みかんの花日記

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zoom RSS 2013年  ササユリの追っかけ終了

<<   作成日時 : 2013/07/07 10:27   >>

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   今年も6月のはじめから数回にわたってササユリの追っかけをした。

   6月30日標高のやや高い面ノ木峠を最後に

   今年の追っかけも滞りなく終了した。




   
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   毎年毎年追っかけをしていると

   目も肥えてきて、だんだん贅沢になる。

   より美しいもの、鮮度の良いもの、できれば今咲いたばかりのもの、と

   欲求は高まるばかりだが

   その欲求に応えてくれる花が、まだ結構あるのである。




   
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   上の3枚の画像はいずれも6月12日の朝日カルチャー教室で

   生徒を大勢ぞろぞろと連れての観察会でのショットである。

   もちろん事前に下見をして、より花の多い場所へと案内したのだが

   この日も満足のゆく花が、あちこちに沢山咲いていた。




   
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   下見を兼ねて、あちこちの場所を巡ったのは6月8日だった。

   ここ10年ほどの追っかけによって

   愛知県内の自生地は、かなり詳しく地図にポイントされている。

   先ずは愛知県民の森

   ここは10年ほど前まではかなり自生状態が良かったが

   最近は散策路脇に植え込まれたものが多く

   自生の株はジリ貧状態である。

   どこで栽培されたものを植え込んでいるのか知らないが

   遺伝子の撹拌問題もあるので、キレイだからといって

   勝手に栽培品を植え込むべきではない。




   
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   ササユリの花の色は普通ピンクだが

   花の色には非常に濃淡が多い。

   上の画像はほぼ白に近い花である。

   ピンクといっても、うっすらとした淡い色のものもあれば

   かなり濃い色のものもある。

   それらの微妙な違いを愛でるのも、また楽しみのひとつである。




   
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   1株に2輪の花を咲かせている上の画像は

   山の斜面に咲いてはいるが、これは人為的に植え込まれたものである。

   県民の森での撮影。

   ササユリは環境の変化に合わせて、球根が長い間休眠状態にあることもあるが

   環境が昨年とまったく変わっていないのに

   突如、今年花をつけるようなことはない。

   どこにどのような株が何株あったかをチェックしておくと

   このような植え込みによる株はすぐにわかるのである。

   ササユリに間違いはないのだが

   その地に連綿と生きながらえてきた祖先からの血統がとても大切なのである。




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   キレイな花を観賞するのに、ゴチャゴチャとした能書きは必要ないのだが

   あえて知っておいて欲しいことだけは、書いておこうと思う。

   近頃とみにササユリの数が減っているのである。

   ササユリが減少している第一の理由は、生える環境の里山が荒れていること。

   ススキ草原の極端な減少。

   イノシシによる球根の食べ荒らしも、見捨ててはおけない減少要因のひとつである。




   
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   ともあれ、こんなにも素敵な野生のユリが

   日本には存在するのである。

   絶やしてはならない花のひとつであると考えるのは

   決して私ひとりではないだろう。




   









   撮影は2013年6月8日、9日、12日、18日、30日 愛知県内の各地で

   クリックすると画像は少し大きくなります。

   大きな画面でも楽しんでくださいね。飛び切りの別嬪さんぞろいですから。

   撮影はすべて携帯電話についているカメラでの撮影です。

   昨日(7月6日)神奈川県の箱根まで日帰りしたら、東名高速道路の法面に

   ヤマユリがかなりの数、咲き出していました。

   これからはササユリに替わってヤマユリの花の最盛期になります。

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
ササユリたっぷり堪能させていただきました。
今年は何度か見てはいるのですが、どうも意欲の湧く
花に出会えず、とうとうシーズンが終わってしまいました。
でも、こちらで見させていただいたので、来年の
楽しみに取っておきます。
自生と植生難しいですね、わざわざよそから持ってきて
植えることより、その場所の環境を整えることの方が
大切だと思います。元はといえば、大部分は人間が
これまでやってきたことの結果だと思います。
イナ
2013/07/07 13:40
ササユリは、四国の石鎚山や皿ヶ嶺にも咲いてるそうですが、
先日、家人が行ったときには、見つけることが出来なかったそうです。
私も、テッポウユリ、タカサゴユリ、オニユリはよく見ますが、
ササユリは、つねに憧れるだけの花の域を出ず、悲しく思います。
特に四国の山のイノシシとシカの害は大きくて、真剣に対策を立てないと大変なことになる。
って云うか、もう大変なことになってるようですけど、どうしたら良いか分りません。。
リサ・ママ
2013/07/07 14:56
イナさん 今晩は。
愛知県内にはササユリは多いですね。私がはじめてササユリを見たのは、葦毛湿原の裏山でした。まだ関東に住んでいる頃でした。私が育った群馬県にはヤマユリしかないので、ササユリとの出会いは衝撃的でした。まさか愛知県民になるとは、当時は考えてもいませんでした。お陰で今は、毎年ササユリの追っかけができます。
みかん
2013/07/07 22:59
リサ・ママさん 今晩は。
ササユリは花の姿形も良いですが、何よりやさしい匂いが良いですね。高知県のものは葉の縁が白くなるフクリンササユリというタイプになりますね。いつか旦那さんの良い写真が撮れたら、ブログで紹介してくださいね。高知県の岩場には他にタキユリという素敵なユリもありますよ。
みかん
2013/07/07 23:07
みかんさん、おはようございます。

今年は追っかけがあまりできず、こちらで美しいササユリを見せていただきありがとうございます。
実は今か今かと待っていました。

こちらのササユリは葉がこのように細長いものではなく、少し丸みを帯び幅も太いです。
書いておられるように、かってのように季節が来ると当たり前のように見られる花ではなくなってきています。
激減しているといったほうが当たっています。
こちらはイノシシの食害もありますが、里山の荒廃によるものが大きいと考えています。どこの山もクズが巻き他の木に覆いかぶさっていますし、山道はイタドリに占領されている実情です。

今年は、花材に使うために種から蒔いて5年目のササユリが7本咲きました。
メールを送っていますが届いていますか?
さなえ(花の庵)
2013/07/08 07:01
さなえさん おはようございます。
花を生けるための栽培いいですね。みかんも発芽実験した種が育っています。1年目の発芽より2年目の発芽の方が多かったのは意外でした。種族を絶やさないための遺伝子が、種子の中にも巧妙に仕組まれているのですね。
愛知に住んで20年以上が経過しましたが、身近にササユリが見られる幸せに浸っています。毎年毎年、もういいや、と思いながら追っかけを続けています。
今年は伊吹山で1茎に3輪咲いている見事な株に出会いましたが、どうにも近づくことができない崖でした。メール遅くなりましたが送りました。
みかん
2013/07/08 09:14
おはようございます。うっとりするようなみかんさんのササユリ、堪能させていただきました。
二川の裏山にササユリの花園がある、というので連れて行ってもらいました。残念ながら1週間遅かったのですが、尾根道はササユリロードでした。近年間伐や除伐がされているおかげでしょうか、たくさんのササユリに出会えました。最近登山者も多くなり、お花の情報も多くなりましたが盗掘の話も・・・いつまでもこの山で出会いたいと思います。
みえ
2013/07/08 10:10
ササユリの無い環境なので,毎年みかんさんのブログで楽しませていただいております。
千葉はヤマユリがごそごそ咲くのですが,この派手さ(香りも含めて)が暑い夏の千葉を象徴しているようです(個人的には好みではない)。

私も追っかけ対象を見つけないと,と思い始めています。
はるこ
2013/07/08 13:57
みえさん 今晩は。
間伐などはササユリにとってはありがたいことで、よく手入れをされている里山では良い状態で見られますね。愛知県では比較的どこでもよく目にしますが、場所によってはイノシシの食害がひどいようです。三河湾の小さな島でも自生しているのを見ていますが、こんな状態が100年後も200年後も、このままであって欲しいと願っています。
みかん
2013/07/08 21:53
はるこさん 今晩は。
みかんはササユリの美しさにはもちろんメロメロなのですが、ヤマユリは実はもっと大好きなのです。頭がクラクラするような強烈な香りも、ダイナミックさも、みんな大好き。好きな花のベスト10には入ります。亡くなった母は、ヤマユリの花粉がYシャツに付着すると洗濯しても落ちないので、あまり良い感情は持っていなかったようですが、そんなことにはお構いなく、家の花瓶にはよくヤマユリを飾っていました。冬場の百合根掘りとか、ヤマユリに関してはたくさんの思い出があります。
みかん
2013/07/08 22:07
ササユリ、上品ですねー。私は自生のは見たことないので、いつか見たいと思っている花の一つです。若い頃に飯豊山で見たヒメサユリは強く印象に残っています。
ヤマユリは「山に咲く花」の表紙の真ん中を飾っているので、お好きなんだろうなと思ってました。私も大好きです。これまた山行の思い出と重なります。
ところで、花屋さんや生け花では、しばしばユリの雄しべの葯を切り取っていますけど、あの習慣はどうも馴染めません(葯の色もユリの美しさだと思いますので)。花粉が衣服だけでなく、花弁をも汚すので除きたくなる気持ちはわかるのですが・・。
Iris
2013/07/08 23:45
Irisさん おはようございます。
ヒメサユリの自生を見たのは、私も最初は飯豊山でした。登山者はほとんどいなかった随分昔のことですが。ササユリはヒメサユリよりよりスマートですね。愛知県に転居してからは、毎年何度か見ないと気がすまない花になりました。ヤマユリは大好きですが、本の表紙を決めるのは編集者なので、私は候補を何点か出すだけなのです。ですが「山に咲く花」の表紙は佐渡で撮ったお気に入りの1枚でした。
ヤマユリが大好きな私ですから、園芸種のカサブランカなども、もちろん大好きです。葯はユリの花を引き立てる要素のひとつですが、家で飾る時は、白い花弁が花粉で汚れてしまうので、私も葯を取ってしまう1人です。考えて見れば不自然な行為ですよね。
みかん
2013/07/09 07:43
おはようございます。

ササユリ里山では終りましたが比較的標高のある山に
まだ咲いてました。
ススキの中に点々とピンクの花を咲かせているササユリには
癒されます。

>球根が長い間休眠状態にあることもあるが
 ススキ原を刈るとか手入れをすれば再生可能なんですね。

man
2013/07/09 09:04
manさん おはようございます。
標高の高い場所だと今頃が花ですね。その花もそろそろ終わりに近づく頃です。人間の生活の場の近くに咲く花ですから、ススキ草原や雑木林などと深くかかわっています。ある程度人間の手が入った場所のほうが生育良好です。
草刈りや雑木林の伐採などが行われる二次的な自然が大好きな植物ですから。
みかん
2013/07/09 10:35

 今年はとうとう見ずじまいにシーズン終了(私の行ける範囲で)
してしまいました。・・・思いつきで行動するものですから。

   来年はしっかり計画しなければ です。


風太
2013/07/11 07:48
ササユリの花の色、心がほんわりしますね。
こちら千葉は空梅雨に等しかったうえ、連日の猛暑で里山はカラッカラ!
サガミランやタシロラン、けっこう芽だししたものの、綿の様なカイガラムシに取りつかれたせいか、花が咲く前に枯れてしまったものがやたら目につきます。
沢山咲いているヤマユリ、何十年も見てない、明日、探しに行けるかな?
ケイ
2013/07/12 00:48
風太さん おはようございます。

今年は見なかったですか、それは残念でした。すぐ近くにあるものだと、あまり意識していなくとも見られると思いますが、少し遠出をしないと見られない花は、やはり予定を組んでおかないと難しいですね。
みかん
2013/07/13 09:26
ケイさん おはようございます。
11日は千葉県で撮影していました。ケイさんもご存知のK女史や博物館の先生方々と一緒でした。どうにか貴重な植物は撮影できたのですが、暑くて熱中症状態で大変でした。ヤマユリは千葉県の高速道路の法面でも結構咲き出していました。貴重な植物をじっくりと撮影した後で、まだほとんどがつぼみでしたが、1輪だけ咲いている場所で車を停めてもらい、今年はじめてヤマユリも写してきました。
来年出す予定の絶滅危惧植物図鑑では、今回撮影した植物ももちろん登場します。
みかん
2013/07/13 09:40
11日の撮影、さぞかし大変だったと察しがつきます。我が家では午後の室温が35.5℃を記録、人生最高の暑さでしたから。みなさん、無事に帰ってこられてよかったです。
ヤマユリの花、確かに高速道路の法面にはよく見られますね。でも谷津の里山環境では本当に少なくなりました。たわわに花を付けたヤマユリに行く手を阻まれる、なんていう感動、もう一度味わってみたいものです。
ケイ
2013/07/13 23:28
ケイさん おはようございます。
たわわに花を付けたヤマユリに行く手を阻まれる、なんて感動が、昔は随分あったような気がします。私が育った群馬県の山間部では、わらぶき屋根に沢山のヤマユリが咲きました。もちろん山の草原にも。7月31日と8月1日が田舎のぎおん祭りなのですが、この頃が最盛期でした。わらぶき屋根はトタンをかぶせたり、なくなったりで芝棟に咲くヤマユリやヤブカンゾウなどは、今では見ることができなくなりました。
みかん
2013/07/14 08:23

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