どんぐりシリーズ⑤  アラカシ

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   アラカシは西日本でよく目立つドングリだが、街路樹として多用されるので、自生のもの

   よりも、植えられたものを見る機会の方が多いかも知れない。

   街路樹として植えられたものでも、ドングリはよく実る。ただ街路樹は定期的によく剪定さ

   れるので、自然の樹形を見ることはできない。

   大きくなる木である。高さは20メートルに達し、抱きかかえるほどの太さになる。

   四国や九州などの自生地では、これがアラカシ、と疑いたくなるような大木も多い。

   比較的川の側などに多く見られる気がする。

   関東地方あたりを境に、西にアラカシ、東にはシラカシが多い。

   どちらも良く似ているが、葉を見ると違いがわかる。

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   葉の縁、特に先端部分に出るギザギサが大きいのがアラカシの特徴である。

   よく似たシラカシは、葉の縁全体にギザギザがあるが、より細かく、葉もほっそりとしてい

   る。葉の鋸歯(ギザギザ)を見れば見分けは容易だが、最近街路樹として植えられている

   ものの中には、はて、と首を傾げたくなるようなシラカシによく似た葉を持つものもある。

   アラカシの分布は東北の宮城県以西、沖縄県まで自然分布が見られる。

   シラカシは新潟県以西、九州まで分布するが、四国や九州ではアラカシが多い。

   川や海辺などの里近くにアラカシは多いが、それに対しシラカシは山地に多い傾向があ

   る。アラカシのドングリは普通は食べないが、四国の一部などでは、この実を砕いて長時

   間水に晒してアクを抜き、ドングリ豆腐を作る所があると聞く。どんな味がするのか、機会

   があれば是非、食べてみたいと思っている。

   
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   植栽されたものでも、周りに大きな木がなかったりすると、こんもりと茂る。大きく茂った

   木は四方八方に枝を広げ、暗い林床を作りだす。シイの木の森は、そのため光不足に

   なり木の下に育つ草本植物は極端に少なくなる。

   アラカシの花は4~5月に咲き、ドングリはその年の秋に熟す。少しずつ膨らんで緑色
   
   をしたドングリの期間が長い。

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   だが、季節が10月半ばを過ぎる頃から徐々に色づいて、誰もがドングリと認識する茶色

   へと変身していく。中には緑色のうちに落下してしまうドングリも多い。

   私が住んでいる愛知県では、11月も終わろうとする今頃の季節になると、さすがに木に

   なっているドングリは少なく、大部分が落下してしまう。

   枝には横に並んだ線がよく目立つハカマだけが残っている。

   季節はまもなく師走である。

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   画像はいずれも愛知県の自宅近くに植栽された木。撮影は9月から11月にかけて。

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