みかんの花日記

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zoom RSS みかんの携帯写真教室3     どこを切り取るか

<<   作成日時 : 2008/03/06 10:28   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 9

   ふたたびオオイヌノフグリを例に。

   携帯に限らず、写真では、どこをどのように切り取るか、が最も大事な要素となる。

   綺麗な花が咲いていたからと、ただ漠然とカメラを向けただけでは、出来上がりは決して

   綺麗には写らない。

   写真でも画像でも、綺麗に撮るコツのひとつは、なるべく不要なものを入れないことであ

   る。作品と呼べるようなものに仕上げるには、頭の中で常に引き算をしていなければなら

   ない。引き算というのは、撮りたい対象を絞る(つまり切り取る)ということである。

   
画像







   上の画像が私が携帯で撮影している原版のサイズ(480×640)である。

   常にこのVGAサイズに設定している。

   画像をクリックしてみて欲しい。

   するとこの大きさに拡大になる。私は携帯で撮影するときに、常にこのサイズで見ること

   を念頭に撮影している。パソコンで見る場合、タテ位置の画像でもヨコ位置の画像でも、

   パソコンの画面に収まり、なおかつある程度の大きさになって見やすいからである。

   携帯電話で見るだけならば、こんな大きなサイズで撮る必要はない。

   待ち受け用の画面サイズ(240×400)で充分である。小さなサイズで見るほうが欠点はカ

   バーできるが、ある程度のサイズで見るクセをつけておかないと、自分の欠点になかな

   か気がつかないし、写真は上手くならない。

   
画像








   上の画像は、畑の隅に咲いていたオオイヌノフグリの群生を、人間の視線で上から見下

   ろしただけの画像である。

   これでは第三者に訴えかけるものが何もない。じつにつまらない画像である。

   あなたもそう思いませんか。

   ところが、この画像の中のある一部分を切り取;れば、魅力あるオオイヌノフグリになるの

   である。先ず最初は、誰が見ても上の場所のごく一部であることがわかる画像から紹介

   してみよう。

   画像

























   思い切り花に近づいてみたが、どの部分に近づいたかわかるだろうか。上の画像の真ん

   中よりやや左手、黄色っぽい石が見えるあたりである。

   このようにある部分を切り取ることによって、オオイヌノフグリの花はより印象強くなるので

   ある。ここで重要な役割を果たしているのは、小石や枯れ草であることに注目して欲し

   い。植物の生える環境をさりげなく入れることによって、画像の臨場感がより深まるので

   ある。花がたくさん咲いている所が、必ずしも絵になるとは限らない。

   とはいえ、オオイヌノフグリは群生して咲く花である。春爛漫の雰囲気を表現するのに、

   群生して咲く花を、あえて外す必要はない。

   次に花の群生を表現して切り取ってみた。

   画像























   俯瞰して写した画像の、いちばん左端、折れ曲がった枯れ草が2本見えるあたりを切り取

   ったものである。これでも悪くはないが、私の意図する画像はもう少し被写体に近づいた

   感じのものである。この画像は同じ場所であることをわかってもらうために、やや引いて

   撮っている。

   私が意図した群生する画像は、下の画像である。微妙な違いがわかるだろうか。

   
画像







   ひとつ上の画像よりさらに被写体に近づいているのである。

   このサイズの画面であれば、このくらいの花の数の方が群生した感じに見え、なおかつ

   力強くみえるのである。

   この画像のポイントは、右上から斜めに突き出している3枚の草の葉と、のの字のように

   巻いている枯れ草である。こういった脇役を上手に配しないと、画面がうるさく汚らしくな

   るので注意が必要である。

   自然の中では、人間が捨てたゴミ以外、何ひとつ不要なものはない。枯れ草であれ、違

   う植物の葉であれ、それらを邪魔だからといって取り去ったり、動かしたりしたらいけな

   い。自然は人の手が加わると不自然になる。

   上の画像で物足りなさを感じるなら、さらに被写体に近づいても良い。

   画像























   このくらいの花の大きさまでなら、違和感を覚えず群生している花の状態を想像すること

   ができる。この場合、注意しなければならないのは、画面の四隅をよく見て、中途半端に

   花が切れていないか、確認する必要がある。花びらの一部が中途半端に切れていると

   画面が美しくなくなる。

   上の画像を例にとるならば、右上の花の右側が少し切れているが、このくらいまでだと

   咲いていることが見る人に充分に伝わるので、花を切る限度かもしれない。

   被写体に近づけば近づくほど1輪の花が大きくなるので、余計に中途半端に切れる花び

   らが気になるのである。







   (画像はすべて愛知県半田市で 2008.2.29 に撮影)

   次回はタテ位置かヨコ位置か、について

   

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
みかんさん、こんにちは。
私のブログをご覧下さったそうで有難うございます。
下手な写真でも、見ていただくことが向上への第一歩だと思って頑張っています(汗)

みかんさんの今日の記事の中で思い当たることがあります。
>枯れ草であれ、違う植物の葉であれ、それらを邪魔だからといって取り去ったり、動かしたりしたらいけない。
う〜〜ん、なるほどと思いました。私も経験あります。どなたかがアケボノスミレの傍に生えていた草をナイフのようなもので切ったようで、撮れた写真はどこか不自然でした。
http://blog.goo.ne.jp/tanbeeyama/e/58af6c1d0029f8007657a3b1f106951f
右端の写真です。
草の切り口がいくらか古くなっているので、私の行為ではないと理解していただけると思いアップすることにしました。
自然保護の意味でも、邪魔な草などを切り取る行為はもってのほかだと思いますが、私自身も邪魔な草を手で押さえたりすることがありました。これからは意識を変えようと思います。



たんべぇ
2008/03/06 16:47
こんばんは。
カモミールの件、ありがとうございました。酒ばかり飲んでいて、せっかくのメッセージに気がつくのが遅れてしまいました。
滝の写真は自分なりのスタイルが出来てきたと思うのですが、花は「可愛い!」と「特徴を記録しよう」だけで写しているみたいです。見せる(魅せる)アングルとフレームが大事なのは分かっていても、感性がついていかなきゃ見えないんです。
ぽんぽこ
2008/03/08 00:48
今日は。公衆電話の代わり発信専用に使っていた携帯電話付属?のカメラの能力に敬意を表します。道具は使いようであることが良く分かりました。携帯カメラに露出機能まで付いている事を知りませんでした。昨年から銀塩を止めデジカメに転向したのですが、写真教室の刺戟で持ち運びに便利な携帯写真機の勉強有効活用も考えたいです。
3月7日埼玉県小鹿野町の節分草と座禅草の花を見に行ってきました。今年は寒さのせいで10日位開花が遅れていました。節分草の花びら(萼片)白の質感を出すのに携帯教室の露出や構図を頭に浮かべながら苦労して撮影しました。
場違いですが、「コゴメイヌノフグリ」同定有難う御座いました。
えいえっち
2008/03/09 12:53
たんべぇさん 今晩は。
自然の中で写真を撮るということは、大なり小なり自然にダメージを与える行為だと私は考えています。どんなに気を使っていても、やはり自然に負担をかけることに違いはありません。そういう意味では、植物から見れば私などはとんでもない輩なのだと思います。
撮る人の気持ちは、必ず画面の中に現れる、と私は思っているので、何かのCMみたいですが、何も足さない、何もひかない、というのが、自然写真に対する私のポリシーなのです。
みかん
2008/03/10 19:22
ぽんぽこさん 今晩は。
酒は百薬の長とも言いますから、度を越さなければ良いのではありませんか。私は呑んべぇではありませんが、美味しい酒を少し、の口です。特に仲間が集まる時には、酒はなくてはならない潤滑油の役目だと思っています。
花が好き、それが何よりの上達の秘訣ですよ。
みかん
2008/03/10 19:31
えいえっちさん 今晩は。
二刀流って結構大変ですよ。デジカメ1本で撮ることを薦めます。私はデジカメを持っていないので、ブログ用に携帯で撮っているだけで、これはあくまでお遊びです。せっかく撮るのなら、少しでも見られるような画像にしたい、という単純な発想なのです。携帯写真教室はデジカメでも参考になることがあると思うので、その点だけを吸収してくれたら幸いです。
みかん
2008/03/10 19:39
こんばんは、豊橋在住のイナと申します。
時々拝見させていただいておりますが、初めてコメントさせていただきます。
こんな前の記事へのコメントでは、気づいていただけるかどうか危惧しながら・・・

なるほどなるほどという思いと、ミカンさんの自然への思いやりが、ヒシヒシと伝わってきます。
自分も写す花に夢中になり、気が付いたら足元の花を踏んづけていたなんてことを時々やらかしますので、深く反省します。
しかし、こんなポイントになることを「タダ」で公開していただいていいのかな?という気になります。
ありがとうございます。

お暇なときに私のサイトもご訪問いただければ光栄です。
http://imou.cocolog-nifty.com/
イナ
2012/02/14 19:14
イナさん 今晩は。
少し古い当ブログへようこそ。歓迎しますよ。
さなえさんの掲示板でイナさんのセツブンソウを拝見してきたばかりです。どうぞ今後ともよろしくお願いします。
今豊橋のアトリエというコーヒー喫茶でいがりまさし氏が写真展をやっています。ご存知かも知れませんが、暇を作って見ることをお薦めします。
イナさんのサイトには時間がある時にゆっくりとお伺いしますね。
みかん
2012/02/14 22:14
みかんさん、こんばんは。

拙いブログにわざわざお越しいただき、ありがとうございます。
大変光栄に存じます。
いつの日か、フィールドでお会いできたらなぁ、と思っております。

いがりさんの写真展のご案内ありがとうございます。
お話を聞きながら拝見させていただく予定で居ります。

みかんさんのブログに、リンクをさせていただきたいと思っております。
どうかよろしくお願いします。
不都合のございます場合は、ご連絡下さい。

イナ
2012/02/16 19:29

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