みかんの花日記

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zoom RSS ミヤマスカシユリ

<<   作成日時 : 2008/07/15 13:06   >>

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   ミヤマスカシユリは集塊岩や石灰岩の岩壁に垂れ下がって生える。

   茨城県と埼玉県だけに自生が確認されている。

   個体数はジリ貧で、いまや手の届く範囲にはない、と言い切れるほど減少が著しいユリである。

   2000年に岩壁にロープを垂らして恐る恐る撮影した。

   そんなことをしなければ、身近では撮影できないのである。

   以前に撮影したミヤマスカシユリは、ロープで崖をおりながら、花の上部から撮影しているので

   岩壁に垂れ下がっている雰囲気が出せなかった。

   自分としては心残りの写真なので、機会があればなんとか撮り直しをしたいと思っていた。

   あれから8年、今年、そのチャンスが巡ってきた。

   画像画像






















   上の画像の滝は、茨城県の袋田の滝である。

   急な岩壁を流れ落ちる瀑布は、さながら天の羽衣を思わせる優美な滝である。

   この滝を見るには300円の入場料が必要だが、滝を真正面から見られる観瀑台などの設備を考えれば

   やむをえないことであろう。今年の秋にはさらに新しい観瀑台が完成する予定という。

   この滝の周りは急峻な集塊岩の岩壁である。

   場所によっては、ほぼ垂直な岩壁が切り立っている。

   今の季節、この岩場を注意深く眺め回して見ると、ホラッ、見えるでしょ。オレンジ色のユリが。

   
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   袋田の滝周辺は、ミヤマスカシユリが見られる有名な産地なのである。

   というより、この他の場所にはほとんどない、といった方が正確かも知れない。

   滝の周辺の岩場には、確かに点々と咲いているのだが、相当長いレンズでも花を引き寄せるのは難しい。

   幸いにして、教えてもらった場所は、長いレンズを付けなくても花に近づける場所だった。

   その花が視野に入ってきた時には、思わずヤッタね、と心の中で叫んでいた。

   梅雨時なのに雨も降っていない、花はちょうど見ごろだし、川の水も増水していない。

   まさに良いことづくめだった。

   画像画像



















   花の咲いている場所がわかるだろうか。

   左の画像では岩壁の中ほどに3株、右の画像では2株の花が咲いています。

   これでも比較的撮りやすい場所なのです。

   左の岩壁では、側に近づくことができないので携帯での花のアップ撮影は無理でした。

   右画像の岩場で頑張ってみることにしました。

   画像画像






















   なんとか雰囲気だけは伝えられるでしょうか。

   ミヤマスカシユリは葉が極端に細く、完全に岩から垂れ下がって咲くのが特徴です。

   よく似ているスカシユリは海岸に生え、茎は斜めに曲がるものはありますが、普通、直立して咲きます。

   葉の幅もずっと広いので、先ず間違えることはないでしょう。

   東北の山にはヤマスカシユリがありますが、こちらも茎は垂れ下がることはなく、直立して咲きます。

   こんなチャンスは滅多にないと、この日、この場所で数時間粘りました。

   銀塩、デジカメ、そして携帯と、同じ株を繰り返し、繰り返し写したのです。

   飛び切りのお気に入りを、仲間にメールしました。

   その反響は、「ヒゲさんおはよう。ミヤマスカシユリばっちりでしたね。おめでとうございます。しかしまあ、なんと

   凄い所の花を撮ったもんですねえ。昼食前の一仕事だったのかな。」というのが一人。

   あと一人は「満開のミヤマスカシユリを有難うございます。華やかな花ですね! 自然界の植物でも、花屋さんの

   店頭に並んであっても不思議じゃないぐらい、豪華な花ですね。」というのが一人。

   その飛び切りの画像が、上の2株を同じ画面に入れて、集塊岩の岩壁をさりげなく写し込んだ下の画像です。

   
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   画像は、いずれもクリックすると大きくなります。

   (2008年 茨城県で撮影)

   

   

   

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コメント(14件)

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みかんさん、こんんばんは!
凄い所に咲いているのですね。昔は身近な所にも咲いていたものですか??
でも本当に、綺麗に撮れていますね。(やはり慣れないと、携帯では難しいです。)貴重な花を有難うございます。
かげろう
2008/07/15 20:22
お目当てはこれだったんですね。
ロープがあっても怖い所ですね。
いつも遠くから見るばかりですが,一度くらい挑戦してみます。
やまそだち
2008/07/15 20:29
みかんさん、こんにちは。
なんとも凄い場所に、派手な花が咲くものなんですね。
「以前に撮影したミヤマスカシユリは・・・」とありましたので、手持ちのRDPの写真と見較べてみたところ、、、
スゴイです!臨場感が全然違いますね!
一度間近で見たいな〜、と心から思ってしまいます。
素敵な写真をありがとうございました。
nekoppana
2008/07/16 01:51
かげろうさん こんにちは。
地元の人の話しでは、昔はこの岩壁がオレンジ色に彩られていたそうです。手の届くところのものは、みな取られてしまったようですね。岩の間なので、簡単に球根が掘れるようには見えないのですが。
みかん
2008/07/16 12:22
やまそだちさん どうも。
確かに岩壁のものは長いレンズで撮りましたが、すぐ近くで撮影できる株もありました。ちょっと危ない場所ではありますが、帰りに海浜公園に行ったのですが、午後5時で閉園だったので入場せずに帰りました。
みかん
2008/07/16 12:29
nekoppanaさん こんにちは。
梅雨明けしたような天気が続いていますが、外に出ると汗でぐしゃぐしゃになります。涼しくなったら西丹沢に行きたいと考えています。その時は連絡しますので、またお付き合いください。
ミヤマスカシユリは海辺のスカシユリとは随分イメージが違う、なかなか魅力的なユリですよ。数が少ないのが残念ですが。
みかん
2008/07/16 12:38
私も昨日(16日)、あまり暑いので袋田の滝まで行ってきました。
ミヤマスカシユリ見てきました。望遠で撮りましたが風があり,ボケでした。
200mmしか持って行かなかったので、今度は300mmを持って行きます。

やまそだち
2008/07/17 08:22
みかんさん こんばんわ〜☆
袋田の滝へ来られたのですね♪ミヤマスカシユリは、初めて知りましたが
とても美人さんですね。
そして開花状況がバッチリの貴重なお花を拝見できて嬉しいです。
都合がつけば出かけて見たいところですが、残念です。
此方では、海岸のスカシユリが咲いていますが、いつまで見られるかと心が痛みます。
azami*
2008/07/17 20:52
やまそだちさん 今晩は。
行ってきましたか。そちらからなら近いですものね。比較的近くに咲いているものでも、滝の近くだと、やはり300ミリくらいのレンズは欲しいところですよね。
ブログで作品を拝見できるの楽しみに待ってます。
みかん
2008/07/17 21:57
azamiさん 今晩は。
海岸でも岩場ではなく砂地に生えるスカシユリは、随分と草丈が短いですね。azamiさんのブログいつも拝見してますよ。女性の写真とは思えない、しっかりとした構図に感心しています。
みかん
2008/07/17 22:01
中国の地震にてツアーが中止で残念です。暫くの間はスークニャン方面には、行かれないでしょうね。プログを教えて頂いて何人かに教えてあげました。みかんさんの本は何冊か持って居ますが、見近な花々を丁寧に教えて頂き有り難うございます。ホタルブクロが好きでやっと3年掛かり沢山の花が咲く様に成りました。種類は両方有ります。違う名前が有ったのとは知りませんでした。体格の良いみかんさんが日本中砂まみれで取りまくって居る姿が目に浮かびます。体に気を付けて頑張って下さい。又、新和でお逢いしたいですね。
うなこ
2008/07/18 23:25
うなこさん ようこそお越しくださいました。
中国四川大地震は大きな爪跡を残しました。スークゥニャン方面へは、あと2年間くらいは行くことが無理なのでは、と思っています。
昨夜能登半島から帰りましたが、さすが3連休、ひどい渋滞でしたよ。
みかん
2008/07/22 17:22
私も貴書を参考にさせていただき,見てきました。こちらの記事を,私のブログに紹介させていただいてよろしいでしょうか?
えこ
2010/07/17 09:18
えこさん 今晩は。
はじめまして、古い記事ですが、これでもよろしかったらどうぞ。
みかん
2010/07/17 22:35

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