ハマイブキボウフウ

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   海辺に生えるイブキボウフウである。

   イブキボウフウは山の草原に生えるが、本種は海岸に生える。

   葉が厚くなり、裂片の幅がやや広い、というだけのわずかな違いしかない。

   軽微の違いしかないので、イブキボウフウの変種ではなく、それよりさらにランクの低い品種(forma)

   に分類されている。

   イブキボウフウが海岸に進出してきて、海辺の環境に適応して、草丈が低く、葉がやや厚くなり、乾燥に対処

   するために、葉の幅がやや広くなったものであろう。

   夏の海岸を一面に白く染める風景は、なかなか見ごたえがある。

   クリックして大きな画面で楽しんで欲しい。

   
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   この海岸の一部では、まるで短い夏を惜しむかのように、大人たちに引率されてきた子供達が、

   海水浴を楽しんでいた。

   この場所には、昼食を食べるためにたまたま寄っただけである。

   地元の自然をくまなく知るNさんが、ここなら、と、とっておきの場所を選定してくれたのであろう。

   小さな漁港でもあるその場所は、船が何艘も港にあげられ、独特の風情に包まれ、静かだった。

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   Nさんの奥様が用意してくれたおにぎりを、2個も食べられるかなぁ、と言いながら、イカの焼いたのや、キュウ

   リのピリッと辛いお漬物が美味しくて、私はぺろっと平らげてしまった。

   どんよりと曇っていた空に、みるみる青空が戻ってきて、あっという間に夏空に変わった。

   食事の後、その辺を散歩してみると、結構色々なものが目に付いた。

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   時期的にはもう花は遅い頃なのに、まだ瑞々しいスナビキソウが咲き残っていた。

   この草が生えていること自体で、自然度の高いことが伺い知れる。

   柵が作られたり、東屋があったり、遊歩道も整備されて、さながら小公園といった雰囲気なのだが

   利用する人は少ないのだろう。

   海辺の植物の好観察地でもあった。

   スカシユリはすでに果実になっている。今咲いているのはハマゴウ、カワラナデシコ、ハマイブキボウフウなど。

   ウンランがびっしりと這っている。花の頃はさぞかし、と思う。

   すでに秋の花とも言えるツリガネニンジンが咲いている。

   遠目でも茎が真っ白に見えるほど、毛が密生している。余りにも白いので、ついでに携帯でパチリ。

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   わずか1時間にも満たない昼食タイムだったが、もっとその場所でのんびりしていたいほど、

   魅力ある海辺であった。

   整備される以前は、ハマベンケイソウもあった場所と聞く。

   心はすでに大好きなヤマユリへと飛んでいて、後ろ髪を引かれる思いでその場所を後にした。

   車に乗る前に今一度、ハマイブキボウフウと海岸の風景を携帯に収めた。

   また違う季節に必ず来るからね、との挨拶を兼ねて。

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   (画像は佐渡、外海府にて  2008.7.28)

   クリックすると画像は大きくなります。

   

   

   

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この記事へのコメント

やまそだち
2008年08月01日 18:57
近くの山にイブキボウフウはあるのですが、海岸で見たような気がします。
ハマイブキボウフウなんてのがあるのを知りませんでしたので、
その時はこんな所にイブキボウフウ?で終わってしまいました。
場所が思い出せません。
今度気をつけてみます。
みかん
2008年08月01日 20:43
やまそだちさん 今晩は。
formaですから、私はわざわざ分けなくても、と思っています。イブキボウフウの海岸型で充分通用すると思います。細かく調べると中間型というか、イブキボウフウとほとんど変わらないものも出てきます。ですが、総じて草丈が低く
葉はぶ厚いですね。