みかんの花日記

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zoom RSS 春のことぶれ   セツブンソウ  Eranthis pinnatifida

<<   作成日時 : 2013/02/13 13:41   >>

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   旧暦の節分の頃に花を咲かせるので、その名前がついたセツブンソウは

   春の使者、ことぶれである。

   まだ雪の残る凍った地面から

   頭を持ち上げてくる。




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   当県には、1月の下旬の頃から花が咲き始めるお寺さんがあり

   例年新聞やテレビなどのマスコミが取り上げる。

   そこでは新暦の節分の頃には花が咲いているので

   セツブンソウ祭りと称して、多くの野草ファンを集めている。

   そのセツブンソウ祭りも、今年は昨日で終わったようである。

   だが、自然の中で誰の手も借りずに咲くセツブンソウは

   これから3月にかけてが本格的な花の季節となる。




   
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   早朝に家を出て、自生地に向かった。

   明けてきた空は見事な青空で、今年最初の出会いに心が踊った。

   ところが東名高速を走っているうちに

   だんだんと雲行きが怪しくなってきた。

   高速道路を降りる頃には雨になり

   それはすぐに雪に変わった。




   
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   風花のように舞っていた雪が

   山道を高度をあげるにしたがって吹雪のようになってきた。

   雪をかむった花も悪くないさ

   などとなかば強がりを言いながら進む。

   セツブンソウが咲く頃は、花が咲いてから雪が降ることは

   決して珍しいことではないのである。




   
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   毎年訪れているこの場所の花は

   葯の色が薄く、茎は青軸のものが多い。

   さしたる広い面積ではないのだが、この一帯のものは

   すべてが上の画像のような、白花と言っていいようなものばかりである。

   白い花なのに白花、と奇妙に思われる方もいるかも知れないが

   セツブンソウの花の構造では

   白い花弁のように見える部分はガク片で、花弁はその中にある黄色い部分である。

   クリックして大きな画面で確認してください。




   
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   まだ咲いている花の数は少なく

   数えられるほどである。

   斜面が白く見えるほどになるのは、後1〜2週間はかかるだろう。

   ぽつぽつと花が開いているものを見て歩く。

   ほとんどがつぼみ

   それも昨夜から今朝方に降ったであろう雪に覆われている。




   
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   頭を持ち上げたばかりの、小さな株を踏まないように気をつけながら

   雪の斜面を歩く。

   木の下などの雪がない所は心配ないのだが

   一面の白い雪の場所は、これから伸びだしてくるであろうつぼみも多いので

   踏み込むことをためらった。




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   それでも随所に頭を持ち上げてきたセツブンソウが

   すぐにも咲きそうな気配である。

   まだ花の季節とは呼べないような佇まいではあるが

   確実に春が近づきつつあることを実感した。

   どの花も満面の笑みを浮かべる日は

   もうすぐそこまで来ているのである。




   
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   撮影は2013年2月11日 愛知県の山間部で

   クリックすると画面は大きくなります。

   撮影はいつもの携帯電話のカメラです。

   今回は数点の写真に、パソコン段階でほんのわずかなシャープネスをかけています。

   セツブンソウに関するあなたの思い出など、お聞かせください。

   コメント歓迎します。

   

   

   

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コメント(29件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは〜
私の三河方面の花散策はセツブンソウとコセリバオウレンから始まります。
日曜日に知人の写真展の前に、例年より1週間遅れで有名なお寺さんの近辺を訪れました。
どちらも満開でしたが、1ヶ所では10時過ぎにも関わらず日陰の場所で、花径が伸び始めたばかりのものが多く足を置くのも気が引ける中で、幾つかが霜に凍って開花を始めていました。
雪の中のセツブンソウは伊吹で見たことがありますが、霜で凍ったのは初めてでした。
katsu
2013/02/13 18:35
katsuさん 今晩は。
早速のコメントありがとうございます。セツブンソウはともかく強い植物ですから、雪に降られても霜に遭ってもビクともしませんね。雪はともかく霜に遭うとだめになってしまう植物は多いのですが、セツブンソウは凍りついてもなんともありません。早春に花を咲かせるために、それらに対応できる強さを秘めているのですね。
みかん
2013/02/13 19:29
みかんさん、こんばんは。

私もkatsuさんと同じように、セツブンソウから花散策が始まります。
昨年、一昨年と豪雪で、今年はうって変わり根雪にならず、花の開花が早かったです。

今はもう亡くなってしまった野草の撮影をされていた方が半島でもセツブンソウを見ておられますが、今はどうなっているのかさえわかりません。
そんな訳でお隣兵庫まで会いに行きますが、みかんさんの撮られたセツブンソウは、本当に全体が白いと言えるイメージですね。
とても清楚な雰囲気だと思いました。
雪をもたげて立ち上がる様子は感動ものですね。
さなえ(花の庵)
2013/02/13 20:31
大好きなセツブンソウですが、こちらでは今月末から3月にならないと咲き出しません。とは言っても茨城県には無いので栃木県まで見に行きます。
葯の黄色いタイプはこちらでは見られません。
やまそだち
2013/02/13 20:35
みかんさん こんばんは〜

セツブンソウの花がとても可憐で綺麗ですね
九州では見られないお花なので、楽しみにしています
雪をもたげて立ち上がる姿、何だか愛おしい感じです
頑張って!!もう少し!!って声をかけたくなりますね
春のことぶれ、良い響きですね
これから少しずつ花の話題も多くなってきそうですね
こちらでも梅の花が咲き進んで来ました
今日は梅の花で蜜を吸う、メジロさんに遊んでもらいました
ウソも相変わらず、桜の蕾をポリポリ、カリカリと食べて居ました
いっしい
2013/02/13 20:44
みかんさんからのセツブンソウ情報につられて先週確認に行って気配も無かったお寺に再び出かけてきました。
1週間で沢山のセツブンソウが咲き出していました。
(´o`)ハア〜〜 自然のセツブンソウに会うには、やまそだちさんの見に行く栃木まで見に行かないとねーーー
アライグマ
2013/02/13 20:46
さなえさん 今晩は。
兵庫県のセツブンソウ、拝見しましたよ。やはり春一番に咲く花はいいですね。ご多分にもれず私もセツブンソウの撮影が、例年仕事はじめになることが多いですね。花の最盛期はもちろん素敵ですが、咲きはじめの初々しさもセツブンソウならでは、と思っています。
みかん
2013/02/13 23:12
やまそだちさん 今晩は。
関東地方では例年2月の末から3月のはじめ頃が花期ですね。栃木県の星野周辺もよく通いました。セツブンソウの売り出しに一役かったことがあり、そんな関係でよく通いました。山の上の方では3月中旬が最盛期ですから、まだしばらくは楽しめます。
みかん
2013/02/13 23:18
いっしいさん 今晩は。
九州の人にとっては憧れの花かも知れませんね。石灰岩地などの割と限られた場所に生育するので、本州でもどこでも見られるわけではないのです。標高の低い場所では大体どこでも2月には咲きはじめます。最近はお寺さんなどが庭に植え込んで盛んに売り出していますが、遺伝子の撹乱にも繋がるので、関心したことではありません。
みかん
2013/02/13 23:25
アライグマさん 今晩は。
逗子市に住んでいた頃は、秩父のセツブンソウ詣でが恒例行事でした。神奈川からだと栃木県より埼玉県の自生地の方が近くないですか?秩父には結構あちこちに自生地がありますから、充分日帰りで楽しめると思いますよ。やはり植えられたものより自然のものの方が、はるかに気品に溢れていますね。
みかん
2013/02/13 23:32
秩父は直線距離は近いけど乗換えや各駅停車とかで家からだと結構時間がかかる気がする。かえってもう少しだけ時間がかかるかもしれないけど新幹線とレンタカーで出かけるともっと自然度の高いところへ行かれる気が。
ψ(`∇´)ψ ネットで覗いていると黄色いセツブンソウとかとんでもない奴が・・・・・
!!!( ノ──__──)ゝジトッー!! σ(^^;)の感覚からすると抹殺レベル
アライグマ
2013/02/14 10:01
こんにちは。
このお寺でセツブンソウに出会ったのは、十年以上前のこと。多分まだそれ程知られていなくて、見物の人も少なくいい雰囲気で花を見ることが出来たように思います。最近はわざわざ見に出かけません。でも、みかんさんの素敵なセツブンソウに出会えて感激です。花だと思っていました。ガクなのですね〜。やっぱり実物を見てみたくなりました。
みえ
2013/02/14 10:03
アライグマさん おはようございます。
そうですね。規制の乗り物を使って秩父に行くにはかなり不便です。みかんはいつも植物仲間と車で行っていたので、割と簡単だったのですが、最初の頃は少ないバスの便を調べたり大変でした。
黄色いセツブンソウは日本でも売られていますね。中には自生地にこれを植え込んでいる愚かなことをしている自治体もありますよ。何を考えているのだか
・・・あきれて物も言えません。
みかん
2013/02/14 10:10
みえさん こんにちは。
私が愛知に越してきて20年ほど経ちますが、教えてもらった当初は訪れる人も少なく、柵もなく、もっと自由に撮影させてもらった記憶があります。当時は寺の名前でなく地名で呼んでいました。今は○○寺さんですぐわかるし、道路沿いには大きな看板、駐車場まで整備されて、まさに隔世の感があります。多くの人に見てもらうことは良いことですが、今では観光地のようです。
やはり人知れず咲く、山の中のものが私には魅力的です。
みかん
2013/02/14 14:51
この花には憧れがあり最初はバスツアーで広島の総領までいきました。雪でほとんど見られずがっくり。
その後岡山の自生地へ何度も訪問するようになりました。
地元の人がこんなことはまずないという暖かで穏やかな日に斜面に満開の此花を見たときには言葉もでませんでした。
それからあれ以上に素晴らしい群生・満開状態はみられないと思うとでかける気が減りました。
セツブンソウ咲きましたの話を聞くとやはり気にかかます。
高知からは橋を渡っての見物なのでなかなか大変です。
流れ星
2013/02/14 21:04
流れ星さん 今晩は。
高知には石灰岩地が多いのに、残念なことにセツブンソウは自生しませんね。岡山が最も近い自生地でしょうね。土佐植物研究会の人達とは、何度も一緒に岡山のセツブンソウを見に行きましたよ。高知から一緒に出かけたり、現地で合流したり、お陰でお馴染みの宿もできました。多分今年もHさんは出かけると思いますよ。
みかん
2013/02/14 22:38
毎度ながら出遅れました。先週、仕事が忙しくて、ここを見る余裕がなかった(^_^;)
兵庫のセツブンソウは、節分どころか、1月の半ばには咲き始め、節分の頃には、下手をすると終わりかけです。
毎年のように、撮影に訪れていますが、さすがに、マンネリの感があり、今年は、お休みにしました。でも、セツブンソウをパスすると、この時期、撮る花がなくなり、それはそれで、ストレスかも(^_^)
ま、花は無くても、探せば被写体はありますけどね。

広島に、大きなセツブンソウ群落があるそうなので、一度見たいと思っています。がんばれば、日帰りで行けない距離じゃないので。
ほととぎ
2013/02/17 23:54
ほととぎさん 今晩は。
兵庫県のものは特に開花が早いようですね。さなえさんのサイトで兵庫のものを見せていただきました。私が仕事で撮影する場所は、これからが本格的な花期になります。遅いところでは3月の中旬が花期ですから、まだしばらくは楽しめますね。広島の自生地のものは見ていませんが、友人は霜のついた素敵な画像をものにしています。雪や霜はタイミングがあるのでなかなか思うようには行きませんが、やはり春はセツブンソウからはじまりますね。
みかん
2013/02/18 01:21
みかんさん こんばんは
セツブンソウが咲き始めましたね。
セツブンソウをはじめて見たのは栃木の山でした。
お馴染みの自生地のほかにも近隣に咲くのではと探していた時に、
民家の庭先に真っ白な絨毯のようなものが見えました。
「おや、これは・・」と近づいてみると、
一面にセツブンソウが咲いていました。

こちらのお宅の御主人が、定年になってから自宅前の薮を手入れしたら、
突如としてセツブンソウが咲き出したそうです。
長年種が眠っていて、御主人の手によって目覚めたのですねー
花に興味はなかったようですが、
セツブンソウが咲くようになってから、わが子のように毎年楽しみになっていったようです。

あまりに素晴らしく咲き誇っているので、
数年連続して訪問していました。
2年ほどお休みして、しばらくぶりにうかがいましたら・・
御主人がセツブンソウが咲く前に他界されておりました。
なんともいえぬ寂しさが湧き上がりました。

初めて訪れた私たちに御親切にして頂き、
お茶まで御馳走になり、気の済むまで撮影も許してくれたのです。
同じ山域の自生地までもご案内してくれたのでした。

御主人が蘇らせたセツブンソウ・・
奥様が受け継いで大事にしております。
ここのセツブンソウは格別なものになりました。
そろそろ咲き始めるかな・・
今年も逢いに行きたいと思います。
HiroKen
2013/02/18 21:12
HiroKenさん コメントありがとうございます。
セツブンソウが素敵な出会いを作ってくれたのですね。主亡き後も奥様が丹精込められているとのこと、今年もきっとたくさん咲きだすことでしょう。
花との出会いはもちろんのこと、花を介しての人との出会いもとても大切で、私もネットを介して多くの友人知人と出会いました。人との出会いが、この仕事を大変スムースにしてくれています。
いつも多くの花友に助けられ、感謝しています。
みかん
2013/02/18 23:32
こんにちは。
私は野草に興味を持ち始めた30数年前の頃、山里のラーメン屋さんで初めてセツブンソウを見せていただきました。
とても手作りチャーシューの美味しいお店で「セツブンソウってこんなお花なんだ」と魅入られました。
10数年前からそのお店は休業が多くなりそのうち閉店になりました。
ご主人が体調を崩されたのではないかと思って居ます。
その後情報を得て初めて藤原の麓で群生を見ることが出来た感激は忘れません。
その翌年から同じ所を訪ねてみるのですが、全く消えていました。
今年ぐらいは復活していてくれるといいのですが、チャンスがなくて残念です。
アザミの歌
2013/02/19 15:33
 セツブンソウ、これを見たくて広島まで行ったことあります。

もう何年前かも忘れました。もし行けるならまた見に行きたい
花です。
風太
2013/02/20 00:29
アザミの歌さん 今晩は。
みかんが初めてセツブンソウを見たのは秩父(埼玉県)の里山でした。三重県の藤原岳の山麓や中腹で真っ白く見えるほどの大群落に出会ったのが、今から40年ほど前のことでしょうか。随分と昔の話しです。遷移もあって、今ではどちらも同じ場所にはほとんどありません。セツブンソウは毎年のように少しずつ移動しているのです。藤原岳の中腹の群生地は、明らかに業者による大量盗掘でした。今でも取り残されたものがかろうじて生き残っていますが、かつての白い絨毯のような光景に戻るには、まだ数十年の歳月が必要でしょう。今ではお金さえ出せば簡単にセツブンソウが買えてしまう。そのことを憂います。
みかん
2013/02/20 19:46
風太さん 今晩は。
九州の人がセツブンソウを見るとなると、一番近いのが広島の自生地かも知れませんね。春一番に咲き出すこの花は、やはり訪ねたかいがあったのではないかと思います。数十年前なら見向きもされなかった花なのですが、今は季節を告げる花として、早春の風物詩として取り上げられることが多いですね。
みかん
2013/02/20 19:58
ちごゆりには写真でしか見らねないお花ですから、みかんさんのお花がうれしいです。
まだまだ雪をかぶって寒そうですのに・・苦労され撮って来て下さってありがとうございました このお花が・・春を呼んでくれますね・・。
みかんさんおはようございます
2013/02/26 08:52
名前なしのドジやりました(苦笑) ごめんなさい!
ちごゆり嘉子
2013/02/26 08:58
ちごゆり嘉子さん ご無沙汰しています。
東北地方や北海道では記録的な大雪が続いているようですが、少しずつ春は近づいていることを実感しています。とは言え当地も例年より色々な植物の花期が遅れています。セツブンソウは四国にはありませんが、橋を渡って岡山まで出かけると見ることは可能ですよ。
みかん
2013/02/27 12:26
みかんさん、大変ご無沙汰しています。
ここでのセツブンソウの話題に我慢し切れなくなって広島県総領町の
自生地に出かけてきました。自生地全域で見ごろとなっていました。
そういえば最近、山口県の岩国市でも自生地?が発見され、期間限定で
公開されているようです。これまでは広島県の三次市が西限とされて
いましたが^^ 花好きの人為の拡散の可能性もあるのでなんとも言えませんが。先日は2日かけて、セツブンソウ、アズマイチゲ、ユキワリイチゲの
開花や微妙な変化を狙って微速度撮影にチャレンジしてきました。
知られていない自生地で、ワンカット3〜4時間ののんびり観察。
ゆっくり本を読みながら、いい気分転換になりました。
すや
2013/03/09 23:52
すやさん 今晩は。
お久しぶりですね。セツブンソウの花便りが関東地方からも届くようになりました。今年は各地で例年より開花が遅れたようです。今日は三重県までユキワリイチゲの撮影に行ってきましたが、ここ数日の暖かさで一気に満開になったようです。ユキワリイチゲは愛知県には自生していないので、いちばん近くが三重県の自生地なのです。目的はユキワリイチゲだけだったので、3時間ほどゆっくりと花と遊んできました。
みかん
2013/03/10 01:17

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