みかんの花日記

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zoom RSS アクセス数20万突破記念 徳之島の花 6  アダン

<<   作成日時 : 2011/04/09 05:00   >>

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   気の早い人はパイナップルと勘違いする。

   こちらは熟しても食べられない。

   より正確に言うならば、食べられなくはないけど、食べる部分はほとんどない。

   画像の果実はまだ緑色をしているが

   アダンは熟すとオレンジ色になって、パイナップルにますます似てくる。

   パイナップルに似ているが、パイナップル科ではなく

   アダンはタコノキ科に属する。

   パイナップル科の植物もタコノキ科の植物も分布の本拠地は熱帯である。

   日本のアダンは分布の北限にあたる。




   
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   奄美大島に長いこと暮らした不遇の日本画家、田中一村は、好んでこのアダンを題材とした。

   いかにも南国といった風情のアダンに、限りない郷愁を感じていたのかも知れない。

   アダンは雌雄異株である。

   オスの株とメスの株が別々にある。

   花は夏の暑い時期に咲く。

   オスの花は白い苞に包まれて、その中に穂状に小さな花をびっしりとつけている。

   メスの花はほとんど目立たないが、果実がふくらんでくると目に付くようになる。

   アダンはこの果実によって、多くの人の目に強く印象づけられる。




   
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   アダンは海岸に生え、時に純群落を形成する。

   こうなるともうどうにも手に負えなくなる。

   というのは葉に鋭いトゲをびっしりとつけていて

   葉っぱ1枚に触るだけでも痛いのである。

   アダンの林の中に入ることは、無謀そのものなのである。

   徳之島ではどうか知らないが、沖縄の島などではこのアダンを利用する。

   葉で笠を編んだり、団扇を作ったりするのである。




   
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   昔の人は、手に余るようなアダンの葉も有効に活用した。

   現在は防潮林や防風林として残してある所もあるようだが

   生活にうまく活用はしていないようである。

   植物の恵みを、人間は忘れてきているのかも知れない。

   観光客がアダンの葉に触れて、ひっかき傷を作って

   べそをかく姿が目撃される程度である。














   撮影は2011年3月23日、26日 徳之島の花時名と金見海水浴場で

   クリックすると画像は大きくなります。

   撮影は携帯電話についているカメラで撮っています。

   アダンの果実を食べたことがある人は味のコメントいただけると嬉しいです。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
アダン,ほんとにパイナップルみたいなのですよね。
1年ほど前,沖縄に転勤した友人が,「たくさんあるんだけど,これ,って食べられる??」とうれしそうに携帯写真を送ってきてくれました。
食べられないみたいよ,と言うと,がっかりしていました。
ついでに,私は「タコノキ科」というところを「タコノアシの仲間」とか間違って言ってしまって…。
友人は「じゃあ,千葉にもあるのね」と。
無理ですよね,徳之島や沖縄が北限ですものね。
と,思い出深いアダンです(ここで恥の告知をして,ごめんなさい)。
はるこ
2011/04/09 17:11
田中一村の「アダンの海辺」南国植物の葉先にみなぎる緊張感というか生命力というか、奄美大島の作品の前からしばらく動けなかったことを思い出しました。
芳香があるけれど人間の食べられる所は僅かで、野鳥の餌になるだけとありますが、一村の絵を見ていると、黄色く熟した実から1つ抜き取って食べてみたい衝動に駆られます。どのあたりが食べられるのでしょうね?
徳之島の花シリーズのルリハコベやアダン等を見ていると、連日の報道の重さから解き放たれた思いがします。
ケイ
2011/04/09 23:36
東京で田中一村展を見たのは、もう、15年以上も前になりますが、あれほど感銘を受けた絵画展は、他にありません。あの時は、奄美時代のほとんど全ての絵画が集まっていましたが、見られて本当に良かったと思います。
いつか、機会があれば、また、見たいですね。
自生のアダンは、学生の時に西表に行って以来、見ていません。こちらも、いつか、また見てみたいです。
ほととぎ
2011/04/11 23:01
はるこさん おはようございます。
アダンの葉は小さな苗の頃からトゲトゲで痛いですが、観葉植物的な雰囲気もあるので、わんさか出ている実生苗を持ってきて育てたことがあるのですが、関東地方では家の中に入れても冬を越せません。寒さにはからきし意気地がないようです。やはり南国の植物なんですね。
みかん
2011/04/16 10:29
ケイさん おはようございます。
一村のアダンの絵は、みかんも印象強く心に残った絵のひとつです。
アダンの果実は熟すとぼろぼろと外れるのですが、食べられる部分はほとんどありません。繊維質の部分をかじってわずかな酸味と甘みを楽しむのですが、食用にはしないのが普通です。パイナップルのような美味しい部分はないのです。
みかん
2011/04/16 10:35
ほととぎさん おはようございます。
不遇の画家ですから、注目されたのは遅かったですね。奄美大島に一村美術館ができて、常時多くの作品が展覧されています。みかんは描かれている花や昆虫や鳥などを何か特定するのが面白かったですね。サクラツツジなどもきちんと観察して描いています。リュウキュウアサギマダラやオオカバマダラなどの蝶もよく描いていますね。
みかん
2011/04/16 10:41

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