みかんの花日記

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zoom RSS イヌノフグリ

<<   作成日時 : 2011/02/02 12:03   >>

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   2月になればイヌノフグリは最盛期を迎える。

   晴れた日には、小さいながらパッチリと花開く。

   と言っても花の直径は2ミリほどとごく小さいので

   地面にかがみ込んで目を凝らさないとわからない。

   毎年恒例になっているイヌノフグリの花探し

   種でこぼれて増えるので、毎年同じ場所に咲くわけではないが

   そうそう距離を動くものではない。

   昨年花を見た場所のあたりでは、間違いなく今年も花を見ることができる。




   
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   どうです、もうかなり咲いているでしょう。

   (クリックして見てね)

   このくらいの花数になると

   興味を持っている人なら気がつくはずです。

   でも、地面にかがみ込んでイヌノフグリの花を撮影していると、必ず

   「何をしているのですか」とか

   「何を撮っているのですか」と声を掛けられる。

   普通の人にはとても不思議な光景に写るらしいのです。




   画像画像




























   イヌノフグリのような小さな花は、ケイタイカメラで大きく写すことはできません。

   上の画像のような花を写す時は、先ずケイタイカメラを接写に切り替えます。

   これでも大きくは写らないので、私はケイタイカメラのレンズの前に10倍のルーペを押し付けます。

   それでやっと上のような画像が撮れるわけです。

   ルーペは細部を見るなど、植物観察の必需品なので、野外に出る時はいつでも首からぶら下げています。

   これを活用するわけです。

   私の場合10倍と20倍のルーペのほかに、3倍と5倍のルーペも併用しています。

   花の大きさによって使い分けているのです。

   3倍と5倍のルーペは重ねて8倍にして使うこともできます。




   
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   まだまだ厳寒の2月ですから、イヌノフグリはたいてい上の画像のような葉の色をしています。

   寒さのために霜焼け状態で、葉が緑色ではなく赤く紅葉したような色になるのです。

   ですから土の色ともまぎらわしいですし、また花が咲いていても見つけにくいのです。

   上の画像の株でも花は咲いているのですよ。

   わかりますか?




   画像画像




























   日本在来のイヌノフグリは、現在、絶滅危惧植物に指定されています。

   石灰岩を好む傾向があるので、石灰岩地では良く見られます。

   小砂利の多い畑や石垣などに多いですが、開発されて自然度が少なくなってしまった街中では

   どのように対応しているのでしょうか。

   上の画像はコンクリートの割れ目に生えたものです。

   右画像はアップにしてイヌノフグリだとわかるように撮っています。

   コンクリは材料が石灰岩なので、イヌノフグリはコンクリートが大好きなのです。

   垂直の壁であろうと、ほれ、この通り。




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   土なんかないよなぁ、と思える隙間でも、こぼれた小さな種子を発芽させ

   したたかに生きているのです。

   コンクリートが大好きですから、ほんのわずかな隙間や、わずかに土が溜まるような場所は

   見逃しません。

   排水溝の隙間にだって、日当りさえ良ければ生えてくるのです。

   帰化種のオオイヌノフグリが入ってこられないような場所で

   まるでサーカスの曲芸を演じるように、しっかりと命を紡いでいるのです。




   画像画像



























   植物の中には、確かにめまぐるしく変化する現状に対処できない弱いものもありますが

   多くの植物は、人間が考える以上に、したたかで強いのです。

   イヌノフグリは帰化種のオオイヌノフグリに駆逐されて少なくなっている、と考えられていますが

   そう簡単に負けてばかりはいないのです。

   人知れず、しっかりと小さな花を咲かせて、今日もどこかでほほ笑んでいます。




   
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                            ↑これのみ2月3日撮影




























   撮影は2011年2月1日と1月30日 愛知県半田市の自宅周辺で。

   いつものケイタイカメラによる撮影です。

   クリックすると画像は大きくなります。

   わが町は植物は豊富とはいえない所なのですが、何故かイヌノフグリだけは

   身近に普通に見ることができます。

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
ども((((((((^^;
我が家のイヌノフグリ君は引越しの影響か置いた場所が寒すぎるのかまだまだです。セメントの欠片も入れてあります。
σ(^^;)もルーペは持ち歩きますが遠出をするときは柵で入れない場所とか崖とかの為に双眼鏡(12倍)も持って行きます。
車山へ行った時に1m位の近距離の柵の中の花を見るために双眼鏡を使っていたら通りがかりの女性に変な目で見られました。
(/||| ̄▽)/
アライグマ
2011/02/02 15:11
千葉のイヌノフグリも咲いています。

千葉県南部の自生地で面白かったのは,海岸が近い神社(かお寺)の境内で,一面砂地という生育環境でした。
千葉県南部の他の自生地は石垣の周辺が多いのですが,砂地も結構お気に入りなのかな,という環境が多いのです。
そういう場所ではオオイヌノフグリに会っていないなぁ,と,みかんさんの記事を読んで思い出しました。
はるこ
2011/02/02 18:08
 ううっ、こちら佐賀県では見られないのです。詳しい人達に聞いても
「昔はあったけど」ばかり 県内で見たいなぁ。

 ルーペ押し当てでは被写界深度、が浅くなるのでピント合わせが
大変です、それに増して手が震えるので ロクに撮れなくて・・・。


風太
2011/02/02 19:22
アライグマさん 今晩は。
イヌノフグリは結構たくましい植物で、我が家では以前果実を撮影した後の残骸をプランターにほかしたら、翌年そのプランターで花を咲かせていました。わざわざ種を蒔かなくても、我が家の周りにはごく普通にあります。
双眼鏡の使い方は、結構問題になることもあるかも。変に意識する女性がいたりすると気分が悪いですね。
みかん
2011/02/02 22:39
はるこさん 今晩は。
そうでしょ、そうでしょ、千葉の南部では開花も早いですね。砂地に生えているのは見たことがありませんが、昔、宮崎県の海岸近くの民家付近で、ややそれに近い状態のイヌノフグリは見たことがあります。競争相手の少ない場所を好む傾向はありますね。
みかん
2011/02/02 22:43
風太さん 今晩は。
佐賀県では見ませんか。レッドデータブックによれば佐賀県は現状不明のようですが、昔あったならば、必ずどこかで生き残っていると思います。日当りが良くて他の植物があまり生えないような砂利っぽい場所、あるいは古い民家の石垣などが見つけるポイントになります。
このような小さな花は、ピントの合う範囲が狭くなるので、慎重にやってもぼけることが多いですよ。何回も何回も挑戦しています。
みかん
2011/02/02 22:55
イヌフグリ、見たことがありません。
正確に言えば、野草に興味を覚える以前に目にしていたのかもしれませんが、ここ何年か気にして探しているのですが見つかりません。何処かで会いたいなぁ・・・
みかんさんに、探す場所のヒントをいただきましたので、今年も探してみます。
れい
2011/02/02 23:26
れいさん 今晩は。
伊吹山の山麓なら探しやすいのではないかと思います。何しろ石灰岩とは相性が良く、三重県の藤原岳山麓などでも良く目にします。線路のバラスの中などにも良く生えています。他の植物があまり生えてこない、明るい環境ですね。崩れかけたような古い石垣などは確率の高いポイントです。どこかで見つかったら、また教えてくださいね。
みかん
2011/02/03 00:48
イヌノフグリは、ほとんど見た事がないのですが、みかんさんの日記を読んで、ちゃんと探してみれば、案外、ありそうな気がしてきました。
古い集落の、人家付近、コンクリートブロックや側溝まわりを捜すのがコツ?
それと、最盛期は2月なんですね。他にあまり花もない時期ですし、腰をすえて捜してみますか!
ほととぎ
2011/02/03 18:51
みかんさん、みなさん、こんばんは。
我が家のまわりでも頂き物の種から増えていっています。
庭のイヌフグリの種だと言うのをを頂いた方が育てた又その種を頂き,我が家で育ててまわりに種を蒔きました。
そのときに花の大きさを見てあまりにも小さいのにビックリで、自生地で探せなかった訳も分かりました。
その小さな花を意識して古いお寺の石垣を見たらすぐ探せて感激でした。
実物を知っていたから探せたのだと思います。(^^)
今日はオオイヌノフグリの特大の花の咲いている里で1.5pぐらいのオオイヌノフグリも見てきました。
アザミの歌
2011/02/03 20:14
みかんさん こんばんは〜

イヌノフグリがもう咲いてるのですか?
早いですね、こちらではまだもう少し先のようです
長崎県でも絶滅危惧種です
コンクリートブロックの間とか、側溝のふたの間で咲くなんて驚きです
意外と強いんですね
もしかしたら見過ごしている所があるかも知れません
今度からもっと丁寧に探してみます
いっしい
2011/02/03 21:15
こんばんは。
そちらでは、様々な場所でイヌノフグリの花が咲いているのですね。
小さな淡い色の花は可愛いですね。
画像を拡大して見せていただきました。
イヌノフグリ、探しても見つけられませんでした。
ブログの先輩の方から種をいただきました。
早春に、イヌノフグリの小さな花を見た時は感激でした(笑)

2011/02/03 21:59
ほととぎさん 今晩は。
イヌノフグリの最盛期は2月から3月はじめ頃までですね。石灰岩地では比較的よく見かけます。実際に咲いていても、あまりにも花が小さいので、気がつかれていない場所もあるのではないかと思います。見つかると良いですね。
みかん
2011/02/03 22:26
アザミの歌さん 今晩は。
最近はイヌノフグリの種子をあちこちに配る方がいるようですが、感心できることではありません。と言うのは植物にもその土地独特の遺伝子があり、目に見えないとはいえ遺伝子レベルでの撹乱が起るからです。
特に絶滅危惧植物のような植物では、多いに問題があります。可愛いから、見たことがないからといって、栽培したりは問題がありそうです。特に野に種子をばらまくようなことはしない方が良いと思いますよ。
みかん
2011/02/03 22:35
いっしいさん 今晩は。
今は都道府県単位で絶滅危惧植物図鑑などが出ていますが、私が言う絶滅危惧植物とは、日本全体での指標です。環境省のデータを元に話しています。都道府県単位で言うと、イヌノフグリを絶滅危惧には指定しない県も出てきそうですね。
きちんと調査すれば、まだまだ分布が広がるような気がします。
みかん
2011/02/03 22:43
杏さん 今晩は。
高尾山周辺でも春の花が色々と準備をしているようですね。ブログでネコノメソウの仲間など拝見しました。
今日はとても暖かかったので、ある花を見に散歩に出ました。しっかりと咲いていて嬉しくなりました。次回のブログに載せるつもりです。春が着実に近づいてきているようです。
みかん
2011/02/03 22:48
みかんさん、こんにちは。
イヌノフグリは何処にでもあった野草がオオイヌノフグリに押されて少なくなったと聞いていましたので地域性は意識しませんでした。
種もプランターで育てて庭のあちこちに蒔いているだけで外へは持ち出してはいませんが、これからは気をつけるように致します。
ご指導ありがとうございました。
アザミの歌
2011/02/04 12:25
みかんさん、こんにちは。
昨年、イヌノフグリを探してみましたが、見つかりませんでした。フラサバソウ?ばかりのようにみえました。今回のみかんさんの写真で、コンクリートが好きだということが分かりました。近所には写真のような場所がたくさんあります。早速探してみます。実物をぜひ見たいと思います。
みえ
2011/02/04 12:58
アザミの歌さん 今晩は。
メダカなどでもそうですが、遺伝子レベルでの撹乱があちこちで問題になっています。植物では趣味の栽培のために、例えばゲンノショウコの紅花などが、以前は分布しなかった関東地方などでも野生で広がっています。目に見えるものはまだある程度の判断ができるのですが、遺伝子レベルの問題はどうにもならない難しさをかかえています。まだ遺伝子レベルでの解析が進んでいないだけに、問題になるのです。
一般の方が少しでもこのような問題に気がついてくれると嬉しいですね。
みかん
2011/02/04 21:11
みえさん 今晩は。
当地は今日も3月中旬くらいの暖かい1日でした。イヌノフグリはコンクリートと相性は良いですが、この画像のような場所ばかりに生えるわけではありません。昔からある古い石垣や神社やお寺などの古い建物があるような場所がポイントです。それが石灰岩地であれば可能性はかなり高いです。
みかん
2011/02/04 21:15

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