みかんの花日記

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zoom RSS 北限のブナ林

<<   作成日時 : 2010/09/03 11:24   >>

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   ブナは、日本人にとって心のふるさとのような樹である。

   豊かな水を育み、森の恵みを人間に与えてくれる。

   春は山菜、秋にはキノコ、

   林床には数々の花を咲かせ、森に住む多くの鳥や動物達にねぐらを提供する。

   夏には青々と緑の葉を広げ、夏緑林の代表的な樹種となる。




   
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   樹齢数百年の大木となるが、それは自然の林に一切人間の手を加えず

   自然のままに放っておくと、夏緑林はいつの間にかブナだけの林となる。

   夏緑林の極相がブナ林となるのである。

   いわゆるブナの原生林の姿である。

   ブナはブナ帯という言葉があるように、特に東北日本では占める面積の割合が広い。

   白神山地などがその代表である。




   
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   この豊饒の森とも言えるブナは

   南限が九州の鹿児島県高隈山。

   北限が北海道の渡島半島黒松内である。

   8月の末、この北限のブナ林を訪ねた。

   初日は濃霧、幻想的な森が迎えてくれた。




   
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   林床に多いオオカメノキはすでに実が赤く

   随所にシラネアオイの実がふくらんでいた。

   わずかにホツツジの白い花だけが咲いていた。

   遠くでアオバトが啼いていた。

   目的の山に登るべくしてやってきたのだが

   登りはじめて4時間、ブナ林のあたりで時間切れとなった。




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   登山の途中で敗退する。

   山男にとっては苦渋の決断である。

   だがこの日、それをいとも簡単に受け入れられたのは、右足の関節の調子が悪く

   無理をすれば明日登頂できなくなる、と判断したからだ。

   それにこんなに濃いガスでは

   花の撮影は無理である。

   明日に備えて、きょうはここまで。




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   この日の最大の収穫はカタツムリ

   豪雨の後のせいか、登山口の随所で見かけた。

   マニアなら垂涎ものの美しいカタツムリである。

   その名前は××××××マイマイ

   覚えていたはずなのに正しい名前が思い出せない。

   知っている方、ご教示を。



   *追記*

   このカタツムリについて少し調べてみました。

   名前はカドバリヒメマイマイだと思います。

   北海道道南の大平山と日高の様似周辺だけに生息する固有種のようです。

   殻が渦巻き型ではなく、平べったいのが特徴です。

   よく似た種類にカドバリマイマイがいますが、こちらは殻に茶色の筋が入り

   より高所の草原などにいます。今回はカドバリマイマイも沢山見ました。

   美しいのは、このカドバリヒメマイマイです。あちこちの個体を1時間近くも撮影しました。













   撮影は2010年8月24日 北海道島牧村にて

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
北限の 濃霧の ブナ林。
花の撮影には不向きでも > 幻想的・・・・
なんとも形容できない 静けさが 画像から伺えます。
ここに佇んでいると 時間の感覚が なくなりそうですね。
私のお気に入りのブナ林は 鳥取の大山です。(北九州市 在)
ここ2、3年 ご無沙汰ですが、年に 2〜3回は 訪れて
いました。四季折々 いつも美しいブナの原生林のお迎えでした。
ブナの林の登山道を歩いていると、ざらざらした気持ちが、
いつしか しっとりと優しくなりました。これもブナの効用だと
喜んだものです。この秋には ぜひ 行かなくては。
”×××マイマイ” すごく 立派で、見事ですね。 
たかようじ
2010/09/03 14:26
お暑つうございます。(o_ _)o 〜〜〜
ブナ林というのは何故か霧が似合いますね。
σ(^^;)がこの世界に入り込んだ入り口は群馬県の「照り葉峡」奥の県民の森のブナ林でした。
ブナの樹の表面の古代地図のような地衣類とかフワフワの地面とか
10cmもある巨大ナメクジとか(⌒∇⌒)
このブナ林でオオカメノキの花も見たし
幻想的な紅葉も見たし
ブナ林を歩いたことの無い人に話してもイメージできないだろうけど。
うーーーん
霧のブナ林は良い。
写真にはなりにくいけど。
アライグマ
2010/09/03 16:19
たかようじさん 今晩は。
大山のブナ林、みかんも大好きです。特に新緑の頃、ダイセンミツバツツジがびっしりと紫色の花を咲かせると、ブナの輝くような若葉とあいまって、なんともいえない清々しい気持ちにさせられます。
地衣のついた白っぽいブナの大木の樹肌が、一段と絵になる季節でもあります。崩落の続く山肌は少し痛々しいですが、何度でも訪ねたくなる山ですね。
みかん
2010/09/03 18:59
アライグマさん 今晩は。
ブナ林の素晴らしさはよぅ〜〜くわかっていますから、言わんとすることが痛いほど良くわかりますよ。みかんはブナ帯で育った人間ですから、これからの季節だと、何と言ってもキノコです。ブナが倒れて数年たったものには、食べられるキノコがどっさり出るのですよ。みかんの大好きなムキタケ、これは中毒例が最も多いツキヨタケにそっくりですが、そこはキノコ採りの名手、一緒に生えていても万が一にも間違うことはありません。ブナハリタケは水分で重くなるので、キノコの水分をしっかり絞ってから持って帰ります。その他、天然のナメコなど、ブナ林はまさに豊饒の森なのです。
話していたら、なんだかキノコ採りに出かけたくなりました。
みかん
2010/09/03 19:10
久々で〜す。
ブナ林の写真、この猛暑の世界とは別世界みたいですね。涼しそう。
昔、箱根の方だったと思いますが、とても大きなブナの樹を見たことがありひゃーっと圧倒されたことがありました。たかようじさんの書かれているように気持ちが‘しっとり‘とさせられます。
人士
2010/09/04 06:49
人士さん おはようございます。
ブナ林を見たことのある人は、画像を見てもその時のことが思い出され、癒されるのですよね。ブナの持つ母のような温かさのせいだと思うのは、私だけではないと思います。樹肌のせいばかりではなく、手で触れてみても、ブナはなんだか心地いいのですよね。
みかん
2010/09/04 08:58
ブナの自生が無い千葉県在住です。
しかし,育った場所が青森県なので,八甲田周辺のブナ林はなじみ深く,懐かしい映像を見せていただいたような気持ちになりました。
青森県では,NHKの天気予報の地方区分けが,津軽地方とか三八(さんぱち)上北地方…のほかに,渡島地方も入るので,渡島地方までもが馴染み深かったりします。

天然ナメコや天然エノキは,山形のブナ林で遭遇しました。
本当にブナ林はありがたいものです(千葉県人にはとくに)。
はるこ
2010/09/04 22:33
はるこさん おはようございます。
青森の天気予報で北海道の渡島地方が入るのはわかる気がします。気象としては多いに関係ありそうですから。
八甲田のブナ林も印象に残っていますが、八甲田と聞くと何故か秋の紅葉の時季が思い浮かびます。他の季節にも訪れているのに、秋が特に印象強かったのでしょうね。冬のブナの森も好きです。
ブナの倒木に出る天然のナメコは、場所によっては採りきれないほどの量が出ますね。かつて尾瀬から奥鬼怒に縦走した時、あまりにも多いナメコに、最後には振り向きもしなかったことがありました。傘が大きくなったナメコは、キノコを知らない人にはナメコには見えないみたいですね。
ブナ林てやはりスゴイです。
みかん
2010/09/05 07:00

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