みかんの花日記

アクセスカウンタ

zoom RSS リンドウ

<<   作成日時 : 2007/11/20 19:24   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像




   リンドウの仲間は、春に咲くもの、夏に咲くもの、秋に咲くもの、と真冬以外は長い期間に

   わたって見ることができる。リンドウ科は世界中に74属約1200種があるという。日本のも

   のはすべて草だが、世界には低木になるリンドウも知られている。

   そのうち日本には10属約30種が知られている。

   その中で科名を代表するリンドウが今回の主役である。

   画像






















   リンドウは北海道と沖縄を除けば、ほぼ日本全土に分布する。

   南限は奄美大島だが、奄美大島ではごく限られた場所にほんのわずか生育しているだ

   けだが、その他の地域では、海辺の草原から山地の高原まで、分布する生育幅は広

   い。馴染みの多い花だけに、長野県や熊本県では県の花、県花に指定している。

   花は9月頃から咲き出し、11月末頃まで咲いている。

   リンドウの花は光に敏感で、太陽が顔を出すと花開くが、雨の日や曇りの日にはつぼん

   だままである。特にリンドウ科リンドウ属ではそれが顕著である。

   日本のリンドウ属は13種ある。変種や品種を含めると、さらに7種ほど増える。

   最近になって九州の阿蘇で、大陸との共通種である新しい種類が見つかったという。

   この種類を私はまだ見ていないのだが、雪の残る中から、早春に咲き出すという。

   日本のリンドウ属の中では、秋に咲く種類は5種類ほど、その中でも分布の最も広いリン

   ドウが、やはり科名を代表するだけに、誰もがリンドウと聞いたら、とっさに連想する種類

   ではないだろうか。

   
画像








   花の咲いている期間は長い。 一輪の花も開閉運動を繰り返しながら、結構長い間咲い

   ている。だからひとつの茎の先端に何輪もが同時に咲いているが、これらの花の中を見

   ると、咲いた順番がわかる。リンドウは雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)といって、オシベか

   ら先に開いて行くのである。

   下の2枚の画像見ていただこう。先ず説明しやすいように2輪咲いた左画像から。

   画像画像
















   




   番号は咲いた順番を示しています。若い番号ほど何日も咲いている花です。

   1番の花を見るとメシベの先端が二つに割れています。これが花の最終ステージです。

   2番の花はオシベの中からメシベの先端が伸びはじめてきたところです。まだ先端は二つ

   に割れていません。

   次に右画像を見てください。

   1番の画像はメシベの先端が二つに割れ、子房(種子が入っている部分)がかなりふくら

   んでいます。種子が大きく充実してきていることがわかります。

   2番の画像はメシベが伸びだしてきたところ。

   3番の画像はオシベは花粉を出し終えて、これからメシベが伸びだしてくるところ。

   4番の画像は咲いたばかりの花、まだオシベがメシベを包んでいて、メシベは見えていま

   せん。

   このように同時に咲いている花でも、メシベやオシベの状態を見ると、花のステージがわ

   かります。リンドウの花びら、花冠(かかん)は散ることなく、いつまでもついています。

   晩秋の木枯らし吹きすさぶ中で、半透明に透けたり、枯れたりしながら寒風にさらされて

   いる姿は、ものの哀れを感じさせます。

   
画像





   リンドウの根や茎は、竜胆の名で、苦味健胃薬としても利用されています。

   薬理実験では、胃液分泌促進の作用、生薬のエキスには抗菌作用や消炎作用などが
   
   認められていると聞きます。

   花を楽しむだけでなく、こんなところにも思いを馳せてみると、また違ったリンドウの姿が

   見えてくるかも知れません。





   (画像はいずれも愛知県新城市の蛇紋岩地で、2007.11.19に撮影)
   

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ガッツ(がんばれ!)

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
りんどうは自宅の竹山へ行く時にありますが、墓場の側で頑張っています。
先日も主人が講中で不幸があり、お墓のお手伝いの時にリンドウが咲いていたと言っていました。今頃はこんな場所しかないのかな?
自宅前に少しはお引越ししてはいますが(自宅の竹山のもの)、これが又、大水の時に・・・でも頑張って咲いてくれました。
薬に利用するほどは花が無いのが寂しいです。
かげろう
2007/11/22 19:54
かげろうさん おはようございます。
身近でリンドウを見られる環境に住んでおられること、うらやましく思います。みかんの近場でも少し前ならリンドウを見ることができたのですが、最近は少し遠出をしないと見られません。近場の植物自生地がどんどん開発されていて、行くたびにガッカリしています。
みかん
2007/11/25 10:32

コメントする help

ニックネーム
本 文
リンドウ みかんの花日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる