みかんの花日記

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zoom RSS 植物似たもの同士13  キランソウとタチキランソウ(上級者向け)

<<   作成日時 : 2009/05/03 15:31   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 31 / トラックバック 0 / コメント 24

画像画像

















   




   上の2枚の画像を見て、キランソウとタチキランソウを即座に同定できれば、あなたはベテラン

   このブログを見る必要はありません。

   どちらも同じように見えてしまう、あなたが対象となります。

   あえて上級向き、としましたが、初心者のあなただって、すぐ見分けられるコツを伝授します。

   ポイントさえ覚えてしまえば、実に簡単なことなのですよ。



   花の名前を知りたい、と思うのはどんな時ですか?

   それは美しい花に出会った時や、目の前に咲いている花があった時ではないですか。

   名前を覚えることは親しくなる第一歩です。

   植物によっては果実が熟すのを待って、その種子を調べないと正しい名前がわからないものもあります。

   そんな難しいことは植物学者にまかせておきましょう。

   花好きは、花が咲いている時に、なんという名前なのか知りたいのですよね。



   そこでみかんがオススメするのがワンポイントレッスンなのです。

   いろいろ覚える必要はありません。

   違うポイントをたったひとつ覚えるだけで良いのです。



   画像画像























   キランソウとタチキランソウを見分ける場合

   1輪の花を見てください。

   思い切り花に顔を近づけて、ひとつの花を見ます。

   地面に張りついているような花ですから、腰をかがめて、あるいは地面に座って1輪の花を見てください。



   画像画像

























   見るポイントは矢印の部分です。

   植物用語では上唇(じょうしん)と言います。

   この部分がキランソウ(左画像)ではほとんど目立ちません。

   タチキランソウ(右画像)には、はっきりととがった花びらがあります。

   上唇が長いか短いか、が決めてなのです。

   咲いている花に出会ったら、ここを見るだけで、すぐにキランソウかタチキランソウかわかります。

   他にも違う点は色々ありますが、ともかく確実に違うポイントをひとつだけ覚える。

   これが同定への近道なのです。

   念のために、さらに花のアップを。



   画像画像























   もう矢印がなくてもわかりますよね。

   左がキランソウ、右がタチキランソウです。

   キランソウは別名ジゴクノカマノフタとも言う薬草です。本州、四国、九州に分布し、日当たりの良い路傍から

   山道まで、いたるところに生えるので、春先には良く見ることができます。

   一方、タチキランソウは本州の関東地方から東海地方にかけての、わりと狭い範囲に分布します。

   山地の落葉樹林下などに生えますが、あまり多いものではありません。

   東海地方では両方が隣りあって生えていることもあります。




   キランソウもタチキランソウもシソ科キランソウ属ですが、キランソウ属というのはちょっと節操のないグループ

   で、隣りあって生えていると、すぐに交雑してしまいます。

   キランソウとジュウニヒトエ、キランソウとニシキゴロモなど、これ何、というような中間的なものも

   良く見かけます。

   また、花の色も紫色が標準ですが、ピンクや白など、色々なタイプのものが見られます。

   季節はまさにゴールデンウィーク、山地には両方の花が咲いていることでしょう。



   画像画像



























   画像はいずれも左がキランソウ。 右がタチキランソウです。

   クリックすると画像が大きくなります。

   撮影はキランソウが2009年4月10日 愛知県武豊町で 
   タチキランソウは2009年4月23日と2008年5月8日 愛知県稲武町と愛知県設楽町で。

   

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コメント(24件)

内 容 ニックネーム/日時
タチキランソウはキランソウのように見えるけど上唇がニシキゴロモのように2枚でウサギのようになっていると覚えればいいのかな。
(^▽^*)
アライグマ
2009/05/03 16:29
アライグマさん 今晩は。
お母様の具合はいかがですか。看病は大変なことと思いますが頑張って、時に野草に目を向けるアライグマさんのことですから、心の余裕は失わないと思いますが。
タチキランソウの上唇はニシキゴロモの花の形に似ていますが、もっととんがって見えますよ。とがっていればタチキランソウと覚えても良いですね。
みかん
2009/05/03 19:49
みかんさん今晩はヽ(´ー`)ノ お見舞いの言葉有難うございます。
何とか生きています。この3日くらいお袋の状態は良いようです。
でも、この病気は一進一退で上下が激しいので油断は出来ません。
4月だけで3kgのダイエットになりました。(o_ _)o 〜〜〜
タチキランソウはまだ見たことがありません。
\(‥\ ) (/‥)/いつか見て見たいと思います。
アライグマ
2009/05/03 21:14
みかんさん、はじめまして。時々、お邪魔しています。とても勉強になります。
タチキランソウというのは知りませんでした。今度、キランソウを見た時に、気をつけて観察したいと思います。
ところで、上のお写真を較べると、しべの付き方も違うように見えました。タチキランソウの方が中心にまとまって突き出るような・・・。これは単に写真の花がそう見えただけでしょうか?
Iris
2009/05/03 22:53
おはようございます。
4/10、愛知県北部で悩ましいキランソウ属に出合いました。
上唇はタチキランソウですが、葉はニシキゴロモのようでもあります。
赤褐色の葉脈も気になります。
雑種も考えましたが、この場所には他のキランソウ属はありませんでした。
メールで画像を送信しておきます。
上州花狂い
2009/05/04 07:17
みかんさん、おはようございます。
GWは田植え前の準備で忙しく・・・どこにも出かけられませんが、今度、キランソウは良く観察してみます。

それより、又悩ましいことが。自宅前のネコノメソウの仲間が・・。先日、広島から、知人と一緒に来られて、この1年?猫の目の仲間を探しておられる方とか、岩がチシマの中に陸奥だとか??

別のところにあるのなら、良いのですが、自宅前のものが名前がはっきりしないと、悩ましくなります。
お早うございます。
2009/05/04 09:17
みかんさん、ごめんなさい。
疲れて・・・名前のところがあいさつ文になりました。m(__)m
かげろう
2009/05/04 09:19
Irisさん ようこそお越しくださいました。
コメントありがとうございます。タチキランソウは分布が限られている上に、個体数がキランソウほど多くないので、見る機会は少ないかも知れませんね。
花の構造はどちらも同じなので、タチキランソウだけが変わっているわけではありません。画像は葯が開いて黄色い花粉が出ているので目立ちますが、これは花のステージの違いですね。
どうぞまた遊びに来てください。
みかん
2009/05/05 09:41
上州花狂いさん おはようございます。
相変わらず精力的に行動していますね。画像拝見しました。
おっしゃるようにこれはタチキランソウとニシキゴロモの雑種だと思います。公式には初記録かも知れませんよ。すぐ近くに両親がいなくてもキランソウ属の交雑は普通にあることなのです。葉の葉脈や赤斑、それに葉の形は完全にニシキゴロモの血を引いています。上唇がタチキランソウと違いねじれ気味になっているのも面白いですね。
貴重なものを見せていただき、ありがとうございました。
みかん
2009/05/05 09:52
かげろうさん おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。少しお疲れのご様子ですね。
これからは田植えの準備等さらに多忙になることと思います。無理はなさいませんように。
ネコノメソウの件ですが、何が言いたいのか意味がわかりかねますが?
みかん
2009/05/05 10:02
みかんさん、こんにちは!

タチキランソウはまだ見たことがありません。
実は昨年4月高尾で、立ち上がったキランソウを見つけたので“もしかしてあれがタチキランソウ?”かと考え画像を確認しましたがウサギさんの耳はありませんでした。ジュウニキランソウなどの雑種もあるようですね?
また宿題が残ってしまいました(^^ゞ

GW前半の佐渡は白から紫まで色とりどりのニシキゴロモがたくさん咲いていました。
fu-co
2009/05/05 17:11
fu-coさん 今晩は。
佐渡にはニシキゴロモが多いですね。特に白花の株もごくごく普通に生えています。4月から5月にかけての佐渡は百花繚乱、楽しめたのではないですか。
今年の春は佐渡にも東北にも行くことができませんでした。カタクリやキクザキイチゲの群落を見ない春は、私にとっては珍しいことです。
これから少し高い山に行けば、カタクリもキクザキイチゲもまだまだ見ることは可能ですが、はたして、と言ったところです。
来年のカレンダーの準備に色々追われています。今年は初めて手がける野の花カレンダーもあるので、写真選びに迷っています。
みかん
2009/05/05 19:50
みかんさん、こんばんは。

非常に良くわかるキランソウ、タチキランソウの説明ありがとうございます。

思わず昨日撮ったばかりの画像を見直しました(笑)
分布域でないのもありますが、キランソウでした。

自分のフィールドばかり動いていますので、タチキランソウはまだ見たことがありません。
さなえ(花の庵)
2009/05/05 21:00
こんばんは。
キランソウに区別があるなんて初めて知りました。今まで写して来たキランソウをチェックしなきゃ!
似た花と言えば、このGWでニガナの仲間を幾つか見てきました。
ぽんぽこ
2009/05/05 21:17
さなえさん おはようございます。
こちらは昨日今日とあいにく雨が降っています。これで一気に初夏の花へと変わりそうです。
我が家の庭も花盛りです。超珍品の貴重な植物から、ごくごく普通の園芸種まで、気になっている植物の植え替えがまだ済んでいません。今はバラの類が花盛り、ピース、ホワイトクリスマス、クリスチャンディオールなどの代表的なバラからナニワイバラやカカヤンバラなどのお気に入り、はてはイタリアから種子を取ってきて蒔いた白い一重のバラなど、とても賑やかです。全部鉢植えですが。
みかん
2009/05/06 11:24
ぽんぽこさん お久し振りです。
九州にはキランソウしかありませんから、間違うことは先ずないと思います。
ニガナの仲間は変異が色々あって、様々な場所に適応していますから、ちょっと厄介なものも多いですね。今年はノニガナを徹底して写しました。
みかん
2009/05/06 11:30
みかんさん、こんばんは!
連休が終わり、明日からまた(花探しの合間に)仕事になります(・・?
タチキランソウ、初めて知りました。ありがとうございます。
さっそくアルバムを探しましたら、2004/5/9の画像にそれらしきものがありました。
多少耳が小さいようにも思えますが、東京檜原の笹尾根にもありますでしょうか。
いずれにしても、偶然撮っていただけなので、次はしっかり観察することにします。
この春も、各地でずいぶん素通りしています。惜しいことをしました。
t-yam1
2009/05/06 22:40
t-yam1さん おはようございます。
笹尾根は随分昔に歩いたきりで、最近は行っていないので良くわかりませんが、タチキランソウの分布域ではあります。キランソウより立ち上がり気味になること、白い毛がびっしりと生えることなど、外見も微妙に違います。耳が立っているとすればタチキランソウの可能性は高いですね。
みかん
2009/05/07 12:10
はじめまして。気持ち玉、ありがとうございました。
何度かお邪魔させてもらっていました。
キランソウにはあちこちで出あっていたのですが、こんな違いがあるなんて知りませんでした。またまた勉強になりました。
私も以前見つけた花がどっちだったか、見直してみなくてはいけませんね。ありがとうございました。
おばブー
2009/05/11 16:26
おばブーさん ようこそお越しくださいました。
とてもユニークなハンドル名なので、どなたかの所で一度で名前を覚えました。ここは花好きな皆さんが自由に書き込みができるような場になればいいな、と思いながらブログを作っています。
植物へのアプローチは人さまざまですが、初心者も中級者も、上級者も、誰もがもっと気軽に書き込みをしてくれると嬉しいのですが。どうぞまた遊びに来てくださいネ。書き込みは特に大歓迎です。
みかん
2009/05/11 17:26
と、単純に判断が出来れば良いのですが、キランソウの仲間はそう単純でも無い様ですね。

タチキランソウは関東ー東海に限って分布などとする紹介が多いですが、北陸でも分布の報告が有り、北陸では上唇がタチキランソウと似た、ニシキゴロモが有り、それらの交配種が有りますからね。

始めまして、よろしくお願いします。
tonami
2009/05/12 08:11
tonamiさん ようこそお越しくださいました。
北陸にタチキランソウが分布する、と言うのは初めて聞きました。是非とも画像を拝見したいものです。北陸のどのあたりで見られるのでしょうか。差し支えなければ教えていただけますか。
キランソウ属は交雑種がたくさんありますが、タチキランソウはかなり個性がハッキリしていて、交雑種とは明らかに区別できます。
みかん
2009/05/12 22:40
タチキランソウ 能登 で検索してみてください、自然解説者の観察の様なので、角度が高いのではないかと考えています。
tonam
2009/05/13 05:48
tonamiさん ありがとうございました。
拝見しましたが記録だけですね。画像はもちろん、本文にも植物名がないので
おおいに?です。能登には友人もおりますので、来年にでも詳しく調べてみます。思いたって本日タチキランソウで検索し、20件ほどネットの画像を見ましたら、半分ほどが間違っていました。ただのキランソウをタチキランソウと勘違いしていたり、ニシキゴロモの画像が載っていたり、まさにネットの世界は玉石混交です。素直に信じるととんでもないことになります。
みかん
2009/05/14 00:38

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