みかんの花日記

アクセスカウンタ

zoom RSS フラサバソウ

<<   作成日時 : 2008/02/28 09:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 14

画像画像
























   フラサバソウという奇妙な名前は、フランスの植物学者フランシェ(Adrian Rene Fran

   chee 1834−1900)とサバチェ(Paul Amedee Ludovic Savatier (1830−1

   891)の名前の頭文字からとってつけられた。

   パリ自然史博物館にいたフランシェは、サバチェと共著の形で「日本野生植物目録」を出

   している日本通である。

   二人は当然日本にもやって来ていて、明治の初めに長崎でフラサバソウを採集し標本に

   していたのである。当時は海軍の軍医としての来日であった。

   そのため、この幸運な帰化植物は、二人の植物学者の名前をもらったのである。

   画像画像
























   フラサバソウはユーラシア原産の帰化植物である。

   日本には江戸時代に入ってきた。開国を迫られた江戸幕府は、長崎の一部を開放したが

   そんな場所に真っ先に異国から入ってきた、いわば帰化植物の元祖である。

   当時はどんな場所に生えていたのか知るよしもないが、フラサバソウは道端などのどうと

   いうことのない場所に帰化している。上の画像2枚は、私の家の近くの道端に生えている

   状態である。道路わきの植え込みの下などに、どっさり生えている。

   画像画像



















   日当たりの良い場所に生えたものは、まだ寒い今頃の季節は、葉の色がベージュから

   赤紫色をしている。木の陰になるような(右画像)場所では最初から緑色をしている。

   フラサバソウの特徴は、全体がともかく毛深いのである。

   画像
画像








   葉から茎から萼にいたるまで、長い毛が生えている。葉の形は右画像のような切れこみ

   があるので、この特徴さえ覚えておけば、はじめて見てもすぐにフラサバソウとわかるだ

   ろう。フラサバソウの多くは、港湾近くから分布を広げたようである。長崎をはじめ、神奈

   川県の横須賀などは古くから知られていたフラサバソウの自生地である。私の住む半田

   市も近くに港があり、外国からの船がよく入港する場所である。私がはじめてフラサバソ

   ウを見たのは、宮崎県の高千穂峡だった。こことて延岡港が近いから、なんとなく納得で

   きるのである。

   ところで、フラサバソウも多量の種子を作る。だから発芽の量もすごい。

   画像
画像












   芽生えるとすぐに双葉の真ん中から毛むくじゃらな本葉が伸びはじめる。

   発芽率は極めて良いので、どっさりと生えた株全部がほぼ成長する。もやし状になりな

   がらも、そのすべてに花が咲くのだ。中には双葉の展開だけで花を咲かせる株もある。

   ともかく種子を作って子孫を残そうという気持ちが旺盛な植物らしい。

   成長もきわめて早い。

   画像画像























   本葉が数枚になればすぐに花が咲く。花の直径は3〜4ミリと小さいが、花の最盛期にな

   ればたくさんの花が咲いて、花好きの目にはとまるだろう。

   オオイヌノフグリやタチイヌノフグリなどと同じ仲間の帰化植物で、種子も多量に作るのに

   何故かフラサバソウの分布速度はきわめて遅い。特別の意味でもあるのだろうか。

   画像画像























   (2008.2.20〜2.27 愛知県半田市で)

   

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
やはりそちらは開花が早いですね。
我が家のフラサバソウは昨年は3月4日に見られました。
今年は寒いので1週間は送れると思います。
我が家の庭のものは、何年か前、種を調べようと持ち帰ったものを庭に捨てたものが居座ったようです。
やまそだち
2008/02/28 20:43
こんばんは。
こんどの休みにフラサバソウを写して「恐るべし!フラサバソウ」をやろうと計画していましたが、先を越されちゃいました。私の近所ではヤエムグラと競合してフラサバ君が勝っています。一斉に発芽して地面に光が当らなくする戦略が成功しているのでしょうね。
ぽんぽこ
2008/02/28 23:05
こんにちは。

敷地内の古い家屋を壊して、跡地で畑の真似事をし始めて20年ぐらいになります。今では野菜は作らなくなって畑は花畑となっていますが、7,8年程前から急にフラサバソウが生え始めました。それまで畑に生える草といってはお決まりのオオイヌ君やハコベ、ナズナ、ホトケノザ、タチイヌノフグリなどだったのが、アッという間にフラサバソウが蔓延ってしまいました。繁殖力たるやすごいものがありますね。最初は見つけては抜くんですが、毎年、3月ぐらいには諦めの境地です。
我が家はそう言えば海の近くで、港湾にも近いといっても良いような場所です。
畑に生える雑草も、変遷があって、最近はマメカミツレなども結構蔓延っています。
観察していると、面白いですね。
keitann
2008/02/29 11:42
やまそだちさん 今晩は。
今日はこちらは暖かい一日でした。いろいろな花が咲き出してきましたが、やはりこちらの方が少し開花が早いようですね。花と葉ですが、またかち合ってしまいましたね。
みかん
2008/02/29 19:32
ぽんぽこさん 今晩は。
季節を追いかけるとどうしても似たような花が登場してきますね。視点が違えば同じ植物でも一向に構わないのではないですか。同じ花でも人それぞれの見方や考え方があるわけですから。是非「恐るべし!フラサバソウ」やってください。アップの綺麗な画像も拝見したいです。
みかん 
2008/02/29 19:40
keitannさん ようこそお越しくださいました。
畑や庭のある人がうらやましいです。畑があれば野菜も作りたいし、草花もどっさり植えたいですね。みかんはマンション住まいなので、植物はすべて鉢かプランターなので、世話がとても大変です。夏などは朝と夕方の水やリが大変です。小さな鉢でも鳥や風が種子を運んでくるので、思わぬものの出現にビックリすることもあります。
どうぞまた是非遊びにいらしてください。
みかん
2008/02/29 19:52
みかんさん こんばんは〜
「イヌハコベ」ではなくて「イヌコハコベ」なのですね
自分ではそう読んでるし、そう書いてるつもりなんですが
ついつい書き易いように、言い易いようになってしまうものなのですね(^^:
最近良くあることなのですが、自分で言おうとしたことと
行ってる言葉が違うことありませんか 私だけなのでしょうか(^^:
やっぱり年のせいでしょうか
きちんと正確に覚えなくてはいけませんね
もし指摘していただかなければ、イヌハコベのまま刷り込まれていたでしょうね
フラサバソウは家の庭にも沢山生えています
毛深い葉に小さなお花、これはこれでとても可愛いお花ですよね
でもちょっと触るとお花がポロリと落ちてしまいますね
いっしい
2008/02/29 21:44
いつしいさん 今晩は。
花びらが切れ込んでいるので離弁花のように見えますが、オオイヌノフグリ同様に合弁花ですから、不用意に花に触ったりすると、そのままの形でほろりと散ってしまいますね。新鮮なように見えても、不意にポロリと散るので、撮影の時は花に触れないように気をつけています。
みかん
2008/02/29 23:28
先日、フラサバソウと初めて出会いました(^O^)
写真では見ていましたが、オオイヌノフグリによく似た小さなお花なんですね♪ 近所では見かけないフラサバソウでしたが、みかんさんの写真のように所々で群落をつくっていました。双葉の群落も可愛かったです!  
ハッチ
2008/03/03 19:10
ハッチさん 今晩は。
ハッチの花散歩いつも拝見してますよ。フラサバソウに出会えてよかったですね。今後も増える傾向にあると思うので、いずれはごく普通の帰化植物になるかも知れませんね。春の花が多くなってきたので、これからますます楽しくなりますね。お互い頑張りましょう。
みかん
2008/03/04 00:43
乗り遅れましたが、一言コメントさせてください。
群馬県でフラサバソウがはじめて確認されたのは1999年4月のことです。
発見のニュースは地元紙に大きく掲載されました。
イヌノフグリは随所で観察できますが、フラサバソウは稀な植物です。
現在、太田、伊勢崎など数ヶ所で確認されているだけです。
上州花狂い
2008/03/05 19:46
上州花狂いさん 今晩は。
ご無沙汰してしまいました。そろそろ春の花が咲き出してきたので、また忙しくなりますね。群馬でのフラサバソウの分布状況をお知らせいただき、ありがとうございます。一度定着すると、それ以降の繁殖力がすごいですよ。
みかん
2008/03/05 21:49
みかんさん こんにちは。
私の住んでいる茨城県南部地域でもフラサバソウが花を咲かせ始めました。
手持ちの帰化植物図鑑の多くには九州を中心に帰化していると書いてありますが,現在では関東地方にまで広く帰化していると考えてもよいのではないかと思っております。
ただし,帰化植物だから強いのかと思っておりましたけれども意外と場所を選ぶらしく,限定された場所でしか発見できません。競合する他の植物に負けてしまうのでしょうね。
電脳中年A
2008/03/13 07:53
電脳中年Aさん おはようございます。
帰化植物の消長は時代とともに変わっていきますが、フラサバソウは強いですが、爆発的に広がる植物ではないようです。ですが、最近は温暖化の影響か分布速度が早くなってきたような気がしています。関東地方には、現在では広く分布しているようですね。
みかん
2008/03/13 08:47

コメントする help

ニックネーム
本 文
フラサバソウ みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる