みかんの花日記

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zoom RSS ハマボウ   Hibiscus hamabo

<<   作成日時 : 2011/07/27 14:26   >>

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   大輪の夏の花である。

   花の直径は5センチから10センチ近くもある。

   朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう1日花だが

   つぼみが次から次へとふくらんで

   夏の7月から8月にかけて、長いこと咲きつづける。




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   花びらは5枚。

   スクリューのようにややねじれるように咲く。

   花びらの付け根は赤褐色で、その中心から花柱が伸びる。

   学名のヒビスクスからもわかるように、南国の花の象徴とされるハイビスカスやフヨウの仲間である。

   アオイ科フヨウ属で、日本には5種が自生する。




   
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   生えるのは海辺の砂泥地。

   満潮になると足許に海水が押し寄せてくるような場所や

   川が海に流れ出す河口域に、流れに沿うように林を作ることもある。

   自生地では木の高さは2〜3メートルが普通だが、防潮林や防風林として植えられたものや

   観光用の街路樹として植えられたものでは、高さは5メートルほどに育つ。

   木肌は下の画像のように白っぽい。




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   神奈川県三浦半島の天神島が北限で、それ以西の本州、四国、九州に分布する。

   南限は鹿児島県の奄美大島である。

   沖縄県や南西諸島、小笠原には、良く似たオオハマボウが咲く。

   面白いのは小笠原で、海岸にはオオハマボウが生え、

   山の中には葉に光沢があるテリハハマボウが生えている。

   これらを見分けるには、葉の形を見る。




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   ハマボウの葉は円形から広卵形。先は短く尖り基部は円形かややハート形

   葉裏は星状毛が密生するので白く見える。

   花はそっくりだが、良く似たオオハマボウは、葉の先端が鋭く尖り

   基部が深く湾入する。

   慣れてくれば葉をみるだけで、その違いは一目瞭然である。




   
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   鮮やかな黄色の花は、陽が沈む頃になるとしおれてしまうが、しぼんでくるにしたがって

   花の色が赤く変化してくる。

   左はまだ花盛りだが、右には昨日咲いた花がしおれている。(これは昼の12時頃の撮影)

   萎れた花はスポッと抜け落ちることもあるが、花の残骸がいつまでも付いているので、

   日にちが経過すると黒っぽく変色し、美観を損ねる原因にもなっている。




   
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   牧野富太郎はハマボウの語源は、浜辺に生えるホウノキの意味だろうとしているが

   今ひとつスッキリしない。

   白っぽい木肌や葉裏の白さなど、ホウノキに似た点がなくはないが

   ホウノキに例えるのは何故か釈然としないものがある。

   ハマは浜だろうが、ボウは抱や方を宛てたほうがスッキリする。

   ハマボウには一般には黄槿の漢字を宛てるが、牧野富太郎は正しくないとしている。

   学名にも和名がそのまま使われていて、なんだかミステリアスである。




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   ともあれ、きょうもつぼみはふくらみ、花は惜しげもなく咲いている。

   真夏の青い空と白い入道雲が似合う花だが

   撮影当日は、あいにくの曇天だった。











   撮影は2011年7月26日 愛知県半田市の衣浦港で。

   港湾整備される以前は、このあたりに自生していたものと考えられる。

   撮影したハマボウは、港の中に整備されたある企業の塀沿いに植栽されていたものである。

   株元にはまぎらわしい名前のハマゴウの紫色の花も咲いていた。こちらは明らかに野生のものだった。

   画像はクリックすると大きくなります。

   上から4枚目の画像のみデジカメで、その他はすべて携帯電話についているカメラで撮っています。

   感想をコメントいただけると嬉しいです。

   



   


   

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コメント(27件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩ニャ ヽ(´ー`)ノ
その北限のハマボウを見たことがありますが、この手の花を見ると何時も思うのが「この子もオクラのような実をつけるのだろうか」だったりする。
この間見つけた小さなアオイ科サンレモクイーンと言う奴もオクラのような実をつけるのか観察していたら工事の幕が張り巡らされ・・・・(TヘT;)
アオイ科も興味は尽きない。
アライグマ
2011/07/27 21:11
ほんわかした色味と形がいいんですよね…。

ハマボウの名前は,浜坊とか,いろいろ想像しましたが,「浜にぼぅー,っと咲いている」のが私には一番しっくりきています。
黄色くて丸い感じが,ぼぉ,っと灯るあかりみたいに見えるとか。

↑植物の名前はダジャレ的に考えがちな私ですから,まじめに受け取りませんように…。
はるこ
2011/07/27 23:06
 樹木の花はほとんど知りませんが
この「ハマボウ」を含め何種類かは好きです。
でも海のそばは暑いので、わざわざコレだけを
見に行くのは、チョット。

風太
2011/07/27 23:52
アライグマさん 今晩は。
天神島のハマボウはかろうじて残っている感じで、野性味に欠けますね。ここで撮影したものが朝日新聞社発行の「植物の世界」に載っているのですが、もう随分と昔の写真です。今、本を引っ張り出して見てみたら、撮影当時はかなりの花が咲いていたのですね。
果実はオクラのような実ではなく、フヨウの果実に近いです。我が家には種子を蒔いて育てているハマボウがありますが、もう10年以上も経つのに、いまだに花が咲きません。
みかん
2011/07/28 00:24
はるこさん 今晩は。
ハマボウの語源には、オオハマボウのハワイでの現地名「ホウ」が小笠原に伝えられ、浜に生えるホウ、という意味で付けられた。という説もあるようです。

何にも考えずに、ぼぉ、っと眺めるのもいいですね。花の色は黄色というより、ほんわかした色ですよね。
みかん
2011/07/28 00:57
風太さん 今晩は。
山を登らなくてすみますから、撮影は楽ですよ。
暑いのは仕方ないですけど、夏の花ですからね。あはは
みかん
2011/07/28 01:02
こんにちは。
ハマボウ、近くに自生地がありますがじっくり近くで観察したことはありません。夏場は泳げないので涼を求めて海方向ではなく山に向かっていました。渥美半島の浜辺の植物もいろいろありますね。ハマボウ、ハマゴウを見に行きたくなりました。
みえ
2011/07/28 10:38
ハマボウを、まだ見たことがないので、
何度見返してもオクラに見えます。
木の生え方や葉の形や、ぜんぜん違うのに、
やっぱり見間違えそう!!(笑)
あるいは今までにも、ハマボウを遠くから見て、
オクラが咲いてると思ったかな??
これはもう、ちゃんとハマボウを見なくてはと思います。
リサ・ママ
2011/07/28 15:12
みえさん 今晩は。
近くに自生地があるなら、是非とも近づいてよく見てください。なかなか素敵な花ですよ。毎日次から次へとたくさんの花が咲きます。
夏は山も涼しくて良いですが、海辺もわりと色々な花が咲いています。
みかん
2011/07/28 20:59
リサ・ママさん 今晩は。
オクラの花も綺麗ですね。野菜の花にしておくのはもったいないほどです。最近では花を食べるオクラもあるようですが。
高知なら龍馬空港から高知市内に向かうバスの道路沿いに、たくさんのハマボウが植えられています。さすが牧野富太郎のお膝元と言うべきか。ノジギクを沿道に植えたり、野生の木や草を上手に利用していますね。
みかん
2011/07/28 21:07
おはようございます〜。

鮮やかな黄色で花も5〜10センチですか〜。
浜辺で咲いていたら見応えがありますね。

夏の浜に咲く花・・・・来年の講座・・・あるといいですね〜♪♪
ぐーま
2011/07/29 05:00
みかんさん、こんにちは。
こちらでハマボウを拝見して昨日は早速に海まで出掛けてきました。
三重県は南勢や松阪辺りになると自生地もあるのですけど、今年は我が津市内の植栽で我慢です。
南勢にはオオハマボウもあるようですが未見です。
夏が来ると一度は見ないと終わらない花です。(^^)
松阪辺りは自生地
アザミの歌
2011/07/29 11:20
すみません。前稿の最後の
  >松阪辺りは自生地
を削除し忘れてしまいました。(〜〜;)
アザミの歌
2011/07/29 11:23
ぐーまさん 今晩は。
早起きのぐーまさんはもう寝ている時間かな?
ハイビスカスはとても華やかな色ばかりですが、国産のハイビスカスは何故か黄色だけですね。花は大きいのですが、とりたてて自分を主張しているようには見えません。日本の花はどこかおくゆかしいですね。
みかん
2011/07/29 21:51
アザミの歌さん 今晩は。
画像、さなえさんのところで拝見しました。
昔、三重県の南勢の自生地に花を訪ねたことがあります。このブログを書いていると、脇から覗き込んだ相棒が、昔、南勢にわざわざ見に行った花だね。と懐かしそうにつぶやきました。同じ花でも、見る場所によって随分と雰囲気が変わりますね。
みかん
2011/07/29 21:58
みかんさん おはようございます

和製のハイビスカスの様なハマボウ、やっぱりこの花が咲くと夏〜
で感じですよね
初めて平戸で見つけたときには、嬉しくて嬉しくて何度も見に行きました
その後、地元の河口付近でも沢山自生してるのを見てビックリするやらガッカリするやら・・・・
灯台もと暗し・・・ですよね
こんなに大きくて目立つ花なのに・・・・実は花が咲いていないと分からなくて見落としていました(お恥ずかしいです)
いっしい
2011/07/30 08:53
どこかで見たような形の花だなぁ・・と思ったら フヨウの仲間なんですね

我が家の向かいの公園には フヨウが植えてあり 何年か経ったらすごく大きくなって お花もいっぱいつけてます。遠目で見るとやっぱり似てます。
ハマボウは 淡い黄色で 優しいイメージですね♪
のの ☆
2011/07/30 09:41
すっかり出遅れた…
ハマボウ、いい花ですよね。写真で見ても素敵ですが、実物はもっと素敵です。
近くに自生地のある方は、ぜひ、オススメです。
ただ、せっかく、保護地に指定されていても、浜辺はゴミだらけだったり、薄汚れたりしていて、残念なこともあります。
植栽もされているのですね。知りませんでした。
ほととぎ
2011/07/30 13:22
いっしいさん 今晩は。
奇しくも同じハマボウをブログで取り上げましたね。夏の海辺で見るハマボウは
爽やかで、夏の到来を感じさせますね。九州の海辺ではそれほど珍しいものではないように思います。自宅の近くで自生のものが見られたら最高ですね。
みかん
2011/07/30 23:30
のの ☆さん 今晩は。
ののさんは図鑑は使っていないのでしょうか。ネットで植物名を調べるのには限界がありますし、間違いが非常に多い素人情報満載の世界ですから、ネットの情報というのは疑ってかかるべきですよ。知ったかぶりしたとんでもないブログが毎日更新されていたりもします。
立山で撮影したという名前のわからない植物は、山と渓谷社発行の私の図鑑にすべてその答えが載っています。ヤマケイ・フィールドブックス10 「夏の野草」とフィールドブックス12「樹木春夏編」をご覧ください。全部で5冊のシリーズですが、初心者が気になる植物はこの5冊で大体がわかるようになっています。
必要なものから揃えていってくださいね。今回はあえて宣伝させてもらいました。
みかん
2011/07/30 23:55
ほととぎさん 今晩は。
ハマボウは西に行くにしたがって見ることの多い植物ですが、海岸はどこもゴミだらけですね。特にハマボウが生えるような河口域はゴミが溜りやすい場所ですから、豪雨の後などに行くと悲惨です。
海辺の街などでは、街路樹として使っているところも多いのですよ。植木としても結構人気があるようです。
みかん
2011/07/31 00:03
みかんさん ありがとうございました。私はポケット図鑑しか持ってなくて 見つからないお花もいっぱいありました。早速アマゾンで2冊注文したので 届くのが楽しみです♪今月はとりあえず2冊購入して また少しずつ買い足していきますね。教えて下さって助かりました〜
のの ☆
2011/07/31 12:27
こんにちは。
ハマボウ、淡い黄色の綺麗な花ですね。
沢山咲いている画像も素敵です。
こちらでは、なかなか見られない花ですので、何度も見せていただきました(笑)3月に沖縄に行った時、ホテルの近くの海岸に黄色の蕾を見つけました。
ハイビスカスとは葉が違っていましたので気になっていました。

2011/07/31 15:47
こんばんは。
ハマボウの花を見ると、夏本番という思いになります。
こちらでは北限のハマボウを見れますが、何年か前に見たきりです。
あらためてジックリと見ると、花びらが本当にスクリューのようですね。
扇風機のハネを思い浮かべてしまいました。
黄色い5枚バネで扇風機作ったら、ハマボウのようになるかな・・・なんて
一部のマニアにしか売れないですよね(^^ゞ
nekoppana
2011/07/31 19:35
のの ☆さん 早速の購入ありがとうございます。
必ずやお役に立つものと思います。写真が綺麗と評判で、今でも良く売れているシリーズです。その本を見てもわからないものがあったら、どうぞ直接質問してください。お待ちしています。
みかん
2011/07/31 23:44
杏さん 今晩は。
沖縄で見たのなら、多分オオハマボウの方ですね。花はそっくりなのですが、葉の形が微妙に違うのですよ。海辺や河口に生える点では同じですが、沖縄では砂浜の奥、といった場所でも良く見られます。
名前のわからない花というものは、気になりますよね。
みかん
2011/07/31 23:52
nekoppanaさん 今晩は。
扇風機のスイッチを入れたら、ハマボウの花の形が浮かび上がるなら、案外受けるかも知れませんよ。卓上用の小さな扇風機で980円くらいで買えるなら、欲しいですね。あはは
たまたま相棒が980円の卓上の扇風機を買ってきたばかりだったので、ついそんな発想をしてしまいました。
みかん
2011/08/01 00:00

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ハマボウ   Hibiscus hamabo みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
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