みかんの花日記

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zoom RSS 永田芳男の世界  6月の1枚  雷鳥

<<   作成日時 : 2012/06/28 20:56   >>

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   数年前から6月末に北アルプスの白馬岳に登ろうと思っていた。

   雪が解けると真っ先に咲く高山植物

   ツクモグサを撮影するためにである。

   梅雨の晴れ間をねらって、毎日毎日天気予報の天気図とにらめっこしていた。

   今年になって数日天気が続きそうな気圧配置になった。

   6月22日、名古屋発の特急しなの号に乗った。

   1日目は白馬岳の登山口、猿倉荘に泊まった。宿泊者は私1人だけだった。

   翌日、大雪渓を登って頂上の小屋へ

   今年は雪が多く、上部の雪渓はかなりの急斜面となって立ちはだかる。

   雪が解けて夏道が見える部分はほんのわずかである。

   雪が解けた斜面に芽吹きのはじまった緑はあるものの

   高山植物はほとんど何も咲いていない。

   だが、稜線に出るとツクモグサだけは咲いていた。

   翌24日、予想通りの晴天に、たっぷりとツクモグサを撮影した。

   朝、小屋を出て白馬岳の頂上に向かう登山道の比較的近くで

   雷鳥に出会った。

   もうすっかりと夏の羽根に衣替えしていた。

   良く見てください。

   この雷鳥のたたずんでいる場所を。

   岩の上ではないのです。

   安全祈願のためか、それとも白馬の神々を祭ったものか

   古い時代に建てられた小さな祠の上に登って

   じっとあたりを睥睨しているのです。

   まるで神様の使いでもあるかのように。

   夏山の最盛期に北アルプスで雷鳥に出会う機会は

   随分と少なくなったような気がします。

   この日は2頭の雷鳥に遭遇しました。

   シーズン前の誰もいない静かな白馬岳だからかも知れません。

   日曜日のこの日も、1000人以上が泊まれる頂上の小屋は

   私1人の貸し切りでした。










   撮影は2012年6月24日  長野県の白馬岳の頂上付近で

   この雷鳥は♂です。目の上の赤い肉冠が特徴です。

   冬には羽根全体が真っ白く変わり、雪の上にいるとほとんど目立ちません。

   高い場所に登って、あたりを睥睨するような仕草は、縄張りを主張するテリトリー宣言とされています。

   美食家で高山植物の花や実を食べて生活しています。

   キバナシャクナゲ、チシマギキョウの花を好んでついばむ所を目撃しています。

   8月になるとハクサンイチゲの実を好んでついばんでいます。

   国の特別天然記念物であると同時に特殊鳥類に指定されています。

   鳥を撮影することは滅多にないのですが、雷鳥やホシガラスなどは高山帯にいることもあって

   時々カメラを向けることがあります。

   クリックすると画像は大きくなります。拡大してもご覧ください。

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩はヽ(´ー`)ノ
無事80度を越えてご帰宅のようですね。
雷鳥画面いっぱいで赤い眉毛のような所まで見させていただきました。
このコンクリのような四角い奴は祠のようなものでしたか。
神様の替わりに人間が自然を荒らさないように見張っているみたい。
雷鳥は乗鞍高原にトウヤクリンドウを見に出かけた8月に生で対面したことがあります。
この目の上の赤い印が印象的なオスがチョット上の岩の上から周りを睥睨していて、周りをメスが子供をつれて歩いていました。
これから高山の雪もどんどん融けてお花畑が・・・・・・
(´o`)ハア〜〜
アライグマ
2012/06/28 21:45
こんにちは、
撮りたての山の写真ありがとうございます。シャッターを押した一瞬がそのまま永遠に続くように感じられる写真ですね。
鋭い岩屑の感触を思い出します。
ridge_line
2012/06/28 22:19
おはようございます。
雪渓をバックに我が物顔の雷鳥。鮮明な岩肌と濃い影に高山の清らかな朝の空気を思い出しました。
Iris
2012/06/29 06:43
アライグマさん こんにちは。
いつも一番乗りのコメントありがとうございます。
白馬岳はまだ春が訪れたばかりで、ごく限られた高山植物だけが、やっと咲き出したばかりでした。アイゼンなしで登ったので、小雪渓の急な斜面はちと緊張しましたね。考えてみたらもう何十回と大雪渓を登っているのに、アイゼンを使ったことがない。残雪は小気味よいほどアイゼンが効くので、体力の低下を考えたら使うべきなのですよね。そういえばピッケルもとんとご無沙汰です。
みかん
2012/06/29 10:34
ridge-lineさん こんにちは。
ツクモグサは白馬岳でも八ヶ岳でも、北海道の利尻岳や芦別岳など、いたるところで撮影している私の大好きな高山植物です。少しこだわりを持っていて、自分が頭の中に抱いているイメージそのもののツクモグサを撮りたいと、ずっと思っていました。
白馬岳で撮られたridge-lineさんのツクモグサの画像も、多いに刺激になったのですよ。今回は花にも天気にも恵まれましたが、今ひとつ満足するものが撮れませんでした。後ほど当ブログでツクモグサを取り上げるつもりです。
みかん
2012/06/29 11:03
Irisさん こんにちは。
高い山の朝は気持ちが良いですね。この朝は剣岳や槍ヶ岳をはじめ、白山までが
はっきりと見えました。ツクモグサの花が開くまでに、まだ少しの時間が必要だったので、雷鳥に語りかけながら長いレンズに変えて撮影しました。剣岳を背景にした画像もあるのですよ。
みかん
2012/06/29 11:12
みかんさん、こんにちは。
夏がはじまる前のつかの間の静寂に、瞑想しているようにも見えます。ずいぶん前のことですが、立山の雪の大谷を飛ぶ雷鳥に出会いました。羽音はニワトリのようでしたが、雪の上の真白い姿は感動的でした。
白馬のツクモグサお待ちしてま〜す。
昨年教えていただいた、伊吹山のクサタチバナ見てきました。まだ咲き出したばかりでとてもきれいでした。
みえ
2012/06/29 13:03
みかんさん、こんばんは。

彼方に険しく蒼い山並みを望み、まるで山の守人のように祠に止まる雷鳥。
若い頃、長野の山には何回か登りましたが、軟弱者の私には雪渓を越えることは出来ませんでした。
広がりのある風景に憧れを感じます。
さなえ(花の庵)
2012/06/29 21:00
 雪渓のライチョウいいですねえ
私も来月「野鳥の会」で見に行きます。観察会なので
写真は撮らない(撮れない)ですが初めての鳥さんなので
今からワクワクしています。 花にも沢山会えるといいなあ。
風太
2012/06/30 00:14
みえさん おはようございます。
雷鳥は飛ぶことは非常に少ないですから、その瞬間を見られたのは非常にラッキーだったと思います。私も飛んだところはまだ数回しか見ていません。
伊吹山のクサタチバナは素敵だったでしょ。なかなかあれだけの群落を見られる場所は、他では滅多にないと思います。
白馬岳のツクモグサは何とかアップしたいと思いますが、他にも書こうとしているネタがあるのですが、いつも書かないうちにボツになってしまいます。ガンバルべぇ。
みかん
2012/06/30 09:49
さなえさん おはようございます。
シーズン前の高山はとても静かです。天気さえ良ければ最高ですが、気をつけないと雪焼けで火傷状態になります。もうひと皮むけましたが、あはは。
咲き出している高山植物こそ少ないものの、何とも清々しい空気は高山ならではのものです。山にいるとつくづく自分は山男なんだと実感します。
みかん
2012/06/30 10:04
風太さん こんにちは。
来月はどちらの山に来られるのでしょうか。車で高いところに登れる場所は限られていますが、雷鳥の生息地となると限られてしまいますね。南フルプスでは比較的よく雷鳥を見かけますが、風太さん向きではないですし。いずれにしろ、うまく雷鳥に会えると良いですね。結果報告楽しみにしてますね。
みかん
2012/06/30 10:11
数年後、北陸新幹線が金沢まで延長した際の列車の名称
「雷鳥」か「白山」のどちらになるんだろうかとローカルな話題でちょい盛り上がっています。その後は敦賀まで延長になるのなら「水仙」にしておいたほうがいいと思うのですが・・・
Tatsuya@能登
2012/07/01 01:05
みかんさん、こんにちは
みかんさんはやっぱり山男さんだったのですね〜♪
雷鳥を撮ってるみかんさんを、NHKのドキュメントのように、撮っておきたく思いました(笑)
丸々した雷鳥君は、私の想像よりはずっと可愛いく見えましたけど、性格はどんなでしょうね?
わざわざ祠の端っこにとまってるのって、私の足をわざわざ踏みつけて、親愛感を表わそうとするうちの猫と似てると思いますけど。
この雷鳥君は、みかんさんによって、自分が見事な絵の中のカナメになってることを知ったら、
大喜びで大飛翔するかしら?(笑)
ともかく山男のみかんさんが、無事に下山されて、安心しました。
今回も、ごっつ高密度のステキな写真を、見せていただき、ありがとうございます


リサ・ママ
2012/07/01 12:43
Tatsuya@能登さん こんにちは。
ローカルの話題でもいいですねぇ。やはり「雷鳥」に1票かな。日本が狭くなるけど新幹線の整備には賛成です。
敦賀の次は名古屋、という構想はないのかなぁ。
みかん
2012/07/01 15:30
リサ・ママさん こんにちは。
ハイみかんは山男歴50年ほどの大ベテランです。あはは
日本の山で言うと標高の高い順に富士山、北岳、奥穂高岳、と、いずれもはじめて登ったのは真冬でした。その後、高山植物を目的に日本全国の山をほぼ登ったのですが、まだ登山道のない山で憧れの山もあります。名前を言ってもピンとくる人はいないと思いますが、カムイエクウチカウシ山が憧れの山です。自分の体力を考えると、憧れのまま終わってしまいそうでもありますが。この日高の名山は1人では登ることが不可能です。
雷鳥の生態はまだ細かく知られていませんが、ともかく面白いですよ。特に感心するのは雛鳥をつれて歩くお母さんの号令です。鳴き声ひとつで全員がピタッと隠遁の術でもかけられたように見えなくなります。微動だにせず雛鳥を狙う大型の鳥たちの通過を待ちます。登山道での砂浴び、などは人間が見ていてもバタバタと平気でやるのですけどね。敵の見分けはしっかりと出来ているようです。
みかん
2012/07/01 15:56

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