みかんの花日記

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zoom RSS 撮れたて特急便10 ニオイタチツボスミレ

<<   作成日時 : 2017/03/30 22:45   >>

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   ソメイヨシノの開花はどこでも足踏み状態のようだが

   それでも春は確実にやって来ている。

   我が家の前の桜並木も、つぼみは大きくなっているものの

   咲きだしているのはまだ数輪。

   ソメイヨシノの開花宣言は、各地の標本木に花が5〜6輪咲けば開花と告げられるので

   そういう意味では、我が家の近くの桜並木は

   本日が開花宣言、ということになる。


   
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   桜の開花と合わせるように

   今はまさにスミレの季節である。

   知り合いのブログを見ていたら

   タチツボスミレかニオイタチツボスミレかわからない、という写真と記事に出会った。

   スミレに少し詳しい方なら

   両種の見分け方はそれほど難しいものではない。

   だが、スミレはスミレと一括りにしてしまう人にとっては

   タチツボスミレとニオイタチツボスミレの区別はやっかいであるらしい。

   そんな記事に出会って、きょう隣町の里山まで出かけて来た。

   スミレを何種類か見るためである。


   
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   春が来た。

   田んぼの土手は、まさにうららかな春だった。

   トウカイタンポポは惜しげもなく咲き、ホトケノザがピンクの絨毯を作っている。

   白い花はタネツケバナにナズナ、オランダミミナグサ

   目を凝らせばキュウリグサやノミノフスマの花だって咲いている。

   オオイヌノフグリはすでに最盛期を過ぎている。

   耕される前の水田の中で、コオニタビラコの黄色の花や、タネツケバナの花たちと

   2時間近くも遊んでしまった。


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   と、まぁここまでは良かったのだが

   お気に入りの場所に到着して、茫然自失となってしまったのである。

   まるでゴルフ場の芝生のように、綺麗に草刈りされていた棚田は

   セイタカアワダチソウが林立する放棄水田へと変わっていたのである。

   里山は人の管理によって成り立っている自然である。

   だからこそ諸々の植物が共存し、これからの季節は

   パステルカラーの煙るような新緑が目に眩しい風景を作るのである。

   多分、この棚田を耕作していた高齢の農家の方が亡くなられたのだと思う。

   水田の端にある農作業小屋も、使われた形跡がまったくなかった。

   日本の農業人口を見ると、これは致し方ないことなのだが、これから先

   日本の農作物は本当に大丈夫だろうか。そんな心配が頭をよぎる。

   ショックなことはそれだけではなかった。雑木林は切り開かれ

   広大な宅地造成地が谷の奥まで広がり、ある場所はメガソーラーの設置場所へと

   変貌していたのである。

   今の季節であればハルリンドウやショウジョウバカマが咲き

   スミレだけでも7種類ほどは見られた場所がズタズタなのである。

   ササユリが咲き、リンドウが咲き、イヌセンブリが咲く土手が

   きれいさっぱりと埋め立てられてしまったのである。

   あ〜あこれでまた、私の大事な撮影地が亡くなってしまった。

   野の花との出会いは、本当に一期一会、

   悲しいけれど、肝に命じた1日だった。









   I さんの参考になるようにニオイタチツボスミレのことを書くつもりが

   とんだ愚痴になってしまった。

   I さん上の2枚のニオイタチツボスミレの画像を参考に、スミレの勉強に励んでください。

   撮れたて特急便は、2015年の3月30日を最後に、忘れていたわけではないのですが

   放置したままでした。ふと思い出して、きょうはこんな愚痴です。すみません。

   花に鼻を近づけると、ほのかな香りのするニオイタチツボスミレが咲く山道では

   まだ冬毛のテンに2度も出会い、ウグイスがさかんに鳴いていましたが

   心は曇ったままでした。

   撮影は2017年3月30日 愛知県武豊町で。本業の合間に撮影したスマホ画像です。

   みなさんのコメント歓迎します。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは
今年は私も、スミレを幾つか見つけて、はしゃいでおります。
ところが、名前を書き込む段になって、まるきり五里霧中になるのが、
我ながら、ほんとに悲しいです。
春の野山の花々は、みかんさんのブログと図鑑で知ってるつもりなのに、
ミドリハコベとコハコベの区別も自信がありません。
毎年毎年、新入生のようにみかんさんの解説に耳を傾けては、
むくむくとファイトが湧くのに、そこ止まりなのが、ザンネンなことです。

広大なメガソーラーの設置場所、高知にも出来ました。
うちの近所は、除草剤を空き地や路傍に撒く風潮が続いてて、ユウウツです。
嬉しいことも有りますよ〜毎年やって来るツバメが、1羽だけで来たので、
ヤキモキしてたんですが、
10日も遅れてもう1羽が到着し、ようやく2羽で毎朝、電線に留まってまーす(^^)/~~~
リサ・ママ
2017/03/30 23:59
こちらも、昨日、大阪所公園のソメイヨシノの開花が確認されたそうです。
暖かい日が続けば一気に…
そう思っていると、今日は、雨で、気温も下がっています。(^^ゞ

タチツボスミレとニオイタチツボスミレだけでなく、『スミレ』の区別も、よく解りません。
植物園でも、『スミレ』とネームトレーがあっても、実際は、スミレの仲間やったし。

みかんさんの過去記事で、スミレをアップされていたので、ちょっと見てました。
「冬スミレ」というのもあるんですね。
リュウキュウコスミレ、アリアケスミレ…
「スミレシリーズ その1」は、基本部の名称が出ていて勉強になりました。

里山に咲く野草は、自然と、勝手に咲いているんやと思ってましたが…
田圃が繰り返し続けられているからこそ、自然に生育環境が管理されていたんですね。
なので、放っておくと、草がボウボウになってしまう。
里山を歩いて、春になると、楽しませてくれる野草達が、こんな繰り返しの中で生まれてきていたんやとは初めて知りました。
yoppy702
2017/03/31 21:54
きれいに耕作されていた田んぼや畑が、ある年、突然荒れ放題になる。
私の住んでる兵庫でも、何か所か、そんな場面に出くわしました。
ご高齢の耕作主の方が亡くなられたか、病気をされてしまったのでしょう。
電気柵やフェンスは張り巡らされるし、里山の自然は、この先、どうなってしまうのかと、先行き不安です。
ほととぎ
2017/04/01 00:03
おはようございます!!
この時のショックって言葉には表せないですよね。
立ちすくだけです〜。

一年でこんなにも変わるんですから
植物たちにとっては青天の霹靂です。

わが堤防もだんだん花たちがなくなっていきます。
工事の理由は理解できますが
私たちにとって貴重な花も
雑草で片付けられるんですものね。

メガソーラーは異色の景色ですね。
多くなりました。
ぐーま。
2017/04/01 08:02
自生するスミレの種類が少ない千葉県なので,ニオイタチツボスミレは出会えるだけでもうれしくなります。
雑木林の中の陽だまりなどで会っています。

そして,そういう雑木林が切り開かれ,田んぼは放棄され,住宅地が広がっている状況に出くわして,息が止まって,立ちすくむこと,私も何度か経験しました。
(もう住宅は余っているのに)

土地を,田畑ではなく,ソーラーパネル設置場所にする方が生活できるという社会構造も変えないといけませんよね。
宝くじで高額当選したりしたら,イギリスのナショナルトラストみたいなことをしてみたいと思うものの,日本ではまだ難しい(宝くじを買っていないし)。
数億円くらいでは資金が足りないのだと,と知り,がっかりしました。
(私もグチ・コメントになりました。すみません。)
はるこ
2017/04/01 14:36
良く行く横浜自然観察の森は・・・・
只今工事中
何だかウサギやタヌキが居るらしい草原をかなり広く削り取って坊主になっている。
益々、横浜自然「破壊」観察の森になって行くようだ。
(*_ _)人 合掌
アライグマ
2017/04/01 21:09
リサ・ママさん おはようございます。
コメント返しが遅くなりました。すみません。
ツバメの飛来、嬉しいですね。
みかんの実家がある群馬県では、ツバメは縁起の良い鳥とされ、農家の家の中に巣を作ります。ですのでツバメの子育て中は、家の玄関は開けっ放し、ツバメがいつでも出入りできるようになっていました。みかんが子供の頃は、家に出入りするツバメを捕まえたくて、湯がいたうどんをすくいあげるザルでツバメを追いかけて、いつも叱られていました。今思えば、なんとものどかな時代だったのですね。
植物の名前ですが、無理やり覚える必要なんてないのです。何度も見ているうちに自然に覚える。それで良いのだと思います。勉強しようなどと肩ひじ張らない方が楽しいですよ。
みかん
2017/04/02 09:44
yappy702さん おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。
農業人口の高齢化もありますが、最近の里山は荒れ放題で、どこもかしこも大変な状況になってますね。薪や炭などの需要がなくなったために、雑木林は荒れる一方です。せめて下草を刈ったり落ち葉掻きをするだけでも大部変わるのですけどね。
近場で雑木林の管理をさせてくれる所があれば、自分一人でもやってみたいのですけどね。
人間が適度に自然に介入することによって、植物の多様性は保たれています。触れていい自然と、手をつけてはいけない自然、そんな見極めができる目を持つ人が、
もっともっと多くなって欲しいと感じています。
みかん
2017/04/02 09:56
ほととぎさん おはようございます。
電気柵やフェンスは、本来必要のないものなのです。動物の被害を防ぐためには
里山の管理がしっかりできていれば、イノシシやクマなどが里に現れることはほとんどなくなると考えられています。かつての里山は、全くの手つかずの自然と、人間が暮らす里との間に、里山と言う人間が管理する雑木林があったので、緩衝地としての役目がとても大きかったのです。
燃料革命以降、薪炭材としての雑木林の需要がなくなりました。それでもまだ現役の農家の方々は15年サイクルほどで、雑木林を伐採したりの生活が長く続けられていたのですが、ここ20年ほどの間に農業人口の高齢化が急激に進み、離農したり、耕作放棄しなければならなくなった田んぼや畑が、圧倒的に増えてしまったのです。農業に携わる日本人の平均年齢が65歳以上だったって知っていましたか。これから先、主食のお米が足りなく日が来るかも知れません。
みかん
2017/04/02 10:16
ぐーまさん こんにちは。
みかんはメガソーラーも風力発電も、決して反対ではないのですが、原発よりははるかに益しだと思っています。原発は日本から全廃して欲しい。
ですが昨今の闇雲ともいえるメガソーラーの設置や、ところかまわず林立する風力発電の風景を目の当たりにすると、もっと何とかできないの、と思ってしまうのです。ハッキリ物申せば、メガソーラーにしても風力発電にしても、自然破壊につながっている所があまりにも多すぎるのです。ソーラーパネルの下をもっと利用してよ。風力発電の設置場所をもっときちんとシミュレーションしてよ。景観まで考えてよ、などと一向に回っていないプロペラを見ながら思うのでした。
やはりどうしても愚痴になってしまう。ハァー
みかん
2017/04/02 10:28
はるこさん こんにちは。
思いはまったく同じです。みかんはたまに宝くじは買いますけど。あはは
熊本地震復興記念の宝くじを買って、特に阿蘇の撮影では大変お世話になっているので、つい最近、そのくじを売り場で見てもらったら、なんと当たっていたのですよ。4000円でしたけど。どこかでナショナルトラストでもやっていれば、すぐにでも寄付しますが。
昔、高尾山のナショナルトラストではみかんも立ち木を買いましたけど。あの場所はその後、どんな風に推移しているのですかね。ネットでもなんでもいいのですが、ナショナルトラストのその後は知りたいものですね。
みかん
2017/04/02 10:37
アライグマさん こんにちは。
横浜自然観察の森は、以前は私のごく親しい友人が園長をしていました。その頃1度だけですが撮影に行き、園内の湿地で野生のシランを写したことがあります。退職後も彼は園に通い、標本整理などをずっと続けていましたが、昨年亡くなってしまいました。随分と長い付き合いでしたから、亡くなった時はショックでした。
2人で植物観察会を東京で20年近くも続けられたのも彼がいたからかも知れません。
神奈川県植物誌のメンバーとしても活躍したのですが、自然観察の森がどのような変貌を遂げるのかは知る由もないのですが、悪い方向には向かわないと思っているのですが。さてどうなるか、人が変わるとガラッと方向転換もありえるので、推移を見守って欲しいですね。
みかん
2017/04/02 10:55
はじめまして、知多半島に住む花好き にゃんた と申します。
武豊町にハルリンドウの咲く土手があると知り、会ってみたいと思っておりました。
場所の目星をつけ、4月3日 友達とワクワクしながら出かけました。春の柔らかな日差しを浴びて微笑んでいるであろうハルリンドウを想いながら、田圃に続く道を進みます。先ず目に飛び込んで来たのはメガソーラー!なぜ?と思いながらも、ふと足元を見るとシロバナタンポポとスミレ(*^^*)期待しながら進みます。先には荒れた田圃が広がっていました。しかしその先は耕作されている様子、目を凝らしてグルグルと畦道を探し回りました。見つかりません>_< 春の野の花達に挨拶をして、ションボリと奥に進みます。頭上では励ましているかのように鶯が鳴いています。栗畑を過ぎ銀杏畑が見えると、先にはもう一つ田圃が広がっていました。ここかな? 探しますが見つかりません>_< 用水路には無数の小さなオタマジャクシ!野山を駆け巡っていた幼い頃を懐かしく思いました。しかし結局見つからずここが最後の田圃のようで、仕方なく重い足取りで雑木林の散策路を抜け、元の位置に戻り、ガッカリ寂しい気分で帰宅する事になってしまいました。 悔しくて再度確認していると、このブログが目にとまりました。あれっ!私達と一緒?もしかして… そして以前の素敵なハルリンドウのお写真を拝見し、確かに咲いていたんだ。もう会えないんだ>_< と自分に言い聞かせる事になってしまいました。
本当に悔しいですね!寂しいですね!
これがエコなんだろうか?エコって何だろう? つくづく考えさせられる今日この頃です。
植物の詳しい解説、とても勉強になります。そして素敵なお写真(*^^*)心に響きます。また、拝見させていただいてもいいですか?
初めてのコメントで長々と申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。
にゃんた
2017/04/05 18:31
にゃんたさん ようこそお越しくださいました。
猫好きさんかな?
みかんも猫大好き人間です。みかんというハンドルネームは我が家で飼っていた猫の名前からなのですよ。現在はみかんのお婿さん小太郎君1匹だけですが。
武豊町にお気に入りの里山があるのですが、今年はお気に入りの場所が散々でした。かろうじてショウジョウバカマは咲いていましたが、ハルリンドウは出ていませんでした。ですが、山の斜面から水が滲みだすような田の畔をしっかりと草刈りすれば、ハルリンドウは復活します。
ただ、それらの作業をする農家の方がいればの話しですが。里山の維持は年々大変になっているようです。
どうぞまた遊びに来てください。明日は渥美半島にシデコブシを訪ねます。
みかん
2017/04/05 21:45

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