みかんの花日記

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zoom RSS ウワミズザクラ

<<   作成日時 : 2008/05/02 16:56   >>

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   今どこでもウワミズザクラが花盛りです。

   花の季節になると、この木はこんなにもたくさんあったのかと思うほど、あちこちで真っ白く咲いています。

   白いブラシのような花がたくさん咲きます。

   木全体が遠目でも真っ白くみえるほどですから、花の数はどの位あるのでしょうか。

   プラシのように見える花に、思い切り近づいてみました。

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   白くて長い穂のように見える花は、じつは小さな花がたくさん寄り集まって花の集団を形成していたのです。

   良く見ると白い花びらが5枚あり、それよりはるかに長いオシベがたくさん突き出して、さながら瓶ブラシのよう

   な形を作っていたのです。

   この小さな1輪の花、何かに似ていると思いませんか?

   そうです、誰もが知っている梅や桜の花と構造が一緒なのです。ですから、少し植物に詳しい方なら、この花

   の構造を見ただけで、すぐにバラ科サクラ属だとわかるのです。

   花だけでなく、葉や皮目のある木肌も桜に良く似ています。

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   樹皮に傷をつけたりするとクマリンの香りがします。

   クマリンと言ってもわかりにくいですよね。和菓子の桜餅を食べるときに、包んである桜の葉を噛むとプンと香る

   あの匂いのことです。

   花のイメージは随分違いますが、桜に近縁ということがおわかりいただけましたか。

   ウワミズザクラの蕾は東北地方や新潟県などでは、山菜として利用します。

   つぼみが膨らんできた頃に採集し塩漬けにします。それがアンニンゴと呼ばれる山菜です。また、同様に若い

   果実も塩漬けに利用します。果実は最初赤く、後に黒く熟しますが、塩漬けに利用するのは、まだ青い色づく

   前の若い果実です。色づいた果実は、果実酒として利用します。

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   上の画像は開きかけた蕾ですが、塩漬けに利用するのはもっと前の段階、まだ固い蕾のうちに採集します。

   酒のおつまみなどに最適ですが、最近は作る人も少なくなったようです。

   木全体が、まるで白い雲がたなびいているかのように見える花の季節は、なかなかいいものですよね。

   
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   このウワミズザクラ、じつは昔から吉凶を占うための大事な樹木でもあったのです。

   この材の上面に細い溝を何本も掘り、その上で亀甲を焼いて、できた裂け目で吉凶を占う亀ト(きぼく)に重要な

   役割を果たしていたのです。

   ですからウワミズザクラの語源は、ウワミゾザクラが訛って生まれた名前だとも言われています。

   樹皮は桜の代用として、細工物などにも利用されています。

   このように様々に利用されるウワミズザクラですが、分布は北海道から九州まで、どこの山地でも比較的普通

   に見ることができます。

   やや標高の高い亜高山帯などでは、花期は6月のはじめ頃になります。

   緑の風、と呼べばぴったりするようなさわやかな風が、花の中を吹き抜けてゆきます。

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   (画像は2008.5.1 滋賀県マキノ町で撮影)

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
ウワミズザクラって始めて見る花です。福岡でも咲いているのかな?分布からしたら咲いているのでしょうね。今晩から鹿児島へ旅に出ます。こんな知らない花に幾つ出会えるかな?
ぽんぽこ
2008/05/02 21:01
イヌザクラはもっと疎らに花がついているのでしょうか。
(・・?)
アライグマ
2008/05/03 00:51
みかんさん、こんばんは!
このウワミズザクラ・・・風にふかれてゆ〜らゆら、かげろう地は大木で見上げないと・・・・。でも花期の時期が短いですよ。これも甘い香りがするのかしら?
かげろう
2008/05/03 01:01
こちらでもあちこちでウワミズザクラが満開です。
真っ白で山道を車を運転していても良く目立ちます。
車を止めて、挑戦するのですが、風に揺れて、写真を撮るのに一苦労です。

へそ曲がりな私めはイヌザクラを撮ろうと近くの山に行きましたが、まだつぼみでした。こちらは花も小さく地味で、あまり映えませんね。
家の前の畑の淵にあったものも切られてしまいました。
ウワミズザクラなら切られなかったでしょう。

やまそだち
2008/05/03 08:17
みかんさん、こんにちは!
ウワミズザクラは奥多摩などでよく見かけます。
今年はまだ見てませんが、近くで見るとこんなに繊細なつくりだったとは知りませんでした。
みかんさんの詳しい説明で、ウワミズザクラとの出会いが楽しみになりました。
今度は、近くでよく観察してみます!!
たんべぇ
2008/05/03 17:40
こんにちは。
ウワミズザクラ、↑の“たんべぇ”さんのコメントにもありますように
奥多摩方面でもとてもきれいに咲いていました!
遠目でもよく目立ちますし、近くで見ても面白いのですが、
みかんさんの下の2枚の写真くらいの、ブラシが鈴生っているのが
わかるくらいの距離が一番面白いと思いました。(^^ゞ
nekoppana
2008/05/03 18:04
ぽんぽこさん 今晩は。
滝めぐりの最中ですね。ウワミズザクラは熊本県まで分布してますから
福岡の山でも見られると思いますよ。頑張って探してください。
みかん
2008/05/04 20:54
アライグマさんはGW、どちらにお出かけですか。
やまそだちさんのコメントにあるように、イヌの方が地味で目立ちません。花期もウワミズザクラより少し遅く、花の色は白と言うよりクリームがかって見えます。決定的な違いは花穂のつく場所が異なります。
みかん
2008/05/04 21:01
かげろうさんは田んぼの季節ですから、さぞかし忙しいことと思います。
ウワミズザクラの花の香りですが、是非自分の鼻で確認してみてください。新しい発見があるかも知れませんよ。
みかん
2008/05/04 21:04
やまそだちさん 今晩は。
どちらにお出かけになっているのかな?
毎日見ているブログがお休みだと、少しガッカリします。GWの作品楽しみに待っていますね。
みかん
2008/05/04 21:06
たんべぇさん 今晩は。
新潟、佐渡の旅、楽しまれたようで何よりです。
ちょっと行程がハードでしたね。アワガタケスミレはともかく、フジスミレまで自力で探すとは脱帽です。佐渡のどんでん山や金北山など、今ではすっかり有名になり、かなり荒れました。私が花の山として新聞や雑誌にたびたび紹介したことを、今では後悔しています。もう30年以上も昔のことですから、時効でしょうけど、現在の荒れ方を目の当たりにすると、
ほんとに慙愧に耐えません。
 まだ外海府に道路が通じていなかった頃の佐渡は、花の天国でした。
みかん
2008/05/04 21:23
nekoppanaさん 今晩は。
連休は二人してどちらの山でしょうか。相変わらず花を楽しんでいる様子は、ブログで拝見しています。また機会があればご一緒しましょうね。
私は最近はデジカメに挑戦しています。銀塩、ケイタイ、デジカメと3足のワラジはさすがにしんどい。ウワミズザクラはかなりいい加減な撮影で
申し訳ない気分なんですよ。
みかん
2008/05/04 21:32
みかんさん、みなさまこんにちは。こちらではウワミズザクラははや終わりかけています。大きな木が白い花を沢山つけて近くでもあちこちで見かけて嬉しくなりますが今度はイヌザクラの咲く時期になりますね。見栄えは地味でも毎年会いに出かけます。以前、大きな枝が台風で折れているのに出会ったときは胸のふさがれる思いでした。今年4月28日はまだ固い蕾でした。今年も咲くことでしょう。
ayaya
2008/05/05 10:36
ayayaさん こんにちは。
あいにくきょうは、こちらは雨です。こどもの日なのに、ちびっ子達にとっては残念な天候になってしまいました。一年中で野山が最も華やぐ季節ですから、大人でも雨はいやですよね。
イヌザクラも早いところでは咲き出しますね。花々の移り変わりは早いものです。
みかん
2008/05/05 14:02

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