みかんの花日記

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zoom RSS ブログ開設3周年記念    花の伊吹山

<<   作成日時 : 2010/08/06 22:33   >>

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   何とはなしにはじめた 「みかんの花日記」 が、きょうでちょうど3年目を迎えました。

   いつも訪問いただいている皆さんに感謝です。

   アクセス数は 15万5千を越えています。

   沢山の訪問に感謝すると共に、これからもマイペースでやって行きますので

   どうぞ今後も、よろしくお願いいたします。



   特別バージョンという訳ではないのですが

   先日、といっても8月4日ですから、2日前ですが、伊吹山に行ってきました。

   あいにくの濃霧で、思うような写真は撮れませんでしたが

   見かけた花を紹介します。




   画像画像
























   今の季節の伊吹山と言えば、いちばんの売りがこのシモツケソウです。

   例年ですと、ピンクのカーペット状態なのですが、今年はやや遅れ気味です。

   登り口の周辺では満開のところもありますが

   頂上付近の群生地は、まだ上の画像のような状態です。

   つぼみが多いのですが、それでも遠目にはやや紅く見えます。

   山頂の小屋の裏手あたりの大群生地は、2日前で下の画像のような状態です。

   クリックして大きな画面で確認してください。




   
画像








   シモツケソウがまだほとんどつぼみなので、華やかさに欠けますが、あと数日で

   ピンクのカーペットへと大変身するでしょう。

   山頂一帯の数箇所で見られる大群生地は、いずれも同じような状態です。

   今花盛りなのは、なんと言っても黄色いメタカラコウでしょうか。

   伊吹山には数が多く、登山口から頂上まで、ずっと咲き続いています。




   画像画像
























   伊吹山のメタカラコウは、なよなよした細いものは少なく

   いずれもオタカラコウと錯覚するほどのゴツイものが多いようです。

   山頂一帯で黄色い花を咲かせているのは、すべてメタカラコウで、オタカラコウはないようです。

   メタカラコウとオタコラコウの違いは、頭花につく舌状花の枚数で区別します。

   メタカラコウの花びら(舌状花)は2〜3枚ですが、オタカラコウは5〜6枚と多くなります。

   下にわかりやすいアップ目の画像を貼ってみます。




   
画像









   1輪につく花びらの数が少ないのがわかりますよね。

   これがメタカラコウの特徴です。

   伊吹山は古来信仰の山として崇められ、開山の歴史は定かではないが、日本書紀に「日本武尊・・・・・・・・・

   ・・・・近江の五十葺山(いぶきやま)に荒有る神あることを聞きたまひて、即ち剣を解きて」と記されているように

   古の時代より知られていた山なのである。

   伊吹山の山頂には日本武尊の像が立っているのは、これらの伝承に基づいている。

   当然のことながら、古くから登られていたために、伊吹山で初めて発見され

   植物名にイブキ(伊吹)の名を冠したものも多い。




   画像画像

























   地面を這ってピンクの花を咲かせているのはイブキジャコウソウ。

   日本武尊の像近くでは、保護された柵の中から這い出したものが、人に踏まれ良い匂いを放っている。

   この良い匂いを麝香鹿の匂いに見立ててこの名がついた。

   いわば和製ハーブのひとつでもある。

   イブキトラノオは草原に生える。

   遠目には白い穂のように見えるが、花に近づいてよく見ると、うっすらとしたピンク色を帯びている。

   高山植物としてはイブキジャコウソウもイブキトラノオもごく普通の植物である。

   それが伊吹山のような低い山に普通にあることが不思議である。

   その理由は伊吹山の地質にある。




   画像画像

























   伊吹山は古生層の石灰岩からなる標高1377メートルの山である。

   標高がこんなに低いにもかかわらず高山植物が多いのは、地質の石灰岩による。

   石灰岩は風化すると溶け出す養分が豊富で、すぐに固くなるという欠点はあるが、高地の植物が遺存的に

   低地でも残れる特殊な土壌なのである。

   日本には石灰岩の山は少ないが、三重県の藤原岳、埼玉県の武甲山など

   石灰岩の山はいずれも花の宝庫である。

   伊吹山は標高が低いために山地性の花と高山植物が混生して生えている。




   
画像






   画像画像























   ヤマホタルブクロは本州の中部に生える山地性の植物である。

   花の色には白と紅がある。

   萼片と萼片の間にホタルブクロのような反り返る付属片がないのが特徴。

   伊吹山の山頂部で見る花は、みなヤマホタルブクロである。

   クルマバナは小さなピンクの花を咲かせる。

   植物に興味のない人だと、花に気がつかないかもしれない。

   だが強風の中で茎にびっしりと細かな水滴がついて、白い毛を生やしているようにも見える。

   霧の日だけに見せる独特の姿である。




   画像画像
























   上の右画像のように何本もまとまっていることは稀で、普通は1〜2本がひょろりと立っている。

   あまり目立たないクルマバナのような花もあれば、下の画像のキリンソウはよく目立つ。

   岩や石のあるような少し乾いた場所に群れて生え、幅の広い厚い葉の先に、

   よく目立つ黄色の花を咲かせるからである。

   この花にケイタイを向けていたら 「その花は何と言う名前ですか」 と背後から声をかけられた。




   画像画像




















   よく目立つ花といえば、今の季節、花に興味のない人の目にも飛び込んでくる花がある。

   オレンジ色の花を咲かせるコオニユリである。

   このユリも山麓から山頂まで、よく見かける花の代表である。

   霧の中で水滴を輝かせている姿も素敵だが、晴れた日、青空の中にすっくと立つ姿もいい。

   ダイナミックな夏の花である。




   画像画像

























   ダイナミックといえばシシウドを忘れてはならない。

   打ち上げ花火のような豪華な花を、いくつも咲かせる。

   高さが2メートル以上にもなって、草原のあちこちにニョキニョキと立っている。




   
画像










   花の季節が遅れているとはいえ、8月ともなれば初秋の花も咲き出す。

   ツリガネニンジンは小さな鐘形の花をいくつも吊り下げて

   すでに秋の到来を告げているかのようだった。

   すぐ側にはワレモコウの花も咲き出していた。




   画像画像

























   まだまだお見せしたい花があるのだが、一度に見せられるブログの文字数がオーバーしそうなので

   一応これで区切りとしたい。

   希望があれば、あと10種類くらいの花は、次回お見せすることが可能である。

   なにしろケイタイのカメラで100枚近くは写しているので。

   天候が良くなかった伊吹山なので、画像が今ひとつスッキリとしていないのが残念である。








   画像はクリックすると大きくなります。

   撮影は2010年8月4日 滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山で。

   撮影はすべてケイタイ電話のカメラで撮っています。

   感想や要望をお寄せください。お待ちしています。

   

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コメント(26件)

内 容 ニックネーム/日時
ついこの前伊吹山に行ってきましたが、そのころつぼみだった花々がいよいよ盛りを迎えつつあるようですね。広島から気軽に行ける距離の山ではありませんが、いつ行ってもがっかりさせられることがありません。前回は携帯の電波を気にしながら重要な商談のやり取りをしつつの花行きだったので、彼の地の印象が薄くなってしまったのが残念です。山に仕事を持ち込むもんじゃないですね^^
広島の高原もフウロソウの仲間が咲き始めて暑くとも楽しい時期を迎えつつあります。
すや
2010/08/06 23:05
是非次の記事で心置きなく残りの画像を (* ̄0 ̄)/
2006年7月31日に行った時はイブキフウロも咲いていましたが今年はいかがだったでしょうか。
(^▽^*)
アライグマ
2010/08/07 00:11
みかんさん、おはようございます。

まず、3周年とか、おめでとうございます。
多くのアクセスは、このサイトが魅力的なことが伺えます。

ぼんやりと眺めている花たちが、そうかそうだったのかと思い返されることが多くて、私にはとても良い刺激を与えてくれています。
ありがとうございます。

みかんさんがどんな伊吹の花たちを見られたのか昨日から楽しみにしてました。
やはりシモツケソウも蕾が多かったのですね。
ピンクの絨毯がやけに少ないと思っていたのです。

アライグマさん同様、残りの画像をリクエストです。
さなえ(花の庵)
2010/08/07 05:03
すやさん おはようございます。
年に数回は訪れている伊吹山ですが、同じような気節に訪ねても、やはりいつも伊吹山はがっかりさせられることがないですね。それどころか今頃の季節になると、伊吹山に行きたい、と思うようになります。何度訪ねても、いつも満足して帰ってきます。
フウロソウの仲間、もちろん咲き出していましたよ。
みかん
2010/08/07 08:49
アライグマさん おはようございます。
フウロソウの仲間は、ハクサンフウロやミツバフウロなどが咲いていましたよ。ですがフウロソウの仲間は、霧雨だと花びらがくっついたりして、強風と霧雨の中では撮影対象になりません。今回は画像はナシです。
みかん
2010/08/07 08:53
さなえさん おはようございます。
さなえさんは早起きなんですね。みかんはこの時間はまだ夢の中かも。

ありがとうございます。ブログの事務局から3周年のお祝いメールが届いて、そうかもう3年経ったのか、と改めて認識した次第です。

伊吹山ではお会いできなかったですが、さなえさんとは同じコースを登っているので、多分同じような花を見ていると思うのですが、みかんは細い脇道でも、道があるところは戻ったりもしながら、ひと通り歩きます。雨に濡れて可哀想なものや、花が終わりかけのものにはカメラは向けないのですが、意外と地味なものでも写すので、さなえさんとは違うものも見ているかも知れませんね。皆さんの希望があれば、残りの画像も載せましょうかね。
みかん
2010/08/07 09:07
3周年おめでとうございます
伊吹山にこんなに高山植物があるとは おどろき!

残りの画像も希望します^^
ごくらく鳥花
2010/08/07 14:10
3周年おめでとうございます。
伊吹山も花が多いですね。
伊吹山のクルマバナを初めて見たとき最初???でした。
こちらで見ているものに比べ毛深く葉の形も丸っぽく、咲き始めだったこともあり、クルマバナと分かるまでに時間がかかった事を思い出しました。
やまそだち
2010/08/07 17:15
ごくらく鳥花さん 今晩は。
伊吹山は日本の花の名山の中でも、特筆に値するほど花の量の多い不思議な山なのですよ。狭い山頂部分に花が集中しています。純粋な意味での高山植物はそれほど多くありませんが、ともかく花の海と呼ぶにふさわしいお花畑が広がっています。
みかん
2010/08/07 21:20
やまそだちさん 今晩は。
伊吹山のクルマバナは、確かに東北あたりのものと比べると、少し感じが違うかも知れませんね。結構個体数は多いのですが、この花に目を止める人は少ないようです。伊吹山は今がいちばん賑やかな季節です。
みかん
2010/08/07 21:24
みかんさん、こんばんは。
三周年、おめでとうございます。
シモツケソウが一斉に花開くピンクの絨毯は素敵でしょうね。
携帯での映像にいつも驚くばかりです。
ツリガネニンジンも平地で見るのと感じが違い高山のはならしくみえますね。

残りのお花も是非拝見したいです。(^^)
アザミの歌
2010/08/07 23:21
みかんさん、こんばんは。
3周年おめでとうございます。
ツリガネニンジン、たくましいですね。北総の半自然草原で一面、丈の低いツリガネニンジンとタチフウロという光景に出くわし感激したことがありますが、それにしても伊吹山はすごいですね。
次々と遠出出来ない事情が続出して・・・でも、みかんさんのブログで雨のお花畑、写真を撮りながら散策することが出来ました。もちろんカメラは濡れないようにポンチョの懐に隠しながらネ。
霧雨の中、ツリガネニンジンがだんだん透き通るようになってゆくのを想像しています。続きも是非!
ケイ
2010/08/08 00:45
アザミの歌さん おはようございます。
先日はシモツケソウのピンクの絨毯にはやや早かったので、もう一度出かけてみようかな、なんて考えています。途中のオオキツネノカミソリも咲き出していたので、それも気になっています。
ツリガネニンジンは高い山に登ると、ハクサンシャジンへと変わりますが、伊吹山のものはまだツリガネニンジンと呼ぶべきものだと考えています。来週行けたらまた報告しますね。
みかん
2010/08/08 09:41
ケイさん おはようございます。
返事が遅れています。もう少し待ってくださいね。
今の季節、高山に登ればどこでもお花畑がありますが、伊吹山は低山ながら、高山のお花畑に負けないほどの賑やかさがあります。何度も行きたくなる所以です。来週あたりは特産のルリトラノオが良い状態になっているはずです。ツリガネニンジンはますます盛りのことでしょう。
みかん
2010/08/08 09:47
山渓フラワークラブでみかんさんの花の写真教室に参加し多くの
事を教えて頂いたとても思い出深い伊吹山でした。
クルマバナも初めて見た花でした。

残りのお花も是非見せて下さい。
しずか
2010/08/08 10:01
霧の中の撮影,とはいうものの,見ていると涼しさを感じて,うれしくなります。
いえ,霧がよい脇役になってくれているのかもしれません。

みなさん同様,残りの画像も見せてくださいませ。
はるこ
2010/08/08 13:36
伊吹山は、特別な山ですね。
特に、8月の上旬は、いつ行ってもすごい花の数に、圧倒されます。
ほぼ毎年、関西のカメラ仲間で伊吹山オフをしており、私は、だいたい、2年に1度のペースで参加しています。
昨年は行っていないので、今年は行く年なんですが、この暑さに、パス。
その代わり、8月下旬ごろ、サラシナショウマが広がる頃に、今年は、行ってみようと思います。
ほととぎ
2010/08/08 17:09
しずかさん 今晩は。
山渓フラワークラブ、今となっては懐かしいですね。当時は参加者がとても多く、講師ごとに3班に分けて行動しましたね。伊吹山の観察会で、後に色々とお世話になる愛知の方とも出会いました。人との縁も不思議なものです。その方は今は長野の方でご主人と二人で、素敵な暮らしを送っています。このブログも見ていてくれるようですよ。
残りの画像リクエストが多いようなので、整理してみます。
みかん
2010/08/08 22:16
はるこさん 今晩は。
ケイタイでただパチパチやっただけの画像なので、たいしたものはないのですが、要望が多いようなので、後ほど整理してみます。
その前に、しばらく菅平や志賀高原に出かけていたので、そちらにもブログ用のネタが沢山あるのですよ。いつもここに載せないうちに時間ばかりが過ぎてしまいます。
みかん
2010/08/08 22:21
ほととぎさん 今晩は。
サラシナショウマの大群落も伊吹山を代表する花風景のひとつですね。霧の中に見え隠れする群落の良い写真があるのですが、まだ発表するチャンスがありません。
8月の上旬と言えば、やはりシモツケソウの大群落ですが、この群落の写真は、来年のカレンダーの8月に使います。「日本花紀行」という山と渓谷社発行の大判カレンダーです。写真が大きいだけに迫力がありますよ。只今、印刷中です。
みかん
2010/08/08 22:29
こんにちは。
ブログ開設3周年おめでとうございます。
伊吹山は憧れの山なのに今年も行かれそうにありません。
素敵な花々をみかんさんの素敵な写真で愉しませて頂いております。
先日、私は車山肩から歩き始め、車山湿原でアカバナシモツケの群落を見て来ました。
今では例年の夏の恒例行事になりました。
久し振りに蝶々深山、物見岩、八島湿原、沢渡と大回りをしながら、山野草を堪能して来ました。
でも、翌日の天狗岳への予定は花を写しながらですので時間が掛かり、とうとう天狗岳までは辿り着けず、黒百合ヒュッテで雨に降られ、そこから引き返して来ました。
でも久し振りにリンネソウにも逢えて嬉しかったです。
数日間でしたが、150種程の花を写して来ました。
残りのお宝画像も愉しみに致しておりますので、是非拝見させて下さいませ。
kako狸
2010/08/09 17:27
kako狸さん 今晩は。
ありがとうございます。このブログもいよいよ4年目に突入です。

それにしても相変わらず良く歩かれていますね。今は礼文島の花便りを楽しんでいますよ。花を写しながらだと、普通の登山と違い随分時間がかかりますよね。
みかんも予定した目的地に着けないことはたびたびです。花が目的なので、いつもそれで良しとしています。
伊吹山はとても面白い山で、固有種も多いですから、是非一度はいらしてください。kako狸さんだと、なかなか先に進めないと思いますよ。
みかん
2010/08/09 21:21
みかんさん
「みかんの花日記」3周年、おめでとうございます
新刊発売も合わせてお慶び申しあげます

♪野に咲く花の名前を知らない・・・♪なんて歌がありましたが、みかんさんのBlogのお蔭で、野に出る楽しみが増えてきました。

今後も、美しい写真で紹介される可憐な野花の紹介楽しみにしてます。
益々のご活躍、お祈り申します

2010/08/09 21:54
Mさん 今晩は。
ありがとうございます。マイペースの自由気ままなブログですが、時々は珍品も紹介しますので、どうぞたびたび遊びに来てください。
コメントはいつでも大歓迎です。
みかん
2010/08/09 22:51
みかんさん

3周年おめでとうございます。

伊吹山の花たち とても素晴らしいですね。

今年はいろいろと事情があってどこにも出かけられないでいます。

写真を拝見し、想像しながら楽しんでおります。

今後ともよろしくお願いします。
電脳中年A
2010/08/12 10:53
電脳中年Aさん こんにちは。
継続することも、新たな発見に繋がるような気がしています。
伊吹山は家から近いこともあり、良く訪ねる山ですが、何度訪ねても飽きることがない不思議な山です。これからもきっと通い続けると思います。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
みかん
2010/08/12 11:47

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ブログ開設3周年記念    花の伊吹山 みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
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