心の中から消えることはありません。
みかん
2009年06月30日 07:25
杏さん ありがとうございます。
これから出発です。きょうは東京で打ち合わせの後、成田のホテルに泊まります。
今、みかんの仏前に線香をあげて、行って来るね、と挨拶をしたところです。
それでは皆さん出かけてきます。珍しい花が見つかったら、またブログで紹介しますね。それでは行ってまいります。
はるこ
2009年06月30日 13:26
いってらっしゃい!
かげろう
2009年06月30日 20:40
みかんさん、皆さん、こんばんは。
かげろうは、26日から上京しており、今日、30日の午後7時すぐに自宅に帰りました。それで、今日、初めて永田みかんちゃんの訃報を知りました。
ご冥福をお祈りいたします。m(__)m
かげろうは猫も犬も大好きです。
どちらかというと猫派ですね。今は猫はいませんが、それまでには沢山の猫と過ごしていました。猫もそれぞれに特徴があり、甘えん坊、やさしい兄貴分、思いやりのお姉ちゃん分等など・・・・。

でもみかんさんの名前が飼い猫の名前とは初めて知りました。
永田みかんちゃんのご冥福をお祈り致します。

かげろうも今まで、何匹も(沢山の)猫を見送りました。
悲しかったことは自宅の車にひかれて(一番かわいがっていた猫)天に行ったことでした。当分は涙、涙でした。悲しい思いを沢山しました。それから今は猫は飼っていません。


猫や犬が亡くなったら、自宅周辺にお墓を作って、お線香、ろうそく、お花をあげて祈ります。ですから、亡くなっても見近な場所で土にかえっています。

お気をつけてお出かけくださいね。
お帰りをお待ちしています。m(__)m
azami*
2009年07月02日 16:20
みかんさん お久しぶりです。不覚にも涙が出てしまって・・・
ネコちゃんも、精一杯痛みや辛さに耐えて頑張って来た事でしょう。
やっと一安心と思った矢先の出来事だったのでしょうか。
みかんちゃんがいなくなった寂しさに慣れるまでは、少しばかり時間がかかりそうですね。
お庭のお花を飾り、みかんさんらしいお別れですね。
季節の花を追いかけながら、一日も早く淋しさが癒えますようお祈りいたします。
みかん
2009年07月08日 22:35
私が海外取材中にコメントいただいた はるこさん かげろうさん azami*さん
そしてご丁寧にお手紙を頂戴した高橋さん ケイタイにメールを頂戴したshukuさん 本当にありがとうございました。無事にチベットから帰国しました。

みかんが見守っていてくれたのでしょうか、雨季なのに天候にも恵まれ、何よりもすごいお花畑が待っていました。普通群落を作らない青いケシ、メコノプシス・ベトニキフォリアの大群落、草原が一面ブルーに見えました。それも針葉樹林下の、そこまで行き着かなければ見えない場所に、私が吸い寄せられるように到達したのです。偶然とは言え、何か因縁めいたものを感じました。

それだけではないのです。普通はぽつぽつと生えているレウム・ノビレが、何と林立していたのです。頬を打つような雨の中を登りましたが、撮影をはじめると雨が嘘のように止み、ほんの瞬間ですが青空ものぞいたのです。

今回の偶然の重なりには、自分自身でも驚いています。こんなことも現実に起こりうるのです。

2009年07月09日 21:28
こんばんは。
みかんさん、お帰りなさい。
チベットでは天候にも恵まれて素晴らしいお花畑をご覧になられたそうですね。神秘的な青いケシの花の大群落は素晴らしい光景だった事と思います。
レウム・ノビレはトップの画像で見せていただいていますが、こちらも珍しいほど群生していたようですね。写真撮影を始めると青空まで・・。
何度もの偶然は、きっと、みかんちゃんが見守っていたように思います。
素晴らしい作品を撮られ、無事帰国されて良かったです。お疲れ様でした。
みかん
2009年07月09日 23:27
杏さん ありがとうございます。
今回は用心していたせいもあり、下痢になることもなく、無事に帰ってきました。今年はとりわけ色々な偶然が重なり、素敵な花の旅となりました。後日、簡単な花の旅を紹介しますね。