アワコガネギク

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   晩秋、野生の花の数は日を追って少なくなっていきます。

   アワコガネギクはそんな季節の中で、野辺を飾る最後のキクかも知れません。

   この野菊は分布が広い割りに、どこにでも繁茂しているわけではありません。

   でも、生えている場所では、あちらにもこちらにも、といった感じに群生します。

   
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   上の画像は水田の土手に群生して咲いていたものです。

   道路から眺めても、そこだけ黄色く見えるほど目立っていました。

   あの土手の野菊を写そうよ、と仲間の車を止めて、皆で思い思いに写したひとコマです。

   黄色の小さな花が寄り集まって、まるで泡立つように咲くところからアワコガネギクという

   名前が生まれました。別名をキクタニギクとも言います。これは京都の菊渓(きくたに)に

   多かった所からの命名と言われています。

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   花には昆虫がよく飛来します。特に右画像のハナアブは、ぶんぶんと羽音がうるさいほ

   どに、よく花を訪れています。

   この季節になると虫の数が圧倒的に少なくなるのが普通ですが、ハナアブはどこで花の

   開花を察知するのでしょうか。

   朝にはマイナスにまで気温が下がるので、雨の日や曇りの日は花を訪れる昆虫は少な

   いのに、抜けるような晴天になると、時として虫が撮影の邪魔になるほどやってきます。

   「きょうも良い天気になりましたね」などと挨拶を交わす日は、まさに野菊日和でもあるの

   です。山すその日当たりのよい場所で、あるいはローカル線の線路の土手で、惜しげも

   なく、アワコガネギクは咲き乱れています。

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   クリックすると画像が大きくなります。大きな画像で楽しんでください。

   (画像はいずれも2007.11.3 長野県東御市で)

   

   

   



   

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この記事へのコメント

上州花狂い
2007年11月09日 22:16
携帯撮影とは云え、さすがはプロの仕事です。
素晴らしい!
アワコガネギクはみかんさんの撮影された長野県東部~群馬県南西部にかけては随所に自生しています。
リュウノウギクとの雑種、シロバナブラギクも稀に見られます。
しかし、長野県は東部以外では殆ど見ることが出来ません。
和名はみかんさんのタイトル通り、アワコガネギクで覚えている方が多いと思います。
ところが、環境省の見直しリストではキクタニギクになっています。
環境省は別名を勝手に採用しないで欲しいですね。
みかんさんお見解もお聞かせください。
Yasuko
2007年11月09日 23:07
みかんさん、こんばんは。Yasukoです。
私のごちゃまぜブログを読んでくださってありがとうございます。
毎日続けられるようになったのは、携帯で書けるようになったことが大きいと思います。
いまどきの携帯はすごいですね。
携帯写真家のみかんさんも携帯の進歩を痛感していらっしゃることと思いますが(^^)

アワコガネギク(キクタニギク)、私は多分見たことがありません。
もしかしたら、それと気づかず見ているのかなーとも思うのですが、
やっぱり全部シマカンギクかも?
両方を見たことのある方なら、きっとすぐにわかると思うのですが、
イマイチ区別がつきません。
アワコガネギクの方が頭花が小さいんですよね。
今度、気をつけて探してみます。

こないだ角島でシマカンギクを探したのですが、
まだほとんど咲いていませんでした。
遅いですねー。

上州花狂いさんは何でもよくご存知ですねー。
環境省の見直しリストまでチェックされているのですね。
私ももっと勉強しないといけないなーと思いました。
かげろう
2007年11月09日 23:16
みかんさん、こんばんは!
この野菊はこちらには無いはずですね。でも1ヶ所だけ、道路の法面で見たような・・・いつも不思議に思っていました。又、確かめてみます。

どうしても調べたい花があり、秋の野草の本を購入したのが、10数年前の事。
Mさんのところで色々とご助言頂き、今度ブログを開設されて、購入したのがみかんさんの本だとわかりました。その時の草花はホソバヒメトラノオでした。この花を見た所には今はもう花はありません・・・。そして、最近、ホソバでは無くサンイントラノオだと知りました。でも本当にこの花があるところは楽しいところです。
もし、こちらへお出での時はご案内します。ムギランも沢山あります。先日のハグロソウもこの近くです。では、又お邪魔します。
すや@広島
2007年11月09日 23:59
こんばんはみかんさん、みなさん。
アワコガネギク、広島以西の人にとっては珍しいですね。
咲く辺は兵庫県の海浜部ではじめてアワコガネギクを見ることができました。
今年は八幡高原で移入土からアワコガネギクが出てきました。
アワコガネギク、確かに頭花は小さいですが、結構頑丈な茎を叢生させている
ことが特徴的に見えました。
上州花狂い
2007年11月10日 08:33
みなさん、おはようございます。
誤字、脱字が多く、反省しています。
シロバナブラギクをシロバナアブラギクに修正致します。
やまそだち
2007年11月10日 09:50
みなさん、おはようございます

こちら茨城県北部でも今アワコガネギクが山の岩場に花を咲かせています。
アワコガネギクで気になっている事があり、みかんさん、他のご意見を・・・

帰化植物MLでも話題になったようですが、法面緑化用に持ち込まれた種子の中に、中国産のアワコガネギクの種子が混じっていたようで、そのため全国各地にアワコガネギクが出没していると聞きました。
外見では区別できないとの事ですが・・・

こちらのものは昔から山の崖に生えている物で、在来種と思っております。
みかん
2007年11月13日 00:43
上州花狂いさん 今晩は。
シロバナアブラギクはまだ見たことがありません。ところで和名の件ですが、私は同等に使われている名前であれば、どちらを使っても余り気になりません。学名が変わるのとは意味合いが違うので・・・・。環境省のリストがキクタニギクを採用するには、それなりの意味があるのだと思います。私も見直しリストには多少かかわりましたが、それは報告例の少ない植物に関する現状についてだったので、和名採用についての詳しいことは知りません。
みかん
2007年11月13日 00:56
Yasukoさん 今晩は。
アワコガネギクとシマカンギクは良くにていますが、花の大きさで区別しているのではなく、総苞片の形が違うのですよ。ポイントさえ覚えておけば見分けは割りと簡単です。葉の切れこみ方が深い、などの違いもあるので、花が咲いていない季節でも見分けられます。最もYasukoさんの近くは、シマカンギクや
サンインギクが普通で、アワコガネはほとんど分布していないと思いますが。
みかん
2007年11月13日 01:04
かげろうさん 道路の法面に出てくる黄色の小菊は、多いに問題があります。
法面緑化用の種子が中国で採られたものは、アワコガネギクが出る可能性がかなりあり、日本の自生種との境がわかりにくくなっています。
サンイントラノオは色が濃く素敵な花ですね。昨年撮影することができました。また何かでお世話になるかも知れません。その時はどうぞヨロシク。
みかん
2007年11月13日 01:11
すやさん 今晩は。
アワコガネギクは西日本には極めて少ないですね。普通にみかけるのは、ほとんどがシマカンギクです。ですが最近は帰化種のアワコガネギクが増えつつあってかなり問題です。特に中国産は1メートル以上にがっちりと育っています。
みかん
2007年11月13日 01:34
やまそだちさん 今晩は。
本来自生していない場所で、アワコガネギクが増えつつあります。中国産の帰化種です。分布区域内でも新設された道路の法面などのものは、多いに疑ってかかったほうが良いと思います。今のうちに本来の自生地のものを、きちんと
DNAレベルで調べておかないと、とんでもないことになりそうです。野菊は簡単に交雑してしまうのです。白山スーパー林道のような標高の高い場所から、海辺の低地まで、私もあちこちで自生ではない種類をみていますが、外見で在来種と外来種の区別はできません。困った問題だと思っていますが、この問題に取り組んでいる学者は、私の知る限りにおいてはいません。なんとかしておかないと、10年後くらいには大変なことになってしまうと心配しています。