みかんの花日記

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zoom RSS オオヒラウスユキソウ

<<   作成日時 : 2010/11/03 12:39   >>

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   お知らせ

   今年はお休みです。

   「今年出会った花ベスト集」は、Yasukoさんから宮本さんが引き継いで

   宮本さんのホームページ「野生植物写真館」で再開しましたが

   今年は宮本さんが多忙のため、お休みすることに決定しました。

   すでに準備をされていた方もいると思いますが

   事情をお察しの上、了解ください。






   という訳で、みかんが予定していた花を特別バージョンでお目にかけます。

   「今年出会った花ベスト集」 では、1人が3枚までという制限で

   その年に出会った花々をコメントと共に紹介するものでした。

   花好きの沢山の方の思いが伝わってくる楽しい企画で、毎日パソコンを開くのが楽しみでした。

   みかんは今年の第1は、オオヒラウスユキソウと決めていました。

   今回は1枚の画像だけではなく、何枚もの画像で紹介したいと思います。




   
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   オオヒラウスユキソウは北海道だけに生えるエーデルワイスの仲間です。

   道南の大平山で見つかったので、この名前があります。

   大平山と夕張山系の崕山(きりぎしやま)だけに生える固有種です。

   どちらの山も石灰岩が主体の、日本では数の少ない石灰岩の山です。

   オオヒラウスユキソウは石灰岩が露出した岩場に生えます。




   
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   白く深々とした綿毛の苞葉の真ん中に、花を咲かせます。

   オオヒラウスユキソウは両性花もありますが、雌雄異種の傾向が強いですね。

   下の画像左が雌株、右が雄株です。

   花の中心を見ると白っぽい雌花に対して、雄花は黄色っぽいのが特徴です。




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   オオヒラウスユキソウがはじめて発見された時、その姿、形からハヤチネウスユキソウか、と騒がれました。

   花も大きく、草丈もガッチリと大きかったので、ハヤチネウスユキソウと間違われたのです。

   ハヤチネウスユキソウは日本の薄雪草の中では最も大型で、ヨーロッパのエーデルワイスに似ていますが

   それ以上にオオヒラウスユキソウはエーデルワイスに良く似ています。

   ヨーロッパアルプスではエーデルワイスは少なく、私もまだ数回しか見ていません。

   数が少なく、見ることも稀なので、余計に貴重品扱いされています。




   
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   私がはじめてオオヒラウスユキソウに出会ったのは、崕山でした。

   まだ花の季節には少し早く、やっと苞葉が開き始めたところでした。

   現在の崕山は入山規制がされていて、登ることができません。

   年に1回の観察登山には申し込みが必要です。

   今年の夏、本場の大平山で思う存分オオヒラウスユキソウを撮影してきました。

   今回の画像はその一部分なのです。




   画像画像




























   花の季節としては申し分なかったのですが、もう少し早い、咲きはじめの頃の方が良い写真になると思います。

   個体数はともかく沢山あります。それこそウジャウジャというほどに。

   でも花があるのは、かたくななまでに石灰岩という地質の場所に限られています。

   大平山で石灰岩の露頭が現れるのは頂上近く、ともかく長い道のりを歩いて

   はじめて出会うことができるのです。

   それゆえ、出会った時は嬉しさが募ります。




   
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   指導標は全くなく、登山道の手入れはされていません。

   チシマザサの深いヤブ漕ぎもあります。

   それなりの覚悟がないと登れない山ですが、それゆえ人に会うこともない

   静かな山を楽しめます。

   こんな山だからこそ、オオヒラウスユキソウは伸び伸びと育っているのかも知れません。

   多くの花に歓声をあげながら登ってゆくと

   この日いちばんの素敵な株に出会いました。

   きょうのスーパースターはこの株です。




   
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   この株は雄株ですが、今まさに花盛り。いちばん綺麗な時季ですね。

   銀塩でもデジカメでも、この株ばかりを繰り返し繰り返し写しました。

   ケイタイでも5〜6枚は写したでしょうか。

   ともかくお気に入りの株でした。

   下の画像は同じ株の横位置です。

   タテ位置で撮ったものとヨコ位置で撮ったものでは

   こんなに雰囲気が変わるのですよ。



   
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   石灰岩が風化するとギザギサになり、手で触れると痛いほどになりますが

   遠くから眺めると、緑の草原にボコボコと飛び出した岩頭は絵になります。

   帰りの時間を考えると、あまり長居もできないので

   振り返り、振り返りしながら下山の山道を急ぐのでした。




   
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   撮影は2010年8月25日 北海道の大平山で。

   画像はクリックすると大きくなります。

   この画像はすべてケイタイ電話についているカメラで撮っています。ケイタイ画像の領域が

   どこまで可能なのか、みかんの挑戦でもあるのです。


   おもしろいマメ知識

   植物の名前はオオヒラウスユキソウですが、山の名前は大平山(おびらやま)と読むのが正しい。

   山の名前はオオヒラヤマではなく、オビラヤマなのです。




   




   

   

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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
オオヒラウスユキソウすてきです。
見ていみたい花のひとつで、いい写真を見るとうらやましいです。
夏は忙しいのでなかなか難しいですが。
「今年出会った花ベスト集」、今年はないのが残念ですね。
さむ
2010/11/03 14:15
ポケットガイド「高山の花」の 花の紹介は ウスユキソウの
ラインナップからです。これほど 多くの種類が あるのかと
興味深々で 眺め、 感じ入ったものです。
今回は 日本固有の ”オオヒラウスユキソウ ”を ご紹介
戴きました。 贅沢にも 丁寧な 解説付きで 生育している
場所、 群生している様子、 個体を  上から、 下から
縦位置から、 横位置から 〜 〜と 堪能させて頂きました。
今まで 素敵な 名前どおり、儚げで 美しい その姿は まさに
”高嶺の花 ”の イメージでしたが、1枚目の 雄花の 画像を
よくよく見れば 不敵な 面構え。 恐れ入ります状態でした。
これほど素晴らしい花に会うには 藪こぎなど ハードな 山歩き
が 必要と、伺いましたが、 人が 踏み込みにくい その地で、
”オオヒラウスユキソウ”に わが世の春を 謳歌してもらいたい
と 心より 願います。
みかんさん、 本当に ありがとうございました。  
たかようじ
2010/11/03 15:52
さむさん お久し振りですね。
「今年出会った花ベスト集」はほんとに残念ですが、宮本さん1人に無理なことを押し付けるわけにもいきませんので、今年はお休み、ということになりました。宮本さんはとても大変な仕事に従事することになり、暫くは自然観察からも遠のくと思いますが、彼のことですから、来年に期待しましょう。
みかん
2010/11/04 16:13
たかようじさん 今晩は。
「高山の花」見ていただいたようで嬉しいです。値段も安価ですし、高山植物の入門書としては最適では、と思っています。
オオヒラウスユキソウは他のウスユキソウと比べると、ちょっと特殊なので、あの本には写真を載せていません。ですが代表的な高山植物はあの本でほぼわかるように編集してあります。
今年は「今年出会った花ベスト集」がお休みになったので、こんなブログを作ってみました。
みかん
2010/11/04 16:22
明日からしばらく九州に撮影に出かけます。

コメントは大歓迎ですが、私のコメント返しは遅くなりますのでご了解ください。素敵な写真が撮れましたら、また紹介しますね。
みかん
2010/11/04 16:26
みかんさん、こんにちわ(^o^)/

貫禄のあるその姿に 思わず“うわっ”! いいお花ですね〜〜!!

大平山って随分と厳しい山なんですね。
チシマザサの藪コギはきつーい。とくに上り。。。
此花は頂上にしか咲かないなんて、ほんと高嶺の花!なんですね〜。

石灰岩地に登る時は手がボロボロになるので手袋を持参するようにしてました。特殊な植物が多いので石灰岩が見えるとそれだけで何だかウキウキたのしくなりますね。
次回は九州おみやげでしょうか?
たのしみにしています。いってらっしゃいまし!

shuku
2010/11/04 20:54
みかんさん こんばんは〜

オオヒラウスユキソウ、大きくて豪華なお花なんですね
石灰岩に咲く花、人が立ち入れない所だからこそ残って行くのでしょうね
大平山(おびらやま)って険しい山なんですね
色んな場所や山に行き、沢山の花をご覧になって、しかも何処で何時見たのかを記憶しているみかんさん、スゴイですよね
私も忘れないようにと何時も思うのですが・・・
「今年出会った花ベスト集」は今年は無いのが残念ですが、宮本さんもお仕事が忙しいのであれば仕方ないことですね
来年は・・・と期待したいです
いっしい
2010/11/04 22:34
shukuさん おはようございます。

チシマザザの藪コギは足元が全く見えないので、とても大変でした。特に急斜面は滑るし、登りよりも下りが難儀でした。でも、そんなことを忘れさせるお花畑でしたよ。
きょうは、これから鹿児島に飛びます。
みかん
2010/11/05 08:39
いっしいさん おはようございます。

来年の「今年出会った花ベスト集」に期待しましょう。
明日からお世話になります。これから空港に向かう所です。
よろしくお願いします。
さて、そろそろ・・・・
みかん
2010/11/05 08:43
こんにちは。「今年出会った花ベスト集」残念ですね。Yasukoさんとは3度ほどご一緒しました。私は写真は撮らないのですが、面の木のネコノメに会わせてあげたかったです。
エーデルワイスはうんと小さいと思っていたのですが(コマウスユキソウから想像して)オオヒラウスユキソウは大きいのですね。みかんさんの次回はどんな花でしょう?待ち遠しいです。九州のおみやげも楽しみです。
みえ
2010/11/05 15:01
今年のベスト用にと、とっておかれたオオヒラウスユキソウのすばらしい写真は、アップもスーパーモデルも石灰岩の斜面の群生もどれか1枚と言われれば悩まれたことと思います。残念ながら今年のベストの募集はないということですが、みかんさんの場合はストーリーも含めてたくさんの写真でじっくり楽しませていただきました。ありがとうございました。

宮本さんは掲示板への投稿は歓迎と書いていらっしゃいますので、予定されていた方は投稿という形で今年のベスト紹介していただけると、例年のように冬も楽しく過ごせるかと思いますのでよろしくお願いいたします。掲示板は写真を見た感想も書き込めるので、それはそれで面白いのではないかと期待しています。
ridge_line
2010/11/05 22:16
 オオユスユキソウ素敵ですね こちらでは「コユスユキソウ」
といわれているのがあります。こちらも石灰岩岩場で少し恐い思い
しながら撮っています。
「今年出会った花ベスト集」来年を楽しみにします。

 九州土産の花UPされるのが楽しみ今からワクワク
しております。
風太
2010/11/08 06:17
みかんさん、おはようございます。

「今年出会った花ベスト」は残念ですが、それぞれに事情があり、来年に期待することにします。

yasukoさんのサイトは覗いていながら、一度も投稿したことはありませんでした。
縁というものは不思議なもので、いつもyasukoさんと動いておられたmisaoさんと、今年は春夏こちらの地方をめぐりました。
来春も渓谷沿いの山道をじっくりと共に歩こうと思っています。

オオヒラウスユキソウ、開いたとたんメダルか勲章のような花だと感じました。
一部のみの固有のまさに孤高の花ですね。
エーデルワイスの仲間は、ほとんど見ることが叶いませんので嬉しいアップです。
石灰岩にこの花は、渋いトーンですが上から3枚目のはるかな山並みを背景にした画像に特に惹かれます。
スーパースターの花株は見事ですね。

九州の花も楽しみにしています。

さなえ(花の庵)
2010/11/09 07:03
みえさん 今晩は。
Yasukoさんは面の木のネコノメソウは見ていますよ。葦毛の主さんに案内されて良い画像を撮影しています。
オオヒラウスユキソウは確かに大きくて、コマウスユキソウと比較するとビックリかも知れません。
みかん
2010/11/09 19:37
ridge_lineさん 今晩は。
宮本さん本人からもアナウンスがあるように、12月になったら宮本さんの掲示板が賑わってくれたら嬉しいですね。掲示板だと見た方の感想も書き込めるので、また違った雰囲気が楽しめそうですね。
掲示板では常連さんが多いですが、昨年応募してくれた方々の「今年出会った花ベスト」がまた見られたら最高ですね。
みなさん今年はこんな形で盛り上げてみませんか。
みかん
2010/11/09 19:47
風太さん 今晩は。
そちらで見られるのはコウスユキソウですね。やや綿毛は少ないですが、ウスユキソウの雰囲気はありますね。
九州の花、何を出そうか迷っています。本業の撮影に夢中で、ケイタイではあまり枚数を撮っていません。
みかん
2010/11/09 19:51
さなえさん 今晩は。
鹿児島から戻ってきました。目的は一応達成です。向こうでは風太さん、いっしいさんと合流し、2日間はご一緒してお世話になりました。二人とも面識はある方なのですが、やはり花仲間と一緒に行動するのは楽しいですね。今回はあと1人ランに詳しいMさんが一緒でした。

上から3番目の画像は足場が悪くて、ケイタイでしか撮影していません。みかんもこの画像がお気に入りです。1枚だけ選ぶとしたら、これに決めたかもしれませんね。
みかん
2010/11/09 20:03
みかんさん、こんにちは。
オオヒラウスユキソウ、素敵です!
最初の写真が目に入ったとき、モコモコっとした白い綿毛の印象から
ヒツジをイメージしてしまいました。

ところで、下から5列目の左側の写真ですが。。。
オオヒラウスユキソウと一緒に写ってる、カタバミの切れ込みが入ったような葉が気になりました。
よろしければ、教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
nekoppana
2010/11/10 01:13
nekoppanaさん おはようございます。
カタバミの切れ込みが入ったような葉はミヤマオダマキです。
一緒に生えている植物を見ると、草原のように見える写真も、じつは根元には岩があることがわかります。写真を読む、とはそういうことなのです。一緒に写っている植物のことまで気になるような人は、かなり植物にのめり込んでいる人、ということになります。言い換えればそれだけ植物に詳しい、ということが言えるかも知れません。
みかん
2010/11/10 08:18
みかんさん、こんにちは。

>カタバミの切れ込みが入ったような葉はミヤマオダマキです。

早々にご回答いただきまして、ありがとうございました。m(__)m
ミヤマオダマキと言われて花が咲いている光景を思い浮かべたら、なるほど!と合点がいきました。
ずいぶん前に出会った、礼文島で咲き乱れるミヤマオダマキを思い出しました。
思えば、ミヤマオダマキの花にはしばらく出会ってない気がします。
来シーズンは会いに行こうかな、と思っているところです。

植物に詳しいかと言われると、こちらに出入りしてる方々に較べれば、まだまだ“ペーペー”です〜。
でも、のめり込んでいると言われると・・・そのとおりだと思います。(^^ゞ
知れば知るほど楽しい世界ですから。。。
nekoppana
2010/11/11 01:56
nekoppanaさん たびたびどうもです。
言われてみれば納得でしょ。
礼文島のミヤマオダマキは海辺の岩にも沢山咲いていて、高山で見るものとはまた雰囲気が違いますね。みかんもミヤマオダマキが花盛りの頃の礼文島は大好きです。
みかん
2010/11/11 22:28
 みかんさん、みなさん、こんばんは。おひさしぶりです。宮本@神奈川です。

 みかんさんからご案内いただいたとおり、今回、「今年出会った花ベスト集」はお休みさせていただくこととしました。どうぞご理解いただければと思います。みかんさん、ブログでわざわざ告知していただき、ご配慮に感謝申し上げます。

 なお、「ベスト集」をお休みするかわりに、わたしのHPでは、画像掲示板を活用して、今年のベストの花をみなさんから紹介していただくことを考えています。

 わたしのほうで画像を保存し、最終的には去年の「ベスト集」と同じようなスタイルで整理できればと思っています。12月ごろからスタートしようと考えていますので、こちらもご検討いただければうれしく思います。
宮本
2010/11/12 06:05
宮本さん おはようございます。
お忙しい毎日でしょうに、わざわざお越しいただき恐縮です。
多くの花好きの方達に知っていただきたく、アナウンスしました。

12月からの掲示板投稿をすでに待っている方もいると思います。昨年投稿いただいた方達だけではなく、今年新しく参加してくれる人も増えると良いですね。ゆくゆくは宮本さんの所の名物企画になることを願っています。宮本さんのコメントだけではなく、参加されている、あるいは掲示板を見ている人の感想も書き込めるスタイルになることを希望しておきます。

みかんももちろん参加しますよ。
みかん
2010/11/12 09:46

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