みかんの花日記

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zoom RSS 大群生 オオバナノエンレイソウ(昨年の旅から) 

<<   作成日時 : 2017/04/08 08:15   >>

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   前回のカタクリの大群落を撮影しながら、ふと考えた。

   一体、群落って何だろう。

   広辞苑を引いてみる。

   生物の群集のうち、植物だけをとり出したもの。構成する植物の相観の均一性や種類・組成の共通性に基

   づいて、群系・クラス・オーダー・群集などの諸段階に分類する。

   とある。

   なるほど、納得である。

   思うに群落と言う言葉は学術用語であるから、同じ植物がずらっと咲き続いている場合は

   群落と言うより、群生という言葉を使った方が正解かも知れない。

   広辞苑でも群生と引くと、B植物が一所に群れをなして生えること。とある。


   
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   さながら上の画像のような状態に出会ったなら、それは群生と呼ぶにふさわしいのだろう。

   ところで群生と大群生の違いだが、これは見る人の感性によって異なるものだろうか。

   群生よりもさらに規模が大きければ、それは大群生と呼ぶにふさわしい。

   ところが、群生でも大群生でも、その受け取り方は人によって異なるようである。

   オオバナノエンレイソウは、北海道と東北地方の一部に分布するが

   良く見て知っている人と、そうでない人との間には誤差が生じているような気がする。

   10本の花を見て群生していた、という人もいれば、100本の花を見て群生していた、という人もいる。

   この相違は、植物に対する知識の違いからくるような気がする。


   
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   上の画像をクリックしてみてください。

   どうです。これなら大群生と呼んでも誰からも文句は出ないような気がするのですが。

   私が何故そんなに大群生という言葉にこだわるかと言うと

   それが上の画像のように、全くの天然自然によるものなのか

   それとも人の手が加わって大群生になっているのか、という点なのです。

   カタクリもオオバナノエンレイソウも野生植物です。

   ですが、人の手が加わるということは、野生植物であっても

   なんら花壇の園芸植物と変わりがないのではないか、

   と、思えて仕方がないのです。


   
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   職業として野生植物を何十年も撮影していると

   目は自然と肥えてきます。

   いわゆるヤラセなどは一発でわかるようになります。

   自然は人の手が加われば加わるほど、不自然になってゆくのです。

   前回取り上げたカタクリの大群生に違和感を持つのは

   自然の中であっても、過剰なまでに人の手が加わると

   それはもはや自然とは呼べないのではないか、という疑問に繋がるからなのです。


   
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   そんなことを気にしなくても良いのでは、という声が聞こえなくもないのですが

   やはり私は、これからも、あるがままの自然にこだわってゆきたいと思います。

   北海道に限らず自然は雄大で、限りなく奥が深いのです。

   誰にも知られず、誰にも見られることもなく、無数に咲く花は今もどこかに必ずあるはずです。

   ちなみに上の画像は日高地方での撮影ですが

   そんな山奥深く入ったわけではなく、道路のすぐ側、国道から100メートルも離れていない場所です。

   北海道には、まだこんな場所が山ほどあります。

   この一連の画像は、昨年の5月に撮影したものです。

   消去する予定でしたが前回のもったいない意見や気持ち球に気を良くして、

   再度陽の目を見せてやることにしました。あはは

   これでやっと消去できます。

   オオバナノエンレイソウに関しては、何度か書いていますが、過去記事も参考までに。

   http://48986288.at.webry.info/201405/article_2.html

   毎年のように北海道のどこかで群落に出会っています。

   大きな群落は、やはり大きな画面で見てもらいたいですね。

   下の画像は本業用のデジカメでの撮影です。

   クリックして大群落をお楽しみください。

   
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   こんな場所が道路のすぐ脇にあるのですよ。

   国道よりも道道や車の入れる林道だと、出会う機会はより多くなります。

   ちなみに上の画像でもニリンソウがかなり咲きだしていますが

   季節が早ければ、同じ場所がいちめんにフクジュソウの黄金色だったりもします。










   撮影は2016年5月17日 北海道日高地方で

   最後のデジカメ画像は、撮影2014年5月19日 北海道の道道の側で。

   コメントはいつでも大歓迎です。あなたの声をお聞かせください。

   

   

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コメント(12件)

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\(‥\ ) (/‥)/賛成です。
「100万本の〇〇」が嫌いなσ(^_^)
100万本が自然なら良いんだけど。
アライグマ
2017/04/08 09:24
むかし、人間が生活のために山仕事をしていたころの手の入れ方がいいのでしょうね。まるっきりではなく、ほどよく人の手が入った自然。
shuku
2017/04/08 15:25
こんにちは^ ^ 北の大地 見事なオオバナノエンレイソウの群生 素晴らしいですね。雪の下で寒さに耐えた花達のステージには、なおさら感動します。自然の中での花々の営みが、いつまでも続く事を願いたいものです。ちなみに、延齢草はにゃんたの誕生花です。しかし残念なことに、生まれも育ちも知多半島のにゃんたは、この目で見たことがありません。北海道は若い頃には何度か旅した事もありますが、富良野や美瑛の人の育てた花ばかりに目が行っておりました(^^;;野生のお花が気になるような、やっと今大人になれたのかな。 みかんさんも猫好きさんなんですね(*^^*)にゃんたは、我が家の17才になるなんちゃってアメショーです。迷い猫で血統書はくわえていませんでした(笑) 筍梅雨の様なお天気ですが、渥美のシデコブシは素敵なお写真が撮れましたか?またアップして頂けるのかしら〜(*^^*) ちょこちょこ覗かせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
にゃんた
2017/04/09 14:10
「群落」という言葉になると、なんか、難解になってきそう。
「群生」の方が理解し易いですね。
ボクは、良く、「団体で咲いてる」って言ってますけど。(^^ゞ

「群落」も「群生」も、自生しているというイメージがあったんですが、植物園と名の付く所でも「群生」という言葉は使われてるので、沢山咲いていたら、本人の受け取り方はは別にしても、「群生」、「大群生」で良さそうなんですね。
でも、「定植」されているのは、大規模であっても「群生」というのは、やっぱり変ですよね。

最初、人間の手が入っていても、その後そこで育ち増えていった場合、半自生というか半栽培の状態でしょうから、これは「群生」。
なんか、ややこしくなってきました。(^^ゞ

最後の画像、クリックして画面一杯で見ました。
画面奥まで続いてますね。
一体、どこまで続いてるんや!と驚いてしまいました。
yoppy702
2017/04/09 17:32
アライグマさん 今晩は。
お登紀さんの歌に「100万本の薔薇」というのがありますが、みかんはこの歌は好きですよ。あはは
自然界で100万本の可能性は、なくはないですが、日本では無理でしょうね。仮に1万本にしても、作られたものではねぇ、魅力は半減です。
みかん
2017/04/09 19:13
shukuさん 今晩は。
かつての人里の里山がそうであったように、人間の自然への介入がほど良い状態であれば、自然は今よりはるかに豊かな植生だったでしょうね。今からでも決して遅くはないのですけどね。
みかん
2017/04/09 19:18
にゃんたさん 今晩は。
みかんちゃんもアメショーでした。年下の小太郎君もアメショーです。我が家に、もう1匹いた日本猫(野良ちゃんでした)はマイケルという名前のメス猫でした。
マイケルもみかんちゃんも長生きでしたが、すでに天国に召されました。今いる小太郎君は18歳5ヶ月です。だいぶ歳をとりましたが、まだ元気です。
渥美半島のシデコブシは今年も見事でしたよ。一昨年に書いたブログがありますので、そちらを参考にどうぞ。
48986288.at.webry.info/201503/article_3.html
来年のカレンダー用に撮影に出かけたのですが、光量不足で、昼過ぎから雨に降られてしまいました。普段は晴れ男で有名なのですけどね。あはは
来週はしばらく九州です。

48986288.at.webry.info/201503/article_3.html
みかん
2017/04/09 19:51
yoppy702さん 今晩は。
北海道を例にとれば、開拓、開拓の歴史です。
蝦夷地と呼ばれた昔から、人々は樹を切り、地面を耕して広大な大地が生まれたのです。最後のデジカメ画像ですが、このすぐ左手には牧場が広がっていました。画面をよく見れば、左上にわずかに牧場の建物が見えています。
現在では特別の目的でもない限りは、燃料として樹を切ることはなくなりましたが、皆伐ではなく、適度の伐採は植物の豊富さにつながるのです。一見するとオオバナノエンレイソウだけの群落に見える上の画像も、オオウバユリやアキタブキやエゾトリカブトやミヤマイラクサやオオヨモギなど、様々な植物と共生しているのです。2段階に拡大して見れば、オオバナノエンレイソウの下に咲いているニリンソウなどの花もわかりますし、ザゼンソウの若葉やフクジュソウの果実なども見えるのですよ。私がよく言う写真を読む、とはそういうことなのです。
この前のカタクリの大群落では、自然ではないので、それらのことを読むことができないのです。適度の介入と過度の介入の違いです。
植物の知識が豊富であればあるほど、見えてくるものが違ってきます。
みかん
2017/04/09 23:03
群生か群落か、やっぱり群落を使いたいな。なんか格好いいもん。

なるほどカタクリの群落を見に行くとアズマイチゲやキクザキイチゲがたいてい見つかる。
人間って欲張りで、これは観光資源になるってことになると余計なことをしてしまい、保護するだけなら良いんだけど植栽したりしてしまうんだなぁ。これは最悪、2度目に行ってガッカリです。
しかしまあ、オオバナノエンレイソウの大群落は凄すぎです。
ちゅうちゃん
2017/04/13 21:20
ちゅうちゃんさん お久しぶりですね。
昨日九州から戻ってきました。今年は全国的に春の花が遅れているようで、例年より1週間から10日ほどは遅れている感じでした。
北海道のオオバナノエンレイソウの群落は確かに凄いですが、これが普通なのですよ。でも、はじめて見たらビックリすると思います。
自然保護は難しいことだらけですが、特に植物となると、保護したい植物だけを大事にする傾向があり、自然ではありえない風景になっているのが現状ですね。もう少し専門家の意見や知識を取り入れるべきだと、私は思っているのですが。
みかん
2017/04/14 12:54
初めての場所で、初めて見つけた1本のカタクリ、1本のヒメユリ、その感激が忘れられません。
図鑑で見た花を、初めて山で実際に見つけた喜びが、忘れられません。
そのわくわく感が、何年も続いてて、あまり賢い観察者ではないけど、
自分なりに植物愛好者の端くれと思ってまーす(笑)
でもね、チャンスがあったら、こんな人工的な群落も見て見たーい!!(爆)
俗物なんですね〜私って( 一一)
リサ・ママ
2017/04/15 00:00
リサ・ママさん 今晩は。
例えたった1輪の花であっても、はじめて出会った時の感激はいつまでも忘れませんよね。その気持ちが後々の花観察につづくのだと思います。
ところでこのオオバナノエンレイソウの群落は人工的なものではありません。植物園ではオオバナノエンレイソウを植えている所もありますが、北海道では、どちらかというとカタクリほど注目される花ではないからです。
みかん
2017/04/15 23:13

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