みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2008/12/07 20:37   >>

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   冬に向かって花を咲かせる数少ない果樹のひとつ。

   日本にもともと自生していた、という説と、中国経由で日本に入ってきたもの、との2説がある。

   石灰岩地では野生状態の木を見かける他、人間が食べて捨てた種子からも芽を出し、特に暖地では

   ごく普通に野生状態の木を見ることができる。

   初夏に熟すオレンジ色を帯びた果実は、誰もが食べたことのある果物だと思うが、ビワの花を知っている人は

   そのうちの何割いるだろうか。

   よく食べる果物でも、その花となると、我々は意外と知らないものである。

   冬の果物の代表、リンゴやミカンの花をあなたは知っていますか。

   見たことがありますか。

   おそらく住んでいる地域によって、その答えは大きく変わってくるだろう。

   今の季節、雪があるような地域に住んでいる方はリンゴの花は知っているかも知れない。

   だが、ミカンの花は見たことがないのではなかろうか。

   逆に温暖な地域に暮らす人は、ミカンの花は知っていても、リンゴの花は見たことがないのでは、と思う。

   南北に長い日本列島は、自国の果物でも、花を知らないものは意外と多いような気がする。

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   今、ビワの花が盛りです。

   花は11月頃から咲き出し、遅いものは1月頃にも咲いています。

   花弁は5枚。冬に咲くために根元は褐色の綿毛に包まれてフカフカしています。

   寒さ用心のためでしょう、褐色の毛はマフラーの役目をしているようです。

   また褐色の綿毛は、花序だけではなく葉にも生えています。

   葉の表面は無毛で光沢がありますが、葉の裏を見ると綿毛がびっしりと生えています。

   手で触るとビロードのような感触があります。

   
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   この葉は薬用にも利用されます。

   葉裏の毛を落とすようにして乾燥させた葉は、ビワヨウ(枇杷葉)と呼び、煎じて飲んだり

   お風呂に入れたり、また生の葉を火にあぶって傷薬としたり、様々な民間療法があるようです。

   汗疹(あせも)に効くといわれ、子供の頃にビワの葉が浮いた風呂に入ったことがある人もいることでしょう。

   ビワは四国や九州に住む人にとっては、ことほど左様に身近な植物であったはずです。

   薬用に関して言えば、葉だけではなく、種子も枝も利用します。

   人間にとってはかなり有用な樹木であるわけです。

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   冬に向かって、まん丸にふくらんだ蕾は、寒さに向かって凛とした花を咲かせます。

   ひとつの花の命は1週間ほど。

   花にはほのかな香りがあり、花が咲くと寒い季節にもかかわらず、ハナアブの類が盛んにやってきます。

   花の最盛期には、昆虫の羽音が賑やかに感じられるほどです。

   こうして冬に花が咲く割には効率よく受粉した花は、やがて褐色の毛だけが目立つようになります。

   ひとつひとつの花の命はわりと短いのです。

   
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   そして

   我々の記憶の中から、ビワの花のことなどすっかり忘れ去られた翌年の初夏に

   緑色だった小さな果実が、徐々に大きくなって

   いつの間にかたわわなまでに色づいて

   再びビワのことを思い出させるのです。

   
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   ちなみにビワの語源は、楽器の琵琶に形が似ているからだと言われます。

   栽培果実としては袋かけを行うので、木全体に花が咲いたような袋かけの状態もなかなか見事です。

   野生状態で育ったビワは、栽培されている品種改良されたビワより、ひとまわり小さくなります。

   上の果実の画像は、植えられたまま全く手入れをされていないビワの実です。

   これでも熟した果実は甘く、蜂たちが盛んに動きまわっておりました。















   画像はクリックすると大きくなります。

   撮影は愛知県半田市で2008年11月下旬から12月6日にかけて、主に花を
   果実は2008年6月27日に撮影。

   以前に予告していた、秋の七草のハギは季節が大幅にずれてしまったので
   来年に回します。

   

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コメント(8件)

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みかんさん こんにちは。

ビワの花は地味だけど寒いときに咲く花なので,その時期には貴重な花のひとつなんじゃないかと思っています。(笑)

ビワではないですけど,私の庭にはイチジクの木が1本あります。でも,日照のせいかどうかこれまで一度も花を咲かせたことがないです。子供達が小さいうちに実がなってくれれば食べさせようと思っておりましたけど,気付いてみるとみんな大きくなってしまい,イチジクの実くらいでは喜ばなくなってしまいました。まさに光陰矢のごとしです。
電脳中年A
2008/12/08 15:31
電脳中年Aさん お久し振りです。
花の数も少ない寂しい季節になりましたね。これからは植物園の温室の花などが楽しみになりますね。つくばの植物園は近いのですか、時たま拝見しております。
イチジクの成長よりもお子さん達の成長の方が早かったのですね。私も小学校に入学する時に、親が記念に畑の隅に梨の木を植えてくれました。社会人になってから、その木の側で母に、お前の方が早く実がなったね、と言われたことを思い出しました。その母も亡くなってもう5年です。まさに光陰矢の如しを実感しています。
みかん
2008/12/08 20:33
みかんさん、こんにちは!
ビワの花を見たのはこの数年前からです。実家には最近ビワの木があるようですが、子供の頃にはありませんでした。
近所で花を見るまでは、寒い今頃に花を咲く花とは知りませんでした。
ビロードのようなふわふわした花は温かく感じます。

かげろうはみかんさんより年下だけど、一応団塊の世代ですから・・・。(あはぁぁ・・〜若いつもりでも。)


かげろう
2008/12/09 12:52
みかんさん こんばんは〜
家の裏にもビワの木があります
長崎県では有名な「茂木びわ」ではなくて〜
野生のビワの木です
ず〜〜〜と昔、まだ結婚して間もない頃、小さなビワの木を見つけて植えてみたのですが
いつの間にか大きくなってて、毎年花を咲かせ実もなります
でも栽培物のようなりっぱな実ではありません
それでも、毎年沢山の実をつけるので食べきれず鳥の餌になっています
そう言えば、今年はまだビワの花を見に行っていません
明日の朝にでも見に行ってみます
いっしい
2008/12/09 21:47
かげろうさん 今晩は。
みかんも子供の頃はビワの花は見たことがありませんでした。初めてビワの木を見たのは東京でした。東京でもビワの実がなることに驚いたことを覚えています。
みかん
2008/12/11 00:53
いっしいさん 今晩は。
自宅にビワの木があるなんて、うらやましいです。実は小さくても美味しさに変わりはありませんからね。昔、会社勤めをしていた頃に、千葉から通ってくる上司が、季節になると小粒だけれどとても甘いビワを持ってきてくれて、庭にたくさんなっているんだよ。と話していて、うらやましいなぁ、と思ったことを、ビワを見るたびに思い出します。花も果実も楽しめる果樹はいいですね。
みかん
2008/12/11 01:01
こんにちは。

やまそだちさんのところより。

冬に咲く、少ない花に一つ枇杷は我が家の畑にもあります。
柔らかなセピア色の花が、温かさを誘いますね。

山でもよく見かけますが、葉は見ますが実のなったのを見たことがありませんので、早々に鳥の餌になるのかな。

はさみで葉を切り、どびんで煎じて胃腸薬に飲んでます。
さなえ(花の庵)
2008/12/11 16:39
さなえさん 今晩は。
ようこそお越しくださいました。歓迎いたします。
ビワは様々に利用されているようですね。最近は新薬万能の時代ですが、民間薬として使われる様々の薬草の利用方法は、子供たちの世代にも伝えていきたいですね。我が家には母が作ったセンブリのアルコール漬けが、まだ液浸標本のような状態で残っています。母が亡くなってから5年も経つのですが。
みかん
2008/12/11 22:24

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