みかんの花日記

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zoom RSS 水辺に憩う     イワタバコほか

<<   作成日時 : 2013/08/18 18:38   >>

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   福岡県を皮切りに、佐賀県、長崎県、熊本県と撮影して回り

   一度家に帰ってから滋賀県の伊吹山、その翌日から北海道に入り

   札幌から釧路、根室と撮影し、帯広から再び札幌に戻り
 
   少々年齢の割にはハードスケジュールだったせいもあり

   バテ気味です。

   特に九州では想像以上の収穫があり、ブログネタもどっさりあるのに

   またまたお蔵入りになりそう気配です。

   あはは、毎度のことですが。




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   で、猛暑でもありますし、少し自然の風で涼みたいと

   選んだ場所が長野県境のとある小さな沢

   冷たくて清冽な水がサラサラと流れ

   苔むした岩にはイワタバコが群生する場所

   観光地とはかけ離れた場所なので

   自然を独り占めできるのでは、と企んだのです。

   出かけたのは日本人が大移動するお盆の8月14日

   多少の渋滞は覚悟の上です。




   
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   イワタバコはご覧の通り

   最盛期はややすぎたものの、まだまだキレイに咲いていましたよ。

   水の中をジャブジャブ歩くのが、気持ちいいこと。

   この小さな沢沿いは、花の種類がとても豊富なのです。

   今を盛りと咲いているのがタマアジサイ

   道沿いにずっと咲き続いています。




   
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   このつぼみを見れば、玉紫陽花の意味、誰でもわかりますよね。

   沢に乗り出すようにして咲いている場所もあれば

   山の斜面が紫陽花畑のようなところもありました。

   タマアジサイは木ですが、草にも紫陽花があるのですよ。

   そのものズバリ、クサアジサイといいます。

   高さはせいぜい40〜50センチの草本です。




   
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   花の色は上の画像のように濃いピンクもあれば

   白っぽい薄い色のものもあります。

   回りに装飾花もつけて、形は立派なアジサイです。

   やや日影になるような場所に好んで生えますが

   そこはかなり湿った場所です。

   ですから薄暗く感じるような沢沿いが大好きなのです。




   
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   場所によっては踏みつけてしまいそうなほど

   たくさん咲いていました。

   白くて小さな星のようなシロバナイナモリソウもたくさん咲いています。

   気をつけて近づかないと

   星型の花はポロッと散ってしまうことがあります。

   花が終わりに近づくと、星型のまま抜け落ちてしまうのです。




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   この沢沿いでいちばん目立っていたのがフシグロセンノウでした。

   たった1輪咲いていても、この朱色は目立ちます。




   
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   花が何輪か咲くと、花の重みで

   あっちによろよろ、こっちによろよろで

   花茎は倒れてしまうことがほとんどで

   草薮の中で朱色の大きな花が目立っています。

   下の画像は倒れていたものを立ち上げて、つっかい棒をして撮りました。

   ですから少々不自然さがありますね。




   
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   この沢沿い、じつは珍しい植物の自生地でもあるのです。

   他ではあまり見られないヤワタソウが結構あるのです。

   花期は6〜7月ですから、すでに花は終わり、大きな果実がついておりました。

   ところがたった1株、道沿いに残花がありました。

   おそらく草刈りされて、腋芽が伸びて丈低く咲いたものでしょう。

   葉が極端に大きくて、その割りにヒョロヒョロ伸びた高い花茎に小さな花を咲かせるので

   全体を図鑑的に撮ろうとすると、とてもアンバランスで

   撮りにくい花なのです。




   
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   クリックすれば花がわかりますかね。

   上の方に咲いているクリーム色の筒状の花

   4輪がまだ咲き残っていました。

   ここは地元の方がとても大切に守っているカツラの大木があります。

   樹齢数百年を経たであろう大木は

   肝心の大木は中が腐って朽ちてしまい、回りのひこばえが育って

   大樹の周りを取り囲むように育っています。

   樹の中心はこんなです。




   
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   ところが回りはこんな感じです。

   誰が名づけたのか、子持ち桂の名前で親しまれています。

   樹の下には小さな祠が祭られています。

   地元の人達が今も大切に守っています。




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   この場所を私に教えてくれたのは、当時愛知県に住んでいたTさんでした。

   今、彼女は高遠に移り住んで、百姓三昧の素敵な生活を送っています。

   Tさん見ていますか。

   たまにはコメントくださいね。

   彼女とは写真家仲間、花仲間でもありました。

   はじめてこの地を訪ねたのは、今から20年前の、7月18日のことでした。

   そぼ降る雨の中で、風が止むのをジッと待ちながら

   ヤワタソウを撮影したのでした。

   あれから折につけ、季節を変えてこの地を訪ねています。

   今ではお気に入りの場所のひとつです。

   最後に、彼女なら、きっとこんな風に表現するであろう

   沢風の清々しさを、私の大好きな樹のひとつ

   トチノキで表現してみた。

   涼しさを感じていただけただろうか。




   
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   撮影は2013年8月14日 愛知県稲武町(現在は豊田市)で

   画像はクリックすると少し大きくなります。

   この画像はすべて携帯電話についているカメラで撮っています。

   お気軽に感想など聞かせていただけると嬉しいです。

   まだまだ猛暑は続くようです。

   熱中症などには充分お気をつけください。

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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩ニャ(=^・^=)
桂の木の祠
粗末にすると神々の世界へ連れて行かれちゃいそうですね。
こちらのタマアジサイも盛りです。
トチノキの葉は良く見ると天狗の団扇みたい。
(^o^)/
アライグマ
2013/08/18 21:05
アライグマさん こんにちは。
鎌倉から逗子、葉山にかけての谷戸にもタマアジサイは多いですね。ずいぶん遅くまで花が咲いていた記憶があります。
トチノキの葉はまさに天狗の団扇、葉脈がはっきりしているので、逆光で見るとなかなか素敵です。私が使っているケイタイは露出補正ができるので、やや開け気味にして清涼感を強調してみました。
みかん
2013/08/19 12:12
クサアジサイは多く見られますがタマアジサイがないので憧れのアジサイの1つです。
ワタナベソウは毎年見られのですが仲間のヤワタソウ、これも高知にはない。ないものねだりです〜。比較してみてみたいです

今年の高知は梅雨明けが早くその後雨が殆ど降らないのでイワタバコが場所によって干からびています。涼やかな状態を見る事なく季節が移ろっています。あまりにも暑いし、水分がないのでのでコオロギランも例年のようにはでていません。

涼しい風が吹くような大きな天狗の団扇がもっともっと欲しいです。


流れ星
2013/08/19 17:11
先生お久しぶりです。
昨年、皆様に動いていただいたお陰で井の頭公園のマヤランは今年も無事に発生し、あまり自生地に悪影響無しに済みました。もっとも、小雨のために東京の腐生蘭は不発気味ですが…。この場を借りて御礼申し上げます。
残暑が続きますが、ご自愛くださいませ。
コージ@本八幡
2013/08/19 17:33
カツラはひこばえを数多く出すんですよね。そして,ひこばえも親木同様にまっすぐ上に伸びて…素敵です。
近所には自生のカツラが無いので,ヤマザクラやオオシマザクラでこういう状況になっているのをよく見ます。
中心にある切られてしまった元の株にキノコが生えていたりして,神聖な場所のように感じられます。
はるこ
2013/08/19 22:43
流れ星さん こんにちは。
高知県の早明浦ダムの貯水量がだいぶ少なくなっているようですね。猛暑の影響があちこちに出ているようです。部分的には豪雨で被害が出る場所もあれば、日本列島のこの頃の気候は、明らかにおかしくなっていますね。
今後、いろんな意味で被害が少ないことを願うのみです。植物への影響も最小限であって欲しいものです。
みかん
2013/08/21 17:48
コージさん こんにちは。
井の頭公園のマヤランの件、ホッとしました。コスモス畑にならなくて良かった。植物に理解の深い人達がいたお陰で、なんとか工事を食い止めることができました。これからも推移を見守っていてください。
みかん
2013/08/21 17:55
はるこさん 今晩は。
カツラの木は素直でいいですね。秋のあの匂いも大好きです。時々カツラの街路樹も見かけますが、やはり沢沿いの湿った場所でないと、あの独特の雰囲気は出ないような気がします。
この樹は御神木として大切にされてきたようで、親木は自然と朽ちていったようですよ。いつ訪れても、静かな良い場所です。
みかん
2013/08/21 18:01
みかんさん おはようございます。
毎日暑い日が続きウンザリ 水辺の岩タバコありがとう
イナモリソウ未だ咲いているのですね。6月に高尾山で見ました。
桂の大木気持ちよいですね。高尾山にもありよいところです。
近くの公園にも池の周りに20本ぐらいあり黄葉も綺麗です。
トマト
2013/08/22 09:34
トマトさん 今晩は。
シロバナイナモリソウは高尾山にあるイナモリソウとは種類が違うものなのですよ。花期も遅く7〜8月に花が咲きます。イナモリソウの白花ではないのです。裏高尾のカツラも、あれは自生ではなく植えられたものなのです。沢沿いに生えているので自然のもののように見えますが、高尾山は標高が低すぎてカツラの本来の分布域ではないのです。自然の中への植栽は、色々な意味で問題がありますね。
みかん
2013/08/22 18:43
みかんさん
高尾山のイナモリソウ 薄いピンク 種類が違うのですか。勉強になりました。高尾山のカツラ、自然林でなくて残念です。ご指摘ありがとうございます。近くの公園のカツラ62本ありました。黄葉のころ池にうつり綺麗です。
トマト
2013/08/23 14:35
トマトさん たびたびどうも。
カツラは街路樹としても最近は多用されていますね。秋の黄葉は見所のひとつです。62本もあったら、さぞかし見事なことと思います。
明日から久しぶりに南アルプスに入ります。山も静かになったことでしょう。
みかん
2013/08/25 08:35
久しぶりにお邪魔します。
カツラの大木は素敵ですね。天生湿原の桂門も枯れても朽ちても堂々たる姿で秋には甘い香りで導いてくれます。
奥伊吹のカツラも土地の人に親しまれて地域を見守っています。
暑いと言っては見上げ、寒いと言っては裸の木を見上げて栃の人は厳しい自然を大木とともに受け入れて生きているような気がして私も時折訪ねては見上げています。本当に暑い夏、一服の涼をありがとうございます。
C-NA
2013/08/26 00:14
あ・・・”栃の人”は土地の人・・・です。
C-NA
2013/08/26 00:16
こんにちは。
めちゃめちゃ涼感たっぷりの画像の数々、
遅まきに見せていただき、ありがとうございました〜♪
今年の夏は、日々連続パンチのような暑さに叩きのめされ、
感情が死んだようになってましたが、やっと持ち直しつつあります。
この夏は、目に入る近所の草木が赤茶色に枯れてるのもショックでしたが、
季節は必ずめぐるはず、そろそろ回復できるかな??と、
元気が湧いてきたところです〜(*^。^*)☆
リサ・ママ
2013/08/31 17:41
C-NAさん 今晩は。
26日から30日まで南アルプスに入っていました。久しぶりに日本第2位の高峰北岳の高山植物を楽しんできました。そんな訳でコメント返しが遅くなってしまいました。
天生湿原(あもうしつげん)の桂門、私も大好きで何度も行っています。昨年はカルチャー教室で生徒を連れて黄葉の大木を楽しみました。秋のあの独特の甘い匂い、心が癒されますね。今回の北岳では、亜高山帯に生える真ん丸い葉の、ヒロハカツラも楽しんできましたよ。間もなくアップの予定です。
みかん
2013/08/31 18:22
リサ・ママさん 今晩は。
まだ残暑のぶり返しもありますが、秋の気配が濃厚になってきましたね。南アルプスからの下山道には、すでにススキが出穂していましたよ。山の上は朝晩は寒いほどでした。季節は確実に巡っているのですね。
これからは過ごしやすい日々がやってくると思います。体調も元に戻られることと思います。また当ブログへのコメントも引き続きよろしくお願いいたします。
みかん
2013/08/31 18:55

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