みかんの花日記

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zoom RSS カラスノエンドウとスズメノエンドウ

<<   作成日時 : 2009/03/19 20:39   >>

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   カラスやスズメは誰もが知っている野鳥である。

   植物の名前では、花の大きさを表わす単位として使われることが多い。

   小さなスズメに対して、それより大きなものにカラスとつけて比較する。

   カラスノエンドウもスズメノエンドウもマメ科ソラマメ属の身近な野草である。

   カラスノエンドウの花には気がついても、スズメノエンドウに気がつく人は少ない。

   ここ数日の春めいた天気に、一気に色々な春の花が咲きだしてきた。

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   カラスノエンドウはどこにでも生えてくる路傍の雑草だが、その愛くるしい形と色で、多くの人の心に春の到来

   を告げる。まさに野生のスィートピーと呼びたくなるような可愛らしさである。

   節ごとにたくさんの花を咲かせ、どこでも群生するので、花盛りの時はかなり目立つ。

   このような花の形を蝶形花と呼ぶ。

   蝶々が羽根を広げたような形に見えるからである。

   マメ科の花はその大部分がこのような形をしているので、名前の知らない植物に出会っても、すぐに科名だけ

   はわかるので、後で植物名を調べる時に便利である。

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   一方こちらのスズメノエンドウは、同じような場所に咲いていながら、気がつく人はほとんどいない。

   時にはカラスノエンドウと一緒に咲いていることもある。

   だが、花が小さいのと、花の色が白っぽいのでほとんど目立たない。

   葉の付け根から伸びた花柄の先に、3〜6個の花をまとめて咲かせているが、それでもカラスノエンドウの花

   1輪の半分の大きさもない。(いちばん上の画像参照)

   野鳥のスズメより、はるかに不遇な存在である。

   下の画像はカラスノエンドウとスズメノエンドウの花を同じ倍率で撮ってみた。

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   花の大きさの違いが、この画像でもわかることと思う。

   カラスノエンドウのカラスとは、果実が真っ黒に熟すので付いた名前と思う。

   カラスのエンドウではなく、野に生えるエンドウ豆という意味で、カラス野豌豆という意味である。

   果実は熟すと筒状に丸くなる。この果実の付け根を手でちぎり、筋に沿って割り、中の種子を出す。

   ちぎった方を口に含み息を吹き込むと草笛となる。

   私が育った群馬県の北部では、この草笛の鳴る音から、カラスノエンドウのことをシビビービーと呼んだ。

   今の子供達はこんな遊びなんて知らないのだろうな。



   閑話休題



   ところで、カラスノエンドウとスズメノエンドウのちょうど中間的な花の大きさの植物がある。

   カラスのカと、スズメのスの間だから、カスマグサという。

   なんだか冗談みたいな名前だが、本当に実在するのである。

   
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   左がカラスノエンドウ、右がスズメノエンドウ、そして真ん中にあるのがカスマグサである。

   いずれもマメ科ソラマメ属、同属なので色は違っても花の形や葉の形は良く似ており、葉の先端にある

   巻きひげで他の植物に絡みつくのは3種とも同じである。

   花だけのアップをもう一度見てみよう。

   
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   カスマグサは旗弁と呼ぶ花びらに、紫色の筋が目立つのが特徴である。

   カラスノエンドウと花の大きさを比べてみる。

   
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   これだけの情報があれば、あなたもこの3種類の花に気が付くはずである。

   探すまでもなく、きっとあなたのすぐ側で花を咲かせている。

   足元の雑草を、もう一段背をかがめて、のぞいてみてはどうだろう。

   小さいけれど、まぎれもない蝶形花が、ニコニコとほほ笑んでいる姿に出会うはずである。



















   撮影は2009年3月18日と3月19日 愛知県半田市の自宅近くで。

   画像はクリックすると大きくなります。

   あなたも3種類が確認できたら連絡くださいね。お待ちしています。
   

   

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
エンドウに3種類もあるなんて!!!知りませんでした。明日から千葉の田舎に行きますのであぜ道、畑の近く見てみますね。来週の28〜29で渥美半島のシデコブシを見に行きます。温かい日が続いて居て散ってしまわないかと心配です。ミカンさんの近くには無いですか????田原市内には4カ所も有ると言うので見に行きます。
うなこ
2009/03/19 22:03
カスマグサは見たことあるけどスズメノエンドウがねーーー
見つけようと意識しないと見つからないだろうなーーヽ(´ー`)ノ
一度見つけると後は自然に目に入ってくるんだけどね
(ーー;)
アライグマ
2009/03/19 22:14
 こんばんは、
カラスノエンドウ、スズメノエンドウは道端でよく見かけます。
カスマグサは何年か前に見たのですが 今年はまだです。

場所の記憶が薄れて去年、一昨年も見ていません
こんな時方向音痴のわが身がうらめしいです。
風太
2009/03/19 22:56
うなこさん おはようございます。
千葉の田舎、楽しんできてくださいね。きっと3種とも見られるはずですよ。
今年は春が早いので、シデコブシは最盛期はすぎているかも。でもまだ間に合うかと思いますよ。渥美半島の自生地では木偏に花という字を書いてナグサと読みますが、ここがオススメですね。
みかん
2009/03/20 09:16
アライグマさん おはようございます。
スズメノエンドウは逗子や葉山にはありませんが、横須賀にはありますよ。ひとつ見つかると、きっと掃いて捨てるほど目に付くはずです。
みかん
2009/03/20 09:22
風太さん おはようございます。
そろそろ春の花が色々と咲き出してきたので、鳥に花にと忙しくなりますね。カスマグサも道端の花ですから、足元を良く見れば、案外自宅のすぐ側にあるかも知れませんよ。
みかんは半径100メートル以内で3種とも撮影しました。半田市はそれほど田舎ではありませんが、3種とも身近な野草ですから。
みかん
2009/03/20 09:30
みかんさん、お久しぶりです。                     今日の午前に僕は鉄道も好きなので鉄道撮影に行ったら、田んぼのあぜ道にたくさんスズメノエンドウが咲いていました。               そして、家の前にはカラスノエンドウがさいていました。         カスマグサは見たことがないので明日、探してみます。
ミゾコウジュ
2009/03/20 16:17
カラスノエンドウ、可愛いピンクの花を咲かせていますね。
偶然にも昨日、カラスノエンドウを載せました(拙い記事と画像ですが・・)カラスノエンドウは日影沢のバス停の石垣に張り付くように咲いていました。今年は花が咲くのが早いようです。カスマグサとスズメノエンドウは昨年と同じ場所で咲いていましたが、スズメノエンドウ咲き始めたばかりで1個咲いてるの見つけました。昨日、小さな枝を摘み取って来てコップに挿して置いたら可愛い花が、今も咲いています。

2009/03/20 17:44
ミゾコウジュさん 今晩は。
すでにスズメノエンドウは認識しているのですね。さすがです。
その年齢でスズメノエンドウを知っているのは、普段から良く勉強しているからですね。感心すると同時に嬉しくなりました。みかんがスズメノエンドウを覚えたのは、大人になってからだったと記憶しています。
これからも遊びにきてくださいね。お待ちしています。
みかん
2009/03/20 19:52
杏さん 今晩は。
あまりの偶然に、みかんも杏さんのブログを拝見してビックリしました。同じような発想で同じ植物を取り上げ、しかも同じ頃に発表しているのでウェブリブログを見て、ほんとに驚きました。やはり季節を追いかけていると、それぞれが同じ植物に目がいくのでしょうね。偶然の産物も面白いものがあります。
これからもどうぞよろしく。
みかん
2009/03/20 19:59
みかんさん、皆さん、こんばんは。
減反地の側〜カラスノエンドウの中に交じってスズメノエンドウが咲き、又その中にカスマグサも同時に見ることができますが、こちらでは今はまだ咲いていません。
この3種同時にカメラに収めることもできます(何もしなくても同居していることが多いです)

みかんさん、こちらにはボタンネコノメソウは見当たりません。
サンインネコノメソウをはじめは、ボタンだと思っていましたら、以前、YasukoさんのBBSで赤い葯が出ていたら、「サンイン」とある方から教えて頂きました。それから気をつけて探しても、全て・・・サンインみたいです。
一昨年、中国山地ではボタンネコノメソウは見ることが出来ました。
島根でも東部の方にはボタンが多いようです。

ネコノメソウの仲間も難しいです。今年は別のものにも出会いたいですが・・・。(今度は娘が高熱・・・)
かげろう
2009/03/20 21:16
かげろうさん こんにちは。
田舎の畑ではそれがごく普通の姿だと思いますよ。決して珍しい植物でもなんでもありません。だからこそ皆に愛されてもいるのだと思います。
ネコノメソウも色々咲き出してきたみたいですね。島根にはボタンもホクリクもありますが、場所によって住み分けているのかも知れませんね。
みかん
2009/03/21 17:23

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