みかんの花日記

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zoom RSS ナノハナ

<<   作成日時 : 2008/01/17 20:55   >>

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   冷たい風をものともせずに咲くナノハナ

   まるで太陽と青空をひとり占めするかのように。

   知多半島では昨年末からナノハナは咲いています。

   この画像はきょう、1月17日の撮影です。

   観光のために植えられたものではない、畑のすみで咲く数株のナノハナ

   菜の花畑と呼ぶには抵抗があるほどの小さな規模です。

   私はこんなナノハナに心魅かれます。

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   食用にするための菜っ葉が、大きくなりすぎると花を咲かせるために薹が立ちます。

   そして花を咲かせたのがナノハナです。

   ですからナノハナという名前は植物名ではないのです。

   ナノハナというのは、漢字で書くと菜の花で、菜っ葉の花の総称名なのです。

   野菊などと呼ぶのと一緒ですね。

   菜の花の色は黄色や白やうす紫などがありますが、私たちが菜の花と聞くと、とっさに

   黄色を思い浮かべるのはなぜなのでしょうか。

   それはやはり、日本の野菜の歴史が関わっているような気がします。

   最近の食卓の野菜を見るとコマツナ、カブ、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、

   チンゲンサイなど、非常に多彩で豊富です。ですが、ひと昔前ならば、こんなに豊富な

   野菜はなかったのです。お正月に飾るハボタンだって、あれは菜っ葉なんですよ。だから

   季節が進むとちゃんと黄色の花が咲きます。

   
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   昭和30年代までは、日本でも菜の花の栽培は盛んでした。日本全国、どこでも一面の

   菜の花畑を見ることができました。その主目的は、種子を絞って作る菜種油を取るための

   栽培でした。今でこそ菜の花畑は観光目的へと様変わりしてしまいましたが、とても重要

   な作物だったのです。

   江戸時代、電気のなかった時代には、ナタネ油は行灯や灯明の大事な灯油でもあった

   のです。さらに昔にさかのぼるならば、栽培の痕跡は縄文時代にまでさかのぼります。

   それらの元となった菜っ葉の花の色が黄色だったので、日本人は、菜の花と聞くと、とっ

   さに黄色を思い浮かべるのではないかと、推察できるのです。

   私たちのDNAの中に、菜の花イコール黄色は深く刻み込まれたものなのです。

   簡単に言ってしまえば一種の刷り込みですね。

   話しが横道にそれてしまいました。

   ナノハナに戻しましょう。ナノハナはアブラナ科です。たとえ正しい名前を知らなくても花弁

   の枚数を数えれば、すぐにアブラナ科とわかります。

   4枚の花びら、6本のオシベ、1本のメシベ、そして長角果(ちょうかくか)と呼ぶ細長い果実

   とりわけ、花の構造が4枚の花弁、というのが良い目印となります。

   現在一般にナノハナと呼ばれるのは、主にアブラナ科の中でもアブラナ属の植物で、野

   生化しているものでは、河原の土手などを黄色に染めるセイヨウカラシナやセイヨウアブラ

   ナなどがあります。

   
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   おまけ   近くにはこんな花も咲いていましたよ。

   カラスノエンドウ(左)とスイセン(右)です。

   カラスノエンドウなどは日に日に花の数が多くなっています。

   次回はスイセンを紹介します。

   画像画像






















   そうそう、忘れるところでした。前回のタンポポですが


           答えは  セイヨウタンポポ  でした。

   
   やさしかったでしょ。







   (画像はいずれも2008.1.17 愛知県知多市で)

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
菜の花と見て、今回は色んな菜の花の区別の仕方かな?と思いましたが違ったみたいですね。この仲間でも大根はちょっと色が違うみたいですね。白〜紫の花だと大根の系統だと思っていいのかな?カブの仲間は黄色の花と聞きました。
ぽんぽこ
2008/01/17 22:32
おはようございます。
初めてお邪魔します。先日はありがとうございました。
アブラナ科の植物をはじめ、他の植物についても類似植物の区別が難しく、みかんさんのブログを見させて頂いてとても勉強になります。里山の保護活動に関わるようになり植物の観察をしています。素人の私には図鑑だけでは分からないことも多く、とりあえず自分で色々な植物を見ることから始めています。季節が変わると初めての植物に出会うことの連続で名前もなかなか覚えられませんが、そんな出会いも嬉しく思っています。今後も勉強させて頂きたく宜しくお願いいたします。
ハッチ
2008/01/18 09:26
みかんさん、こんにちは。
ナノハナ興味深く読ませていただきました。
私が育った福岡県の田舎町では筑後川の河川敷が一面菜の花に覆われます。
昔、畑(田んぼ?)で栽培されていた種が逃げ出し増えていったのでしょか?
それは見事な光景で、今では春の風物詩となっているようですが、私が子どもだった頃は河川敷の菜の花は記憶がありません。
繁殖力が強いとみえてアッという間埋め尽くされたといった感じです。
春に帰省することが少ないので最近はあまりお目にかかっておりません。それにしても、あの菜の花はセイヨウカラシナ、セイヨウアブラナどちらなのかしらと確かめたくなりました。
たんべぇ
2008/01/18 12:16
ぽんぽこさん 今晩は。
毎回毎回お勉強ではイヤになりませんか。気まぐれなみかんですから、これからも、あちこちで道草をするつもりです。
似たもの同士のネタはあるのですが、ここは花好きの人達が気軽に遊びに来てくれるサロンみたいな所、と考えているからなんですよ。ぽんぽこさんくらい植物の知識があれば、あまり役に立つことはないかも知れませんが、これからも時々は遊びに来てくださいね。
みかん
2008/01/18 18:57
ハッチさん 今晩は。ようこそお越しくださいました。歓迎します。
突然に失礼な書き込みをしてしまったと、深く反省しております。
なのにご丁寧なコメント、真摯なその心構えに、こちらが襟を正す思いです。
これからも、どうぞヨロシクお付き合いください。
みかん
2008/01/18 19:03
たんべぇさん 今晩は。
セイヨウカラシナとセイヨウアブラナですが、これらにも最近は困ったことが起きていまして、両種の雑種や他のアブラナ科の植物との交雑がかなり進んでいるようです。日本は品種育成においては世界のトップといえるほどの技術を持っていますが、自然界においてはハチやアブなどのポリネーターが勝手に新品種を作り出しているようです。
それにしても一面の菜の花は、心がうきうきと弾むものですよね。
みかん
2008/01/18 19:23
みかんさん、こんばんは!
こちらで少しだけ野に咲いているものは、多分セイヨウカラシナかと思いますが・・・少し辛味があり芽だしはゴマ和えで食べます〜(かげろう地の荒地のものです)セイヨウアブラナとセイヨウカラシナの違いは??
生えているのは多分雑種かしら??

それから、みかんさん、御願いがありますが・・・kagerou掲示板がスパム攻撃に遭いまして全て消えてしまいました。申しわけありません。
たしか、アドレスが入っていたと思いますが、保存していなかったので消えてしまいました。m(_ _)m
今日、アキチョウジの霜柱が綺麗でしたので、BBSにUPしますので宜しく御願いします。(シモバシラの霜柱は条件が悪く・・・あまり綺麗ではありませんでした)
かげろう
2008/01/19 03:17
かげろうさん こんにちは。
セイヨウカラシナとセイヨウアブラナの違い、花の季節になったら、やってみましょうかね。
それにしても大変でしたね。スパム攻撃ですか。アキチョウジの霜柱拝見しました。やはり色々な形があって面白いですね。私はまだシモバシラの霜柱しか撮影したことがありません。他の植物の霜柱も色々見たいな、とは思っているのですが、なかなかチャンスがありません。
みかん
2008/01/19 11:47

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