みかんの花日記

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zoom RSS ツチトリモチ

<<   作成日時 : 2009/12/12 01:22   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 14

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   ツチトリモチをはじめて見た人は、誰もがキノコかと思うようですが、これ立派な被子植物です。

   地面からいきなり出ていると少し不気味な感じがしますが、この赤いのが花が咲いている状態なのです。

   上の画像ではまだ出てきたばかりで少しわかりにくいですが、もう少し経てば

   太い花茎が伸びて、鱗片葉もわかるようになります。

   ハイノキやクロキ、シロバイ、ヒロハノミミズバイなどの木の根に寄生しています。

   樹木の種類で言うとハイノキ科が多いようです。

   ツチトリモチ科ツチトリモチ属に分類されています。

   鮮やかな赤い色は、薄暗い常緑樹林下でもよく目立ちます。

   三重県や和歌山県でも見つかっていますが、主な分布圏は四国、九州、沖縄です。

   雌雄異株と言われていますが、日本では雌株しか確認されていないという、ちょっと謎めいた植物です。




   画像


























   名前の由来は、本種を石ですりつぶし、しばらくトントン叩いていると、粘り気のあるトリモチができることに

   由来しています。四国や九州、沖縄の山沿いで育ったお父さん世代では、ツチトリモチを叩いて、トリモチを

   作ったことがある人も多いのではないでしょうか。

   高さはせいぜい10センチ程度、あまり大きくはなりません。

   丸いものや楕円形のものなど、形や大きさは様々です。

   地方によっては山寺坊主などとも呼ばれています。赤い部分が坊主頭を連想させるからでしょう。

   かつてのワンパク坊主は、自然の恵みであるツチトリモチは、遊び道具を作る大切なアイティムのひとつでし
   
   た。ですから、どんな所に出てくるか、季節はいつ頃かよく知っていました。

   ツチトリモチが地上に顔を出すのは、10月から12月にかけてです。

   最近の子供たちはそんな遊びをしませんから、ツチトリモチ自体を知りません。

   自然からは遠のいて、自然の楽しさ面白さを知りません。

   なんだか可哀想、というより、とても損をしているような気がします。




   
画像











   上の画像は極めて色が悪いです。

   雨が降り出した中、薄暗い常緑樹林下ではケイタイを向けても色が出ないのです。

   そこで撮影メニューの中から夜景を選んで撮ってみました。

   ブレてややピントの甘い画像になってしまいましたが、なんとか赤い色が出ました。

   この画像はパソコンでさらに色もピントも補正しています。

   赤い色を少し強くし、ピントにシャープネスをかけてみました。

   ツチトリモチとしては良い株で、そのまま素通りするには惜しかったからなのです。

   ケイタイの撮影では、このように、どんな時でも気軽に向けられるので、銀塩カメラなどとは違った対応が

   できます。結果は今ひとつでしたが、やはりお遊びの道具としては

   捨てがたいものがあります。























   画像はクリックすると少し大きくなります。

   撮影は2009年11月13日 鹿児島県の屋久島で。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
お早うございます。σ(^^;)もトリモチは使ったことがありません。
しかし、10月〜11月ではトンボもいないし小鳥でも捕まえるために使うのでしょうかね。
トリモチでもモチノキから作るものとツチトリモチカラ作るのとあるんですね。
((((((((^^;
アライグマ
2009/12/12 08:11
みかんさん、こんにちは。
どこからどう見てもキノコの仲間ですね!
どんな感触なのか、触ってみたいです。
ツチトリモチの仲間は見たことがなく、前々から一度会いたいと思っていますが、いまだかなっていません。
こちらで見られるのは、ミヤマツチトリモチでしょうか。
そう思っていろいろ調べていたら、「日本の野草」のヤクシマツチトリモチ、
みかんさんの写真にさし変わっているんですね。
分布が南の方に偏ってるのが、歯がゆいところです。
nekoppana
2009/12/12 20:10
アライグマさん 今晩は。
トリモチは名前の通り、小鳥をつかまえるための小道具なのですよ。細い竹などの先にトリモチの塊をつけて、それをそーっと延ばしていって、メジロなどの小鳥を捕まえたのだそうですよ。私の体験ではありませんが。
モチノキから作るトリモチも同様だと思います。私が子供の頃は、おとりの鳥籠にヤマガラなどを入れて、エゴノキの実で誘って小鳥を捕まえた経験はあります。私が育った群馬県の山間部には、モチノキもツチトリモチもありませんでしたから。
みかん
2009/12/13 01:00
nekoppanaさん 今晩は。
私もはじめて四国の山の中でツチトリモチを見た時は、キノコじゃないの、と思いました。触った感触は固くてザラザラしています。関東地方なら同じ仲間はミヤマツチトリモチしかないですね。こちらは茶色で、モミジなどの木の根に寄生します。
以前の「日本の野草」のヤクシマツチトリモチは間違ってただのツチトリモチを掲載していたので、新版では写真を差し替えました。ツチトリモチは真っ赤ですが、ヤクシマツチトリモチはオレンジ色をしています。屋久島にはこの2種のほかにあと1種類キイレツチトリモチという、黄色い種類もありますが、いちばん多いのが今回紹介したツチトリモチなのですよ。
みかん
2009/12/13 01:17
みかんさん、こんばんは
落ち葉の中から顔出すツチトリモチは
キノコそのものに思えますね

こちらの昨日(12/11)の新聞では「ユワンツチトリモチ」の
紹介がありました。
 
風太
2009/12/13 01:21
風太さん 今晩は。
さすが九州ですね。ユワンツチトリモチは奄美大島に産しますが、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の中で、唯一私が撮影していない種類です。黒くなったのは見ているのですが、今頃がいちばん綺麗な色の季節ですね。行きたいなぁ、奄美大島。これからの季節はハブの心配もあまりしなくて済みますからね。
あとひとつリュウキュウツチトリモチもなかなか可愛いですよ。はっきりと花の形をしていますから。こちらは沖縄の海岸林ですね。
みかん
2009/12/13 02:01
みかんさん、こんにちは。

先日のヤッコソウと言い、このツチトリモチと良い、こちらには自生しない
まるで小人の森に出てくるような、面白い植物ですね。
トリモチは、このような植物からとるのでしたか。
長い間生きてきましたが(笑)見はじめでした。

おんぼりとしか見ていない植物を、詳しい解説にて教えていただけるのも良い勉強ですが、日本全国、あるいは世界を股にかけた見たことのない植物を見せていただけるのもこのブログの魅力です。
さなえ(花の庵)
2009/12/14 16:28
さなえさん 今晩は。
あまり花らしくないものが続きましたから、次回はダイジェストで花らしいものを載せてみますかね。時間がありそうでないのと、なんだか12月も中頃になると特別に慌しくなるような気がします。
今年中にやっておきたいことが色々とありますし、家の事も普段あまりやらない大掃除などもありますし、なんだか気ぜわしくなりそうです。
ところで腰痛はいかがですか、少しずつ良くなっているようですが、無理はしませんように。これから年末にかけて、さなえさんは生け込みなど多忙な時間が待っているようですから、くれぐれもお大事に。
みかん
2009/12/14 19:33
みかんさん、こんばんは。
てっきりキノコかと思いましたが、ツチトリモチと言うのですね。
私もヤッコソウもこのツチトリモチもさなえさんよりも〜っと長く生きていますが、未見です。(笑)
トリモチがこれから取れるなんて昔の人は自然の利用が上手ですね。(^^)
アザミの歌
2009/12/14 22:28
アザミの歌さん 今晩は。
やはりキノコに見えますよね。ツチトリモチには色々な種類がありますが、多くは四国や九州、沖縄など、どちらかと言うと日本の南の方面に片寄って分布しているので、見る機会は少ないと思います。紀伊半島の南端の常緑樹林下には発生するそうですが、私も紀伊半島では未見です。
ツチトリモチは子供たちの遊び道具として利用されていたようです。根っ子は結構ごつくて掘るのは大変みたいですが。
みかん
2009/12/15 00:28
 みかんさん、こんばんは。
 ツチトリモチは好きな植物の一つです。こちら群馬ではミヤマツチトリモチが稀に見られます。クマの頻出地帯なので、気軽には行けないのですが……。
流石にトリモチを作ったことはありませんが、一度試してみたいです。
ペン
2009/12/15 21:08
ペンさん こんにちは。
ミヤマツチトリモチからトリモチが作れるかどうかは定かではありません。同属ですからたぶん作れるとは思いますが。一度四国の山中でミヤマツチトリモチを見つけ、標本用に牧野植物園の学芸員が掘ったことがありましたが、根っ子は地上部からは想像できないほど大きな塊りでした。
平凡社の図鑑の写真は、私が育った群馬県の故郷での撮影なのですが、私はまだ地元では出会ったことがないのですよ。
みかん
2009/12/16 11:10
茨城県北茨城市にもミヤマツチトリモチは見られます。
ミヤマツチトリモチを初めて見たときには,キノコのように見えました。
そう思われてしまうので,下の鱗片葉も見えるように土を掘って写しました。
もっと生育しているはずだと思いながら,周りの木の根元を探しましたら
予想通り見つかりました。
雌株だけで種子をつくると知り驚きました。
ツチトリモチは未だ見ていません。
itotonbosan
2013/12/23 09:41
itotonbosanさん こんにちは。
コメントありがとうございます。ミヤマツチトリモチはツチトリモチと比べると、はるかに北に分布していますね。カエデ科の木の根に寄生することが多いようです。私が住んでいる愛知県でも見つかっています。色が茶色系ですが、やはり目につくとキノコかな、と思う人が多いようです。
どうぞまた遊びにいらしてください。
みかん
2013/12/23 10:48

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