みかんの花日記

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zoom RSS セツブンソウ

<<   作成日時 : 2009/01/23 09:36   >>

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   節分の頃に花を咲かせるのでこの名がある。

   セツブンソウは日本特産で関東地方から中国地方にかけて分布する。

   生える場所は主に石灰岩地である。

   スプリング・エフェメラルの中でも、最も早く花を咲かせる。

   普通は2月中旬頃から、4月のはじめにかけてが開花期だが、愛知県のある場所では1月下旬から

   伸びだしてくる場所がある。

   しかもその場所はぽかぽと日当たりの良い場所ではなく、山間部の雪が積もっているような所である。

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   雪の多い年も少ない年も、例年、節分の頃にはかなりの花が満開になっている。

   関東地方で3月のはじめ頃にセツブンソウを写していた私は、はじめてその光景を目撃した時、信じられなかっ

   た。ほんとに節分の頃に咲くのである。

   名前の起こりとなった節分は、旧暦の節分だから、現在の暦とはズレがある。

   今年の節分は2月3日だが、旧暦ではそれよりもかなり遅くなるはずである。

   
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   ところがこの場所のものは、新暦の節分には間違いなく咲いている。

   だが、花がちょっとおかしいのである。

   白花と言っていいのか、茎は青軸のものが多く、花の中のオシベの葯が白っぽいのである。

   うっすらと紫を帯びるものもあるのだが、ほとんどが白。

   中心にあるメシベの色も淡く、色が抜けているように見える。

   だから花にアクセントがなく、なんとなくボーッとしたメリハリのない感じの花となる。

   花のアップを見てみよう。

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   上の2枚が愛知県の山間部のもの、下の1枚が三重県の藤原岳のものである。

   今までに埼玉県や栃木県、岡山県などの各地で撮影しているが、そのいずれもが、三重県で撮影したような

   オシベの葯の色が青紫色のものが普通だった。

   愛知県の山間部のものが特殊な集団なのかも知れない。

   だが、それらが雪の解けるのを待ちかねたように、凍てついた大地から伸びだして咲く姿には、深い感動が

   ある。毎年、この花の撮影から本格的に仕事がスタートするような気がする。

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   ところでセツブンソウの花だが、白い花びらのように見える部分は、花弁ではない。

   白い花びらのように見える部分は萼片(がくへん)である。

   花弁は先端が黄色く見える部分である。およそ花弁らしくない小さな形をしている。

   下の画像の矢印の部分、これが花弁なのである。

   
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   だから白い花びらのように見える萼片は、必ずしも5枚とは限らない。

   標準は5枚だが、4枚のものもあるし、6枚のものも7枚のものも、8枚のものもある。

   またオシベが花びらのように変化して、八重咲きに見えるものもまれにある。

   下の画像は7枚のものである。

   画像






















   このようにセツブンソウの花は、選ぶ個体によって雰囲気も変わってくる。

   早春の限りなくやさしい陽光は、葉を落とした雑木林にさんさんと降り注ぐ。

   落ち葉の中から、それこそ寒さを用心するように、そっと顔を持ち上げてくる1輪の花には

   凛とした強さがある。

   セツブンソウはどこでも大群落となり、花の最盛期には地面が真っ白く見えるほどに咲く。

   だが私は、皆に背を向けるようにして咲く1本のセツブンソウが好きである。

   誰も人が来ない山の中に、また今年もひとりで会いに行くことだろう。

   
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   画像はクリックすると大きくなります。
   撮影は愛知県新城市で2007.2.1  2008.2.22  三重県藤原岳で2008.3.16に撮影。
   愛知県では今年もすでに咲きだしているとの情報が届いています。
   

   

   
   

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コメント(26件)

内 容 ニックネーム/日時
お早うございますヽ(´ー`)ノ
今年もそろそろセツブンソウの時期が迫っていますね。
愛知のセツブンソウは葯が白っぽい(´o`)ハア〜〜
イワタバコとケイワタバコみたいに微妙に違うのかもしれませんね。
我が家からセツブンソウを見に行くのはかなり遠いんですよね。
ヽ(´ー`)ノ
アライグマ
2009/01/23 09:58
みかんさん、こんにちは!
明日は家族で出かけます(出席はわたしのみ)車の運転は、私一人ではやはり心細いから・・・だって島根には高速道路が少ないでしょう。
熊本では高速道路はあたりまえだったけど・・・免許を取ったのは、島根に来てから。冬将軍が西日本に来るようです。
もちろん4WD、スノータイヤですが、中国自動車道が無事に走れますように!!

話はそれてすみません。友人たちと春一番に出かけるのはやはり「セツブンソウ」です。昨年は開花が遅れていました。今年はどうなるでしょう。

雪の下でユキワリイチゲ(庭先のもの)に蕾が来ていました。又雪が降ったらどうなるかしら・・・。
かげろう
2009/01/23 13:55
みかんさん、こんばんは!
東京に住む私のセツブンソウ観察は、2月24日が最初でした。
それが1月中に見られるとは、羨ましい限りです。

確かに、花弁(萼片)の数は色々あります。1茎2花もあります。
でも、さすがにオシベの葯が白っぽいものはありませんでした。
あまりにも早咲きのこともあり、不思議な場所ですね。

24日は、初心者の私には敷居が高いのですが、ご挨拶させていただければうれしいです。
かげろうさん、どうぞお気を付けて!
t-yam1
2009/01/23 20:26
はじめまして。みかんさんのブログときどき見させてもらってます。    僕は埼玉の中学校の部活で近くにある遊水地の絶滅危惧種を調べています。 ミゾコウジュにタコノアシ、アサザなどが生えていて近くの田んぼにはサンショウモが生えています。                        実はみかんさんがオオイヌノフグリを撮影した愛知県半田市には僕の祖父母が住んでます。                             夏には帰省するので会うかもしれません。                セツブンソウ、見てみたい絶滅危惧種のひとつです。           これからよろしくお願いします。
ミゾコウジュ
2009/01/25 12:19
 みかんさん、こんばんは

 先日届きました ありがとうございました。

こちら九州ではセツブンソウ見られないので本州の人たちが
羨ましいです。広島県で見たのはやはり青でした。

 「しのぶ会」遠くまでお疲れ様でした 皆様とお会いしたかった
のですが参加できなくて残念です。
風太
2009/01/25 22:21
アライグマさん こんにちは。コメントが遅くなりました。
確かに三浦半島からだとセツブンソウの自生地は遠いですね。ですがみかんは逗子に住んでいた時、毎年日帰りで秩父や栃木県の星野あたりまで出掛けていました。
朝が早いので三脚を持つ手が冷たくて、手袋が必需品でした。腰にはカイロを貼り付けて行くのですが、セツブンソウを撮影する頃には、腰のカイロのせいで汗ばんでいました。なんだか懐かしい思い出です。
みかん
2009/01/26 11:19
かげろうさん こんにちは。
まだしばらくは雪との戦いでしょうか。ユキワリイチゲのつぼみも、もう春の準備ですね。大雪は困りものですが、雪は多くの植物を保護してくれています。冬の厳しい寒さがあるからこそ、春の花は一段と輝きを増すのでしょうね。今年は無理かも知れませんが、ユキワリイチゲやイズモコバイモの頃に再訪したいと考えています。
みかん
2009/01/26 11:24
t-yam1さん こんにちは。
セツブンソウには確かに1茎2花のものがありますね。私も秩父で撮影しています。場所は違うのですが、両神村の群生地で許可をもらってロープの中で撮影したことがあるのですが、その時はセツブンソウ祭りの派手な半纏を着せられて、一般の方にジロジロ見られながら、少し恥ずかしい思いで撮影したことがあります。やはりセツブンソウは誰も来ないような山の中で、一人でゆっくりじっくりと写す方が楽しいです。
一昨日は初めてお会いして、少しの時間でしたが楽しいひと時でした。
みかん
2009/01/26 11:39
ミゾコウジュさん ようこそお越しくださいました。
文面から拝察すると、ミゾコウジュさんは中学生なのかな、大歓迎ですよ。
みかんは愛知県半田市に住んでいます。もう15年近くもここに暮らしていますが、まだ半田市内はそれほど詳しくありません。半田市は自然が豊かな所ではありませんが、今でもイヌノフグリが普通に見られたり、緑は少ないもののそれなりに楽しんでいます。
セツブンソウは愛知県内ですが、自生地は少し遠い場所なので、埼玉に住んでいるのなら、秩父の自生地の方がずっと近いと思います。
どうぞこれからも遊びにきてくださいネ。そしてコメント気軽に書き込んでください。待っています。
みかん
2009/01/26 11:53
風太さん こんにちは。
YASUKOさんをしのぶ会は140名もの人が集まって、盛大に執り行われました。当日は下関では珍しいという雪になりました。57歳という若さで食道癌のため永眠された康子さんの遺影は、白や淡いブルーの花々に飾られておりました。
はじめにご主人より、病状についての説明や経過などの説明がありました。康子さんと親しかったお友達や医療関係の方々の思い出話しが続き、途中、康子さんの一生を振り返る映像や康子さんが写した花や虫などの映像も流されました。
最後に植物仲間を代表して松井さんが話されました。松井さんと聞いてもピンとこないかも知れません、上州花狂いさんと言えばわかるでしようか。植物仲間では、北は福島から南は沖縄まで、じつに広範囲の仲間が集まりました。佐賀県からは風太さんも良くご存知の乳待坊さんもみえていました。しのぶ会の後は懇談会、その後もホテルの1階のティールームに移動して、皆さんと尽きない話しで盛り上がりました。結局午後の11時になって、やっとお開きになりました。
改めて康子さんのお付き合いの広さ、人徳の素晴らしさを感じた一日でした。
みかん
2009/01/26 13:54
セツブンソウは、昨年秩父にて見ました。丁度満開で花が開いていて嬉しかったです。何年も前から見たかった花でやっと逢えた感激を思い出しました。今年も行かれたら行きたいと思って居ます。新和の新年会でトルコが可能性が薄く成っています。残念ですが他でみかんさんと御逢い出来ればと思って居ます。今年も宜しくお願いします。
うなこ
2009/01/27 22:46
うなこさん 今晩は。
秩父でもたくさんの自生地がありますが、あまり人の訪れない所には、まだまだ雰囲気の良い場所が残っています。フクジュソウやアズマイチゲが同時に見られる場所もあったのですが、そこは随分とセツブンソウが減少してしまいました。
最近は近場の愛知、静岡、滋賀、三重あたりのセツブンソウを楽しんでいます。トルコの雪解け跡にはキバナノセツブンソウが大群落となる場所があるのですが、今年も無理そうですかね。残念です。
みかん
2009/01/27 23:50
みかんさん こんにちは。                       関係ない話なんですが、家の近くにヨシ(だと思うんですけど)の小群落があって、ヨシが刈られたので長靴で入ってみると(下は泥沼なので…)、光沢があるセリっぽい葉がところどころにあったので、写真を撮って帰って調べたらエキサイゼリらしいことがわかりました。                  そしてすごく驚いてしまいました。                   絶滅危惧種だったらな…と思い図書館で借りた「レッドデータプランツ」(山と渓谷社発行)で調べたらなんと絶滅危惧IB類だとわかりました。       そのヨシ群落は日本一汚い川だと言われている綾瀬川に流れ込んでいる川に生えているのに…                            びっくりするばかりです。
ミゾコウジュ
2009/01/31 11:39
こんにちは みかんさん、
私も春の気分はセツブンソウからで、毎年山梨県の自生地(民家の裏庭)で見せていただいています。この山のどこかにひっそりと咲いているかもしれないなと周りの山を見上げるのですが、探し出すのはとても難しいことのように思います。
YASUKOさんが亡くなられたことを上のコメントで知りました。野山に花を見に出かける楽しさを教えていただいた掲示板でしたから、HPの再開を心待ちにしていました。しのぶ会の様子も詳しく教えていただきありがとうございました。
ridge_line
2009/01/31 14:22
みかんさん、こんにちは!
3月からみかんさんの海外のスケジュールが中国、トルコとお忙しいそうですね。(見ちゃった〜笑)
イズモコバイモとユキワリイチゲを同時に見るのは2月の気温が作用すると思います。昨年は2月が寒かったので、3月末でもどちらも見ることが出来ましたが、2月の気温が高いと花の時期が早くなります。

イズモコバイモは群生地でないところが、かげろう地の近くにありますので、
かげろう地の草花も是非に。又、広島新幹線口から「石見銀山号」のバスが午前10時半ごろ出発するのがあります。道の駅(川本)へ迎えに行きますから〜4時間ぐらいはご案内できると思います。(Yasukoさんをご案内したコース)

又、お出かけの節はご連絡くださいね。
かげろう
2009/02/01 12:51
みかんさん、こんにちは!
セツブンソウが登場するといよいよ今年もお花の季節到来でウキウキした気分になりますね♪
青もいいけど白いオシベも新鮮で素敵です。花びらもぼってりと幅広に見え、パラボラアンテナのようで可愛いです。←あ、萼片でしたね(^^ゞ

セツブンソウ、早く会いたいです。

かげろうさん、イズモコバイモも開花状況楽しみです。
ふう子
2009/02/01 15:59
みかんさん
遅くなりましたが、今ごろになって新年のご挨拶です。
そろそろセツブンソウの花便りだろうっと思っていましたが
さすが、日本最速?のセツブンソウ自生地だけのことはありますね。
実は先週、岡山の様子を見てきましたが、ようやくの咲き始め。
明日は休みなので、岡山から広島にかけてセツブンソウを含め
地上に出てきたばかりの新鮮な緑や、越冬して真っ赤になった
イカリソウの葉を楽しみに出かけたいと思います。

ところでセツブンソウの変り花ですが、広島の自生地にも
同様の純白品が見られます。八重やちょっと縮れたように咲く
ピンク花もあります。
すや
2009/02/07 17:56
こちらでもセツブンソウが咲きました
春の到来のようで嬉しくなってしまいます。

凍えながらも、きちんと花を咲かせていました。
風月螢
2009/02/11 00:14
コメントが遅くなり大変失礼しました。

1月の末より10日間ほど西表島で仕事をしていました。

さて、ミゾコウジュさん 本当にエキサイゼリであれば素晴らしいことです。セリ科は特に似たような葉のものが多いので、充分に注意してくださいネ。花の時季になるまで待って確認することを奨めます。またの報告を楽しみに待っています。
みかん
2009/02/11 09:39
ridge_lineさん おはようございます。
山梨県でのセツブンソウはまだ見たことがありません。今年はどこも花期が早いようですね。最近、あちこちから開花の知らせが入るようになりました。自分で自生地を探すのは大変ですが、石灰岩の露出している場所がひとつのポイントになります。
みかん
2009/02/11 09:48
かげろうさん おはようございます。
お気にかけていただいてありがとうございます。撮影に出かける時は事前にお知らせしますので、是非よろしくお願いします。石見銀山はまだ未見なので、一度は是非と思っています。
今年のセツブンソウやユキワリイチゲの季節は無理のようです。
みかん
2009/02/11 09:52
ふう子さん おはようございます。
いよいよ花の季節がはじまりましたね。今年は暖かいので花期が早いようです。ところで手の具合はいかがですか、くれぐれも無理はしませんように。
私もかつては赤岳鉱泉をベースキャンプにして、冬の八ヶ岳に良く登りましたよ。雪山は花の季節とはまた違った魅力がありますね。
みかん
2009/02/11 10:06
すやさん こんにちは。ご無沙汰しています。

そちらでも咲き始めましたか、今年のセツブンソウの開花は、どの県でも例年より花の時期が早いようですね。YASUKOさんをしのぶ会でお会いできるかな、と思っていたのですが、思えばすやさんを紹介してくれたのもYASUKOさんでした。すやさんのお陰で、随分と気になっていた植物を写すことができました。今年もどうぞよろしくお願いします。
みかん
2009/02/11 10:14
ホタル君 こんにちは。
西表島より無事に帰って来ましたよ。無事と言っても道のないジャングルの中をあちこちウロウロ、ガサガサするわけですから、それなりの被害も。今回は雨に降られたのはたった1日だけでしたから、ヒルはいなかったのですが、ダニに何箇所か喰いつかれました。
ともかく連日天気が良すぎて暑い暑い、平均気温が25〜26度、たまらず2月6日には初泳ぎを楽しみました。誰もいない真っ白な砂浜は最高でした。浜辺には大好きなモンパノキの花が咲いて、グンバイヒルガオが咲いて、まさに夏そのものでした。
いきなり冬から夏という感じですが、ブログにアップするので、また西表島便り、楽しんでくださいね。
みかん
2009/02/11 10:30
みかんさん、おはようございます。

そちらのセツブンソウの開花に、ずいぶん早いんだなぁと思っていましたが、私の畑の土手も例年より1ヶ月も早い開花です。

セツブンソウのみでなく、セリバオウレン、バイカオウレン、ミスミソウなど。

いつもこれを目安に山に入っておりましたが、今年は読めません。
私は京都北部、日本海側で海もあり山もあり、まだまだ自然豊かで山野草、海岸植物などたくさん見られる宝庫のような地ですが、生態系がどのように変わっていくのだろうかと感じています。

先日は早々と春雷もあり、黄砂とも思える空模様でした。
さなえ(花の庵)
2009/02/13 09:13
さなえさん おはようございます。
今年はすべてが早いみたいですね。微妙な季節のズレではなく、色々な事象が狂ってきているように感じます。すでに黄砂が飛んできたり、温暖化という言葉を今では誰もが普通に使い、体で感じ、それらが目に見えてきている。なんだか怖い気がします。

地球が病んできているようです。自然からのしっぺ返しが、あちこちで始まっている現実を知ると、ほんとに将来的にも地球は大丈夫なのだろうかと、杞憂であることを願うばかりです。
みかん
2009/02/13 09:37

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