みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2010/11/11 06:00   >>

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   リンドウの花は、高原などでは9月頃から花が見られるが

   最盛期は10月から11月頃にかけてである。

   どちらかというと晩秋の花のイメージが強い。時々は霜が降りる初冬の頃でも咲いている。

   山では最後を飾る花のひとつでもある。



   リンドウは本州、四国、九州の山野に自生する。

   秋を象徴する花と言っても過言ではない。

   リンドウの仲間はたくさんあるが、頭に形容詞が何もつかないリンドウは

   リンドウ科リンドウ属を代表する花でもある。


   
   昔から薬草として利用したり、家紋のデザインに取り入れたり、多くの人になじみのある花でもある。

   植物に興味がなくとも、誰でも名前くらいは知っている。





   画像画像




























   今回の鹿児島の取材では、いくつかの目的の花があった。

   ナンゴクヤマラッキョウもそのひとつである。

   ヤマラッキョウと違いがあるとして、比較的最近になって分けられた新種である。

   その基準標本の産地が、薩摩半島の千貫平(せんがんぴら)である。

   どうせ見るならタイプ地のものの方がよい。

   ということで千貫平を目指した。

   千貫平は駐車場も完備された展望台として整備されていた。

   目的のナンゴクヤマラッキョウはもちろん咲いていたが

   そこで目的の花よりも目立っていたのがリンドウである。




   
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   ススキ草原の中に、あちらにも、こちらにもという感じに咲いている。

   そのどれもが、みな草丈が低く、地面を這うように育っている。

   風衝地のせいもあるが、これはキリシマリンドウと呼ばれるタイプのものである。

   霧島山系の湿地やその周辺に生えるものは、茎が細く匍匐して育ち

   葉はやや細いなどの特徴から、かつてはキリシマリンドウと呼ばれた時期もあったが

   今ではリンドウの生態の一系にすぎないとして区別はしていない。

   だが、本州のガッシリと茎が太いリンドウとは、趣を異にしている。

   これ以下の画像は、本州産のリンドウである。




   
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   リンドウは太い茎の先端にいくつもの花を咲かせ、栄養状態が良いと茎の途中にも花を咲かせる。

   茎の先端にまとめていくつもの花を咲かせるので、頭でっかちとなり

   花の頃には茎が倒れているものが多い。

   日当たりの良いススキ草原に好んで生えるが、林縁などでも良く見かける。

   花は晴天の時だけ開き、雨の日や朝早くには筆の穂先のようにつぼんでいる。

   葉の色は緑色だが、季節の進行と同時に赤紫色へと変わってゆく。

   周りの紅葉と同じように、リンドウの葉も色づくのである。




   画像画像




























   リンドウは花の中をのぞくと1本のメシベと5本のオシベがある。

   メシベの先端の開き具合やオシベの状態で花の鮮度がわかる。

   このブログの2007年11月20日でもリンドウを取り上げている。

   鮮度の問題や詳しいことはそこで書いているので

   過去のブログを見て欲しい。

   ひとつかふたつは新しい知識が増えるはずである。

   同じことを繰り返して書いてもつまらないので、詳細はそちらに譲ることにする。




   
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   リンドウの花が好きな人は多い。

   旅先から親しい人には画像付きのメールを送っている。

   このリンドウの画像を現場から送ったら、ある方からリンドウは私の大好きな花です。と返信がきた。

   本州で撮影した後半の画像は、2007年にリンドウのブログを書いた時の場所と

   まったく同じ場所で撮影している。















   撮影は2010年11月6日  鹿児島県千貫平   2010年11月4日  愛知県新城市で。

   画像はクリックすると大きくなります。

   画像はすべて携帯電話についているカメラで撮っています。

   あなたのリンドウに関する思い出話しなど、お聞かせください。




   

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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
みかんさん、おはようございます。リンドウの記事を読ませていただいて、気になっていたことがすっきりしました。長崎には熊本?の芝と一緒に運ばれてきた植物がたくさん咲くところがあるのですが、そこのリンドウがみかんさんのリンドウにそっくりです。そして目を見張るようなリンドウの風景を私も楽しんできました。ホソバってどんなのかなぁと気になっていたので、リンドウも湿地のは葉が細いようだと思いました。
ナンゴクヤマラッキョウのことも気になります。楽しみにしています。
panda
2010/11/11 07:33
pandaさん 今晩は。
ホソバリンドウという種類もあるのですよ。これはリンドウの品種ですから、葉が線形に細くなったという軽微な違いだけですが、湿地に生えるという生態的には大きな違いがあります。
このブログで2009年10月22日 植物似たもの同士14「リンドウとホソバリンドウ」に写真を載せています。それをご覧いただくと良くわかると思います。見てくださいね。
みかん
2010/11/11 22:21
みかんさん こんばんは〜

リンドウの花が沢山咲いていましたね〜
花も大きくて色も目立つので存在感ありますね
9月に登った鹿児島の山でも咲いていました
山頂付近で見るリンドウは、それまでの疲れを癒してくれました
遊歩道のコンクリートの隙間から出ていた「根性リンドウ」もありましたよ(笑)
いっしい
2010/11/11 23:38
 みかんさん、こんばんは
てっきり草刈り後に出てきたものだと
思っていました。
思い込みはいけませんね反省!

こちらの湿原にも葉の細いのがあるのですが
下に行くに従って太くなるのです 先日
計ってみたら上の方は7ミリ 下の方は
18ミリもありました。
これではホソバといえませんね。
風太
2010/11/12 01:59
いっしいさん おはようございます。
その節はお世話になりました。リンドウ綺麗でしたね。特に珍しいものではないですが、やはり人目を惹きますね。
コンクリートの隙間から、というのもビックリですが、植物の生命力というのは見事なものです。リンドウの生育地に人間が持ち込んだコンクリートという人工物に迷惑しているのでしょうね。
みかん
2010/11/12 10:06
風太さん おはようございます。
楽しい2日間でした。感謝です。念願の植物だっただけに、私にとっては今年いちばんの収穫でした。
千貫平のリンドウは色が鮮やかで、ナンゴクヤマラッキョウそっちのけで撮影してしまいました。さて、ホソバリンドウですが、葉の幅は5ミリから1aほどのものが多いようです。そちらの湿原のものはリンドウからホソバリンドウへの移行途中のものかも知れませんね。植物には中間的なものも多いですから、はっきりと線引きできないのが普通です。ましてやホソバリンドウはリンドウの変種ではなく、品種レベルですから、その差は軽微です。
みかん
2010/11/12 10:18
千葉でもリンドウが咲く季節になりました。
千葉では,まさに「日当たりの良いススキ野原」にぽつぽつと咲いています。
その他,「よく草刈りされた草原」に,背丈低く,びっしり咲いている場所もあります。

びっしり咲いている状況はそれなりに驚きますが,ススキ野原で星くずのように散らばる青い花冠を数える方が楽しく思えます。

そう感じて,「コスモス祭りよりも,リンドウ祭りの方がいいんじゃないの?」という持論展開したら,
「コスモスは長い間咲くけど,リンドウは開花期が短いから観光にはダメ」と。
千葉の千枚田が事業仕分けで予算削減される理由に「観光になっていない」と言われたのですが,観光ってなんだろう,と考えさせられるリンドウの季節でした。
はるこ
2010/11/12 13:17
みかんさん こんばんは。
リンドウの花、こちらでは谷津周縁部の林縁付近で見ることが多かったのですが、舗装された農道が多くなったせいか目につきやすい所ではほとんど見られなくなりました。

太くてたくましい茎というよりは、ほっそりとしたバネのように弾力のある茎に何段にも花をつけて傾いている様は、いかにも和の花という感じで好きでした。
ところが最近、切花で売られている違う種類のリンドウの方が目に付くことが多く、仏花のイメージに邪魔されて・・・・

開発地から避難して来た1株のリンドウ、今年は何時に無く良く咲いてくれました。
我が家のベランダで、10年以上どうにか咲き続けていますが、ネマトーダが付きやすくだんだん元気が無くなり案じていたので、感謝感謝です。
やはり、自然の中が一番なのですが。

それから、しばらく御無沙汰している内にいつのまにか、等倍画像で見ても「これはスパムです」「安全なサイトではありません」が表示されなくなりました。きっとBIGLOBEかどこかで処置してくれたのかも知れません。とにかくこれで心配無しに大きい画像が楽しめます。
ケイ
2010/11/12 23:53
みかんさん、こんばんは。
リンドウは私も大好きな花ですが、園芸種を買ってきて植えてもすぐ絶えてしまいます。
ススキの中で青を主張して凜と咲いて居る姿は力強さも感じます。
私の住む伊勢方面にはアサマリンドウも咲いて居ますが、年によっては出会えないで終わってしまいます。
今年もまだ出会えないままです。
以前の所へ行ってもなくなっているからです。
この時期には一度は出会ってみたいお花です。(^^)
アザミの歌
2010/11/13 20:08
 ホソバリンドウについての解説ありがとうございました。
湿地内での作業があったら ポケットにコンデジ入れて
合間に探してみます。あったらいいな。

 次は「ナンゴクヤマラッキョウ」でしょうか
心待ちにしています。
風太
2010/11/13 23:26
はるこさん 今晩は。
自然に咲くリンドウは、我々だけでそっと楽しみましょう。リンドウ祭りになんかしない方が良いと思いますよ。同じ花がズラーッと咲いていないと感激しない観光客なんて放っておきましょう。
しみじみとした花の良さを、感じ取れる人だけで充分ではないですか。
みかん
2010/11/14 00:59
ケイさん 今晩は。
パソコンの件、解決したようで良かったですね。
ケイさんはリンドウを育てているのですね。野生のものを長く維持するのは大変のことと思います。みかんは栽培したことはないですが、毎年どこかにリンドウの撮影には出かけます。これからまだしばらくは楽しめますね。
みかん
2010/11/14 01:03
アザミの歌さん 今晩は。
三重県のアサマリンドウは随分と少なくなりましたね。朝熊山でも今は見ることがなくなりましたね。稀にアサマリンドウとリンドウの雑種があり、イセリンドウという名前が付いています。私は高知県で見ていますが、まさに両種の中間のような姿形をしていました。
みかん
2010/11/14 01:09
風太さん 今晩は。
ナンゴクヤマラッキョウの写真は、ケイタイではたった3枚しか写していないのですよ。ブログになるかなぁ。
みかん
2010/11/14 01:11
晩秋の久住、 薄紫の ベールを かぶったように、山が煙る。
その中を 黙々と 歩く。
登山道の わきの 草原に 一際 目立つ 青紫の花。
ああ、リンドウの 季節 だな。 これで 山もそろそろ 冬支度と
一抹の 寂しさを 感じる。
リンドウは こちらの 思いに 関係なく、しっかり 咲いてくれ
疲れた 心を 癒してくれる。
みかんさんの 画像のような 素敵な リンドウの 群生に
出会ったら 、歩をとめて 心ゆくまで リンドウを 愛で、
過ぎゆく 秋を  楽しむことでしょう。
プロとは 百も承知 しているけれど この リンドウの 
可憐な 表情に 心 奪われますね。 


  
 
たかようじ
2010/11/14 10:07
みかんさんの、「あなたのリンドウに関する思い出話しなど・・・」のコメントを読ませていただいて、11日からあれこれ考えていましたが、まとまりません。
あれは、リンドウだったのかエゾリンドウだったのか・・・?とか
伊吹山3合目のリンドウは、地面からすぐ花だった、とか
それに比べると、奥伊吹の花は何て大きいんだろう、とか
面の木の花は、皆、倒れていたっけ、とか
夜叉ヶ池の花は、遠くて写せなっかった、とか
とりとめもなく思い出されます。

みなさんのコメント、それに対するみかんさんのコメント、いつも楽しみ読ませていただいてます。
れい
2010/11/14 23:36
たかようじさん 今晩は。
晩秋の風景が見えてくるようです。たかようじさんも詩人ですね。
秋は誰をも詩人にさせてしまうのかも知れません。リンドウの花はまさにそのような魅力も秘めているのでしょうね。スッキリと澄んだブルーは人の心を惹き込みますよね。
みかん
2010/11/16 01:27
れいさん 今晩は。
いつか尋ねようと思っていたのですが、以前にれいさんのホームページのトップ画像にエゾリンドウがありました。文章を読むと栽培、とありましたが、画像は自然の高原のような雰囲気がありました。とても素敵な画像だったので印象に強く残っているのですが、あれはどなたかのお庭だったのですか。野趣に溢れた何とも素敵な画像だったので、いつか訪ねてみたいなぁ、と強く思いました。
それにしても、随分と色々な思いでリンドウと対面していますね。私も中学生の頃に、教科書の間に挟んだリンドウやウメバチソウのことなどが思い出されます。
みかん
2010/11/16 01:40
みかんさん、こんばんは。
お尋ねの花は、今年10月に紹介させていただいた花のことだと思います。
この花は、お訪ねした家から続く山の麓で写したものです。まったく自然の状態という訳では無く、下草を刈ったり、種を蒔いたりして管理されている場所なので、庭という表現を使いました。
知人がこの野草の管理をお手伝いしているので、お願いしてお訪ねしました。みかんさんが訪ねられるようなら、お願いしてみますが・・・
自分のページを見直してみたら、リンドウと紹介していました。エゾリンドウですね、花が開いていません。さっそく、訂正します。ありがとうございました。
れい
2010/11/16 23:15
れいさん こんにちは。
花の多いススキ草原は、人間の手が適度に入ることによって維持されてきた半自然です。10月に紹介されていたエゾリンドウの風景は、まさにその典型のような風景でした。きょうまた改めて訪問し、他の写真も拝見してきました。とても素敵でしたよ。
機会があれば是非拝見したいお庭ですね。
みかん
2010/11/21 13:59
拙い写真をご覧いただきありがとうございました。
お庭を管理されている方がお年を召してみえるので、いつ荒れてしまわないかと心配しています。訪問されるのなら、早い方が良いと思います。どのように連絡させていただけば良いでしょうか?
れい
2010/11/21 23:09
れいさん コメントが遅くなり失礼しました。
今年はもう花の季節は終りなので、来年の秋、れいさんが訪れた頃に伺えたら、と思いますが。また季節が近づいたら連絡します。その時にれいさんの都合がつくようなら、よろしくお願いいたします。
みかん
2010/11/24 09:25
承知しました。ご連絡おまちしてます。
れい
2010/11/24 22:48

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