みかんの花日記

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zoom RSS Arisaema について

<<   作成日時 : 2007/12/07 16:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

  

   サトイモ科のテンナンショウ属のことを学名でアリサエマ(Arisaema)といいます。

   分類が厄介な種類です。

   花の咲いている季節であれば、形の特徴的なものはある程度わかりますが

   種子の季節では、何という種類なのか私はお手上げです。

   詳しい方がいたらご教示ください。

   画像は11月のはじめに群馬県で撮影したものです。何という種類かわかりません。

   ですが、この真っ赤に熟す果実は、被写体としてかなり魅力的です。

   
画像










   果実が真っ赤に熟す頃には葉は枯れます。今立っている花茎もやがて倒れてしまいま

   す。紅葉した木々の下で出会うこの果実には、いつもドキッとさせられます。

   たくさんついている赤いつぶつぶ、最初はこれが種子だと思っていました。ところが、ポロ

   ポロと外れるこの赤い実は、じつは種子ではなかったのです。

   画像画像






















   


   上の画像はどちらも種子が良く熟した果実です。中には赤い粒々の大きさが不揃いのも

   のもたくさんあります。左の画像は果実がやや不揃いのことからも、知っている人は想像

   がつくと思うのですが、この粒のひとつひとつの中に数個の種子が入っているのです。

   多くは、ひとつの粒の中に2個から3個の種子が入っています。

   赤いのは種子を守っている袋だったのです。

   テンナンショウ属は雌雄異株です。(オスの株とメスの株が別々にある植物)

   果実をつけるのは当然メスの株です。

   私の今までの調査では、この株は来年はオスの株へと変身します。

   テンナンショウ属の多くは、果実をつけた翌年はオスの株に変わるものが多い。

   ただし土中にあるコンニャク玉によく似た球茎がある程度の大きさがあると、翌年もメス

   のままの株もある。

   簡単に性転換すると言われていますが、種子生産に要する養分を使い果たすと、オスへ

   と変わるわけです。

   花の雌雄を見分けるには、花の筒部を開いてみないとわからないのですが、慣れてくる

   と、咲いている花のサイズ(大きさ)でほぼわかります。今までの的中率は100パーセント

   でした。花が大きいのがメスなのです。

   日本だけではなく、外国でも多くのArisaemaを見て、撮影してきました。

   今年6月、中国で最も美しいといわれるArisaema candidissimum を見ました。

   激流のほとばしる対岸の岩場に、その花は点々と咲いていました。岩の隙間に咲いてい

   ることにも驚きましたが、なんともやさしい淡いピンクにため息がでました。

   何より悔しかったのは、側に近づくことができなかったことです。花が美しいために中国で

   も乱獲されて、身近な所では見られなくなっているそうです。







   (画像は2007.11.3 群馬県で撮影)

   ミズアオイさんのブログ、「石川の植物」では私も色々なことを勉強させていただいています。マムシグサのファイルに詳しい情報が載っています。興味を持たれた方は、訪問することをお奨めします。   

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
テンナンショウの仲間、実の状態でも種類が分かると良いですね!
今年はウラシマソウの緑色の実を初めて見ました。
真っ赤に熟したものはないかと探していますが、未だ出会っていません。
マムシグサの類は実を良く見るのですが、何故かウラシマソウは見つかりません。
やまそだち
2007/12/08 08:08
テンナンショウの仲間は雌雄異株で、今年の雌は次の年は雄に変身とは、面白いですね。
今日、三瓶自然館の学芸員さんと(今日はイズモコバイモのところの今年最後の
手入れ〜刈り取った杉や、下刈りの後かたずけ等などで)お話して。もちろん、テンナンショウの事も。
みかんさん、この学芸員さんにこのブログを紹介してもよろしいでしょうか??

来年は花の形、良く観察しましょう。
かげろう
2007/12/08 16:24
やまそだちさん こんにちは。
こちらは天気は良いのに冷たい風が吹いてます。
テンナンショウ属はあまりにも地方変異が多くて、なかなか手強い相手ですよね。そういえば私もウラシマソウの果実は見た記憶がありません。あんなにたくさんの個体があるのに、不思議ですね。我が家で栽培しているヒメウラシマソウもほとんどが栄養繁殖です。小球はたくさんできますが、花が咲くまでには数年を要します。
みかん
2007/12/09 11:51
かげろうさん こんにちは。
イズモコバイモの群生地のお手入れご苦労様でした。
コバイモの類は笹刈りなどの手入れをしないと、良い状態で維持できないですからね。限られた地域でしか見られない種類ですから、今後も大切にしてください。
私のブログにも多くの方が訪問してくれています。どうぞお知り合いの方に宣伝してください。書き込みしてくれる方は特に大歓迎です。
みかん
2007/12/09 12:06

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