みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2009/04/14 15:48   >>

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   ゲンゲともレンゲソウともいう。

   中国原産の2年草だが、日本への渡来は古く室町時代にはすでに栽培されていた。

   水田の緑肥として栽培され、稲作地帯では春に一面のレンゲ畑が広がった。

   それはさながら紫色の雲がたなびくさまにも似ていたので、レンゲの漢字に紫雲英の字を当てる。

   レンゲという名前は、仏様の座る台座、ハスの花に似ているところからの命名である。

   漢字で書けば蓮華である。

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   かつての日本ならば、4月になればどこに行っても一面のレンゲ畑を見ることができた。

   一面に咲くレンゲのお花畑を追いかけるようにして、養蜂業者は巣箱を車に積んで、南から北へと移動して

   レンゲの花からとれる蜂蜜を集めた。

   レンゲは水田の緑肥となるほか、ハチミツ源としても重要な花だったのである。

   ところが現在、栽培されるレンゲ畑は極めて少なくなった。

   米作りにこだわる農家が細々とレンゲの種を蒔く程度なので、どこもかしこもの水田がピンクの絨毯

   といった風景は見られなくなった。

   春の風物詩ともいえるレンゲ畑の減少は、なんだか寂しい。

   
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   上の画像は種が蒔かれた水田のレンゲである。

   筋のようになって、まるで花壇のようでもある。昔の水田は、自然にこぼれた種が生きていて、水田全体が

   ピンク色になった。それこそ足の踏み場がないほど群生していたのである。

   時にそんな見事な風景にぶつかることもある。

   ところが、その多くは観光宣伝のために蒔かれたものであることが多い。自然のこぼれ種から咲いたレンゲは

   水田の端などで細々と生きている。

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   メダカがスイスイと泳いでいるような、細い流れの側などで、黄色いタガラシや白いタネツケバナの花などと

   一緒になって、日本の原風景を思い出させるように咲いている。

   日本在来の花ではないが、現代を生きる人々にとっては、もはやレンゲは日本の原風景でもある。

   里山の荒廃が叫ばれて久しいが、耕運機も入らないような小さな水田で、高齢の農家の人たちの手によって

   水田はそれでもしっかり生きている。

   そんな場所にこそレンゲはふさわしいのかも知れない。

   
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   近くの雑木山にはヤマザクラが満開になって、田の畦にはレンゲの花が満開。

   ミツバチの羽音がぶんぶんとうるさいほど聞こえる。

   のどかな日本の春の風景である。

   田起こしがはじまる前のほんのひととき、水田はあらゆる花のお花畑となる。

   
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   レンゲの花は実に端正な形をしている。

   花を真上から見ることは少ないと思うが、真上から眺めて見ると、なるほど仏様が座れそうな雰囲気である。

   レンゲは茎の先に10個前後の花を輪生させ、横向きに咲くので、真上から見ると上の左画像のように見える

   のである。

   花の構造はマメ科独特のもので、上にぴんと立った旗弁は昆虫に餌のありかを教えている。

   オシベとメシベは下の花の中に隠れていて、外からは見えない。

   受粉に役立つミツバチなどのハナバチ類が花にとまると、オシベとメシベが下から顔を出し、昆虫の腹に花粉

   を付ける。次から次へと花を訪ねる昆虫によって受粉が成り立っているのである。

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   上の画像はミツバチが花にとまって蜜を吸う瞬間をとらえようと何度か挑戦したものである。

   ケイタイはシャッターを押した瞬間と実際の画像にタイムラグがあるために、何度挑戦してみてもうまく行かな

   かった。左側にミツバチの顔がわずかに写っているのがわかるだろうか。(クリックして見てね)

   これは右側のレンゲの花の蜜を吸って、花から離れた瞬間である。

   実際には蜜を吸っている時にシャッターを押したのだが、この辺が一眼との違いである。

   右側のレンゲの花を見ると、オシベとメシベが飛び出している。

   これはミツバチが花にとまって花を押し下げたためで、蜜を吸った花はオシベとメシベが飛び出している。

   レンゲの花にはよく蝶もとまって蜜を吸っているが、蝶のように口吻の長い昆虫では受粉の役には立たない。

   蝶々とレンゲの花は絵になる構図ではあるが、レンゲは蜜をタダ飲みされているようなもので、ありがたくない

   存在なのである。

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   レンゲの花の色はピンクである。いや、紅紫色と表現した方が正確かも知れない。

   ピンクや紫色の花には必ずと言ってよいほど白花が出る。

   白花が出る確率は低いが、レンゲの場合は割りとよく見かける。

   一面のピンクの絨毯の中に、純白の白花が混じると、ドキッとする。

   清楚な白花もよいものである。

   地域にもよるが、わが里山は今、レンゲの花が花盛りである。

   お気に入りのいつもの里山で、のんびりレンゲの花と戯れるのは楽しい。

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   画像はクリックすると大きくなります。

   みかんのお気に入りの里山です。大きな画面で楽しんでくださいね。

   撮影は2009年4月6日愛知県武豊町  2009年4月10日愛知県知多市と阿久比町で。

   上から4枚目の群落の画像のみデジカメで撮影、その他はすべて携帯電話についているカメラで
   撮影しています。

   あなたのレンゲに関する思い出などをお寄せください。お待ちしています。

   

   



   
   

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
みかんさん、こんにちは。

レンゲソウをアップされないかなと心待ちにしていました。

こちらにもレンゲ米を作るために、レンゲが蒔かれています。
やはり、かってのようなこぼれ種での畑は見かけなくなりました。
そして、まだ咲いていません。
そちらはずいぶん早いです。

学校の帰り、かばんを土手にほりだして、西の空が珊瑚色に染まるまでレンゲ畑で遊んだことが、懐かしく思い出されます。

そうですか、蝶はただ飲みするのですね。知りませんでした。

   〜蓮華草〜


目をとじると
走馬灯のように浮んでくるのです

蓮華畑で遊んだ
小さな仲間たち

仕草、無心な笑い顔
追いかけた後姿、声

手を伸ばせば
蜃気楼のように消えてしまう
遠い遠い想い出

耳を澄ますと
くったくの無い笑い声が
風に乗って聞こえてきます

元気でいるでしょうか
あの頃の小さな仲間たち


さなえ(花の庵)
2009/04/14 17:32
さなえさん 今晩は。

こちらでは早い所はもう盛りをすぎています。花の命は短いものです。
それにしてもさなえさんの詩には、誰もが共感する郷愁のようなものがありますね。子供の頃を思い出す人も多いことでしょう。レンゲの花やシロツメクサで、花の首飾りを作れる子供は、今でもいるのでしょうか。
みかん
2009/04/14 23:32
 みかんさん、こんばんは
こちらでは レンゲ畑と言えるのは見かけなくなりました
10年ほど前は町おこしのイベントもありましたが
今ではどうでしょうか?

レンゲは一番花だけにカメラを向け 咲いてしまうと知らんぷりの私 
次からは オシベ メシベも見るようにします。
風太
2009/04/15 21:15
昔、子供のころ、実家のまわりの棚田は、田んぼ一面のレンゲ畑でした。白花が咲いていないか、探したものです。たいてい、どこかに見つかりました。
レンゲ畑でミツバチを素手で捕まえて、無謀にも、直接、ハチから蜜をなめた記憶があります。よく、刺されなかったものです(確か、友達は刺されました)。

レンゲ畑は、田植え機が普及してから、一気になくなったように思います。
田植え機になったことで田植えの時期が早まり、田おこしの時期も早まって、レンゲが花盛りになる前に、田んぼが耕されてしまう。そんなサイクルが何年か繰り返されて、どんどん、レンゲが減っていったのではないでしょうか?

昨年、田んぼ一面にレンゲが咲いていたのを地元の方に聞いたところ、「あれは休耕田だよ」と言われました。休耕田のにぎやかしに、レンゲを咲かせていたようでした。
客寄せだったり、休耕田だったりしないと、レンゲ畑にはならないようですね。


ほととぎ
2009/04/16 00:04
みかんさん、皆さんこんばんは。
レンゲは道端で見かけることが多いです。減反した田んぼに、一昨年種を購入して種を撒きましたが・・・・他の草の中・・・。

減反する田んぼが多くて・・・。その中にはニョイスミレが咲いていました。
かげろう
2009/04/16 00:14
みかんさん、こんにちは。
1枚目のレンゲ、なんとも幻想的な風合いで見とれてしまいました。
最近はレンゲ畑だけでなく、ミツバチまでが減っていると聞いて、とても気になっています。

ところで、こちらでも見事なレンゲ畑を見ることのできる場所があります。
山へ出かけた帰りに、高速の渋滞を避けた抜け道沿いで見つけました。
すぐ隣は住宅地ですが、今年も無事咲いている光景を確認できて、ホッとするやら嬉しいやら、でした。
nekoppana
2009/04/16 00:25
みかんさん、はじめまして。
何時も楽しく拝見し、お勉強もさせていただいています。
レンゲ畑は私の住む三重県ではまだ所々で見ることが出来ます。♪
我が家から数分の所にもあるので毎年楽しみに出かけて楽しんでいるのですが、今年はまだ見ていないので様子を見に行かなければと思っています。
朝早すぎるとお花たちは皆、眠っていて陽が射すにつれ上を向いてくるので面白く観察しています。(^^)
アザミの歌
2009/04/16 23:44
風太さん 今晩は。
色々と忙しくレスが遅くなりました。
やはりどの花もそうですが、咲き始めの頃がいちばんきれいですし、カメラを向けたくなりますよね。みかんも全く同じですよ。
みかん
2009/04/17 18:56
ほととぎさん 今晩は。
新城市のあたりなら今でも綺麗なレンゲ畑が見つかるような気がします。それでも昔の一面のレンゲ畑を知っている人は、ガッカリするような規模でしょうけどね。
それにしてもミツバチを捕まえてじかに蜜を吸うとは、さすが昔の男の子、ヤンチャでしたね。そんな思い出を持っている大人は、幸せなんだと思います。
昔の素晴らしかった風景が消えてゆくのは、淋しいものです。
みかん
2009/04/17 19:02
かげろうさん 今晩は。
レンゲは根に根粒を作り、窒素分を固定しますから、窒素肥料になるわけですね。ですが最近は水田の肥料も化学肥料一辺倒で、レンゲの出番が少なくなっているのも現状だと思います。
自然にやさしい農法が見直されてきているので、最近は心ある農家の若手達は
色々と試行錯誤しているようです。
みかん
2009/04/17 19:08
nekoppanaさん 今晩は。
相変わらずあちこち出掛けられている様子、ブログで拝見しています。
お気に召してくれた画像が1枚でもあれば嬉しいですね。みかんのケイタイはピンクの色が出ず、いつも四苦八苦しています。晴天だとまぁなんとか色が出るのですが、日が翳ると全くお手上げ状態になります。
みかん
2009/04/17 19:14
アザミの歌さん 今晩は。
ようこそお越しくださいました。歓迎しますよ。
さなえさんの所でたびたびお名前を拝見していたせいか、はじめての書き込みの感じがしませんでした。
アザミの歌さんは三重県にお住まいなのですね。我が家から近いこともあり、三重県にはたびたびお邪魔しています。特に海辺が多いかな。お魚の美味しい常宿もあるんですよ。どうぞまた遊びにきてくださいね。
みかん
2009/04/17 19:23
みかんさん、こんばんは。

レンゲは、昨年イブキスミレを求めて歩いた北杜市で久しぶりに会いました。
ほんの数輪でしたが、とても懐かしかったです。
私が子どものころは春先に必ずと言っていいほど首飾りを作って遊びましたので、↑のコメントで
>レンゲの花やシロツメクサで、花の首飾りを作れる子供は、今でもいるのでしょうか。との問いに
「はい、は〜〜い、私作れますよ!!」と思わず口走ってしまいましたが、当たり前でした(^^ゞ

シロツメクサのがっしりした首飾りより、茎に穴を開けて一本ずつ差して繋げたレンゲの首飾りの方が、何となく、はかなげで好きでした。
そうそう私みたいにね…(^_-)-☆

白いレンゲ見たことないです!
そういえば、カタクリ、シラネオアイ、イワウチワなども白がありますね!
先日、白いイワウチワ見たさに2週続けて奥多摩に通い、収穫ありでした。
fu-co
2009/04/17 20:23
fu-coさん 今晩は。
相変わらずスミレを追いかけて東奔西走のようですね。
今年のように花期が早いと、なかなか良いタイミングで花に出会うことが難しくなってきましたね。
レンゲの首飾りの作り方は是非お孫さんに伝えてくださいね。今のお母さん方は作り方を知らない人が多いようです。奥多摩の収穫はいずれブログで拝見できるのでしょうか。楽しみに待っています。
みかんは明日はケイリュウタチツボスミレを見に行ってきます。
みかん
2009/04/18 18:46

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