みかんの花日記

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zoom RSS ベニバナヤマシャクヤク  鹿が作った異常集団

<<   作成日時 : 2009/06/15 18:45   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 38 / トラックバック 0 / コメント 22

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   ベニバナヤマシャクヤクは北海道、本州、四国、九州と、ほぼ日本全土に分布するが、

   見る機会が少ない花のひとつである。

   山地から深山にかけての落葉樹林下に生えるが、個体数は少ない。

   1〜数本がぽつぽつと生えるのが普通である。

   決して群落を作る植物ではない。




   
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   5月頃に白い花を咲かせるヤマシャクヤクに似るが、ベニバナヤマシャクヤクはその色変わりではない。

   メシベの先端が強く外側に巻くように曲がり、普通、葉の裏に短毛が生えるという特徴がある。

   花期もヤマシャクヤクよりは1ヶ月ほど遅く、花の最盛期は6月である。

   下の画像はメシベの特徴を見てもらうために、花びらの1枚を指で押し下げている。

   黄色い房のように見える部分がオシベである。

   めしべの先端はエンジ色をしている部分で、強く曲がっているのがわかることと思う。(クリックして見てね)

   これがベニバナヤマシャクヤクの何よりの特徴である。




   
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   ベニバナの名があるように、花びらの色は見事な紅色だが、個体差があり、薄いピンクから

   濃い紅色まで変化に富んでいる。

   山の中で出会うと、たった1輪でもドキッとさせられる花である。

   自然の中では出会うことの少ない花だが、偶然に出会えた時の喜びは大きい。

   石灰岩地を好む傾向があり、石灰岩は養分が豊富なせいか、ベニバナヤマシャクヤクが何本も花を咲かせて

   いることがある。だが、それとて10株もまとまって咲いていれば多い方である。




   
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   ところがベバナヤマシャクヤクが何千、何万本という単位で群生している島がある。

   下の画像を見ていただこう。




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   これは山の杉林の中にわずかに開けた場所(左画像)と沢沿いの斜面(右画像)のごくごく一部分を写したも

   のである。この画面を見るだけでもかなりの株数が写っている。

   これは明らかに異常な風景である。

   少し大袈裟な言い方をすると、島全部がベニバナヤマシャクヤクで覆われているほど、その数が多いのであ

   る。少し植物に詳しい人ならば、これは大変なことが起っている、とすぐにわかる。

   オマケにこの島のベニバナヤマシャクヤクの90パーセント以上が、異状な個体なのである。

   花が開かないのである。

   一見すると誰もが喜びそうなこの風景を作ったのは、今何よりも問題にしなければならない鹿である。




   
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   山の中を歩いていると頻繁に野生の鹿を目にする。

   登山道を歩いているだけで、怖いほどよく鹿に出会うのである。鹿の糞がいたる所に落ちている。

   この島は神社関係者の他は、寝泊りして島で暮らす人はほとんどいない。

   いわば無人島に近い島なのである。

   鹿にとっては恐ろしい人間がいないということは、まさに己が天下で自由自在。

   この島には昔から鹿は棲息していた。神の使いとして大切にされていたと記憶している。

   私が初めてこの島を訪ねたのは1972年、今から37年も前の話しだが、当時はこれほど鹿の数は多くは

   なかった。冬季の大量の降雪などによって、鹿は適度に自然から間引かれて、島の大きさに見合った頭数が

   生き残れていたのである。




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   日本からニホンオオカミが絶滅して、天敵がいなくなったことも鹿の繁殖に拍車をかけている。

   それに加えて、近頃の温暖化や猟師の減少などによって、鹿にとってはますます過ごしやすい環境が整った。

   ネズミ算式に、鹿の頭数はあれよあれよという間に増えていったのである。

   当然毎日食料となる草を食べる。冬の食料が少ない時には、木の皮まではがして食べる。

   背に腹は変えられないのである。

   こうして数十年の間に島の多くの植物が食べつくされて、鹿にとっては毒草のベニバナヤマシャクヤクだけが

   異状に繁茂するようになったのである。

   鹿の頭数に比べて、食料となる植物の数が少ないため、鹿が食べる植物にも変化がおきている。

   かつてなら葉に生えているトゲが鋭いので敬遠していたアザミでさえ食べはじめている。

   このまま鹿の頭数が増えていけば、毒草のベニバナヤマシャクヤクでも、そのうちに食べるようになるだろう。

   一部の地域では鹿がヤマシャクヤクの葉を食べている姿が目撃されている。

   鹿の食害問題は北海道のエゾシカに始まり、本州でも尾瀬や日光、丹沢など、あらゆるところで問題になって

   いる。大台ケ原などでも食害を防ぐために樹木の皮をはがされないように、木に金網などを巻いているが、その

   対策とて、後手後手の感をまぬがれない。

   また四国などでも林下の下草がなくなってしまうほどの食害が多発しているし、屋久島にいたっては貴重な

   シダなどが食べつくされて絶滅寸前までに追いやられている。早急に鹿を駆逐しないと、日本の自然は

   かなり危険な状況へと追いやられているのだ。




   
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   上の画像は神社近くの人なれした鹿である。

   ケイタイでもこんなに近くで写せるほど、人間を怖がらない。

   もはや奈良公園や安芸の宮島の鹿のように、人間に飼いならされた鹿のようである。

   問題はその足元の草である。

   まるで芝生のように見える草、これは芝生を植えているわけではない。

   毎日毎日鹿が食べることによって、もはや成長を許されない雑草の姿なのである。

   

   同様に山の中では、ベニバナヤマシャクばかりが食べ残されて大群落となっている。

   シダの中では、ベニバナヤマシャクヤク同様に鹿にとっては有毒のワラビばかりが大繁殖している。

   この島の植生は極めて貧弱である。

   鹿が食べない植物ばかりが残されているのである。




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   ベニバナヤマシャクヤクの季節に、今を盛りと咲いているエゴノキの大木である。

   これほどの大木に育つエゴノキは珍しい。

   この島のかつての植生を伺い知ることができるのは、食害をまぬがれて育つ森の樹木である。

   神域として大切に守られてきたせいもあるのだろう。

   森の樹木はなかなか豊かである。

   山の中で、原因は不明だが、枯れてしまったクロマツの大木に出会った。

   マツノザイセンチュウにでもやられてしまったのだろうか、おそらく樹齢は数百年を越す見事な大木だった。




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   話しを島のベニバナヤマシャクヤクに戻そう。

   この島の異常集団のベニバナヤマシャクは、花が綺麗に開かない。

   いわばつぼみの状態のまま散ってしまうのである。

   ところが果実はきちんと稔る。

   栄養繁殖でも増えているが、明らかな実生個体も多いのである。

   これはいったいどういうことなのか。

   ベニバナヤマシャクヤクは虫媒花である。

   虫によって受粉される花である。つぼんだままの花に虫は訪れることができない。




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   上の画像はこの島のベニバナヤマシャクヤクの最盛期の姿である。

   花は普通なら先端が開き、中のオシベやメシベが見える状態になる。

   だが、この島のベニバナヤマシャクヤクは、その99パーセントが花を開いていなかった。

   もっと正確に言うならば、この日、海岸から山の中まで歩き、花が開いていた株はたった1株だけ

   冒頭に掲げた4枚の画像(これは同一株)だけだったのである。

   花が開かないことと、実生繁殖の因果関係がつかめないまま、午後遅くになって

   ある花がその原因を教えてくれた。




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   上の左画像の花の中から、マルハナバチが出てきたのである。

   花びらの下の方に隙間があるが、そこから、まるでこじ開けるようにしてマルハナバチが現れたのである。

   足には黄色い花粉団子をつけて・・・・

   花が開いていなくてもマルハナバチはちゃんと美味しい花粉がある場所を知っていたのだ。

   近くの花々を見て回ると、右画像の花のようにマルハナバチが花の中で動き回った形跡のある花がいくつも

   見つかった。穴のあいている場所の花びらを良く見ると、マルハナバチがかじって穴を開けているらしい痕跡

   がある。どうやらこの島のベニバナヤマシャクヤクは特定のマルハナバチと契約を結んでいるらしい。

   わずか数例の観察結果に過ぎないが、島嶼で良く見られるような、特定の花と虫の関係が、

   この島でもすでに出来上がっているらしい。

   確実に受粉してくれる相手がいれば、花は何も開く必要はないのである。それどころか、花粉を他の虫に

   タダで持っていかれるリスクも少ないから、花にとっては誠に好都合なのである。

   そう考えると、この島のベニバナヤマシャクヤクは、すでに一段と進化した特殊な集団になっているのかも

   知れない。




   
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   ベニバナヤマシャクヤクが咲き続く中に、白い花があった。

   これはヤマシャクヤクではなく、ベニバナヤマシャクヤクの白花である。

   たくさんの実生から育つ中には、このように劣性遺伝によって白花が出ることは良くあるのである。

   それにしてもこの島はベニバナヤマシャクヤクが多い。

   最近は花の名所として知られるようになり、ネット上でもここの画像が見られるようになってきた。

   確かにベニバナヤマシャクヤクには違いないのだが

   この島のものは、あくまでも特殊な集団であることを警告しておきたい。




















   撮影はケイタイで行っていますが、一部にデジカメで撮影したものが含まれています。

   画像はクリックすると大きくなります。細部を見たい時などにはクリックしてください。

   撮影は2008年6月12日 宮城県のある島で。多くの人が訪れることを懸念して、
   島の名前は伏せておきます。

   長文を最後まで読んでいただいてありがとうございます。今回は花そのものよりも
   深刻化している鹿の食害について、より多くの人に知ってもらいたいと思い、この
   ような流れとなりました。

   鹿の食害については今後も取り上げていきたいと考えています。

   




   
   

   

   




   





   

   

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コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
みかんさん、おはようございます。

ベニバナヤマシャクヤクの記事を、サスペンスドラマを読むような感じで興味深く拝見しております。

まず、ヤマシャクヤクの赤色がベニバナヤマシャクヤクでない・・・知りませんでした。

6月に咲くはずのこの花が、今年は3年ぶりで開花したのですが5月の20日開花でした。なんとも早いです。
一番上の画像のようにきちんと開いています。

毒性のあるものだけが、鹿の食害にあわず残る。
厳しい現状ですねぇ。近い将来ベニバナヤマシャクヤクも消えるのかしら?

私が野歩きを始めた9年ほど前は、お隣の兵庫には鹿をよく見ましたが、こちらで見かけることはありませんでした。
でもここ数年、花壇の少し奥の林道をたどれば、とてもよく見かけるようになりました。
その為に奥の畑は囲いなどの重装備がしてあり、かってののどかな田風景が見られなくなっています。

動きます山も毒性の有るワラビが繁茂し始めています。

いろいろありがとうございます。連絡を取りながら直し中です。
これからもよろしくお願いいたします。
さなえ(花の庵)
2009/06/16 07:04
ベニバナヤマシャクヤクは見た事が無いので、この島に行きたいと思ってますが、花期が短く、タイミングが難しいですね。
でも、数が多いから少し長く見られるでしょうか。

鹿の食害は各地で問題になっているのに、対策は一向にたてられていませんね。

先日行った、尾瀬でもミツガシワはひどい状態でした。ニッコウキスゲも花芽を食べられますので今年のニコウキスゲもどうなることやら。

やまそだち
2009/06/16 08:43
さなえさん こんにちは。
ベニバナヤマシャクヤクの開花が5月20日というのは、決して早すぎるわけではありません。その頃から咲き始めるのです。さなえさんの魔法のようなお花畑、一度は拝見したいものです。
それにしても全国各地に広がる鹿の食害は困ったものです。いつも後手にまわる対策に歯ぎしりする思いです。
みかん
2009/06/16 14:14
やまそだちさん こんにちは。
鹿の食害問題はかなり深刻なのに、前向きに取り組んでいる所は少ないようです。少ない予算で取り組む自治体の対応では、もはやどうにもならない事態です。環境省なども部分的には取り組んでいますが、鹿除けのネットをどこに張ろうか、などというお粗末なものです。国レベルで大がかりな対策を講じないと、とんでもない事態なのに、ほんとに困ったものです。
鹿を駆逐するいちばんの対策は、猟をすることなのですが、猟師不足に加えて
動物愛護団体などの、かわいそう、などという愚かな感情論にも左右されて、なかなかうまく行かないようです。北海道の一部では食肉加工工場なども出来ていますが、細々とした家内工場のようなもので、まだまだ焼け石に水状態なのです。自分達人間が飢えないと、鹿の食害の大変さに気がつかない人間て、
いったい何なのでしょうね。
鹿の食害は、人間の生活にも影響する重要なことなのに、たまにマスコミが取り上げる程度です。
みかん
2009/06/16 14:34
今日は ヽ(´ー`)ノ
鹿の問題はかなり深刻ですね。
温暖化が鹿の増加に拍車をかけていると・・・
TVで取り上げていたのは
鹿は積雪が30cmを超えると動きが取れなくなりその場で餓死をするので今までは適度に間引きがおこなわれてきた。
また、高山には雪によって阻まれて被害が及ぶことも無かった。
しかし、今は積雪が極端に少なくなったので鹿が間引かれなくなり、しかも高山にも移動可能になったので日本アルプスなどの花畑が消滅し始めている。
更にその年の鹿の捕獲枠を増やしても猟師が高齢で捕獲枠に達することが不可能になっている。
とやっていましたね。
小笠原でしたか鹿ではなくヤギで同じことが起こっていたような。
ヽ(´ー`)ノ 可哀想で左右されていたら鹿だけでなく他の動植物が全滅して最後といわず人間も・・・・
って、人間を減らさなくては・・・・・・σ(^^;)は減らされたくない。(>д<)
アライグマ
2009/06/16 16:11
アライグマさん 今晩は。
動物の食害は今や脅威となっているのに、一向に対策が進まずにイライラします。人間が持ち込んで、人間の勝手で増えすぎた小笠原のヤギ問題を筆頭に、人間の直接の関与はないものの、野生鹿のどうにも止まらない大繁殖。南アルプスなどではお花畑が消滅しています。カモシカの棲息圏内を今は鹿が我が物顔です。温暖化ももちろん影響しているのですが、鹿が食べ物を求めて高山に
まで登るようになった、というのが現実です。それだけ植物が食べ尽くされて
いるのです。

美しい花を眺めるだけでなく、そこから見えてくる厳しい現実を多くの人に知って欲しいですね。
みかん
2009/06/16 21:49
みかんさん、皆さん、こんばんは。
鹿は本当に困りものですね〜県内では出雲地方に多くいますし、時々国道を走って問題になります。
又出雲部の某山ではマダニに注意です〜鹿が原因らしいです。
でもこちらの方面でも鹿が移動しているそうです(郡内)

かげろうも今年も又、マダニに刺されて・・・・。(@_@;)(;一_一)
みかんさんは刺されないのですか??
かげろう
2009/06/17 19:36
かげろうさん 今晩は。
ダニに刺される程度なら笑っていられるのですが、鹿の食害というのは、そんなちっぽけのレベルではないのですよ。早急に対策しないと、日本の自然は蝕まれる一方なのです。ひいては我々人間の生活にも影響が出かねない大問題なのです。個人のブログと言えど、警報を発し続けたいと思っています。
みかん
2009/06/17 19:58
みかんさん、こんばんわ。
この「ベニバナヤマシャクヤク 鹿が作った異常集団」はびっくりしました。ヤマシャクヤクの大集団は昔々四国で見たことがありますが、ベニバナヤマシャクヤクは見ることさえ稀なのに、この写真の状態にはほんとにびっくりです。
しかも、その原因が鹿とは! 日光や尾瀬や至るところで増えた鹿の食害が問題になっていますが、その鹿がこんなことまでやってしまうのですね。ベニバナヤマシャクヤクの花園を作る、笑ってはいけませんが、開いた口がふさがらない、ですね。ワラビは有名ですがベニバナヤマシャクヤクも毒とは知りませんでした。

それと花が開かない、これにもびっくりです。器用な?マルハナバチがいるから花を開く必要がない、でも僅かにいる昔かたぎの株は先祖がやっていたとおり花を開く。田中肇さんもびっくり、ですね。でもこのベニバナヤマシャクヤクとマルハナバチのこの関係ができあがるまで何年くらいかかるものなのでしょうね。




人士
2009/06/18 20:37
人士さん 今晩は。
ヤマシャクヤクなら100株くらいの群落は珍しくないですが、特に四国ではごく普通に見かけます。ベニバナヤマシャクも岡山県の石灰岩地などでは、ある程度の群落になっていますが、これほどの群落は異常です。
群落状態よりも、むしろ花が開かないことの方がビックリです。長い年月の間に、島と言う小さな世界の中で、マルハナバチとの共進化が起こったのではないかと推察しています。桟橋の土産物屋さんは、この島のベニバナヤマシャクヤクは開かない、ということを認識していました。
この記事を書くにあたり、田中肇先生に受粉のことを色々お聞きしました。先生は花の形からポリネーターはマルハナバチの類であろう、と即座に答えました。私は現地でそれを目の当たりにしていただけに、さすが専門家、と脱帽した次第です。
みかん
2009/06/18 23:11
みかんさん、こんにちは。
ベニバナヤマシャクヤクの美しい花で始まったと思ったら、深刻な鹿の食害の話につながるとは・・・衝撃的でした。
日光、丹沢、南アルプスなど、局地的には食害が相当深刻だと見聞きしていましたが、日本全国に広がっているとは、事の重大さをあらためて認識したしだいです。
地元丹沢などは、たいていの山が鹿避けの柵だらけで、風情をそがれる光景ですが、それでも効果があるのだとしたら仕方が無いですね。
(うがった見方かもしれませんが)花開かないベニバナヤマシャクヤクは、ライバルとなる他の植物が無くなってマルハナバチを独占できるので、開いてアピールする必要が無くなったのでは・・・なんて思ってしまいました。
nekoppana
2009/06/19 01:38
nekoppanaさん こんにちは。
植物と昆虫との受粉関係を考える場合、植物が昆虫を利用していることが多いようです。美味しい蜜や花粉を提供したり、匂いで虫を呼んだり、花が擬態してみたり、植物の世界は摩訶不思議なことだらけです。わかっている部分はほんの少しの部分にすぎませんが。
花が開かないベニバナヤマシャクヤクとマルハナバチの関係は、いつそのようなことになったのかは定かではありませんが、花を開く必要がないからそうなったのであって、あながちうがった考え方であるとは思いません。
みかん
2009/06/19 14:39
こんばんは。
今日は拙い私のブログへご訪問下さり、尚も気持玉まで頂戴しまして有難うございました。
初めてお邪魔させて頂きましたが、まずブログトップの「レウム・ノビレ」の写真にびっくり。まさかブログでこんな珍しい高山植物を拝見できるなどとは思っていませんでしたから。
私も海外の山にも何度か行く機会もありましたが、ヒマラヤでも西の端ばっかりで、この花は是非見たいと思っていた花の一つです。しかし残念なことにまだ直に見たことがなかったから尚のことです。少し興奮した次第です。
「ベニバナヤマシャクヤク」の記事も、とても興味深く拝見しました。有難うございます。
また、お伺いさせて頂きたく思います。どうぞ宜しくお願いします。
庵主
2009/06/20 22:06
庵主さん ようこそお越しくださいました。
歓迎します。レウム・ノビレの記事は、このブログの最初の方に載せていますので、どうぞご覧ください。今月の末からまた東チベットに出掛けてきます。
7月のはじめですから、レウム・ノビレはまだキャベツ状態であまり伸びてはいないと思いますが。帰りましたら報告しますね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
みかん
2009/06/21 09:52
みかんさん こんばんは、
春先のハイキングコースで鮮やかな緑色のバイケイソウの群落を見るたびに、毒草しか残らない鹿の食害の状況について考えさせられるのですが、仙丈ヶ岳を群れて走っている映像をみたり、南アルプス南部の花畑が食べられてしまったという話を聞くにつけ、待ったなしの問題だと感じています。
おいしく安全に鹿肉を食べられる環境ができるようならば、猟師も増えていくかもしれないのですが、野生の鹿の肉は流通が難しいのでしょうか?

ridge_line
2009/06/24 00:12
ridge_lineさん おはようございます。
鹿肉を安く流通させるシステムづくりを早急に組み立てなければ、今後もあまり変わらないような気がします。
北海道の一部では稼動はしているものの、家内工業的な規模の小さいものです。野生の鹿だけが対象ですと、かなり難しいことかも知れません。将来的な量産体制のためには、豚や鶏などと同じように飼育を視野に入れなければならないと思いますが、とりあえずは今増えすぎて困っている鹿対策として、駆逐するための猟師の確保が先決ですね。資格のある免許保持者は多いのですから
猟友会などに多いに活躍して欲しいものです。
みかん
2009/06/26 09:42
こんにちは、みかんさん。お久しぶりです。
ベニバナヤマシャクヤクの集団にびっくりしました。
花は咲かないし、シカはたくさん居るし…すごい島だなと思いました。
しかも、雑草も学校の芝生よりもきれいに食べつくしているなんて、大変だなと思っています。
あと、ヤマシャクヤクのようなベニバナヤマシャクヤクの白花にも驚かされました。
学校の周りにはアカツメクサがたくさん生えていて、白っぽい花もよく見かけますが、島で白花が見つかるなんてすごいな〜とも思いました。
さて、話は変わりますが、8月1日の武豊町壱町田湿地の観察会に合わせて、名古屋に行くことになりました。
食虫植物をたくさん撮れたらな〜と思っています。
ミゾコウジュ
2009/06/27 13:48
ミゾコウジュさん こんにちは。
壱町田湿地の開放日が今年は8月1日なのですね。普段は鍵がかけられていて見ることができませんから、観察会充分楽しんできてくださいね。係りの方が説明してくれると思いますが、必見はヒメミミカキグサです。あまりの小ささにビックリするかも知れませんね。
小さな湿地ですが、知多半島の昔の雰囲気が残された貴重な場所です。ミゾコウジュさんのおじいさんにも会われることと思いますが、おじいさんの若い頃は、今とどんな風に変わっていたのか、聞くことも大事かも知れません。年に数回のチャンスですから、壱町田湿地をしっかりと見てきてください。
みかん
2009/06/28 10:11
ベニバナヤマシャクヤクの特徴がよく分かりました。
白花も同じ特徴でいいのでしょうか。
ヤマシャクヤクとは別物と思っていましたが、どこが違う?と言われれば答えられませんでした。
白がベニバナのほうがより白くて、花期が遅いくらい?

この島の鹿や猿とは共生して行くしかありませんね。
食害による植物の変化は研究の面白さがあるのではないでしょうか。
アザミやタラノキのトゲの鋭さ、ガマズミの葉の小ささ、ニリンソウも違う種と勘違いするくらい変化していました。
ここのベニバナヤマシャクヤクが盗掘から免れてきたのは、ひとつには港が一ヶ所だけ、ということもあるでしょうね。
なお、エゴノキはこちらでは相当な大木になります。
aoikesi
2009/07/13 19:11
aoikesiさん おはようございます。
今回のブログはaoikesiさんの所を訪問していて、これは書いておかなければ、と思い、急に思い立って昨年の画像で急遽作ったものなのですよ。この島はある意味非常に特殊で、すでに研究テーマにしている学者がいます。
私は久し振りの訪問だったのですが、あまりの変わりようにちょっとビックリしました。
みかん
2009/07/14 07:38
こんにちは、ベニシャクの山、凄いですね。以前の記事にすみませんです。
実は丹沢山地でも野生鹿の被害は大変です。ヤマビルも大変ですが。
これまでも山で派手なベニヤマシャクを見つけると毎年出かけて心
癒されて居りました。多くて数株ですからね。
最近は山人生も終りにしましたが、ふと何年かぶりで深山に入って
とんでもない光景に動けませんでした。ベニバナヤマシャクヤクの
群生地を発見しました。これも野鹿の精でしょうか。
丹沢もヤマシャクヤクとビニバナヤマシャクで一杯になってくれれ
ばと願って居ります。
http://blogs.yahoo.co.jp/climate636/36004545.html
丹沢の鹿
2015/05/31 08:39
みかんさんこんにちは
美ヶ原の東斜面に位置する我が家の敷地に7本のベニバナシャクヤクがあります。毎晩現れる30頭もの鹿の集団から被害を防ぐのは容易ではありませんでしたが、柵で囲って事なきを得ました。食害にあった柵の外にはダケブキとキオン、ワラビ位しかありませんが13年前に作った柵の内側には沢山の山野草が以前の状態のまま生い茂っています。県の環境課に連絡しても指定植物などと法律を作るだけでやる気がなく結局自分たちで貴重な自然を護るしかなさそうです。発芽に2年、開花に5年かかるベニバナヤマシャクヤクや10年かかるエンレイソウを絶滅させたくないです。
le ciel
2016/06/09 16:25

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ベニバナヤマシャクヤク  鹿が作った異常集団 みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
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