みかんの花日記

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zoom RSS 初冬点描

<<   作成日時 : 2017/12/20 19:10   >>

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   今季最大の冷え込みだったという一昨日

   当地は朝から良い天気だった。

   写真は常に撮っていないとヘタになる。というのは私の持論だが

   11月のはじめに甑島で撮影した以降

   デジカメでの撮影を全くしていなかったので

   感覚を鈍らせないためにも、三脚を持って外に出た。

   何しろ寒いのが大の苦手なので、こんな日でもないと

   外に出るのが何とも億劫なのである。

   今の季節、花はほとんど咲いていない。

   だからと言って、撮るものがないわけではない。

   被写体はあちこちに転がっている。

   何を見つけられるか、も撮る人の感性である。


   
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   いつも歩いている散歩コースなので

   コース上に自然が残っているわけではない。

   住宅地や工場が立ち並ぶ中に、わずかに残っている田んぼの縁や

   人工的に植えられた緑地、鳥たちの排泄物から育ったであろう疎らな林、などなど

   自然の片鱗を探して、ともかく歩く。

   ススキの穂が逆光に輝いている。近くのクリーンセンターの建物や電線が入らないよう

   画面の四隅に気を使いながら、液晶画面でフレーミングする。

   ライブビュー機能で、アップにしてピント合わせをする。

   カメラのレンズに太陽光が当たらないように、手で庇を作ってゴーストを防ぐ

   毎度やっている動作でも、頻繁にやっていないと、三脚の足ひとつを伸ばすのでも

   思い通りにはいかないのだ。

   田んぼの縁のわずかな土手に、ノイバラの実が赤く熟している。

   これをどう撮ろうか、と思案するのも楽しい。

   ズボンを棘で引っ搔かれながらも、藪の中に侵入する。

   一人だと、そこでどれだけ時間を取っても自由なので

   なんとも気ままなのである。


   
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   海がすぐ近いこともあり、この田んぼの縁の湿地にはウラギクが生えている。

   我が家から最も近くで見ることができる絶滅危惧植物である。

   ここにもう何年も生き続けていることは知っていた。

   だが今回、新発見をした。

   ウラギクは塩湿地に生え、薄紫色の小さな花をたくさん咲かせる菊の仲間である。

   草刈りされた後に伸びたのか、まだ少し花が見られた。

   かろうじて咲き残っていた花なので、決して綺麗ではないが

   ウラギクとはこんな花である。


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   この2枚の画像のみスマホで撮影

   キク科の花は、種子に冠毛がついていて、タンポポの綿毛のように白くほおけるものは多いが

   ウラギクもそうだったとは、今日はじめて気がついたのである。

   花の上の画像を見た時、最初は何の冠毛かわからなかった。

   エッこのキラキラ光る銀毛は何、と近寄って行って

   あっウラギクだ、と納得したのである。

   こんな湿地にコウヤボウキはないし、何だろうとひどく興味をそそられたのである。

   モコモコと白くほおけた冠毛は、逆光で眺めると

   ともかくそっと触りたくなるような、そんな優しさに溢れていたのである。

   それからが大変、綿毛が飛ばないように細心の注意を払って

   そっと近づいた。

   光りは魔術師でもある。

   順光線で見ればただグレーの冠毛にすぎないが、ひとたび180度の反対側に回れば

   なんと、なんと景色はまるで変ってくるのである。

   少しばかり夢中になりすぎて、今日の目的地

   ツルウメモドキやキカラスウリが見られる場所に行くのが少し遅くなった。

   普段ならコンクリート塀の上なのだが、ツルウメモドキが茂っている場所は

   ものの見事に伐採されていて、ツルウメモドキは撮影出来なかった。

   赤い種子がはじけたツルが、塀の下に落ちていたので

   飾れそうな一部分だけを拾ってきた。



   その反対側の木の枝に、良く実が付くキカラスウリが絡んでいるのだが

   こちらは何とか健在だった。

   赤いハゼノキが見事に紅葉していて、うんイイナ、と思える果実は見つけたのだが

   鳥たちの方が一足早くて、中身が空っぽになったものや、嘴でつついた跡が見られるものなどが

   風にぶらぶらと揺れていた。


   
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   温暖な当地も、初冬と呼べる季節になってきた。

   今年も残すところあと10日ばかりである。

   師走はなんとなく慌ただしい。














   今回はウラギクの花以外は、すべてデジカメでの撮影です。

   クリックすると画像は大きくなります。

   大きな画面で臨場感を楽しんでください。


   無断での転載、使用を禁じます。

   撮影は2017年12月18日

   愛知県半田市のクリーンセンター付近で。

   コメント歓迎します。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ウラギクがまだ咲いていたのですか。一度会ってみたい花です(関東で秋につぼみ状態を見て,そのあと見に行っていない)。

キカラスウリの背景の赤も素晴らしく,ノイバラの果実が芸術品に見えるあたりも素晴らしく,プロの感性にはいつも磨きを怠らない努力も加えられているのだ,と,再認識しました。
はるこ
2017/12/21 16:13
はるこさん 今晩は。
今年も残り少なくなってきましたね。
ウラギクはかろうじて、という感じで咲き残っていました。花の最盛期のイメージはありませんが、こんな花だよ、という意味で載せました。
明日も天気は良さそうなので、隣町のお気に入りの里山に行ってきます。ササユリの種子の採取が目的です。
みかん
2017/12/21 19:36
「写真は常に撮っていないとヘタになる。」、「何を見つけられるか、も撮る人の感性である。」は、正に、その通りですね。
でも、「何を見つけられるか」ってのが一番難しい。(^^ゞ
なんせ、出来上がりをイメージしなければなりませんものね。
みかんさんは、数ショットで決められるのでしょうけど、ボクなんて、これと思っても、角度を変えたり、遠近を変えたり、設定を帰るなど色んな事をやって20枚以上シャッターを切ってます。
デジカメでないと、とても出来ないですね。(^^ゞ

この綿毛の画像が素晴らしいです!
大きくして見ると、ウットリです。
こんな風な綿毛の集まりを見つけるのも大変やけど、それをこんな写真に料理出来るのが素晴らしい感性ですね。
yoppy702
2017/12/24 22:17
yoppy702さん こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。今年もいよいよ押し迫ってきましたね。
家の事や、何やかやと慌ただしいです。今年は大掃除もさぼり気味で隅から隅までという訳にはいきません。ゴミの最終収集日までに、不要なものは処分したいと整理はしているのですが、細かな資料はなかなか思うようになりません。
デジカメを持ってじっくりと霜の撮影がしたいのですが、隣町では良く霜が降りるのに、当地は先ず霜が降りることもなく、寒い地方の方がうらやましいほどです。多量の降雪で難儀している地方の方も多いことですから、何とも贅沢な悩みではあるのですが。少し早いですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みかん
2017/12/27 11:50

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