みかんの花日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本の秋  せせらぎ街道(岐阜県高山市付近)

<<   作成日時 : 2015/11/10 08:29   >>

ナイス ブログ気持玉 20 / トラックバック 0 / コメント 10

   
画像



   日本は四季の変化に富んだ素晴らしい国だが

   とりわけ錦秋の秋になると

   誰もがその素晴らしさを、改めて認識するのではないだろうか。


   
画像



   日本の秋を代表する色は

   カエデ類に代表される赤だろう。

   それも真っ赤に染まる紅葉の赤

   イロハカエデやハウチワカエデなどが

   思わず歓声をあげてしまうほどに鮮やかに色づく。

   これこそ日本の秋の真骨頂である。


   
画像



   紅葉の名所の多くは、水辺に集中している。

   川や沢の水辺、山寄りには多くの滝が見られるような

   渓谷沿いに名所が多い。

   それは葉が色づくメカニズムによる。

   見事に紅葉する条件は、急激に寒さがやってきて

   昼夜の温度差が大きいほど見事に紅葉するのである。

   それゆえ水辺、ということになる。


   
画像



   日本は山国であるために水が豊富で

   渓谷が多い。

   名瀑と呼ばれる数々の滝もある。

   だが名前も付いていないような小さな滝であっても

   紅葉と結びつくと、途端に素晴らしい滝へと変身する。

   それがまた日本の良さでもある。


   
画像



   過日、紅葉の名所として地元では結構知られているせせらぎ街道を歩いた。

   特に滝が多い大倉滝遊歩道を中心に、紅葉や木の実などを楽しんできた。

   1回目は10月21日、2回目はカルチャー教室の生徒を連れて1週間後の28日に。

   わずか1週間でも秋の紅葉は様変わりする。

   本当に素晴らしい紅葉の時季というのは

   数日だと言われる。

   1週間前に見事だった紅葉は終焉を迎え

   つい1週間前はまだ緑を残していた木が、見事なまでに真っ赤に紅葉している。

   見どころは、日ごとに移り変わってゆくのである。


   画像画像























   上の画像2枚は、メグスリノキの紅葉である。

   昔、眼薬として使われたためにこの名がある。

   この木の紅葉はカエデ類の赤とは異なり、ピンク系の赤に染まる。

   紅葉する木の中では異彩を放つ色である。

   左の順光線で撮った画像の方が色の特徴が良く出ている。

   右画像は葉の裏側から撮影しているので、より赤く発色している。

   紅葉の写真は順光線で写すより、逆光線の透過光で写す方が見栄えがするが

   正確な色を出す、という点では順光に勝るものはない。


画像



   このコースは百滝コースとも呼ばれるだけに

   名前が付いていない滝もたくさんある。

   常に沢音を聞きながらのコースである。

   沢に沿って登ってゆくと、様々な興味を引かれるものが出てくる。

   今の季節、さすがに花は終わっているが

   木の実やキノコなどが、次から次へと顔を出す。


   画像画像






















   
画像



   画像画像






















   赤い果実はテンナンショウ。

   オレンジ色のキノコはマスタケ。このキノコもう少し早い時季なら食べられます。ここまで大きくなると

   パサパサして味はいまひとつ。

   黄色い葉の陰に紫色の実が美しいムラサキシキブ。

   ウインナーソーセイジのような果実をぶらさげているのはランの仲間、ツチアケビ。

   赤い実を吊り下げている小さな木はサワダツ。別名アオジクマユミ。

   こんな木の実や草の実を見ながら

   ゆっくり、ゆっくり登ってゆく。


   
画像



   木が成長するにしたがって

   しっかりと石を抱き込んでしまった面白い風景や

   ぽっかりと開いた巨大な穴を通り抜けたり

   遊歩道はそれなりに変化があって楽しい。


   
画像



   程よい疲労感を感じる頃に

   このコース最大の大倉滝が見えてくる。

   落差30メートルの名瀑は

   いつも滝壺に虹を掛けている。


   
画像



   付近の紅葉はまさに最盛期

   滝を取り囲むようにして

   鮮やかな色合いを見せていた。


   
画像



   紅葉最盛期のコハウチハカエデの木の間越しに、大倉滝を眺めながら

   さらにもうひと登り。

   かつての旧道だった道は、いにしえコースと名付けられている。

   幅が広くなった旧道を、今度はゆっくりと下ってゆく。

   すっかり黄色く色づいているのはコアジサイ。

   ゼンマイの葉が面白く色づいている。


   画像画像























   旧道はイタヤカエデやヒトツバカエデ、ダンコウバイなど

   黄色く色づく樹木が多かった。

   上を見上げたり、足元を眺めたり

   紅葉の季節は、ともかくキョロキョロ

   多くの目があると、山ブドウの黒い果実に気がついたり

   転がり出たトチの実に気がついたり

   沢の中で泳ぐ小魚に気がついたりする。



   
画像



   岐阜県の中でも高山周辺は、特にホオノキが多い。

   山を眺めると随所にホオノキがある。

   大きな葉は翻って、白い葉裏が良く目立つ。

   特に落葉する前のホオノキは、葉裏の白さが目立つので

   こんなにも多かったのか、と思えるほどである。

   飛騨高山では名物ともなっている朴葉味噌は、こんな必然性があったかも知れない。

   白い葉裏を見せて散ったホオノキの葉は

   カサコソと大きな音を響かせる。


   
画像



   華やかな色を見せた紅葉や黄葉は

   やがて音もなく風に舞う。

   苔むした渓谷の岩の上に留まるもの

   流れに身をまかせ、淀みに静かに沈んでゆくものなど

   散った葉の1枚1枚が、最後の最後まで

   日本の秋を象徴しているようにみえる。


   
画像



   せせらぎ街道に戻って

   オオモミジやコハウチワカエデの紅葉を再び仰ぎ見る。

   青空をバックにして、惜しげもなく輝いている。

   何度繰り返し見ても

   日本の秋は溜め息が出る。


   
画像



   秋の青空は、晴天、快晴などと呼ぶより

   真っ赤なモミジと組み合わさると

   まさに日本晴れ、と呼ぶにふさわしい。

   それも に ほ ん ば れ ではなく、ニッポンバレと呼びたいと思うのは

   私ひとりだろうか。


   
画像



                     もみじせる  この大木の  男ぶり










   2015年10月21日と28日 岐阜県高山市清見町付近で

   撮影はいつものケイタイ画像ですが、水の流れを表現するためにデジカメ画像も加えてあります。

   何段階にも大きくなりますので、大きな画面で紅葉を楽しんでください。

   あなたが感じたことなど、コメントいただけると嬉しいです。
   

   

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 20
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
那珂川町の紅葉は川沿いが早く色づくと、以前から感じていたです。ちゃんと理由があったのですね。。紅葉とは関係ないけど、ホオノキで作られた包丁の柄は滑らずしっくりして大好きです。
むっちゃん
2015/11/11 07:56
むっちゃん おはよう。
ホオノキは材がやわらかいので、昔から版木として利用されていました。家具などにも利用されますが、刀の鞘として利用されることも多かったのですよ。包丁の柄は、長く使い込むと職人さんの握り癖みたいな跡がつきますね。そのくらい包丁も使い込んでください。
みかん
2015/11/11 09:35
みかんさん早速の紅葉、ありがとうございます。

先日、成東・東金食虫植物群落(千葉県の天然記念物)に行ってきました。湿原は、ヤマラッキョウ、ウメバチソウとタカトウダイの紅葉が目立ちました。モウセンゴケやイシモチソウもあるのですが、私は晩秋の草紅葉を見に来ます。 ぎりぎりセーフ、満足でした。
ちゅうちゃん
2015/11/11 17:31
紅葉も素晴らしいけど下草も面白そうですね。
ヘ(^◇^;ヘ)(ノ;^◇^)ノ
アライグマ
2015/11/12 09:05
ちゅうちゃんさん おはようございます。
ご希望に応えるべく紅葉にしました。あはは
成東にはもう何十年もご無沙汰したままです。昔は素晴らしい湿地だったのですが、最近は乾燥化が進んでいるようですね。とは言えヤマラッキョウの群落などは、ほかでは見られないほどの素晴らしいものがあります。草紅葉、堪能できたようで何よりです。
みかん
2015/11/12 09:13
アライグマさん おはようございます。
季節を変えれば、それぞれの季節が楽しめそうですよ。
なかなか魅力的な下草も多いので、特に夏の終わりから初秋は、ぜひとも訪ねてみたいなぁ、と思いました。
みかん
2015/11/12 09:16
こんばんは!!
おかげさまで、見事な秋模様をたっぷり堪能しましたぁ〜♪
まるで自分が見てまわったかのような充実感がありましたぁ〜!!
現実に、自分の足で回ったら、前半戦で早くもコースアウトで、
発散できずにモンモンとするところを、
めっちゃスカッと、魅せていただきましたぁ〜(*^-^*)(喜)

ところで、今年はうちの近所の紅葉の遅い事!!
例年いち早く真っ赤になるハゼの葉が、まだ緑のまま、
このままじりじり年末に枯れ落ちるのかも知れませんね〜(トホホ)
私のような寒さ嫌いが、今年は寒気待ちしてますぅ〜(笑)

ところで、例のアマゾンにカレンダー、発注したところ、あと5冊ですってぇ〜!!
まっこと、間に合って、うれしかったですぅ〜☆
リサ・ママ
2015/11/13 23:12
みかんさん、みなさんこんばんは。宮本@神奈川です。おひさしぶりです。

みかんさんにご紹介いただいた写真には、紅、赤、緋、朱、茜・・・、いろんな「あか」が散りばめられていますね。わたしは残念ながら、今年は数年ぶりのあわただしい秋となってしまい、紅葉を見る機会がないまま終わりそうです。

ところで、わたしのHP「野生植物写真館」では、今週から、花好きのみなさんが今年撮影した花をコメントとともに紹介していく「2015年版・今年出会った花ベスト集」の連載がはじまりました。また、作品もまだまだ募集中です。

Yasukoさんのご遺志をひきついでスタートしたこの企画も、今回で7回目となりました。投稿作品数が増えるよう、なんとか盛り上げていきたいと思います。この場を借りて恐縮ですが、みなさんのご協力をいただければうれしく思います。よろしくお願いいたします。

○ホームページ「野生植物写真館」
http://wildplants.sakura.ne.jp/
宮本
2015/11/14 21:05
リサ・ママさん こんにちは。
早速のカレンダーのお買い上げありがとうございます。手元に届いたら感想などお聞かせください。
日本の秋は素晴らしいですが、山の見事な紅葉はまたたく間に過ぎてしまうので、毎年見ごろの紅葉に出会えるチャンスは少ないですね。温暖な地のハゼノキなどは紅葉する季節が遅く、当地でも見ごろは12月になってからです。
みかん
2015/11/15 12:43
宮本さん こんにちは。
いよいよ今年もはじまりましたね。まだはじまったばかりですが、いつも見るのが楽しみです。私もまだ投稿していませんが、恒例となっているので、ゆっくりの方もいると思います。野生の花の画像を撮られている方は、初めての方も是非参加してみてはどうでしょうか。
今年の撮影分は毎日1点ずつなので、私は過去の分を改めて見直しています。同じ人の昨年分を同時に見るのもおもしろいですね。多くの方の参加を願っています。
みかん
2015/11/15 12:51

コメントする help

ニックネーム
本 文
日本の秋  せせらぎ街道(岐阜県高山市付近) みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる