みかんの花日記

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<<   作成日時 : 2007/12/19 22:48   >>

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   きょうは気の遠くなるような、はるか昔の話しをします。

   今から2000万年以上も前の日本の話しです。

   主役は画像のユリノキです。

   


   ユリノキは北アメリカ東部に広く分布するモクレン科の木で、高さは60メートルに達する大

   木となります。英名はTulip tree(チューリップツリー)と言います。

   花の形がチューリップのような形をしているからなんですよ。

   花びらが薄緑色をしていて、底の方だけがオレンジ色をしているという、ちょっと変わった

   感じの花を咲かせます。

   日本では街路樹や公園などに植えられているので、見たことがある人も多いと思います

   が、高い位置に花を咲かせるので、見にくい花でもあります。

   葉の形がまた変わっています。(下の画像参照)
   
   画像画像























   左が葉の表面、右が葉の裏側です。葉裏はかなり白いですね。

   秋になると葉は黄色く色づきます。

   この葉、何かの形に似ていませんか。

   そう、半纏によく似ていますよね。

   ですから日本ではハンテンボクの名前で呼ばれることもあります。

   晩秋になると葉は画像のように色づいて、ハラハラと散っていきます。




   じつはこのユリノキ、日本にも生えていたのです。

   大昔ですけれどね。

   2000万年も前のことですから、誰も見た人はいないんですけどね。

   でも、現在でもその痕跡を知ることはできるのですよ。

   ユリノキのふるさと、北アメリカ東部の温帯林と日本のフロラ(植物相)は非常によく似てい

   ます。現在の日本列島に近い形になったといわれる約1500万年より昔、中新世の時代

   に、ユリノキの祖先が日本にも繁茂していたのです。

   そのまぎれもない真実は、鳥取県の中新世の地層から発見された化石によって知ること

   ができます。

   その化石をみると、まるでユリノキそのものではないか、と思えるほど葉の形はそっくり同

   じなのです。植物は長い年月の間に進化するのが普通ですが、マツバランのように原始

   の形をとどめているものもありますし、みなさん良くご存知のシーラカンスの例もあります

   からね。

   このように、現在の日本では絶滅してしまったけれど、かつての日本には自生していた

   植物には、他にメタセコイア、イチョウ、プラタナスなどの仲間があります。

   気候変動や自然災害によっての絶滅なら仕方ないにしても、人為による絶滅だけは

   何としてでも防がなければならないと思います。

   近頃問題になっている地球温暖化などは、明らかに人為によるものなのです。






   (画像は近くのみなと公園で12月初旬に撮影。今ではすっかり裸木です)



   画像画像




















   すっかり裸になった木の枝先に、上向きの花柄がまだしっかりと残っています。

   ドライフラワー状のこの花柄の上部にツンと立っている部分が果実なのです。

   もう少し側に近づいて見ます。

   画像画像






















   果実は真ん中の軸についています。

   風に乗ってクルクルと舞いながら飛散します。

   右の画像が落下した種子です。翼が袋状に膨らんでいます。種子は元の方のちょっと膨

   らんだ部分に入っています。

   適度の湿り気がある場所では、翌年に発芽することもあります。



   (追加画像は2007.12.27 半田市のみなと公園で撮影)   
  

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