みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2009/09/27 11:00   >>

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   山道で出会うとドキッとする花である。

   本州から九州にかけて広く分布するキバナアキギリによく似ているが

   花の色が紫色で、キバナアキギリとは随分と雰囲気が異なる花である。

   本州の近畿地方から中部地方にかけての、主に日本海側の山地に限って分布する。

   そうどこにでもある花ではないが、自生地に行けば個体数はかなり多く、

   山道に延々と咲き続いている場所もある。




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   花の色は紫色。

   個体によって濃淡があるものの、総じて鮮やかな紫色をしている。

   この花の雰囲気がキリの花に似て、秋に咲くところからアキギリの名前がついた。

   よく似ているキバナアキギリは、アキギリに似て黄色の花を咲かせるところからの命名である。

   だから、分布が限られている割には、名前が付いたのはアキギリの方が早い、ということになる。

   白山の山麓などにも多いので、早くから植物の研究がなされた場所に生えていたから、

   発見が早かったものと推測できる。




   画像画像
























   上の2枚の画像は、この日見た花の中で最も花の色が薄かった株である。

   林道の積み上げられた石垣の上に咲いていた。

   アキギリが咲く場所は、林縁や落葉樹林下のやや薄暗い場所である。

   少しピンクがかって見えた上の株は、他の草に埋もれるようにして、より暗い場所に生えていた。

   林縁よりも日当たりが悪いので、少し色が薄くなったのかも知れない。

   逆に日当たりが良すぎると葉焼けを起し、花の頃に葉が茶色くチリチリになることもある。

   植物は自分が生きられる場所というものをかたくなに守っていて、環境が変わればあっという間に

   絶えてしまうのである。大雨や台風などの自然災害では絶滅することはないが、

   人間の手による開発などにあうと、ひとたまりもない。

   林道工事などで、道脇の岩場などがコンクリートで塗り固められてしまうと、ダメージは特に大きい。




   
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   アキギリは湿気を好むので、生えるのは沢の側や水辺が近くにある林縁、上の画像のような落葉樹林が覆い

   かぶさっているような場所に生えている。

   ツリフネソウやキツリフネと一緒に生えていることも多い。

   また、かなり急な岩壁などに生えていることもある。

   沢筋の林道などでは出会う機会が多くなることだろう。




   画像画像
























   この日は自生地に遅く着いたこともあり、良い株に出会ったのは5時半を廻る頃であった。

   ケイタイのカメラではどうしても色が出ない。

   もともと私が使っているケイタイは青みが強くなる傾向がある。

   アキギリの素敵な色を出すにはデジカメに登場してもらわなければければならない。

   最後にデジカメで撮影したアキギリを1枚だけお目にかけよう。

   この花の色がいちばん本物に近い紫色である。




   
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   オマケ画像

   アキギリが咲いていた近くには、こんな花も咲いていました。


   画像画像




















   オタカラコウ(キク科)は今を盛りと咲いていました。




   画像画像




















   誰もがよく知っているツリフネソウ(左画像)とキツリフネ(右画像)です。




   画像画像




















   ミヤマニガウリ(ウリ科)も随所で真っ白く咲いていました。画像は2枚とも雄花。










   撮影は2009年9月18日 福井県大野市で

   画像はクリックすると大きくなります。

   アキギリの最後の画像はデジカメで撮影。それ以外はすべてケイタイのカメラで撮っています。




   

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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
またもや一番かなヽ(´ー`)ノリターンを押すまで判らない
アキギリの花も面白いが葉の形を始めて見させてもらいました。
ミゾソバの葉を薄く伸ばして鋸歯をつけたような変わった葉ですね。
面白い。(  ̄‥ ̄)

アライグマ
2009/09/27 15:51
みかんさん、こんにちは。

もう何年たつでしょうか。
野山を歩き始めてすぐ、薄暗い山道を走っていると、鮮やかに目に飛び込んできた花。
思わず止まり、車を降りて駆け寄りました。

野草の本でしか見たことがなかったアキギリとの対面は、なんと美しい古代紫色だろうと・・・。

こちらで私が見ているのは、本当に濃い紫と日当たりが少し良いところでは赤紫です。
この季節になると毎年のように会いに行くアキギリをみかんさんのページでも見れて嬉しいです。
さなえ(花の庵)
2009/09/27 16:27
アキギリにしては、何だか青みがかった紫色だなと思って見て行ったら、なるほど、携帯カメラのせいだったんですね。
最後の、デジカメでの1枚を見て、納得。そうです、アキギリはこの色ですよね。

高校のころ、自転車通学の通学路に、キバナアキギリが咲いていた場所があったのですが、もう、ん十年も経ち、道路も拡張されてしまいました。
今でも、その場所に、キバナアキギリがあれば嬉しいのですが、どうなのかなあ…。
ほととぎ
2009/09/27 18:44
アライグマさん おはようございます。
キバナアキギリだって同じような葉の形していますよ。
葉の形や鋸歯は、非常に良く似たオオアキギリとの区別点になります。石川、富山、新潟県には、アキギリに似てより大きくなり、葉の形がちょっと違い、鋸歯の粗いオオアキギリというのがあります。
みかん
2009/09/28 08:31
さなえさん おはようございます。
ワンちゃんとの朝の散歩はもうお済みですか。早朝のひんやりした空気は気持ちが良いですね。とは言え、みかんは普段はネボスケですが。

アキギリのツートンカラーの紫色は、日本の野草では珍しい色かも知れませんね。秋になると紫系の花が多くなりますが、アキギリの紫色はほんとにドキッとさせられます。みかんも関東地方で育ったせいか、大人になるまではキバナアキギリしか見たことがありませんでした。

最近はこの季節がくると、どこかで会いたくなる花のひとつです。
みかん
2009/09/28 08:40
ほととぎさん おはようございます。
みかんはまだ完全にデジカメには切り替えられませんが、最近は改めてデジカメの凄さを実感し、近くの公園で色々とテスト撮影を続けています。

ケイタイはブログ用、私にとってはお遊び、と割り切っているのですが、思うような色が出なかったり、ピンが甘かったりすると、ついついムキになってしまいます。特にアキギリのような素敵な花が、思うように表現できないと、はじめてこの花を見る人に申し訳ないな、と思うわけです。
デジカメは一応仕事用なんですけどね。
みかん
2009/09/28 08:49
みかんさん、お早うございます。
アキギリが今盛りなのですね。私の住む三重県中部の山にもアキギリは咲いていますが、背丈は低いです。
花色はピンクがかった紫で独特の優しい色をしていて毎年楽しみに出かけています。
今年もそろそろ見に行きたいと思っています。
ちなみにキバナアキギリはまだ出会ったことがないので、いつか出会えるのを楽しみにしています。(^^)
アザミの歌
2009/09/28 10:11
アザミの歌さん こんにちは。
アキギリは三重県にもありましたか、みかんは三重県ではまだ見たことがありません。いつかやさしい紫色の三重のものも見て見たいです。
アキギリはそれほど花の色の変異はないと思いますが、オオアキギリやキバナアキギリには本来の花の色とは違ったものが結構あります。今、我が家では植物園からいただいてきた赤い花のキバナアキギリが花盛りです。
みかん
2009/09/28 13:37
みかんさん、度々お邪魔いたします。
赤い花のキバナアキギリがあるのですか。珍しいですねえ。♪
今年はまだ出かけていないのですが、以前に撮ったアキギリの映像を見てみましたところ、花は3センチぐらいで葉の先が尖っていなくて丸みがかっています。
もしかしたらオオアキギリかもしれませんね。
今年チャンスがあれば葉をしっかり写してきたいと思います。(^^)
アザミの歌
2009/09/28 17:08
アキギリも是非見たい花ですが、まだ会うチャンスが無い花です。
見たい花は沢山ありますが、生きているうちにどれくらい見られるか???
やまそだち
2009/09/28 19:19
みかんさん、皆さん、こんばんは。
こちらではキバナアキギリは自宅周辺でも見られますが・・・。薄暗いところで咲いています〜アケボノシュスランも同じところに咲いています。撮るには藪蚊に刺されながら・・・。
アキギリは残念ながら、見られません。素敵な秋の紫色ですね。

かげろう
2009/09/28 19:28
追伸、東京は出雲空港から飛行機で娘と2人で出かけます。
(自宅から、空港までは一応、2時間かけて〜空港内の身障者用に車は置きます)

いつものことながら、最近は診断書持参で乗りますけど・・・・。
30日から出かけて来ます〜マスクも用意して〜なるべく人混みは避けますし、都内ではいつもタクシー利用です。(車椅子も乗せて)
かげろう
2009/09/28 19:49
みかんさん、こんばんは。
山渓の「山に咲く花」で確認しました。アキギリの花の色は赤みのかかった紫色なんですね。
ところで、アキギリとキバナアキギリが一緒に咲いているところに出会ったことはありますか?セキヤノアキチョウジとアキチョウジのように何となく住み分けているような気がするのですが。
(ところで少し前にアップしているやまそだちさん、なんかやまそだちさんらしくないですね。)
人士
2009/09/28 20:46
アキギリはかねてから見てみたい花の一つです。あんがい西中国山地に隔離分布してはいないだろうかとロマンを抱きつつ、野辺歩きに勤しむ昨今です。
今秋はそうした散策でゴマノハグサ、アキノハハコグサ、ミツバフウロ、キセワタなどを見つけることができました。どれも特段珍しいものではありませんが、野辺で不意に出会うと喜び倍増の花々です。いつかアキギリにも会えるといいのですが。
すや
2009/09/28 21:58
みかんさん こんばんは〜
アキギリ初めて見せていただきました
こちら九州で見られるキバナアキギリとは本当に雰囲気が違いますね
鮮やかな青紫色のアキギリは暗い林内でもハッとするほど綺麗ですね
一度見てみたい花になりました
いっしい
2009/09/29 00:26
アザミの歌さん おはようございます。
オオアキギリの可能性は低いと思いますが、葉の形までしっかりと撮影することはとても大事ですね。いつか画像を拝見したいものです。
みかん
2009/09/30 10:24
やまそだちさん おはようございます。
人士さんが言っているように、なんか少し変な感じ、ですよ。植物好きは長生きの人が多いような気がします。アキギリだけではなく、見たいものはこれから先、いくつも見られると思いますよ。
みかん
2009/09/30 10:28
かげろうさんは今日から東京でしたね。
いつもの事ながら、色々と大変のことと思います。インフルエンザだけには充分気をつけてくださいね。東京でお友達にも会えそうですから、また違う楽しみもあるのかな。ところでお米、1等だったそうですね。おめでとうございました。
みかん
2009/09/30 10:32
人士さん おはようございます。
アキギリとキバナアキギリはやはり住み分けをしているようですね。一緒に生えているのは見たことがありません。
今年、シナノアキギリとキバナアキギリが近くに生えているのは見たことがあります。そこでは両種の雑種であるサクキバナアキギリも咲いていました。
みかん
2009/09/30 10:37
すやさん 相変わらずあちこち出歩かれているようですね。
ススキとナガミノツルキケマンの写真ステキですね。すやさんが挙げられている植物達は、やはり珍しいものに含まれると思います。特にアキノハハコグサの画像を見て、思わず、ああ、と言葉がもれてしまいましたよ。また機会を作ってご一緒したいですね。
みかん
2009/09/30 10:42
いっしいさん おはようございます。
アキギリは分布が限られているだけに、なかなか見る機会は少ないと思いますが、山道で見るとほんとにステキな花ですよ。いずれこちらに来られる機会があればご一緒しましょうね。我が家からも時間はかかりますが、日帰りできる範囲内なのですよ。
みかん
2009/09/30 10:47
追伸です。

高校の頃、地元愛知で見たキバナアキギリに、30年ぶりに再会できました!
以前見た場所は、道路の拡張ですっかり形が変わり、影も形もなくなってしまいましたが、そこから200mほど離れた場所に咲いていました。
私のブログに紹介しています。
ほととぎ
2009/10/14 22:09
ほととぎさん こんにちは。

キバナアキギリに出会えてよかったですね。ブログ拝見してきましたよ。
エンシュウハグマを見た翌日、引佐町でもホトトギスが咲いていましたが、やはり終盤でした。それよりも前日観察した蛇紋岩地のミカワマツムシソウより、翌日観察したミカワマツムシソウは見事でしたよ。イズコゴメグサと共に群落になってました。こちらのものはほとんどにマツムシソウと同じような舌状の花びらがありました。ただ小花の数が少ないのでミカワマツムシソウと同種にしていると、ミカワマツムシソウを発表したマグ先生がおっしゃってました。
翌日は別行動でしたが、30年ぶりの再会があったのですから、収穫は大でしたね。
みかん
2009/10/16 16:05

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