みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2010/06/12 20:17   >>

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   夏が来れば思い出す  はるかな尾瀬 遠い空

   霧のなかにうかびくる  やさしい影 野の小径

   水芭蕉の花が咲いている 夢みて咲いている水のほとり

   石楠花色にたそがれる〜〜♪ ♪♪とつづく「夏の思い出」の歌詞によって

   水芭蕉も尾瀬も飛躍的に有名になった。

   水芭蕉と聞けば誰もが尾瀬を思い出すほど

   尾瀬と水芭蕉は結びついた花である。

   今年の尾瀬はとりわけ花の数が多い当り年だと

   テレビやラジオで報じていたと、関東地方に住む花友達がメールで知らせてきた。

   確かに尾瀬の水芭蕉は素晴らしい

   これは誰もが認めるところである。





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   だが、ミズバショウという植物は何も尾瀬の専売特許ではない。

   北海道や東北地方などでは、湿地に行けばどこにでも生えている、というような

   ごくごく普通の植物である。

   それゆえ地方名も多い。

   今でこそミズバショウという名前は全国区だが、かつて東北地方ではベコノシタ(牛の舌)などと呼ばれていた。

   田んぼの畔や湿地に群生する、いわば雑草にすぎなかったのである。




   
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   ミズバショウがこんなにも有名になったのは、尾瀬人気もひとつの要因だろうが

   昭和40年代に国鉄(現在のJR)が大々的に行なった宣伝、ディスカバージャパンの影響は無視できないだろう。

   毎年、春先になると駅のいたるところにB全の大きなミズバショウのポスターが張り出された。

   鬼無里などはミズバショウで観光地の仲間入りをしたのである。

   当時の尾瀬の玄関口であった上越線の沼田駅は、真夜中の12時1時に、ひっきりなしに尾瀬の大清水や

   富士見下へと向かうバスが、数珠繋ぎのごとく発車していたのである。

   バスに乗るためには、事前に予約申し込みをしたハガキがなければ、乗れなかった。

   それほどの殺人的な混み具合だったのである。

   そんな昔のことを記憶しているのは、おそらく還暦近い世代だろう。




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   ところで、ミズバショウの花は何色だろうか。

   唐突な質問だが、このブログを作るにあたって、ふと考えてみた。

   多くの人が白、と答えるだろう。

   だが、その答えはブーである。

   花びらのように見える白い部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)といって、葉が変化してできたものである。

   仏炎苞は花を包んで保護する役目を持っている。

   ミズバショウの花は白い苞に包まれて、その中に直立するトウモロコシのように見える部分である。

   この棒のように見える部分を、植物用語では肉穂花序(にくすいかじょ)という。

   この肉穂花序に、じつは沢山の花がついているのである。

   花序(かじょ)というのは、花の集まりをさす言葉である。




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   もう少し花に近づいて、良く見てみよう。

   花に思い切って近づくと、どうです、良い匂いがしてきませんか。

   ミズバショウはザゼンソウとは対照的に、花の最盛期には良い香りを漂わせます。

   一面に咲いたミズバショウの群生地を訪れると

   ほのかな甘い匂いに包まれるのは、そのためなのです。

   このくらい近づいて見ると、なんだかトウモロコシに似ているでしょ。




   
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   この黄色く見える小さな粒々のひとつひとつが花なのです。

   黄色いのはオシベが出した花粉です。

   先端の部分を見ると、まだ緑色をしています。

   これはまだ咲いていない状態です。

   ミズバショウの花は、最初は緑色か黄色をしていて、そこに白いメシベが顔を出します。

   やがてオシベが現れ、黄色い花粉を出して自家受粉するのです。

   ですからミズバショウの花の色は緑色、あるいは黄色、黄緑色と答えた方が正確かもしれません。

   でも、やはりミズバショウは白い花、という認識で良いのではないでしょうか。

   雪の精の生まれ変わり、そんなイメージの方がぴったりします。




   画像画像

























   上の2枚の画像は、どちらも咲いて間もない花です。

   特に左側の花は、まだメシベが出てきたばかりなので、軸が白っぽく見えます。

   ミズバショウが咲く頃は山の春、あるいは初夏といった季節で、花は4月から6月にかけて咲きますが

   高山などでは7月に花の最盛期にぶつかることも珍しくありません。

   特に残雪が遅くまで残っている場所では花期が遅くなります。
  
   ミズバショウの分布は、南限が兵庫県、それ以北の主に日本海側に多い傾向があります。

   北海道では、それこそどこにでもある花となります。

   上の右画像、気がつきましたか。

   ミズバショウとキクザキイチゲのツーショットなのですよ。

   ミズバショウが咲く場所には、よくザゼンソウの花も一緒に咲いています。

   少し離れた場所ではキクザキイチゲやショウジョウバカマといった花も一緒に咲いていることが多いですね。




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   画像画像






















   上の2枚は悪臭のあるザゼンソウ。尾瀬でもミズバショウの季節に両方が見られます。

   下は左が咲いたばかりのキクザキイチゲ、まだ葉が展開していません。

   右はショウジョウバカマです。

   ミズバショウの花の頃には、これらの花が一緒に咲いていることが多いですね。

   


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   ミズバショウという名前は、水辺に生え、葉が芭蕉の葉に似ているところから付けられました。

   芭蕉という植物は織物として利用されるバナナのような植物のことです。

   ミズバショウの葉は、花が終わる頃から伸びだし、長さが1メートルから

   大きなものでは2メートル近くに伸びて、バサバサと茂ります。

   花しか見たことがない人は、この大きく茂った葉を見ると、皆一様にビックリします。

   花の頃からは想像も出来ない大きさになるからです。

   花が終わると、棒状の姿のまま果実が熟します。

   少し黄色味を帯びますが、姿はあまり変わりません。

   この果実じつは熊の大好物なのです。

   本州に住むツキノワグマも、北海道に住むヒグマも、好んでこの果実を食べます。

   熊がかじったミズバショウの果実を何度も目撃しています。




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   ミズバショウはどこに生えても群生するのが普通です。

   栄養分の乏しい山上の湿地などでは、花がやや小さくなる傾向がありますが

   小さくても群落を形成するので、花盛りに出会うと思わず「オオーッ」と歓声をあげてしまいます。

   道もない斜面を登って、いきなり目の前に現れた湿原

   そこには一面のミズバショウの群落が。

   隅から隅までよく歩いて知っているつもりでいた佐渡で、 

   今年、はじめて出会ったのが上の画像の場所でした。

   最も案内してくれた佐渡在住のN さんがいたからこその出会いだったのですが。




   尾瀬のように遊歩道が整備された名所は、安全で素晴らしい景観を眺めることができるので

   山歩きの初心者にはありがたい場所である。だが、ゾロゾロと人の列がつづくような場所では

   撮影も思うようにはならない。

   やはり私が心魅かれるのは、誰も来ない山の中で、人に見られることもなく営々と花の命を紡ぐ

   ミズバショウの花である。

   尾瀬の麓で生まれ育ち、高校生の頃から百回以上も通った尾瀬だが、最近はとんと足が遠のいている。

   あまりにも混雑するので、苦手なのである。

   誰も来ない山の中で、案外昔の尾瀬のミズバショウを偲んでいるのかも知れない。




   
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   ミズバショウの花が咲く頃は、山は天気次第では濃霧に包まれる。

   濃くうすく忍び寄るガスは、時に思わぬ効果をもたらしてくれることもある。

   雨が激しく降る中、傘をさしての撮影である。

   雨に弱いデジカメと違って、ケイタイはいつでもパシャパシャできるのがありがたい。

   佐渡ではミズバショウの自生地として、よく知られている杉池での撮影である。

   ミズバショウ、それはまさに

   雪の精の生まれ変わりかも知れない。




   
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   ミズバショウ  サトイモ科ミズバショウ属  Lysichiton camtschatcense

   白い仏炎苞を持つミズバショウは東アジアの冷温帯に分布する。

   ミズバショウ属にはもう1種、黄色の仏炎苞を持つアメリカミズバショウがあり

   カナダやアメリカなどの太平洋東岸に分布する。このアメリカミズバショウは

   日本人の嗅覚では良い匂い、と感じられるが、かの地の人達は顔をしかめて

   なぜかスカンク・キャベジと呼んでいる。




   

   












   撮影は2010年4月17日19日22日 佐渡島の2箇所で。
        2010年5月4日 長野県白馬村で。

   画像はいずれもケイタイのカメラで撮っています。
   クリックすると大きくなります。

   オマケの豆知識
   江間章子作詞の「夏の思い出」はNHKの歌番組から生まれた曲である。
   彼女がこの詞を書いた時、彼女はまだ尾瀬には行っていなかった。
   想像で書いた詞なのである。彼女が尾瀬を訪れたのは曲がヒットした後のことである。
   詩人のたくましき才能に、ただただ脱帽である。



   またまた長いブログになってしまった。

   最後まで付き合ってくれた、あなたに感謝です。

   ご苦労様でした。ついでにコメントをどうぞ。
    












   



   

   

   

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コメント(40件)

内 容 ニックネーム/日時
うーーーん
突っ込みどころが全部書き込まれているよーーーー
(TヘT;)
『「夏の思い出」のミズバショウは1〜2mの大きな葉っぱの塊だった』
て書こうかなって思ったのにーーーー
(^^;★\(-.-;) 定番過ぎる突込みじゃーー
アライグマ
2010/06/12 20:54
広島にはミズバショウはもとよりザゼンソウも自生していないんですよね。戸隠で群生を見たときはおのぼりさんよろしくばしゃばしゃシャッターを切ったものです。^^ ヒメザゼンソウで我慢しておくことにします。
しかし、ミズバショウからいい香りが漂うとは知りませんでした。機会があれば嗅いで見たいです。アメリカミズバショウの件、マツタケの学名を「臭いきのこ」と名づけるくらいなので、西洋人とは嗅覚が違うんでしょうね。
すや
2010/06/12 23:54
アライグマさん同様,「ミズバショウの夏の姿は出てこないかな〜」と思いながら読み進めていました。
我が夫は初めて見たミズバショウが,夏姿・ミズバショウだったので,印象が強烈に残りすぎて「オバケバショウ」と言います。

私がミズバショウを見るのは,八甲田山など,日本北部です。
そう,6-7月,開花し始めのかわいい姿を,木道など無い湿地で群生するようすにうっとりしてしまいます。
はるこ
2010/06/13 01:10
アライグマさん おはようございます。
いつも一番乗りだねぇ。感謝です。このところ足繁く鎌倉通いがつづいているようですね。そろそろケイワタバコも賑やかになってくる頃だけど、アジサイを求めて人の行列も半端じゃなくなるね。
みかん
2010/06/13 09:03
すやさん おはようございます。
嗅覚に関してはお国柄を感じました。カナダのBC州にアメリカミズバショウを見に行った時、英名ではイエロースカンクキャベジと言われているので、恐る恐る匂いを嗅いだのです。そしたら何とも良い香り、同行した全員に匂いを嗅いでもらって意見を聞いたら、全員がいい匂い、と答えたのです。ですがカナダ人は、イエロースカンクキャベジという名前を聞いただけで、しかめっ面をします。
みかん
2010/06/13 09:12
はるこさん おはようございます。
はじめて見たのが夏姿・ミズバショウだったら、オバケバショウと呼ぶその気持ち、良くわかります。みかんは最初に見たのが花で良かった。
東北地方では日本海側に限らず、太平洋側でも、どこにでもありますね。青森をはじめ、秋田、岩手、宮城、山形、福島、すべての県でミズバショウを撮影しています。毎年必ずどこかで数回は撮影するのがミズバショウです。
みかん
2010/06/13 09:22
こんにちは!
ユックリと拝見させて頂きました
夏の大きな葉っぱ出てくるのかと期待していました^^
時々花展などに登場してきます
自然に生えているのは去年新潟で見たのが初めてでした
感激しました!
ごくらく鳥花
2010/06/13 12:39
みかんさん こんにちは
じっくり読ませていただき 自分で撮った写真を拡大して
花の部分を確かめてみました。咲いていました!

もやのかかったミズバショウ 昨年天生湿原で見たのが素晴らしかったです。
ミズバショウの下にはヒメイチゲが広がって 一段と美しさをそえていました。
これから 花の一つ一つをもう少し じっくり見ないと   
いつも 急いで撮り おしまいですから。
sumi
2010/06/13 15:30
こちらのミズバショウ
なぜか葉が大きくなります
何故なんでしょうか???
Tatsuya@能登
2010/06/13 20:42
みかんさん、こんばんは!

うら若き乙女(?)だった30ウン年前^^、福岡から新幹線で上京、上野で夜行に乗り換え沼田からバスで大清水へ…
そこから延々と続く行列、尾瀬沼で憧れのミズバショウに会えた時の感動は忘れられません。
歌詞どおりの“遥かな尾瀬”にキスリングザックを背負っての一人旅、懐かしい思い出です。
今年は出遅れましたが、今週末にでも行きたいと考えています。

佐渡にこんな見事な群生地があるのですね?
キクザキイチゲとのツーショットなんて、さすが佐渡ですね〜
fu-co
2010/06/13 21:58
みかんさん、こんばんは。
自生地では久しく水芭蕉は見て居ないのですが、最後の見たのが入笠湿原でしたが、着いた途端に雷が鳴り退散してきたのを思い出します。
fu-koさんと同じくうら若き頃に「夏の思い出」の歌で水芭蕉を知りました。
コーラスでこの歌を練習しているときにお恥ずかしいのですが、夫との馴れ初めです。
一度も尾瀬には出かけたことがありませんが、高速道路が安くなったらひるが野高原にでも行ってみたいと思います。

佐渡の群生地は多分行くのは無理ですが、こんなに見事なのですね。
アップでまじまじと「花」が拝見できました。
アザミの歌
2010/06/13 22:54
 こちら(九州)はミズバショウ、ザゼンソウはありませんが
樫原湿原で「ショウブ」の花の説明するときはいつも
「ミズバショウ」「ザゼンソウ」を引き合いに出します
ほとんどの人がこれが花かとびっくりそして感心される
ので「ちょっとうれしい」風太です。

風太
2010/06/13 23:44
ミズバショウについてこれだけ過不足無く文章をまとめられてしまう、みかんさんの植物についての造詣の深さには、今更ながら感心して読ませていただきました。
芽吹きの森を歩いていて、小さな湿地に思いがけずミズバショウの姿を見つけるのは、とても嬉しいものです。観光客が大勢訪れる規模の大きな所より、遙かに印象深い出会いとなります。

それから、ご報告です。
先にコメントをいただいた、三脚を購入しました。今年5月発売の商品です。軽くて、これなら山へも持って行けそうです。早速、使ってみたところ落ち着いて構図を考えることができました。それでもピントが甘いのは、修行が足りない性です。
もうひとつ。
一眼のバッテリー切れと言う初歩的ミスを犯してしまい、みかんさんに習って携帯で花を写してみたのですが、これが9割方見るに堪えない出来となりました。携帯撮影も、奥が深そうです。
れい
2010/06/14 16:15
みかんさん、初めまして。
毎回、素敵な写真と文章に感銘受けてます。

携帯でこんな写真が撮れるのか?と、自分でも何度かトライしてみましたが、プロとの差は段違いで、毎回落胆してます。
一度「みかんさんの作品集」ご紹介頂けませんか?
これからも、身近な花の魅力紹介、楽しみにしてます。


2010/06/14 18:05
ごくらく鳥花さん 今晩は。
コメントが遅くなり失礼しました。ミズバショウの葉が大きく伸びだしてくるのは、これからの季節なのですよ。夏になればバサバサと茂った葉を写すことも可能ですが、今の季節ではまだ無理ですね。
みかん
2010/06/14 20:32
sumiさん 今晩は。
植物をゆっくり、じっくり観察すると、図鑑には書いてないことに気がつくことも多いですよ。例えばミズバショウのオシベですが、これは出てくる順番にきちんとした法則があります。時間が許す限りのんびり花を眺めてみる。これはみかんからの提案です。
みかん
2010/06/14 20:36
Tatsuya@能登さん 今晩は。
能登のミズバショウは花の頃に葉がだいぶ伸びている、ということですね。これは何故なのか私にもわかりません。ミズバショウの多くが、普通は花が先に咲き、それから葉が伸びだしてくるのですけどね。
みかん
2010/06/14 20:40
fu-coさん 今晩は。
キクザキイチゲとのツーショットは佐渡での撮影ではなく、長野県の白馬村なのですよ。最も佐渡にもミズバショウが咲く頃は、キクザキイチゲは近くに咲き溢れていますけどね。
それにしてもキスリングを背負って九州から尾瀬を目指したとは、若い頃の情熱って素晴らしいですね。昔の大清水は、馬が山小屋の荷物を運んでいたので、登山道に馬のフンが多かったのですが、fu-coさんが行かれた頃は、そんな昔ではないか、あはは。つい思い出してしまった。
みかん
2010/06/14 20:49
アザミの歌さん 今晩は。
「夏の思い出」の歌がなれそめなんて、ほほえましいですね。歌は当時の思い出も甦らせてくれますね。
ひるがの高原は規模こそ小さいですが、ミズバショウが見られますね。平日ならそれほど混んではいないと思います。分水嶺が近くにあるので、立ち寄ることをお薦めします。
みかん
2010/06/14 20:55
風太さん 今晩は。
樫原湿原ではトキソウが花盛りのようですね。ショウブの花とミズバショウやザゼンソウの花は、ほんとに良く似ていますね。ショウブの花に気がつくような人は、かなりのベテランだと思います。花が咲いていても、ほとんどの人は気がつきませんよね。
みかん
2010/06/14 20:59
れいさん 今晩は。
そうですか、ついに三脚を購入しましたか。それは良いことです。これで、これからのれいさん写真が変わりますね。写真というのは四隅から決めるものですが、これで構図がさらにしっかりとしてきますね。今後の写真を楽しみに拝見させていただきます。
液晶の画面というのは、晴天の時にはピントが合わせにくいですが、現在のデジカメにはライブビュー撮影機能のついているものも多いので、もしこの機能が付いているデジカメなら、是非利用してみてください。
みかん
2010/06/14 21:08
Mさんはじめまして、いつも気持ち玉ありがとうございます。
初めてのコメント大歓迎です。これからもよろしくお願いいたします。
さて、作品ということですが、今月、山と渓谷社から私の図鑑が2冊発売になります。18日発売になるのが新ヤマケイポケットガイド3「高山の花」1200円+税
です。表紙がハヤチネウスユキソウです。これはリニューアル版です。内容は以前の「高山の花」と全く同じです。
もう1冊はこの本をベースにした「わかる図鑑シリーズ」で、きょう最終の文字校正を終えたばかりなので、今月末に発売かと、はっきり発売日が決まったら、またお知らせします。
気まぐれなブログですが、どうぞまた遊びにきてください。
みかん
2010/06/14 21:24
はじめてのコメントです。 その昔ヤマケイフラワークラブ(?)で高尾山に行きました〜同県人と知ってみかんさんのグループに入れていただきました!ずいぶん昔のことです・・・みかんさんのブログはいつも拝見してて勉強になります。が、花の同定は難しくてついつい「きれいね〜」で終わらせてしまいます。でも何より花を見ながらの山歩きが好き!昔のようにはもうガムシャラに歩けなくなりました。それでも楽しく花を訪ねています。今年何十年ぶりに尾瀬の水芭蕉を見てきました。いわゆる写真場、知らなかったんです。群馬県人でありながらあまりの混みように避けてましたが、平日ということもあり素晴しい景色に再認識しました。これからもぜひ、プロの目からの植物を見せてください。楽しみに拝見させていただきます。
みちほ
2010/06/15 11:12
みちほさん 今晩は。
ようこそお越しくださいました。ヤマケイフラワークラブ、懐かしいですね。今でも新和ツーリストという旅行会社が引き継いで、植物観察会はやっていますよ。年に数回ですが、今でも講師を引き受けて続けています。新和ツーリストのホームページをご覧ください。
同じ群馬県出身ということですが、みちほさんは群馬のどちらですか。私は新潟県境の猿ヶ京温泉で生まれ育ちました。実家は小さな温泉宿です。
どうぞまた遊びにいらしてください。
みかん
2010/06/15 19:54
こんばんは。
すっかり、出遅れてしまいました。
さて、スカンク・キャベジですが、ザゼンソウの英名でもあります。
確かにザゼンソウは臭い。それが、混同されて、イエロー…も臭いと勘違いされているのでは?と書いてあるブログもありました。
英名は、分類上の1種にひとつの名前ではなく、もっと、大雑把についているので(例えば、ジャック・イン・ザ・パルピットと言えば、テンナンショウ全般を指す)、そんな勘違い?も出てきそうな気がします。
ほととぎ
2010/06/17 23:40
こんばんは
はじめまして。primroseと申します。過日はご丁寧なメールを
頂戴致しまして誠にありがとうございました。
拙い私のブログがみかんさんの目に留まりましたご縁をとても
うれしく思っています。名前の誤り 感謝いたしております。
きょうはミズバショウのこと とても楽しく勉強させて頂きました
いろいろわかりまして うれしくなりました。
ブログの小樽のおともだちが 4月頃 湿地に生えている水芭蕉を
見せて下さり 自然の姿に感動しました。
尾瀬の印象が強いため初夏の花では?なんて思いましたが 4月頃
からも咲くんですね。
上高地のお花のほんの一部を見まして山野草に魅せられました。
みかんさんのご本が出るようですね。
早速 手元におきたいと思っています。
これからも楽しみに寄らせて頂きます。よろしくお願いいたします。
primrose
2010/06/18 00:17
みかんさん こんにちは〜 さっそくのお返事に感動です!私は生まれも育ちも群馬は渋川で少々出稼ぎしてましたが、現在も渋川で過ごしてます〜猿ヶ京は好きな平標山に行くとき通りますね!あと桜の季節にお花見で赤谷湖行ったりと!今、平標山はハクサンイチゲが良い季節〜でも登山道が殆ど木の階段となり、とても登り難くなってしました〜今年行けるかな〜 みかんさん、私は今も愛用してますよ!みかんさんの初版本(1991年とあります)、山渓フィールドブックス「春、夏、秋の野草」今も職場の引き出しから出してます!プロフィール見たら何と私のほうが一歳年上…ジャ〜ン! 恥ずかしいけど、お花のプロにこれからも教えて頂きたく宜しくお願いします!
みちほ
2010/06/18 10:35
こんにちは。
臨場感あふれる写真を見せていただいて感激しています。とてもケイタイで撮った写真とは思えません。光がステキですね。みかんさんの語り口に、何時しか自分も探検しながらミズバショウの花を撮影しているような気分になってしまいした。つい先日、コアジサイの群生する杉林の道を電車の時間を気にしながらも、誰にも邪魔されずに堪能してきました。木漏れ日の魔法の虜になり、あれもこれもと撮りまくり。スポットライトを受け輝く花、上を見れば透過光で淡いトロンとした夢色に染まった花、歩むほどに変化する花景色。想いとは別に写真はがっかりするものばかりでした。カメラはみかんさんのササユリの写真と同じだったのに・・・
手持ちで行動しながらの撮影は瞬時の判断と体力が大事とつくづく思いました。
これからも楽しみにしています。
ケイ
2010/06/18 11:57
ほととぎさん こんにちは。
匂いに関しては、やはり人種が違うことから来る差のようです。単なる勘違いではなく。以前、ロッキー山脈の麓のホテルに泊まった時、フロントでイエロー・スカンク・キャベジを見たいのだが、生えている場所を知っていたら教えて、と話したところ「あんな臭いものを見たいのか」と、怪訝な顔をされました。現地の人は一様に同じ反応を示します。
みかん
2010/06/18 15:28
primroseさん ようこそお越しくださいました。
また初めてのコメントありがとうございます。ここには植物好きの人が沢山集まっています。この場が植物好きの人たちのコミュニケーションの場にでもなれば、という思いでブログを続けています。
過去ログの中にも、ひとつやふたつは必ず参考になることがあると思うので、お暇の折りにでも是非読んでみてください。
これからもよろしくお願いいたします。
みかん
2010/06/18 15:35
みちほさん こんにちは。
みちほさんは渋川でしたか。近いですね。平標は中学生の頃からよく登っている山ですよ。今の山小屋は息子さんの時代になりましたが、先代の山口さんは私の親父の同級生でした。今はその息子さんがやっていると思いますが、みちほさんと同い年のはずです。何か不思議な縁ですね。
私の図鑑を使ってくれているとのこと、嬉しいですね。このシリーズは樹木も含め5冊のシリーズですが、版形がひと回り小さくなって今も本屋で売られています。結構売れているシリーズのひとつです。本というのは初版がいちばん綺麗な印刷なので、私も初版は特に大切に保存しています。
みかん
2010/06/18 15:50
ケイさん こんにちは。
プロでもなかなか思うとおりには撮影できないのですよ。ましてやケイタイではピンとも色もイライラするくらい思うようになりません。で、考え付いたのが少し本業に近くなりますが、スパモシリーズなのです。
私もまだデジカメ歴は浅い方なので、最近になってやっとカレンダーの写真などもデジカメで撮影したものを使うようになりました。銀塩から比べれば、デジカメは私もまだまだ素人なのですよ。お互い頑張って良い作品を作りましょう。どうぞこれからも遊びにいらしてくださいね。
みかん
2010/06/18 16:00
なるほど、臭い!のは、勘違いではなさそうですね。
ぜひ、いちど、イエロー・スカンク・キャベジのニオイを嗅いでみたくなった。

ドクダミを臭いと感じる人と、そうでない人とがいるのに似ている?
私は、ドクダミは、いい匂いと感じます。
でも、ニオイタチツボスミレの香りが全然わからない、私の鼻は、たぶん、鈍い。
ほととぎ
2010/06/18 23:31
ほととぎさん 今晩は。
みかんは匂いには敏感な方です。ですからニオイタチツボスミレはもちろん、多くの花の香りが気になります。ドクダミの匂いは臭いと感じますが、嫌いな匂いではありません。今年の春はナニワズの花の匂いに、個体差がとてもあることに気がつきました。良い香りなのに、ほとんど匂いを発しない個体もあるのです。
みかん
2010/06/18 23:49
ほととぎさん、こんばんは。
私も、ニオイタチツボスミレの香りが分からなくて、ホントに匂うのだろうか?とずっと思っていました。でも、この春、開花間もない花に出会い、甘い香りを確認することができました。匂いは、開花後時間と共に薄れていくのではないでしょうか。
れい
2010/06/19 23:46
れいさん、こんばんは
コメントに気づかなくて、返事が遅くなり、すみません。

なるほど、開花間もない花なら、匂うのかも。
ただ、何年か前、植物のオフ会で、何人もいっしょに、同じニオイタチツボスミレの固体を嗅いで、みんな、「匂う、匂う」と言っているのに、私だけ、さっぱりわからなかったことがあったんです。
他にも、例えば、妻が「バラの花がいい香り」と言うのに、さっぱりわからない、なんてことも、時々あります。

私が、花の甘い香りに鈍いのはまちがいないと思いますよ、残念ながら。
でも、ニオイタチツボスミレ、今度見つけたら、開花すぐの花を探して、がんばって嗅いで見ます。

ほととぎ
2010/06/23 19:37
ほととぎさん、こんばんは。
ほととぎさんのコメントを読ませていただいて、私の父と母の会話を思い出しました。我家でも薔薇の花を前に、同じような会話を交わしていました。匂いをうまく感じられない父でしたが、ある日薔薇の香りが分かったようで、とても嬉しそうだったのを、懐かしく思い出しました。
れい
2010/06/23 23:49
はじめまして

すてきなブログですね。
花に対する愛情が理解できますし、表現力もすごいです。
3年前の部分に申し訳ありません。
夏の思い出の作詞をされた江間氏について少し書かせていただきます。
江間氏は幼少のころ岩手山の近くに住んでいましたが、そこはミズバショウの咲く地域でした。 そして1944年(昭和19年)、たまたま尾瀬を訪れました。 そこで目にしたのが、1面に咲き乱れるミズバショウだったのです。 そのときの気持ちを「夢心地」とのちに表現しています。 戦後、NHKから「夢と希望のある歌をお願いします」と依頼された時、 すぐ思い浮かんだのが尾瀬の情景だったのです。 この歌のおかげで尾瀬は有名になりましたが、ミズバショウの咲くのは5月末であり尾瀬の春先にあたります。 そのため、せっかく夏に来たのにミズバショウを見ることができなかった、という人は多いのです。 江間氏は、その理由をこう述べています。 「尾瀬においてミズバショウが最も見事な5,6月を私は夏とよぶ、それは歳時記の影響だと思う」 歳時記には俳句の季語が掲載されており、ミズバショウは夏の季語なのです。 文学上の季節と実際の季節には、少しずれがあります。
tainosin
2013/07/26 16:13
tainosinさん こんにちは。
古いブログにようこそお越しくださいました。そして江間氏に関するコメントをありがとうございました。
私は江間氏が「夏の思い出」を作詞したのは、尾瀬を訪れる前だったと聞かされていました。実際に尾瀬を訪れる機会があったのは、作詞の3年後だったとエッセイで読んだ記憶があります。その原本が今手元にありませんので、ひょっとすると私の勘違いかも知れませんが、エッセイを読んだ時に強烈な印象を持ちましたので、多分間違いではないと思うのですが・・・・・。
ふるさと岩手でミズバショウの風景を見ていたからこそ、臨場感のある詩が完成したのではないでしょうか。季語からの夏は充分理解できるところです。
ともあれ、貴重なコメントありがとうございました。
みかん
2013/08/06 09:38
みかんさん


自然に関する洞察力が鋭いブログですね。
いつも楽しみにしています。
江間章子氏の文章がありました。

 【夢と希望の歌】
 江間章子の言葉 “NHKの「ラジオ歌謡」の番組ディレクターから「夢と希望のある歌を」との依頼があった。それで浮かんできたのが私が育った岩手山麓に咲き乱れていた水芭蕉でした。私の目、心から離れない花なのです。
 その水芭蕉を目にしたもう一つの場所が尾瀬、片品村。そこに行ったのは昭和十九年の事でした。そのころは、特別の人以外は尾瀬の中に入りませんでした。
 でも、尾瀬の入り口で見た水芭蕉の群生。その瞬間、岩手山麓の水芭蕉とのイメージがダブって夢心地でした。戦争末期の昭和十九年ですよ。こんな時でも、夢と希望があるんだと思いました。その感動、思い出を詩にしました。
 そうして書き上げたのが「夏の思い出」です”(2000年5月23日(火曜日)の読売新聞より)。

tainosin
2013/08/11 12:54

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ミズバショウ みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
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