みかんの花日記

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zoom RSS 湯布院にて その1

<<   作成日時 : 2008/01/30 00:19   >>

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   湯布院は由布岳の麓に広がる人気のある温泉地のひとつである。

   豊かな湯量を誇り、徹底したイメージづくりが行われ、今や日本の温泉地の中では

   いつも人気の上位をしめている。

   朝は毎日霜柱ができ、踏めばザクザクと音を立てるが、何故か霜は降りなかった。

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   そんな由布院に滞在した4日目の朝、目覚めると、うっすらと庭が白い。

   「ワオッ、霜だ」思わず声に出して飛び起きる。

   滅多に霜など降りない暖かい知多半島に住んでいる私は、旅先でもない限り、霜の朝に

   など巡り会えないのだ。

   目的のリンドウを撮影できなかった私は、いささか落ち込んでいた。時に雪の舞うこの季

   節に、他に撮影の対象となるものは何もなかったからである。

   7時30分に朝食を済ませ、近くの山裾まで車で送ってもらう。毎日同じ温泉ではつまらな

   いだろうから、今朝はここに湧く温泉に入りに来る予定であった。

   車を降りるなり私は温泉の玄関ではなく、隣にある畑へと向かった。寒い地方に住む人

   にとっては、毎日の出来事かも知れないが、私にとっては千載一遇のチャンスなのであ

   る。温泉にのんびりつかっている場合ではないのだ。

   
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   見慣れたはずのオオイヌノフグリが、束の間、まるで別の植物のような、全く違う世界を

   作り出す。普段だったら見向きもされないような冬のロゼットが、朝日が射しこむまでの

   わずかな時間に、キラキラと輝くのである。

   繊細なガラス細工を壊さないように、畑の縁や土手を注意しながら、早く早くと自分をせ

   かせながら歩く。

   
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   べったりと幅の広い葉を広げているのはスイバである。

   同じスイバでも葉が赤かったり黒かったり、株によって異なるし、注意して見ていると

   草の間に瑠璃色のジャノヒゲが見つかったりもする。

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   キーンとした朝の冷たさが指をかじかませる。鼻水が出そうである。

   でも朝のこの時間を大切にしないと、束の間の世界が融けてゆく。もっと写さなければ

   もっと歩かなければ、と気ばかりあせる。

   すでに花を咲かせていたホトケノザも、そのほとんどが淡い霜の中に包まれてしまった。

   どこにでも咲いている花だが、ほんのひとときだけ、普段とは別の顔を見せてくれた。

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   遠くに霞む由布岳上空が、いよいよ空の青さを増してきた。

   きょうも晴天の一日がはじまるらしい。

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   どうぞクリックして大きな画像でご覧ください。

   次回のその2に続きます。

   (画像はいずれも2008.1.27 大分県湯布市湯布院町で)

   

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
みかんさん、こんばんは!
実家では(熊本)↑の踏めばザクザクする霜柱は楽しくて良く遊んでいましたが、こちらでは少ないです。但し、草花に落ちた霜は沢山見ます。
砂糖菓子みたいに美味しいそうですよね。ロゼット状の草花も姿が変わります。
寒いけど、自然の造形は素晴らしいです。いつも見ているのは贅沢でしょう。
かげろう
2008/01/30 02:04
みかんさん、こんにちは。
リンドウは残念でしたね。

でも、霜が作り出す造形は、芸術品ですねー。
私も郊外に住んでいたころは、庭に下りる霜を楽しむことも出来ましたが、
町なかのマンション暮らしでは、霜も見られません。

久々、湯布院に行きたくなってきました。
Yasuko
2008/01/30 12:27
みかんさんが住んでいる知多半島は暖かく、霜がおりないんですね。
湯布院も結構寒いんですね。
田んぼからの由布岳いいですね。

今年の5月中旬に会社の同期会が別府で行われますので、1日か2日延ばしで
由布岳近辺を歩いて見ようと思っています。
その時期は何が見られますか?
鶴見岳の登っても良いかなと思っています。
やまそだち
2008/01/30 14:36
 みかんさん、こんにちは。
リンドウは惜しかったですね 花をぜひ見たいものです。

私も霜に縁取りされた草花をねらっておりますがなかなか
機会がありません。
風太
2008/01/30 16:34
こんばんは。
リンドウを探しに九州に来ておられたのですね。由布岳といえばフデリンドウしか見ていません。冬に咲くリンドウも見てみたいですね。
それと、イヌノフグリのみかんさんの続編を「野の花便り」の方で作りましたので、お時間があるときに覗いてください。
ぽんぽこ
2008/01/31 02:42
かげろうさん こんにちは。
ニュースで見ると東京はすごい雪です。映像を見ただけでブルブルです。
由布院では私もザクザクと霜柱を踏みつけて感触を楽しんできました。かげろうさんの所もまた除雪が大変のことと思います。大変でしょうが頑張ってくださいね。
みかん
2008/02/03 10:49
Yasukoさん こんにちは。
九州から帰って風邪気味だったのに、無理して撮影に出たのが悪かったみたいです。インフルエンザに罹ってしまいました。鬼の霍乱か、滅多に病気とは縁のない生活を送っているので、油断をした、というより、どうしても撮りたいものがあったので出かけたのですが、携帯電話を忘れていって、踏んだりけったりでした。で、迷わずタミフル飲みました。「町医者のつぶやき」も呼んでいましたし。それにしても最近はインフォームドコンセントが徹底しているな、と強く感じました。
みかん
2008/02/03 11:02
やまそだちさん こんにちは。
東京駅の雪の映像を見ながら、病み上がりのみかんはブルブルです。知多半島はきょうは雨です。名古屋で雪でも知多半島は雪が降ることは滅多にありません。ですから霜の朝を体験できるのは、とても貴重なんですよ。
5月の九州は鶴見岳よりも由布岳の方が花は楽しめると思います。キスミレの春とはまた違った多くの花が咲いています。
みかん
2008/02/03 11:16
風太さん ようこそお越しくださいました。これからもよろしくお付き合いください。特殊な状況下での撮影というのは、狙ったからといってそれが成功するわけでもなく、偶然的なところも多分にあると思っています。自分がイメージしたような写真が撮れるのは、ホントに難しいですね。
みかん
2008/02/03 11:23
ぽんぽこさん こんにちは。
今回の目的は阿蘇だけでした。湯布院には親しい友人の別荘があり、今回も友人と一緒に久し振りにのんびりと過ごしました。何しろ晴天でないと開かないリンドウなので、翌日は黒川温泉に遊びに行ったり、普段の慌しい植物探索とは全く違う日々を過ごしてきました。
みかん
2008/02/03 11:41
みかんさん、インフルエンザでしたか!
それは大変でしたね。あれはしんどいですよね。

インフォームドコンセントは、医師にとっても患者さんにとってもとっても大切なことです。
治療方針や薬の処方について、十分納得していただいてからでないと、
治療を進めることができませんしね。

インフルエンザは、例年だとこれからが本番と言ったところです。
どうぞ皆様、お気をつけください。
Yasuko
2008/02/03 22:53

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湯布院にて その1 みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
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