みかんの花日記

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zoom RSS サキシマフヨウ  Hibiscus makinoi

<<   作成日時 : 2016/12/14 23:34   >>

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   サキシマフヨウは花の直径が10センチほどもある大きな花を咲かせる。

   名前にサキシマと付いているのは、沖縄県の中でも特に先島諸島に多いからである。

   とは言え、分布は鹿児島県の種子島などの島嶼以南に分布している。

   屋久島などにも非常に多い。


   
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   花期は10月頃から咲きはじめ、翌年の3月頃まで咲いているが

   最盛期は12月から1月にかけてである。

   いわば冬の花である。

   花の少ない季節に、次から次へとたくさん咲くので

   冬場の貴重な花ともいえる。


   
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   花の寿命は1日から2日、ハイビスカスの仲間なので短命ではあるが

   毎日、次から次へと咲き続く。

   12月の西表島は、どこに行ってもサキシマフヨウが咲いていた。

   特に東部の道路沿いには多く、何度も何度も歓声をあげるほどだった。


   
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   生えるのは海岸沿いの伐採跡地や道路沿い。

   裸地の先駆的植物なので、崩壊地などができると真っ先に入り込む。

   れっきとした樹木なのだが、あまり大きくはならず

   大きな木でも3〜4メートルほどである。

   だから花は人間の目線の位置にたくさん咲くので

   目の前で大きな花を観賞することができるのである。


   
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   花の色は白とピンク、などと今までは単純に思っていたが

   今回色々な花を写していると

   じつに様々な色のバリエーションがあることがわかった。

   花色の濃淡にはじまり、底紅だったり、かすれるような模様が入っていたり

   まさに千変万花で楽しかった。

   それらをお楽しみいただこう。


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   水牛車に乗って海を渡る由布島は、西表島の中の観光地のひとつだが

   由布島がある美原付近には、道路の右も左もサキシマフヨウの木が多い。

   このあたりから古見にかけての数キロを歩いてみた。

   観光バスに乗ってサッと通り過ぎるのと違い、自分の足で歩いてみると

   バスに乗っていたのでは見えないものが見えてくる。

   それは単なる花の風景だけではない。


   
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   田んぼが作られている付近では、なんとも美しい声の蛙の鳴き声が

   まるで歌でも歌っているかのように響いていた。

   時々サーっと降る通り雨のせいもあったろう。

   雨が止むと、すぐに蝶々がひらひらと舞い始める。

   12月でも暖かい西表島は、一年中色々な種類の蝶々がいる。

   今回嬉しかったのは、はじめてイシガケチョウを写せたことである。

   この蝶はなかなか俊敏で、写そうと思って近づくと

   すぐに気配を感じ取って飛び去ってしまうのである。


   
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                                イシガケチョウ


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         リュウキュウアサギマダラ                        タテハモドキ


   年間を通してリュウキュウアサギマダラは西表島では良く見られる蝶である。

   この蝶は、1月頃の寒い時には集団で越冬する。

   随分と昔に大富林道で、まるで鈴なり状態の集団越冬状態を写したことがある。

   タテハモドキは大きな目玉模様が特徴的で、オオバナノセンダングサの白い花によく吸蜜に訪れる。

   時間はたっぷりとあるので、雨が降れば雨宿り、止めば歩きだし

   気に入った蝶々に出会えば、そっと蝶の姿を追いかける。

   一人なので何の制約もないのが良い。

   今回の目的のシダは、すでに昨日までに撮影済みなので、気ままにたっぷりと道草ができるのが嬉しい。

   天気も回復傾向で、青空がぐんぐんと拡がってゆく。


   
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   相変わらず道路の両側にはサキシマフヨウの花が咲き続いている。

   花の傍によって、変わった花は咲いていないか、などと

   いつの間にか今まで見た花とは違うものを探している自分がいた。

   白い花は撮ったからもういいや、などと思っても

   水滴がついていたり、花の裏側から見たり、つぼみも、などと

   あれもこれも撮りたくなるのである。


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   植物図鑑などでは、普通1枚の写真ですべてを表現しなければならないのだが

   このブログのように、何枚使おうが自由の場合は、それこそ自分の心に響く被写体に対して

   何枚も何枚も写す。

   写す時点では、ブログ用にと考えて撮る場合もあるが

   今回のように何のあてもなく、ただ気ままに、心の赴くままにパチパチやることが多い。

   一応本業用のデジカメでは、写す被写体も厳選するが

   スマホのカメラではあくまで記録用である。


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   自分がいいな、と思った部分だけをスケッチする。

   親しい植物仲間たちに現地からメールを送っている。

   きょう見た花にはこんな種類があったよ、となかば報告のような花便りである。

   枚数をなるべく多く送るために、画像のサイズも小さい。

   本当はもう少し大きなサイズで撮影すると、より臨場感のある迫力ある画面になるのだが・・・・。

   そんな訳で今回はクリックしても画像があまり大きくなりません。

   花盛りだったサキシマフヨウの一端がわかってもらえたら、と

   そんな気持ちです。








   撮影は2016年12月2日〜6日 沖縄県西表島で

   撮影はすべてスマホのカメラで撮ったものです。

   クリックすると画像は少しだけ大きくなります。

   1週間ほど滞在したので、他にも様々な種類の花を写しています。

   時間に余裕があればいずれ他の花々もお目にかけましょう。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
少しずつ表情の違うサキシマフヨウの花が次から次へと表示され,「わ,わぁ。…わわわ。」でした。
のんびりと歩いて植物や昆虫を見る,という,なんともぜいたくな時間でしょう。
イシガケチョウたちも素敵です。

他の植物も楽しみにしています。
はるこ
2016/12/15 16:41
巴草のように風車のように捻りが効いて居るんですね。
始めて気が付いた。((((((((^^;
蝶々も珍しいイシガケチョウとか
不気味可愛いタテハモドキとか
興味が尽きないな〜〜〜
ヘ(^◇^;ヘ)(ノ;^◇^)ノ またお願いします。
アライグマ
2016/12/15 20:48
はるこさん 今晩は。
今年最後の遠出は西表島でした。今年は6回沖縄に行きましたが、その内4回は西表島でした。台風が一度も上陸しなかった珍しい年だったので、ついつい向かう回数が増えてしまいました。都合1ヶ月ほど西表島にいたことになります。
お蔭で今まで何度出かけても撮れなかった植物が、やっと撮影できた素敵な年にもなりました。サキシマフヨウはそんな最後を飾るように、たくさん咲いていました。久しぶりに贅沢な時間も過ごせました。感謝です。
みかん
2016/12/15 22:03
アライグマさん 今晩は。
サキシマフヨウに対する質問も、このブログで答えました。真っ先に。あはは
メールで送った画像とはまたひと味違うと思います。情報と言うのは写真の枚数が増えれば増えるほど多くなるものです。
メールでは伝えきれなかった分も含めたつもりなのですが、どうですかね。花が捻じれるように咲くのも特徴のひとつですね。
みかん
2016/12/15 22:10
フヨウの花びら 空が透けて見えるほどですね!ピンクも淡いものから濃いものまで薄い黄色のもの 優しい色で 直径10センチもあるんあるんですね 見応えありますね!以前10月に屋久島に行ったことがありますその時見た芙蓉の花はこのサキシマフヨウだったのかもしれないですね!
とくじぃ
2016/12/16 22:44
とくじぃさん おはようございます。
屋久島で10月ならば、たぶんサキシマフヨウでしょうね。道端に結構たくさん咲いていますからよく目立つと思います。西表島ではピンクの濃い色のものは少ないですが、屋久島ではより多く見かけますね。
同じサキシマフヨウでも地域によって微妙な違いがあるようです。種子もたくさんできるので実生も簡単で、みかんの友人は東京で花を咲かせましたよ。
みかん
2016/12/17 07:08
こんばんは〜♪
サキシマフヨウの様々な表情を捉えてるので、
息次ぐ暇ないドラマのようで、愉しく拝見しましたぁ〜♪
園芸の芙蓉しか見たことがなかったので、
ここまで味わい深い花であったのね〜!!と、ワクワクでしたぁ〜^^(喜)
さらに、蝶たちの華麗で優美な事〜☆
イシガケチョウは、私も観たことがありますが、うまく写せませんでした。。
リュウキュウアサギマダラは、当地で見るものとは違い、
模様の具合が図案的にしっかりしてるって感じですね〜^^(喜)
タテハモドキの大きな斑紋は、まるできれいな瞳のようで、
すっかり魅せられましたぁ〜^^(喜)
実物に会いたいですぅ〜ヽ(^。^)ノ(爆)


リサ・ママ
2016/12/17 19:42
リサ・ママさん こんにちは。
いよいよ12月も残り少なくなってきましたね。
西表島から帰ってからは、師走の寒さに縮こまっています。あはは
寒いの大嫌いなので、1月にはまた沖縄に行く予定を立てています。特に目的はないのですが、出掛ければ何らかの収穫があります。その前にお正月の支度か。
西表島は蝶々の好きな人には天国でしょうね。1年中たくさんの種類が見られます。リュウキュウアサギマダラなどはごく普通の蝶々です。山の中に入らなくても、道路脇で補虫網を振りかざしている人を結構見かけます。
タテハモドキはそれほど普通種ではない気がしますがね。
みかん
2016/12/18 10:56
残念! このフログを見る前に種子島に行きました。門倉岬の駐車場の先に
大きな芙蓉の花を見たのですが、大きいなと思っただけで、急がされ写真を撮れませんでした。 ここで芙蓉の花を見れ、うれしいです。ありがとうございました。
朝日文化に少し参加させていただき、楽しみにしてます。
リリー
2016/12/19 16:44
アメリカフヨウのように馬鹿でかい花でなく良かったです。
((((((((^^;
アライグマ
2016/12/19 18:56
リリーさん 今晩は。
はじめてサキシマフヨウを見た人は、花があまりにも大きいのと、たくさん咲くので園芸種と勘違いする人が多いようです。それと本当に無造作に道端に咲いているので、野生種と思う人が少ないようです。
写真が撮れなかったのは残念でしたね。でも実物を見られたのですから良しとしましょう。チャンスはきっとまたやって来ると思います。
みかん
2016/12/19 19:19
アライグマさん 今晩は。
アメリカフヨウは巨大すぎますね。あはは
あれほど大きくはありませんが、野生の花ではとても大きい部類に入るので、はじめて見た人は園芸種のエスケープと思う人が多いようです。
面白いことに結構植物を知っている人が、そう勘違いする傾向が強いですね。我が家でも実生から育てた屋久島産のサキシマフヨウが5本ありますが、今年は花の咲いた数が少なく、みかんが気がついた時はすでにしぼんでおりました。長く家を空けると見損なってしまう花もあります。
みかん
2016/12/19 19:28

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