みかんの花日記

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zoom RSS 植物似たもの同士8   ホタルブクロとヤマホタルブクロ

<<   作成日時 : 2008/06/25 21:21   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 26 / トラックバック 0 / コメント 8

画像画像






















   ホタルが飛び交う季節になりました。

   ホタルが舞うのと同じ頃にこの花も咲き出します。

   左がホタルブクロ、右がヤマホタルブクロです。

   子供達がこの花の中にホタルを入れて遊んだことから、ホタルブクロの名前がついたと言われますが、

   実際の語源は、花の形を提灯に見立てた、火垂袋(ほたるぶくろ)説の方が納得がゆきます。

   子供の頃に、この花の中にホタルを入れて遊んだ、という人に会ったことがありません。

   かなりの人数の花好きに当たって調査をしたことがあるのですが、ホタルをたくさん集めて蚊帳の中に放って

   遊んだ経験のある人や、団扇を使ってホタル狩りをしたことがある人はいても、ホタルブクロの花の中にホタル

   を入れて遊んだことがある人は皆無でした。

   最近は各地でホタルの養殖をしたり、農薬の使用が減ってきたせいか、ホタルを見る機会が増えた気がしま

   す。とはいえ、まだまだそれほど一般的ではないですが。


   話しが横道にそれてしまいました。

   それでは、とても良く似ているホタルブクロとヤマホタルブクロの見分け方です。

   違いは萼片にあります。

   花を吊り下げている萼の部分を見てください。

   下の画像の矢印の部分です。

   画像画像






















   先ず最初に左のホタルブクロの画像を見てください。

   矢印の部分です。

   ホタルブクロには萼と萼の間に付属片があり、それが逆立ちをしているように、反り返っているのです。

   次に右のヤマホタルブクロを見てください。

   萼と萼の間には付属片がありません。なんだか怒り肩のように見えますね。これがヤマホタルブクロの特徴

   なんですよ。

   両種の違い、これでハッキリとしましたね。

   一見すると似ているようでも、良く見るとこんな違いがあったのですよ。

   画像画像























   左画像のホタルブクロは人里近くに多く、右画像のヤマホタルブクロは山地から高山の礫地など、標高の高い

   場所に生えます。

   ホタルブクロは北海道から九州まで、広範囲に分布し、人家周辺に多いので馴染み深い花ですが、ヤマホタ

   ルブクロは東北地方から近畿地方までの山よりに分布します。

   ですから分布が重なる地域以外では、割と簡単に見分けられるでしょう。

   花が美しいために栽培されることも多いので、稀に栽培から逸出したものや、残土の移動などで、分布圏以外

   で見つかることもあります。

   花の色は、どちらにも白花があります。地域によっては白い花しかない場所もあります。

   一般的に花の色はヤマホタルブクロの方が濃い色をしています。

   山道の崖が崩れているような場所に好んで生えるのもヤマホタルブクロの特徴です。

   富士山にはヤマホタルブクロが多く、7月から8月が最盛期ですが、遅いものは10月はじめ頃まで咲き残って

   いたりもします。

   ホタルブクロの花期は6月から7月で、ヤマホタルブクロより1ヶ月ほど早く咲き出します。

   まだまだ梅雨のさなかですが、雨のしずくにしっとりと濡れた花も風情がありますね。

   画像画像






















   ホタルブクロ(右画像)とヤマホタルブクロ(左画像)が混生していることも稀にはあります。

   上の画像は同じ日の同じ場所で撮っています。花の距離は5メートルと離れてはいないのですよ。

   私の故郷は群馬県の山間部ですが、ホタルブクロのことをトッカンバナと呼びました。

   咲いた花をちぎって、花筒の中に息を吹き込むと、トッカーンと破裂音がするからです。

   野辺の花を手折ってトッカーン、トッカーンと破裂音を楽しみながら、野山を遊びまわったものでした。

   今にして思えば、それほどたくさん、どこにでも咲いていたのです。

   いまそんなことをしたら、回り中からヒンシュクをかうことでしょう。

   

   
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   昨年、京都の高雄の旅館だかで、ホタルブクロの花の中に実際にホタルを入れて、照明を落とし、

   闇の中に浮かび上がる淡いホタルの光りを楽しむ、というテレビ番組を見ました。

   テレビ局のお願い的な要素は感じましたが、なかなか幽玄な雰囲気を醸しだしていました。

   上の画像は、しとどに濡れたヤマホタルブクロです。雨滴によって、花筒がうっすらと透けて見えます。

   中のメシベが淡いホタルの光りにもにて、雨の中でドキッとさせられました。

   梅雨のさなかの外出も、まんざら捨てたものでもないな、と感じた瞬間でした。







   (画像はいずれも2008.6.23 愛知県設楽町の山の中で)

   あなたのホタルブクロに関する思い出も、是非聞かせてください。
   特に花の中にホタルを入れて遊んだ経験のある方の話しは大歓迎です。

   毎度のことですが、画像はクリックすると大きくなります。

   

   

   

   

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
 みかんさん、こんばんは
「ホタルブクロとヤマホタルブクロ」あわてて自分の写真探しました。
4年前に標高1000m位の所で撮っていたのですが 図鑑もロクに
見ず「ホタルブクロ」としていました (^^ゞ

 みかんさんの写真と何度も見比べて萼を見ているのですが アングル
に問題ありで 来月機会あれば撮り直ししなければ なんて思っています。

 
風太@佐賀
2008/06/26 00:33
トッカンバナの呼び名、とっても懐かしいです。
遠い昔、学校帰りに叩いてよく遊びました。
両種の分布状況を少し調査したことがあります。
群馬県はホタルブクロ9に対し、ヤマホタルブクロ1の比率です。
長野県はヤマホタルブクロ9に対し、ホタルブクロは1でした。
佐久地方、伊那地方は全てヤマホタルブクロのようです。
伊那在住のある先生の依頼で、ホタルブクロを届けたことがあります。
もちろん栽培目的では無く、観察会の教材として使用したようです。
「所変われば品変わる」の最たる事例でしょうか。
上州花狂い
2008/06/26 07:35
風太さん おはようございます。
先日は色々とお世話になり、ありがとうございました。
九州での撮影なら、多分、標高が高い場所でもホタルブクロの可能性が高いと思います。植物写真では、同定が可能となるアングルは必要ですが、そのことばかりにこだわっていると、どうしても絵柄が味気ないものになってしまうので、やはり植物の持つ雰囲気は大切にしたいですよね。
みかん
2008/06/26 08:59
上州花狂いさん おはようございます。
群馬県と長野県の分布の比較、面白いですね。片方しか分布していない地方ならともかく、両種が分布する地域での片寄りは、いったい何が原因しているのか興味がありますね。
ところで叩いて遊ぶ、と聞いて、私も遠い記憶が戻ってきました。花を手のひらにタテに乗せて、上から軽く叩くと、ポンと小気味良い音がするのでしたね。何しろ50年ほど前の記憶なので、すっかり忘れていました。
イタズラ小僧だった私は、土手に咲いている花をちぎることなく、自分が腰をかがめて花の中に息を吹き込んで破裂させていました。そうすると後からやってきた悪童が、トッカンバナをつんで、破裂させることができずに悔しがったからです。そんなことをしても、ホタルブクロの花は次から次へと花を咲かせ続けてくれました。
みかん
2008/06/26 09:19
みかんさん、みなさままた宜しく御願いします。ヤマホタルブクロ、ホタルブクロどちらも身近に咲いています。ヤマホタルブクロの方が少ないのですが両方見られるのは嬉しい事ですね。
子供のころ手の上でたたいて音をさせ遊びました。いくらでも咲いていたので飽きるまで遊びました。
富士山で咲いているヤマホタルブクロは地面すれすれに大きな花を咲かせて別の植物のようですね。富士山に近い内に行ってきたいです。
ayaya
2008/06/26 13:35
みかんさん こんいちわ〜
朝から梅雨寒の一日で、炬燵にでも入りたいくらいです。

ホタルブクロとヤマホタルブクロ、大変興味深く拝見しました。
雨に濡れながらの撮影で風邪など引かれませんでしたか?

ちなみにこのブログのお写真は、ケイタイで撮られているのでしょうか?
azami*は、カメラ機能を使いこなす事が出来ないので、とても信じられないくらい素晴らしいですね。
「弘法筆を選ばす・・・」ということなのでしょうね。写真の構図や撮影のポイントは、花の特徴を良く知っていればこそなのですね。
いつも素敵なお花をありがとうございます。
azami*
2008/06/26 14:29
ayayaさん こんにちは。
両方が見られるのは楽しいですよね。きょう近くのお宅の庭に白いホタルブクロが満開になっているのを見ました。庭から逃げ出して道路際にも何本か咲いていました。
富士山のヤマホタルブクロは特に色が濃くて、素敵ですよね。道路脇の斜面にいっぱい咲いているので、ドライブしながらでも楽しめます。そろそろフジハタザオの白い花も咲き出していることでしょう。
みかん
2008/06/26 15:44
azamiさん こんにちは。
みかんは晴れ男なので、梅雨時でもあまり雨に降られることがありません。この日も途中まではくもりで、花を撮影している時に、降ったりやんだりの天気でした。家の近くまで戻ってくると真夏のような晴天でした。
わざわざ雨を追いかけに行ったようでした。きょうも撮影に出ましたが、あまりの暑さに汗ダラダラです。知多半島は夏ですね。
このブログの画像は、すべてケイタイでの撮影です。銀塩やデジカメと比べると、思うような色が出なかったり、ピントが合わなかったりで、イライラすることもあります。ケイタイは軽いので片手で撮れますし、また銀塩やデジカメでは不可能なアングルが簡単に探せるので、面白くもありますね。もう少しケイタイで遊んでみようと思っています。
みかん
2008/06/26 15:59

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