みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2009/12/18 09:26   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 23

   12月も残り少なくなりました。

   そろそろ来年のカレンダーを準備している人も多いことと思います。

   あなたはどんなカレンダーを使っていますか。

   昔はカレンダーといえば年末にいただくもの、と相場が決まっていたような気がしますが

   無料で配る企業や媒体も少なくなってきているようで

   最近は自分のお気に入りを本屋で探す人も多くなってきているようです。

   それにしても、おびただしい数のカレンダーがあって

   ちょっとビックリですね。

   本屋の店頭で悩んでしまうほどです。



   かく言う私は、カレンダーを毎年いくつか作る側の人間です。

   本屋で売られるカレンダーも作りますし

   頼まれて企業のカレンダーを作ることもあります。

   自分がひとりで何から何まで作るものもあれば

   写真家の競作のものもあります。

   多くの写真家の場合、写真を提供するだけ、の人が多いのですが

   それだけでは面白くないので、私の場合、企画段階から参画することが多いですね。

   シリーズ化して、もう十年以上続いているものもあります。



   きょうはちょっと面白い話題を取り上げてみます。




   陽の目を見なかったカレンダーの写真です。


   
   私が作っている山と渓谷社のミニカレンダー「野の花」の場合を例に取り上げてみます。

   カレンダーを作る場合

   最初に何枚もの候補写真を選びます。

   月別のカレンダーであれば1月から12月までの12枚と表紙の1枚を加えて

   普通は13枚が必要となります。

   そのために用意する写真は少なくとも3倍以上の枚数を用意します。

   沢山の候補の中から選ぶわけです。

   なるべく季節に合ったものを優先し、かつ花の色がダブらないように

   1月が白い花なら2月は白以外の花を、というように

   全体を通しては、海辺も、野原も、山も、と言うように

   あらゆる環境が入るような配慮をします。

   選ぶ種類としては、誰もが見て知っているような種類から

   エッと驚くような珍しい種類も含めてバラティーさを出します。

   色々なことを考慮して種類を選ぶのです。




   最も大変なのが表紙です。

   特に本屋さんで売るカレンダーは、出版社の思惑や店頭での演出やら

   様々な要素がからんでくるので、簡単に決まることは少ないですね。

   最終的な候補が決まるとシュミレーションをします。

   下の画像はそのA案とB案です。




   画像画像


























   A案はカタクリ、B案はレンゲです。

   フィルムの段階ではわかりずらいこともあるので、このように実際の大きさに伸ばしてみて

   雰囲気をつかむのです。

   最近はパソコンで簡単に出来ますが、以前は実際に印刷していたこともあるのですよ。

   どちらが採用になったかは、本屋さんで確かめてみてくださいね。

   同様に各月の写真も実際に当てはめてみます。




   
画像











   このようにしてみて、全体のバランスが悪かったりすると

   レイアウトをやり直してもらったり、トリミングなどをすることもあります。

   私の場合、撮影の段階においてカレンダー用か、図鑑用か、広告用か、すでにその段階で

   意識して撮り分けています。

   ミニカレンダーのサイズはわかっているので、咲いている花を見つけた段階で

   これはカレンダー用に撮影しよう、と、意識して撮影するわけです。

   そんな風にしてカレンダーの写真は出来上がるわけです。

   来年のカレンダーの中では、ほとんどが、この月はこの花、と私が決めていたものに決定しましたが

   唯一の例外が7月です。

   7月のヤマホタルブクロは表紙候補の1枚でした。

   表紙候補としては早いうちに外されてしまったものの1枚です。

   中で使うにはちょっとアップすぎるかな、とも思ったのですが

   並べて見るとまんざら悪くもありません。

   それで採用となったわけです。

   ですから当然のごとく、使う予定だった陽の目を見損なった写真が、ここにも1枚あるわけです。





   我々写真家が最も気になるのが印刷です。

   印刷の良し悪しで写真の結果は大きく左右されます。

   どんなに原版が素晴らしくても、印刷がうまくいかなかったら、それはどうしようもない写真となってしまいます。

   傑作も駄作になってしまうのです。

   その点、来年のカレンダーは充分満足のいく印刷となりました。

   90点以上はあげられる良い出来なのです。

   最近では珍しいほど自分自身が有頂天になってしまいました。

   で、こんなブログを思いついた訳です。



   本屋さんで見て、良ければ買ってくださいね。

   値段は消費税込みで840円です。

   う〜〜〜ん、宣伝になってしまった。まっいいか。









   カレンダーの写真の感想をお寄せいただけると、大変嬉しいです。

   何月の写真が良いとか、どの写真が好きだとか、今後の撮影の参考になるので

   是非ともご意見をお聞かせください。

   また将来的にはこんな花を入れて欲しい、というような提言も大歓迎です。

   どうぞよろしくお願い致します。

   

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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
2010年 野の花カレンダーは素晴らしいの一言です!
とても綺麗に仕上がっています。
どれも素敵ですが、6月のクサタチバナが好きです。
12月のシマシャジンは見たい植物のひとつです。
毎月、楽しませていただきます。
上州
2009/12/18 13:53
すみません、上州花狂いでした。
上州花狂い
2009/12/18 13:55
みかんさん、こんにちは。

野の花カレンダー、どれも素敵なのですが私はイソスミレと上州花狂い
さんと同じ青い山並みに生えたクサタチバナが好きです。
ホタルブクロも森の中で咲く姿が印象的でした。

主人はトップのレンゲソウです。
お仲間さんの一人は、ヒツジグサだそうです。

お仲間さんが予約していた「日本の野草」も届いたようで見せてもらおうと思います。
さなえ(花の庵)
2009/12/18 15:17
私も出版関係に携わるもののひとりとして,いつも印刷のできばえに目がいってしまいます。
とくに植物は「ああ,きれい」だけではなく,実物に近い色で仕上がっているかどうかが重要なので。
(と,みかんさんに会うと毎度同じ話をしていますね)

そういう中で,みかんさんが90点をつける印刷物なら,ほんとうによい作品に仕上がったと言えましょう。
素晴らしい…。

明日,書店に行ってきます!
はるこ
2009/12/18 15:25
雪の中のザゼンソウが良い雰囲気ですね。
降っていない雪を無理やり蒔くのと違って清楚で素敵です。
(/||| ̄▽)/ だれかσ(^^;)が清楚と言う言葉を使うことに殺気を放った。

クサタチバナはまだ見た事が無いからワクワクします。
ヽ(´ー`)ノ

次ののカレンダーにはコシノコバイモも見たいな。
一般用としてはマニアックすぎるか。
((((((((^^;
アライグマ
2009/12/18 16:31
みかんさん、こんばんは。

野の花カレンダー、私はフキとイソスミレが好きです。
1年楽しませていただきます。

misao
2009/12/19 00:07
 やっぱり私は6月のクサタチバナですね
まだ見ぬ花です

一度は伊吹山に行きたいと漠然と思っていましたが
このカレンダーを見て 是非行きたいと思うように
なりました。

    ありがとうございました。
風太
2009/12/19 00:10
数週間前に本屋さんで手に取ってミニにしようか週めくりにしようか悩んでいたら次の週は店頭から無くなっていました。人気がありますね。
Amazonで在庫があったので先ほど1クリックしたところです。

私にはイソスミレがとても魅力的でした。それと流れるような枯れ草の中から顔を出したフクジュソウも好きです。この2枚は数週間前に店頭で見ただけでしたが記憶に残っています。
表紙とフクジュソウはAmazonで見られますよ。
ridge_line
2009/12/19 08:14
 みかんさんの文章を読んでいるうちに欲しくなって、先ほどネット注文してしまいました。でも、3ヶ月前にインプレスダイレクトのポイントが切れていました(^_^;)。
 画面で見ているときれいな写真が並んでいて、届くのがとても楽しみです。紹介していただいて、ありがとうございました。

ペン
2009/12/19 22:52
上州花狂いさん こんにちは。
昨日、今日とこちらも寒いです。かといって霜も降りませんし、雪も降らないので今ひとつ魅力的な被写体が見つかりません。明日天気が良ければカメラを持って隣町まで出かけて見ます。コメントありがとうございました。
みかん
2009/12/20 11:17
さなえさん こんにちは。
雪の中のヒヨドリジョウゴ素敵です。特に1枚目が。イソスミレはさなえさんの家の近くではありませんが、日本海をもう少し北上した辺りです。今年は花の季節に行けませんでしたが、毎年のように訪ねる場所です。
ご主人やお仲間さんの意見まで、ありがとうございます。
みかん
2009/12/20 11:23
はるこさん ご無沙汰しています。
今年も残り少なくなってきましたね。カレンダーは書店にありましたか?
最近は書店の数が減り、欲しい物がすぐには手に入らないことが多いですね。私も書店を訪れる事がめっきり少なくなりました。最近は読みたい本はネットで注文することが多くなりました。もし手に入ったら感想などお聞かせください。
みかん
2009/12/20 11:29
アライグマさん こんにちは。
コシノコバイモですか、なかなか渋いですね。1月から3月あたりにかけて、入れても良いかも知れません。コバイモの類はなかなか人気のある植物ですから。
来年の春は何度か新潟に行く予定があるので、心がけておきます。
新雪とザゼンソウのカットは、他にもお気に入りが何点かあります。毎年何度か被写体になる花なので枚数ばかりが増えてゆきます。
みかん
2009/12/20 11:35
みかんさん、こんにちは!
「野の花」カレンダー、ステキですね。
リビングの一番目立つ場所に飾っています。

私も「クサタチバナ」が一番のお気に入りです。
数年前、山梨県の山で一度だけ出会ったことがありますが、カレンダーの写真を拝見してこの花の持つ気品を再発見、是非、もう一度会いたいと思いました。

ヒツジグサも好きですが、5月のエゾエンゴサクの爽やかな“ブルー”にも目を奪われました。
利尻山で見た大群落ですが、私の腕では出せないこのブルー「そうそう、こんな色だったと納得です^^;

どの写真にも、さりげなく取り込まれた背景に、植物の息吹きを感じました。

週めくりカレンダーの「ナガバノスミレサイシン」も好きです。
fu-co
2009/12/20 11:36
misaoさん こんにちは。
フキノトウ美味しそうでしょう。このくらいだと天ぷらに良いのですが、撮影場所は岩手県の山の中、この時は撮影するだけでした。花が赤い、というより苞葉が赤いフキノトウもあって、この日はフキノトウばかり写してました。
みかん
2009/12/20 11:39
風太さん こんにちは。
クサタチバナは色々な場所で写していますが、ともかく伊吹山は凄いですよ。生えている量が半端ではないのです。クサタチバナはちょっとした群落を作るのが普通ですが、伊吹山のクサタチバナは桁外れです。画像を撮影した日は晴天でしたが、霧雨に煙っている姿も大好きです。群落からアップまで、クサタチバナは売るほど(アハハ)たくさん傑作があります。
みかん
2009/12/20 11:48
ridge_lineさん こんにちは。
お買い上げいただいたようでありがとうございます。
パソコンの画面と紙に印刷したものでは、質感などがまた随分と違うので、私としてはやはり印刷物で見て欲しいですね。
今年はridge_lineさんに素晴らしい白馬のツクモグサを見せてもらったので、来年は白馬のツクモグサに挑戦してみたくなりました。何度か白馬でも撮影していますが、6月には登っていないので、残雪たっぷりの風景も限りなく魅力的です。
ホームページで沢山拝見しましたが、今年のベストに選ばれた写真は雄大で、花の時期も良く素晴らしいですね。
みかん
2009/12/20 12:05
ペンさん こんにちは。
お買い上げくださったようで、ありがとうございます。
書いてみるもんですねぇ。お陰さまで売り上げが増えました。あはは
原稿料はすでにいただいてしまったので、私より出版社が喜ぶと思います。お買い上げ協力に感謝です。後は実物を見て感想を聞かせていただけると、今度は私が喜びます。どうぞよろしくお願いします。
みかん
2009/12/20 12:15
fu-coさん こんにちは。
週めくりのフラワーカレンダーも買っていただいたのですね。ありがとうございます。こちらはデスクダイアリーですが、もう20年以上も続いているものなのです。
マンネリ化しているので、もうやめたら、と進言もしているのですが、一定の固定ファンが多いらしく、いまだに続いています。こちらも写真選定から、同定まで編集に深くかかわっています。
私の写真はなるべく少なくして、新人の養成的な意味合いも深いのですが、毎年写真決定までに時間がかかる大変な作業です。
クサタチバナの人気が高いようですね。fu-coさんは山梨県で見ましたか、山中湖周辺や湯ノ沢峠などで見られますね。湯ノ沢峠では白い花だけではなく、ピンクの花のクサタチバナなども見られますよ。後、群馬県の赤城山も国道沿いに多くのクサタチバナが咲いています。
みかん
2009/12/20 12:36
みかんさん こんばんは〜
ご無沙汰しています
早いもので、今年もの残りわずかになりましたね
今年もこちらで色々と勉強させていただきました
また来年も沢山お邪魔させていただきますのでよろしくお願いします

来年のカレンダーとても素敵ですね
12月のシマシャジン、同じ花でもみかんさんが撮ると生き生きとしてて、自然の生命力を感じます、思い出深い花です
2月の雪の中のザゼンソウ、6月のクサタチバナ、まだ見ぬ花です
8月のコオニユリ、毎年沢山のコオニユリを見ますが逞しさと美しさが素晴らしいですね
来年は小さくて黄色い花のキバナノヒメユリもカレンダーになるとうれしい限りですが、いかがでしょうか〜(^^)
今年はあまり咲きませんでしたが、来年はきっと沢山咲いてくれると思います
とても素敵なカレンダーをありがとうございました

私も拙いブログですが再開しました、お暇なときにのぞいてくださいね
いっしい
2009/12/21 23:46
みかんさん、皆さん、こんにちは。
田舎の町では本屋も数年前に無くなり、隣町へ出かけてカレンダーを探しましたが、残念ながらありませんでした。注文は出来ないとの事で、結局、Amazonで注文しました。来週には届くと思います。

今年も残り僅かとなりました。
お身体をご自愛くださいね。
かげろう
2009/12/24 14:01
いっしいさん こんにちは。
ブログの再開おめでとうございます。また、時々寄らせてもらいますね。
ノヒメユリは何度も撮影していますが、キバナノヒメユリはいっしいさんやYASUKOさんのブログで拝見しただけで、まだ実物にお目にかかってはいません。いつの日か見てみたいとは思っていますが。希少なものはなかなか難しいですね。

ところで「野の花カレンダー」は、平野さんと2人で担当しているので、1年おきなのですよ。来年は平野さんの番なので、私はお休みです。
みかん
2009/12/24 16:46
かげろうさん こんにちは。
そちらはもう雪の季節ですね。今日のイブの夜はホワイトクリスマスなのでしょうか。カレンダーを注文してくださったようで、ありがとうございます。
こちらも本屋の数が減ったり、以前は置いてあった書店になかったり、なかなか店頭では手に入りにくくなっているようです。残念なことです。
今年もわずかとなりました。どうぞ良いお年をお迎えください。
みかん
2009/12/24 16:54

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