みかんの花日記

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zoom RSS 撮れたて特急便 5    ヒマワリ

<<   作成日時 : 2010/07/22 17:03   >>

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   青空を背景に、スックと立つヒマワリは夏の花である。

   原産地は北アメリカの中・西部。日本に自生はない。

   原種は花が小さく、日本で見られるような巨大な大きさとは程遠い。

   花を観賞するために品種改良が重ねられたヒマワリは

   花の直径が20センチ近くもある巨大なものとなった。

   これほどの大きな花を支えるのだから、茎も太く、高さはゆうに2メートルを越す。




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   花を観賞するために品種改良と書いたが、正しくはそうではない。

   ヒマワリが広大な土地で広く栽培されるのは、花を観賞するためではなく、

   その種子から油を採るためである。

   サンフラワーと呼ばれるのが、ヒマワリから採れた食用油である。

   ちなみにヒマワリの英名がサンフラワーでもある。

   花が大きくなればなるほど、ぎっしりと詰まって成熟する種子も大きくなるため、

   こぞって品種改良が行なわれたのである。

   園芸の世界では、今は花が中輪で多花性のものがもてはやされている。

   また花は大きいが背丈のあまり高くならないもの、などが人気である。

   2メートル以上にもなるようなヒマワリは、品種としては園芸というより、むしろ穀物に近い状態なのである。




   
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   だが、我々日本人の多くは、ヒマワリと聞くと背高ノッポの姿をすぐに思い浮かべる。

   それは日本にヒマワリが渡来した17世紀以降、長い期間にわたって背高ノッポのヒマワリが栽培され続け

   てきたからに他ならない。

   また1個1個の種子が大きいために、子供達に植物の観察をさせるのに好都合で、夏休みの宿題や

   学校の教材として義務教育で広く用いられてきたので、誰もが親しみを感じる花ともなっている。




   
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   ヒマワリはキク科ヒマワリ属の1年草である。

   学名をHelianthus annuus (ヘリアントゥス アヌウス)という。

   ヘリアントゥスとは太陽の花、という意味である。

   漢字ではヒマワリのことを向日葵と書く。

   若い茎や咲きはじめの花は、太陽の姿を追うように動くからである。

   このことを植物学的には、向日性がある、という。

   花は開いてしまうと太陽に向かっては動かない。

   ところでヒマワリの花だが、1輪のように見える大きな花は

   じつは多数の花が寄り集まって1輪の花のように見えているだけなのである。

   外側にある黄色い炎のような部分は舌状花

   中の方にたくさんある小さなつぶつぶの部分を筒状花と呼ぶ。

   だから上の画像では筒状花が中心に向かって咲き進んでいる状態なのである。

   まんなかのへこんでいる部分は、まだつぼみ、ということになる。

   ヒマワリをはじめとするキク科の花では、1輪の花のように見える部分を頭花(とうか)と呼ぶ。




   
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   ヒマワリの栽培は、日本よりもヨーロッパが盛んである。

   親日家でもあった画家のゴッホは、好んでヒマワリの絵を描いた。

   1890年37歳の若さでこの世を去ったフィンセント ファン ゴッホ、

   彼の代表作ともいえるヒマワリの絵は、一重ではなく八重の花である。

   当時すでにヨーロッパでは、品種改良された八重のヒマワリが栽培されていたのである。

   八重の品種には代表的なサンゴールドをはじめ、テディーベアなどがある。




   
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   ヒマワリ、この花から、あなたは何を連想するだろうか。

   私の仕事は花を写すことだが、園芸種ではなく野生の植物を主な被写体としている。

   温室や花壇で作られている園芸種は好きだか、被写体としての魅力を感じることは少ないので

   ああ綺麗だな、とは思ってもカメラを向けることはほとんどない。

   だが、観賞するためではない野菜の花だとか、穀物となると俄然意味合いが変わってくる。

   そこに野生のたくましさのようなものを感じ取れるからだ。

   少々へそ曲がりなのかも知れない。

   日中の気温は見る見るうちにあがって、36度を越えた。

   タオルでねじり鉢巻をしたが、汗が顔を流れている。

   人一倍汗かきなので、今の季節は地獄の毎日なのである。

   熱中症も心配なので、撮影に1時間もかからなかった。というより、バテバテで早々に引き上げたのである。

   という訳で、最後はデジカメで撮ったヒマワリ畑を皆さんにプレゼントです。

   気に入った方は壁紙としてご利用ください。

   みかんからの暑中見舞いです。

           日頃のご訪問に感謝して。




   
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   撮影は2010年7月22日 愛知県南知多町の「花ひろば」で。
   ここは有料の施設です。入園料が1人600円かかります。ヒマワリ5本の切り花つき。
   花を見せるための観光農園ですが、25万本(公称)のヒマワリ畑だそうです。
   産直の野菜なども売っていました。

   撮影は最後のカットをのぞき、すべてケイタイカメラで撮っています。

   クリックすると少し大きくなります。

   

   




   

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
>>温室や花壇で作られている園芸種は好きだか、被写体としての魅力を
>>感じることは少ないのでああ綺麗だな、とは思ってもカメラを向ける
>>ことはほとんどない。

この部分に共感します。私もへそ曲がりなのでw
園芸種でも、野原に逃げ出して野草然として他の植物に紛れながら咲く
ものはその例外ですが。
すや
2010/07/22 20:08
すやさんに、同じことを書かれてしまいました(^_^)
そうなんですよね。
公園や花壇の花は確かにきれいですが、脇に咲いている小さな雑草の方に、惹かれてしまう。
なぜなんでしょうね?
田舎で、自然に囲まれて育ったせいかな?
ほととぎ
2010/07/22 22:22
すやさん 今晩は。
野生の花が好きな人は、総じて園芸種を敬遠する人が多いようです。至れり尽くせりの、乳母日傘のような園芸種には、華やかであっても物足りなさを感じるのではないでしょうか。特に写真を撮っている人に、その傾向が強いようです。
みかん
2010/07/22 23:11
ほととぎさん 今晩は。
雑草の持つ強さや生命力は、人を動かす力があると思います。育った環境にもよるでしょうが、それだけではないような気がします。
共感してくれる人の多いことが嬉しいです。
みかん
2010/07/22 23:14
野草はいいですよね。
夏場に、スキー場の斜面に花を植えて営業しているところがあります。この斜面を人手を入れないで放っておいてくれたら、日当たりも良く、自然の花畑になるのに・・・って思ってしまいます。
野菜が面白いのも同感です。
私の退職後の夢(?)は、畑で野菜を作ってそれをblogで紹介することです。
れい
2010/07/22 23:53
れいさん 今晩は。
退職後の夢、是非とも実現させてください。私も畑を借りて野菜や花を作ることは夢です。近くに借りられるような畑がないのが残念です。プランターでの野菜作りも可能ですが、作れる種類に限りがあります。せめて自分の家で消費するくらいの野菜は自分で育てたいのですが。自家農園を持っている知り合いが何人かいるのですが、とてもうらやましいです。
スキー場の斜面に花を植えて営業しているところ、私も知っていますが、全くれいさんと同じことを考えています。
みかん
2010/07/23 18:33
みかんさん、こんばんは。

汗っかきではないのですが、猛暑に負けそうです(泣)
畑の花壇は、もちろん地植えなのですが、水遣りをしなければ干上がってしまいそうで、水遣りが大変になってきました。

ヒマワリが多数の花の寄り集まりで一輪の大きな花に見えるとは知りませんで
驚きでした。
もっと驚いたのは、このページを開けて「えっ、みかんさんがヒマワリ?」

私もへそ曲がりなのか、花を生けるものとして直立の同じ顔をしたものを使う気になれません。
そんなわけで、挿し木や種、株分けなどいろいろな方法で、雨風に当たった自然の趣のある花を作っています。

けれどやはり見るのも撮るのも自然の中のものが風情があります。

野菜は、畑仲間のお野菜がうらやましくて家庭菜園を始めました。
種をまき、芽を出し、そして花が咲いて実っていく。
このプロセスを見るのが楽しくて作っているようなものです。
猫の手人の手借りまくりなのですが・・・。
さなえ(花の庵)
2010/07/23 18:45
野菜の花と言えば、私は家の脇の畑を借りて細々と野菜を作っていますが、ずぼらしていると白菜、大根、レタスなどにとうがたち花を咲かせてしまいます。
その写真を撮るのがまた楽しみです。
レタスの花を見て「あれアキノノゲシと同じだ」などの発見もあります。
今はゴボウの花を探しています。
やまそだち
2010/07/23 18:55
こんにちは、

梅雨空なんか無かったような強烈な日射しにも負けない強い花で、撮れたて特急便にふさわしい企画ですね。パワフルな暑中見舞いありがとうございます。
ひまわりは子供の頃から馴染んでいる花ですから、年をとっても暑い夏の象徴です。それと、ソフィア ローレン主演の「ひまわり」でみたウクライナの広大なひまわり畑は印象に残っています。
ridge_line
2010/07/23 23:26
さなえさん おはようございます。
猛暑日が続いていますね。異常な暑さですから外に出るのが大変ですが、毎日の水遣りも大変です。鉢植えのものはたった1日でカラカラに乾いてしまいます。
高い山に出かけたいと思うのですが、締め切りがすぎている原稿を2本抱えていて、身動きが取れません。あはは
早く自然の中に出かけたいと思っています。ここでは野生の花を、と思っていますが、時々はこのようなブログも登場するかも知れません。猛暑のせいではないのですが、あはは。
みかん
2010/07/24 10:08
やまそだちさん おはようございます。
奇しくも、さなえさんとやまそだちさん、家庭菜園をやられているお二人が並びましたね。やまそだちさんのところのジャガイモの収量などを聞くと、驚いてしまいます。本格的ですものね。家の脇の畑なんて理想的ですね。
ゴボウは背丈が高くなりますが、なかなか魅力的な花を咲かせますよ。綺麗だな、と思います。同様にシュンギクの花などはどっさりまとめて花瓶にさしたいな、と思いますね。畑が借りられればお百姓さんに変身しそうな、みかんです。
みかん
2010/07/24 10:16
ridge_lineさん お久し振りです。
ソフィアローレンの「ひまわり」ときましたか。納得です。北海道などでは、日本でも広大なヒマワリ畑が見られますが、やはりヨーロッパの規模にはかなわない気がします。南フランスやスペインなどは、スケールが違う気がします。
ヒマワリは夏の花として、どなたの記憶の中にもあるようですね。近所の庭でも今を盛りと咲いています。
みかん
2010/07/24 10:26
みかんさん おはようございます。
高齢の母親が熱中症?で入院。病院通いでこちらもバテバテ。青空にすっと立つヒマワリいいですね。元気が出ます。
家が農家だったので、脱穀した後の麦藁が庭に高く積んであり(堆肥にする為に)、夏休みになるとお日様の匂いがするふわふわの麦藁の山に登って遊ぶのが大好きで、傍にはたいていヒマワリが2、3本植えてあって、モコモコの入道雲がとても良く似合い、格好イイナー!と思っていたのが昨日のことのようです。皆さんと同じように園芸植物より野の花・雑草の方が好きなのに、子供の頃庭に植えてあった、小さめの赤い花のガーベラやトリトマ、ベルベア百合(確か父がそう言っていた)、百日草、ダリアは思い出すと胸がキュンとなります。
ケイ
2010/07/25 01:44
ケイさん おはようございます。
「北総台地の植物記録」過日届きました。今拝見しているところです。感想はいずれ別便で。
こちらも連日の猛暑日です。お母様大変ですね。どうぞ大事になさってください。ケイさん自身もバテませんように。
昔はお日様の匂いのするものが沢山あったように思います。生活が便利になるにしたがって、だんだんとそれらのものが遠のいていったように思います。畑でとれる季節の野菜にも、お日様の匂いがあったと記憶しています。懐かしさの中の匂いではなく、いつまでもそんな匂いを感じていたいですね。
百日草、ダリア、グラジオラス、これらの花は田舎の風景と共に思い出す子供の頃の花々のイメージです。
みかん
2010/07/25 10:29
みかんさん、こんばんは!

ヒマワリの黄色が青空に映えていかにも“夏”といった雰囲気の写真、さっそく壁紙にいただきました。
広大なひまわり畑は北海道で見る機会に恵まれ、路上に車を停めて慌てて撮影しましたが、写真は思うようにいきませんでした^^;

>百日草、ダリア、グラジオラス、これらの花は田舎の風景と共に思い出す子供の頃の花々のイメージです。
今、まさにこのような花々を思い浮かべていました。
私の実家の夏の花壇には、このほかにマツバボタン、カンナ、紫露草などが加わり、その脇で背の高いヒマワリが数本、太陽に向かって懸命に咲いていました。
あまりに懐かしくてとりとめのないことをダラダラ書いてスミマセンm(_ _)m

元気に咲くひまわりからパワーのお裾分けをいただき有難いです。


fu-co
2010/07/25 20:10
fu-coさん おはようございます。
相変わらず精力的に高山を歩いておられますね。うらやましいほどです。
年齢とともにだんだんと行動力も鈍るようで、このところ高山には出かけておりません。比較的楽な場所ばかり(笑)
今後も山の予定はあるのですが、楽に登れる山だったり、避暑を兼ねてだったり
で、ちょっとパワー不足を実感しています。雑務からは解放されたので、時間はできたのですが・・・・・。
ヒマワリからは皆さん色々なことを思い出すようですね。それだけ身近にあって親しまれていた証拠なのでしょう。夏とも強く結びついているようです。それにしても今日も暑い。
みかん
2010/07/26 08:35
 ワタクシは園芸植物も野生植物も好きです。
 高度に育種改良されたものには洗練された文化と美意識があり、野生のものには時代や人間の思いなど微塵も気にかけない自然の遠大さがあると思っています。
 なのでバラもボタンも好きだし、なんだこれと言われそうな地味な草木もあるので、一番ひねくれているのかもしれません(笑)
 充分対策をされていると思いますが、熱中症にお気をつけ下さい。
コージ
2010/08/07 00:07
コージさん 今晩は。
久し振りです。園芸種も野生種も好きな人がコメントを書いてくれて、少しほっとしています。ヒマワリのブログを書いたら、エッみかんさんがヒマワリ、と何人かから言われました。
私もバラやボタン大好きです。鉢植えで何種類かのバラを栽培しています。古典的な園芸種のピースやホワイトクリスマス、クリスチャンディオールなどです。場所が限られているので、好きな数品種だけですが。園芸は大好きなのですが、被写体としては何故かあまり興味が湧きません。園芸種は見るもの、楽しむもの、と徹底しているのかも知れません。
みかん
2010/08/07 21:45

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