みかんの花日記

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zoom RSS ササユリ

<<   作成日時 : 2008/06/02 21:12   >>

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   梅雨まじか、ササユリの季節がやってきました。

   葉が笹の葉に似ているところからこの名があります。

   東のヤマユリに対して、西のササユリと言えるほど、日本を代表する百合です。

   上の画像のように色の濃いものもありますが、普通はもう少し薄いピンクが普通です。

   花の色はうっすらとしたピンクが標準ですが、白から、かなり色の濃い個体まで、株によって色の変化が多い

   のもササユリの特徴かも知れません。

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   生える場所はススキ草原が主な生育地ですが、海辺の草地から林縁部まで、生える環境は多岐にわたりま

   す。そのせいか、葉の幅や厚さなどに変化があり、日本の百合を長いこと研究していた清水基夫さんは、海岸

   型にはヒロハササユリの名前を与えています。

   また、四国の高知県のものは葉に白い覆輪がでるものが多いのでフクリンササユリという呼び方もします。

   花に良い香りがあることは、実物を見たことがある人は良く知っているところです。

   ところがこの香り、生える場所によって微妙に異なります。

   少しいやな匂いに感じられることもあります。総体的には多くの人が良い匂い、と感じる匂いなのですが。

   画像画像























   日本に野生するユリで、ササユリによく似たユリがもう一種類あります。

   新潟、山形、福島県だけに分布するヒメサユリです。見た感じは良く似ていますが、花のある部分を見ると

   違いがハッキリとわかります。

   それはオシベです。花粉の色が違うのです。

   ササユリは上の画像のようにオシベ(花粉)の色が赤いのですが、ヒメサユリはオシベの色が黄色です。

   ユリの花は、花が開いてくると6個あるオシベの先端(植物用語では葯と言います)が二つに割れて、くるっと

   反転します、最初はエンジ色をしていますが、葯が反転して花粉が出てくると、見事な赤い色となるのです。

   上の画像の2枚は、撮影している間に開いてきたばかりの新鮮な花なので、まだ花びらが花粉で汚れていま

   せん。この花に蜂などがやってくると、花粉は蜂の背中にもたくさん着きますが、下にも落下して、花びらに

   赤い花粉が付着します、数日でオシベは縮むように小さくなりますので、咲いている花を見ても、オシベの状態

   で、咲いてからどのくらいの日にちが経っているのかがわかるのです。

   ちなみに、上から2枚目の画像の花は、咲いてから2日以上経っていて、花粉の色も薄くなっています。

   
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   植物写真家というのは、かなりわがままです。(みかんだけかな?)

   妥協しません。探します。いつまでも待ちます。

   より綺麗な個体を求めて、上の画像はうまい具合に2本並んでいたササユリです。

   花が咲くのを待ちました。光がやさしい光りになるまで待ちました。探して待って半日、汗だくだくになって。

   そして、結果は今ひとつ気に入りません。合格点は付けられるのですが。

   花の赤みが少ないのです。こればかりはどうにもなりません。

   この日のスーパーモデルは他にもいました。下の画像がその個体です。

   生えている場所、花の色、葉の形、まさに非の打ち所がないのですが、こちらのケイタイに問題がありました。

   ただ押すだけのケイタイでは、何回押してもオシベやメシベにピントが合わないのです。

   なぜ、なんで、を連発しながら挑戦したのですが、どうやっても無理、最後まで思うようになりませんでした。

   ボツにするには余りにももったいないので、あえて登場してもらいました。

   パソコン上の処理でシャープネスをほんのわずかかけてます。でもオシベやメシベにはピントが合っていません

   事情が今ひとつわからないのですが、携帯電話の画像では、時としてこんな失敗もあります。

   銀塩カメラやデジカメではしっかりと記録したので、笑ってはいられるのですが・・・・。

   画像






















   ササユリの花は5月下旬から6月中旬にかけて最盛期を迎えます。

   標高が1000メートルを越えるような場所では、花期は7月から8月はじめになることもあります。

   花が美しいために掘り取られることも多いのですが、定期的な草刈などの手入れをして、保護に努めている場

   所もかなりたくさんあります。ですが、ユリ王国と呼ばれる日本から、次第に姿を消しつつあるのも事実です。

   この花を自治体のシンボルマークにしているところは、分布の北端にあたる新潟県糸魚川市から、四国は愛媛

   県久万町など、多くの自治体が採用しています。

   それだけ人々に親しまれている証拠かも知れません。

   これからもずっと咲き続けて欲しいものです。








   画像はクリックすると大きくなります。大きな画面でも楽しんでくださいね。

   (撮影は2008.5.30 愛知県鳳来町で)



   

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
みかんさん、こんばんは!
そろそろ、ささゆりが彼方此方のBBSで見られるので、昨日、昨年咲いていたところを探して見ましたが、ありません。
今日、見たところではまだ固い蕾でした。
後、少し待ってみましょう。
それから、タツナミソウで悩んでいます。
こちらのタツナミソウ〜一応、3種類ほどあるような気がします。
草丈の違いと咲く場所などで。
今日は又、別の場所〜道路の脇で咲いているのですが、丈は短いですが、葉の裏は赤っぽいですが、これら全て、下唇に模様がありませんが花色は濃い(紫濃い)です。
お忙しい時に済みません。m(_ _)m

関東は梅雨入りしましたね。
こちらも間近でしょう。
かげろう
2008/06/03 03:26
かげろうさん おはようございます。
こちらも昨日梅雨入りしたようです。きょうは台風の影響でどしゃ降りです。雨はうっとうしいですが、農作物にはなくてはならないですね。
ササユリは地方によっても、かなり咲くのにずれがあるようです。いま咲いてるのは主に丘陵地でしょうね。
タツナミソウは画像を見ただけでも同定の難しいものが多いので、この説明では皆目?です。
みかん
2008/06/03 09:23
食欲旺盛というか、食いしん坊の自分は、“百合根”を想像します。
どんなユリも食べられるのですか?
ちょっと不謹慎な質問で失礼します。

みかんさんの画像はいつも綺麗に撮れているので感心しますが、
そんな苦労やこだわりも感じずに、のほほ〜んと拝見させて頂いてます。

これからも楽しませて頂きますので、よろしくお願い致します。

でこぽん
2008/06/04 21:37
でこぽんさん こんにちは。
八百屋で百合根として売っている百合は、ほとんどがオニユリです。苦味が少ないのと、栽培が容易なのが適しているのだと思います。ヤマユリの根は子供の頃食べたことがありますが、その他の百合は食べたことがありません。ですから、すべての百合根が食べられるかは?です。
ケイタイでの撮影はピント合わせが自由にならないのと、機種によっては色の出方にかなりの差があります。今みかんが使っているケイタイは、淡いピンクが思うように出ません。いちばんの泣き所です。
みかん
2008/06/06 16:26

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